兄弟海よ!妻は私を兄弟と呼ぶ、クリスチャンの習い

ウトウトと水割りの夢昼の夢波のごとくに打ち返す時

永平寺うちの叡山とよく似てる車で過ぎる夏の一日を
2トントラックに
沢山の腐った死骸を乗せて
叔父さんと二人で焼却炉へ

気まずい車内に酔ってしまうと
何故かだいすきなひとを
じわりじわりと思い出す


揺れる車内に散らされた腐敗臭 ...
例えば

この世界から私が消えたら

彼方は探してくれますか?

例えば

私が死んだら
 
彼方は泣いてくれますか?

彼方は

私の存在を...

...
漲っていく深夜の街を
あなたと走りぬける

夜風も何も感じない
景色なんか見る余裕ない
いまスピードは230km/h以上

だから
このしがみついている感触がすべて
この手を離せば
...
It’s my favorite blue blue bike.
It’s bike very first.
I think best it.

たしか なんかの懸賞だかで当たったんだっけな
...
1.風の運命


風はどこへでも行けた
神様がそう決めたから 
風は旅した
誰よりも自由だった

風は見た
いろんなものを
地平線のかなたの 鮮やかな光を
海をゆく 船の帆の白さ ...
空に

広大な波を連ねる積雲は
傾きかけた陽光に染められて

まるで天使の翼のように

輝く造形となる



地に

肢を縫いとめられた私は
目を細めては高みを見上げて
...
枕に顔を死ぬほどうずめて
呼吸ができないほど押し付ける
吐く息の温かさを知って
はじめて何かを知る
僕は生き物で僕の体は
勝手に立派に活動している

頬にある変な熱 ...
夏は涙を流してくれない


瑞々しい草木の
しなやかな手に雫を落とす


食卓のある窓の
鈍色ガラスに雫を垂れる

自分たちの体温に気づいた時
季節は泣いてくれる


...
あおいそらと
しろいくもと
とうめいなひかりが
わたしのあたまの
はるかうえで
たのしそうに
おどっていた


すん、と
せすじをのばしていない
そらとくもとひかりは
ほんとうに
たのしそうで
...
コーヒーカラーが
ミルクとまじりあう
そんな季節があった

選ばれたものだけが
ミルクとまじりあえた

牛乳屋さん
で働くあなたが
何も言わずにぼくと
まじりあってくれた

選 ...
夏の空の下で
君が問う

「あの空の向こうに自転車で行けるの?」

かつて、虹の向こうの国に
憧れたDNAが螺旋を組む

弾けた螺旋が
この空のどこかで星に
なるかもしれない

...
寒さに震えながら 畦道を 歩いていたら
冬は 寒いねえ と
顔なじみのハクセキレイに 話しかけられた

冬は 本当に 寒いねえ
ねえねえ 冬は寒いよねえ
冬は何で 寒いんだろうねえ
本当 ...
道端に乗り捨てられたセダンの
埃の積もったボンネットに
おまえを押し倒して
やりたい

ここで

すぐそばを特急列車が走っていく
サンダーバード
轟音を上げて
飛ぶように

い ...
火を噴くようなトランペット
きみに捧ぐ

向から覗く間に
吸い込まれるよ

暗い穴から通じろと祈るよ

 だから

引き金を引いて
きみを起こすよ
背中をあわせて
宇宙を見つめる

ひとりで360度を
見つめるのは無理だから
君とふたりで見つめよう

上も下も見つめ過ぎたら
あべこべに
なることもあるだろう

宇宙には
暗 ...
 
「立ち上がれ」
君にとって少し
キツい言葉なら
 
「立ち上がろう」
言葉を
かけてあげる
 
 
「寂しいよ」
君が言うのなら
 
「悲しいよ」
僕が言ってあげる
...
始まりの雨は容赦無い美しさで
僕の意識をもぎ取って言った
これで悲しくなどないだろう
そうして溺れてしまいそうな涙を
拭うことなく包み込んで
泣き声すら包み込んで
暗い夜に薄鼠色の夜明けを ...
十代の頃に戻りたい
クリスマスの光が心の大通りに灯っている
君を連れて行けなかった痛み
この曲が6年前に出ていたら
暗闇に瞳を浸し俯く
翼は飾り物のように開かない
励ましてくれるんだね
...
ひなはとうとう
自分が足をあげると
道路にはりついてる黒いかたちも
足をあげることに気づきました

