今あなたが食べた
その秋の実は
一年に一度しか実がならない
そんな生き物なのです
人の一生の中では
わずか五十回くらいしか
作ることができません
この秋の実ができるまでに
冷たい風 ...
初めてトメゾウさんのオムツ換えをしたとき、僕は当然のようにトメゾウさん、のうんこに触れた。トメゾウさんのうんこはとてもくさかった。指のあいだも、爪の隙間も、とてもとてもくさかった。だんだんトメゾウさん ...
ひとつ。
僕たちは、やさしい言葉づかいに気を使います。
この文脈における「やさしい」とは
ゆとり、教育における円周率3,14をおよそ3としてあげるやさしさではなく
旅先のトイレのドアをあけ ...
老人介護の
問題提起は
現代社会の
人間関係の
希薄さを
我々全員に突きつけています。
地域の
福祉は
善意の
奉仕によって
まかなわれるものの
やはり
現代社会の人間関係 ...
優しさに包まれて
フワフワしていて
気持ちが良い
体の力が抜ける
心の傷も
今日の辛さも
皆聞いてくれる
正しいんだ、と分かる
風呂に入り、汗を流し
ビールを晩酌
体が痛い ...
とにかくの左
何をすべきかわからなくなったときこそ
左
強く 弱く 速く
距離を取り 入らせない
距離を測り 右へとつなげる
腕の上を 叩く
腕の間を 打ち抜く
サークリング
相手を ...
名前はまだない
さんざめく光に晒されて
大声で泣き叫ぶ貴方は
まだ名無し
名前はもうない
業火の奥で真っ白になり
静かに手を合わされる貴方は
もう名無し
...
辛い事や苦しい事
楽しい事や嬉しい事
どちらを選ぶかと聞かれたら
僕は前者を選ぶ、もちろん後者も否定はしないが
何故かはよく分からない
それは多分多くを学べるから
そこから這い上が ...
太陽の抜殻が
うすく影をのばし
速度を落としていく
過ぎゆくものはみな
風の一部となり
思いとともに
彼方へとはこばれた
恋人がいま
海のまんなかで
夏の手紙を書いている
...
水や峡谷の国の演者が
水や峡谷の音を奏でれば
それが水や峡谷なのか
おまえの水や峡谷はないのか
孤独が{ルビ蠱毒=こどく}になるまでに
自身の何を殺してきたのか
それと ...
あなたに笑ってほしい。
そのために私は、いつも笑っていようと思います。
どれほどの悲しみが、みじめさが、苦しみが、この胸に渦巻いても、
あなたの前で、私は泣かない。
馬鹿な強がりで ...
簡単な語彙、
まるで水の中の魚みたい
な、こと。
喉に、つかえた繭を探して、
見つけて
瑞々しい言の葉、を
邪な ...
こうしてようやく眠りにつく頃には文字は無意味。それより、
倒れ伏したベットから耳に入る、とぎれがちな 車の音が好きだ
それは―、日々の重複を語る白紙の上で、最終行でしたためられる
幽霊達も愛用 ...
耳の聞こえない少女は
街中の人気者です
街の人たちは
人には言えない汚い言葉を
ここぞとばかりに少女にぶつけます
シンジマエ
アバズレバイタ
ジゴクヘオチロ
...
砂時計を反対に傾ける
上が下になって 下が上になる
視界が虐に成り
死海が逆に鳴る
餓えが舌になって 従う絵になる
逆さまにされることにより 再び時は創られる
女と旅に出た
列車に乗って
読み方の分からない駅で降りた
駅員のいる改札を
通り抜けるときに
よい旅をと
駅員に声をかけられた
ありがとうと言い返したが
もう駅 ...
今
空港にいるよ
あなたは
どこにいる?
濃密な数ヶ月のあとの
いとしき時
さよならから
じくじくと
痛みが滲み出て
せめて
飛行機に乗って
遠く遠くに行きたいな ...
いつかゆく
このばしょ
やんわりとした
ひとたちへ
ふりかえりつつ
おくる
おもい
ありがとう、と
ごめんなさい、の
リフレイン
わらっていてください
ぼ ...
痛みを知って臆病になった
勇気を出して踏み出したけど
また痛みを知ってもっと臆病になった
もう一歩はまだ踏み出せないでいる
向き合って生きるということは
剥き合って生きるということと言うと
皮を剥き剥きし合って生傷だらけになるし
逃げ惑う君を袋小路に追い詰めて
今にも死んでしまいそうな気持ちに追い込んで
そんな君 ...
部屋で一人飲むビールは、まずい
いや、まずいと言ったら極端だがあまりおいしくない
ビールの真のおいしさとは
仕事の後の解放感とか何かをやり遂げた時の達成感とか
野外でスポーツやライヴを観る楽し ...
やっと
見失っていた自分に
気が付きました
自分を取り戻していこうと
思います
ありがとう
君のおかげです
この感謝の気持ち
今は何も表せないけど
ありがとう
これが今 ...
灯りのともったキッチンから
作りたてのグラタンの匂いがした
お取り込み中の真剣な顔がおかしくて
ただいまは、たぶん言わなかった
暑いときには熱いものがいいんです
そんな説 ...
見え透いた言葉だけど
そう言わせてくれるなら
そう言っている僕を
受け入れてくれるなら
君の為、僕の為、
錆付いた何かを
呼び覚ませる
気がするんだ
のみすぎて
だきあって
六時に目覚めて歩いた舗道
あの時ふたり通った場所
いまは独りたどっている
ほんとうはあなたにみてほしかった
いくつもの顔
あのひとにさらけだしているの
...
怒ってない
怒ってない
だから
あなたが私に飛び込んで来ればいいのよ
何もカウンターで左アッパーを
当てようなんて考えていないから
かなしいかなしいかなしい
僕が爆発する
さびしいさびしいさびしい
君が爆発する
僕の気持ちは届かない
君の気持ちはわからない
いつか、なんていう ...
相変わらず
此処の景色は最高です
点と点を結び
“ハート”を三つ探しながら
合わせた輪郭を
愛おしくおもうのです
幸せを分かち合う
ふたりぼっちのネオン画を
描いてはにかむ
一輪挿し ...
金風が ふいている
豪奢な さびしさが
きみの横顔に かげをつくるのを
歌おうとして 韻律の
罠にはまっても 悔やまない
「ねぇねぇ奥さん、このところいかがです?」
「中の上、といった所かしらねぇ奥さん」
何処かで聞いたような
よくあるような
井戸端会議的会話も詰まっていそうな
丸っこい外郭
お喋り好きそ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋の実
ぽえむ君
自由詩
9*
07/9/3 13:36
少年Aによるレポート
しゅう
未詩・独白
0*
07/9/3 10:01
やさしい言葉づかい
〃
未詩・独白
1*
07/9/3 9:48
青少年による老人介護のガイドライン
〃
未詩・独白
0*
07/9/3 9:40
夏の日の終わりに
ペポパンプ
自由詩
4*
07/9/3 8:28
ゴールデン・ボーイ
FUBAR
未詩・独白
3*
07/9/3 5:53
創生
doon
自由詩
1
07/9/3 3:54
生
西平よしゆき
自由詩
2*
07/9/3 2:36
秋の海辺
小川 葉
自由詩
4
07/9/3 2:17
にくしみにかえて
木立 悟
自由詩
6
07/9/3 1:42
「道化師の祈り」
和 路流(N...
自由詩
2*
07/9/3 1:38
Disappointment?
やまぐちふぢ...
自由詩
7
07/9/3 1:23
[:handle
プテラノドン
自由詩
3*
07/9/3 1:23
聾唖の少女
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/9/3 0:33
Re :Birth
白川水
自由詩
0
07/9/3 0:27
旅
なかがわひろ...
自由詩
2*
07/9/3 0:27
エア・ポート
風音
携帯写真+...
2*
07/9/2 23:41
いつかゆく
玉兎
自由詩
3
07/9/2 23:26
どうかその先が光でありますように
fuchsi...
自由詩
1*
07/9/2 23:25
ムキムキ
七尾きよし
自由詩
1*
07/9/2 23:17
孤独なビール
新守山ダダマ
自由詩
3
07/9/2 23:15
やっと
森川仁司
自由詩
1
07/9/2 23:04
今宵ぼくらは
久遠薫子
自由詩
6*
07/9/2 22:58
君の為
森川仁司
自由詩
1
07/9/2 22:58
代替品
和歌こゆみ
自由詩
5*
07/9/2 22:46
幻の右
酸素の枷
自由詩
3*
07/9/2 22:19
いつかに向けた夜のこと
ゆうと
自由詩
1*
07/9/2 22:17
ふたりぼっち
見崎 光
携帯写真+...
0
07/9/2 22:07
そろもん(佳人の話)
みつべえ
自由詩
3
07/9/2 21:22
青色熊型硝子細工調味料入
明楽
自由詩
1
07/9/2 21:19
5354
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5394
6.05sec.