ひなの世界にはまだ
「カゲ」という概念がないので
それは楽しい発見らしく
何度も足をあげて試してま ...
窓の無い浴室で右手にスポンジを握り締めて、かれこれ一時間が経過していた。
腕時計は靴下の横に置いて来たから、正確なことはわからないけれど。
あたしが集中できる時間なんてたかが知れている。
水垢の ...
アルカロイド:窒素を含む一群の有機化合物で、主に植物体から単離される塩基性物質。
分子中に窒素が結合していて、そのためにアルカリ性を示すので、
「アルカリもどき」を意味するのでアルカロイドの名があ ...
誰かが与えたいものが

誰かがほしいもので

誰もあぶれなければ
霧のエニグマ
降り停まり 指に纏え

…………………………

空に掴んだ
君の手を 僕は妬む

…………………………

霞み疲れた
恣意的な 下卑るソウル

………… ...
シャーペンの最後にいつも残る

出てこなくなった7ミリメートルは

言えそうで言えなかった言葉

書けなかった最後の言葉




捨てられずに残していたら

いつ ...
無音なんて瞬間はない
なんていったのは4分33秒のジョン・ケージか


見上げる路線図に刻まれた黄の疵は
痺れ絶えた僕の海馬を流す距離の苦厄紋様だ


ほら
見てみろよ
さ ...
呼吸が緩く渦を巻く
雨の涸れた風の世界

けれど風は
こちらからあちらへ
あちらからこちらへを繰り返し

その先の
どこへも流れない

白を放ち続ける街灯以外の
全ての静けさに横 ...
滑走路を見ていた

その先は海

青く小さな灯が
巨大を導く

旅人たちは
デッキに出て
期待と少しの不安と

このひとたちに
幸あれかしと

通り過ぎる風は
海の香りがした
 区画整理された綺麗なニュータウンの公園には滅多に人が寄り付かない。今も当たり前
のように公園は無人で、手入れだけは充分な植え込みのツツジが褪めた色の花をつけてい
る。雨が降っていて、辺りは青い薄 ...
使い捨ての帽子に
ミルクティが付着して
私は
何故か、はっとする
 
余りは沢山あるからと
笑いながら言う
これが人間だとしても
あなたは
笑うのだろうか
 
 
白いメッシュ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
旅行生田 稔短歌007/8/2 13:59
廃棄所ゆるこ自由詩5*07/8/2 13:41
薔浹自由詩207/8/2 12:50
深夜走行風音自由詩4*07/8/2 12:42
お気に入りの青掘鮎涼子携帯写真+...207/8/2 12:27
組詩「風」 青の詩人自由詩2*07/8/2 12:12
憧憬由希自由詩2*07/8/2 12:07
■■■  体温と鼓動  ■■■じゃんじゃっ...自由詩007/8/2 11:29
夏は泣かない悠詩自由詩24*07/8/2 11:27
ダンス小原あき携帯写真+...15*07/8/2 11:20
カフェオレ小川 葉自由詩107/8/2 11:07
憧れのちからシュガー・ソ...自由詩2*07/8/2 10:54
冬は寒い楢山孝介自由詩3*07/8/2 10:53
サンダーバード大覚アキラ自由詩207/8/2 10:32
いのるよnaho自由詩007/8/2 9:31
君と背中あわせシュガー・ソ...自由詩4*07/8/2 8:49
エール(優しさの歌)えいぼる自由詩107/8/2 8:26
虹色町の入り口辺りプル式自由詩3*07/8/2 7:59
歌って円谷一自由詩2*07/8/2 6:45
カゲとひなちゃんa/t携帯写真+...1107/8/2 0:03
tank日向夕美自由詩1*07/8/1 23:51
記憶の断片小説・ショートシネマ 「ロイド」虹村 凌散文(批評...1*07/8/1 23:49
世界平和a/t携帯写真+...207/8/1 23:46
断片756ムラコシゴウ未詩・独白3*07/8/1 23:22
7ミリメートル分の言葉むむ自由詩1107/8/1 23:22
氷点下15度の灼熱ムラコシゴウ自由詩607/8/1 23:21
静けさ松本 涼自由詩207/8/1 22:22
夜へとつづく道風音携帯写真+...2*07/8/1 21:41
レインフォール月見里司自由詩107/8/1 21:37
舞台裏山中 烏流自由詩7*07/8/1 21:32

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加筆訂正:
静けさ/松本 涼[07/8/2 6:42]
ちょっと直しました
5.68sec.