酸素の少ない我が脳内海洋はやや鉛色に近く
光源もなく海面の方角もわからず
足の向こうはるか彼方に海色の生命が消えてゆくのを
黙って見過ごす
生命の気配に希薄だ
伸ばしきって1メートルに満 ...
酔いたい
酔っていたい
いつも
いつまでも
いつも
いつまでも
喜怒哀楽
全てが連鎖するのなら
“喜”“楽”だけで良い
間抜けな思いを
叶えて下さい
僕を自由にして下さい
暗い暗い闇の中で
僕は何を思うのだろう
暗い暗い部屋の片隅で
僕は何を想うのだろう
この暗い世界で
僕は頭を抱えて籠った…
僕の心カラカラに
渇いてゆくよ
僕の心ガラガラと
崩れてゆくよ
僕の心ボ ...
自分達の都合で圧力をかけて
自分達の都合の良い様に動かしたがる
圧力に耐え切れなくなった者は
人を殺したり
自分を殺したり
異性をあてがわれたり
自分を殺していた者が
その矛先を ...
幾度か見あげた空に
映ったものがなんであったのか
たぶんもう忘れてる
紙パックの恋だったものは、いつも回収されて
手元に残されたのは飢え渇きばかりだった
今日もどこかで再生産されているだろう ...
悔しくて悔しくて
あらん限りの力を絞り、握り拳作った
でも僕の拳は虚空を空しく切るばかり
何がいけないのかわからない
どうすればいいかもわからない
暗闇のじっとりとした手触りだけが、切々 ...
懐かしい微笑みに抱かれる
暖かな夢を見ていた
もはや持病の腰痛が朝を告げる
胸の温もりも聞こえた鼓動も
現実じゃないかとの錯覚
もう少し眠っていたい
出来れば続きを見てみたい
も ...
いつも掬おうとして
指の間からこぼれ落ちていく
はらり はらりと
そんなふうに
掬いそこなったものが
ゆるゆると
私たちをほどいて
別のものにしていってしまう
すべての灯が消えて
私は闇と静寂につつまれた
携帯電話のディスプレイだけが
取り残されたかのようにひかっている
それも数秒したら消えた
今度こそ私はひとりになった
...
雨のなか
途切れた呼吸が
虫のように
ぴゅうぴゅうと
もれる空気音は
太陽の沈む音のようで
酸素ボンベのようで
どのみち消えてしまう手首に
そっとくちづけした夜 ...
札幌の上空でカモメが鳴いている
どうやらまだ私たちを海へと誘っているらしい
窓を開けていた部屋の分だけ
住宅街に波がよせて 返した
積み残した雲を片手に ベランダへ出た
澄んだ宵闇に満月 ...
この世界に殺されてはいけない
殺された自らの亡骸は
負け犬を見る様な目つきで
見られるからだ
世界は強大な狂気の塊
殺された自らの亡骸は
音も立てずに廃水の海へと
放り込まれ ...
名残の夕立に
溶けていく
そんなあなたが溶けていく
行って参ります母上
直ちに参ります父上
憎い青空と都が笑う音が
混じって溶合う未来へ行進する
ああ 君はまだ追憶の中には居ない
目を開けて
腕よ脚よ 生きているか
眼よ脳よ 息を ...
きみを想い
アスファルトが焦がれた
夏を想い
アスファルトが焦げた
鼻をつく異臭より早く
むせ返るような暑さがこみ上げ
無意識をも意識させる
無視など許されないように
アス ...
何度となく。
何度でも。
聴こえてくる。
君の声。
何で、今頃。
君を思い出すんだろう。
記憶の中の君は、
笑っていた。
記憶の中の君は、
泣いて ...
ナツノ星、
ナツノ空、
ナツノ海。
ナツノ、、、
すべて、ぬってしまいましょう、
貴方が眠りについた、
その後に。
貴方と私、
...
琥珀の虫の見た夢は
エメラルド色の王様が
鼈甲色の指輪して
熱いお水に一粒の
星のカケラを落とす夢
琥珀の虫が見た夢は
今も現にならぬまま
たとえるなら・・・
ガソリンは満タンで容量は5ℓ
ミッションで ギアはLOWと5速だけ
もちろんバックなんてない
加速は世界一
アクセルはあってもブレ ...
萩ノ茶屋駅は高架の上にある
連日の猛暑の記録を続ける午後3時
南海特急の銀の窓に太陽の光が反射して、見上げると
空にはほとんど雲がない
パチンコ屋の自動扉がとつぜんに開く
冷やりとした空 ...
真夜中の空
唸りをあげ
何かを言っている
僕はそれを聞こうとするが
何も解からない
誰か教えて…
この空から聞こえる
この唄を…
頭に浮かぶ言葉を書いてみる
あれでもない これでもない
いま自分が感じたことを伝える言葉は1つもそこにはなかった
いま自分が思っていることを感じさせる言葉は1つもそこになかった
必死になって考 ...
階段をのぼる足音の
海をさかのぼる
波音が今
わたしの深い
大陸棚に
ぶつかる音がして
なにも見つからない
ちいさく
広がるだけの星が
こぼれる秋
虫の声が燃えている
理 ...
群青の森から
逃げてきたものたちを
ひとつずつ捕まえる
白くやわらかい部分に
サインペンで名前を書き込み
(神聖なものはすべてKではじまる)
ありふれた雑踏の中へと
放り投げていく
グ ...
地球はきっと広くなってる
私たちの10倍も20倍もあるような
大きなトカゲの王様が
100も200もうろちょろしてた
そんな昔に比べれば
だというのに
どうしてだろう
こんなに広い星 ...
僕が不安だと
君は 時折思い出したように呟き
そっと 僕の袖を掴む
自分の感情と 人間の形の不確定さに
君は押しつぶされそうになって
言葉だけで繋ぐには 大きすぎる想いに
僕は
...
明日は皆既月食
もしも
ほんとに地球が
月を食べちゃったら
悲しいね
月のうさぎも
いなくなっちゃう
夜空に光も
なくなっちゃう
願い事も
できなくなっちゃう
...
07/08/27
明日は、
久しぶりに、
怪奇月食が見られます。
月が地球の影に入り
欠けるのが月食
影の中にすっぽり入り
太陽光 ...
僕はラッパを吹く
夜になると、もう銀色にはげた重いラッパを机の下から持ちだして
家の屋根の上で夜空に向かって元気よく吹く
パーパラパーぱっぱーパパー
たまに、近所のおじさんにすごく怒ら ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
観念の海と雑想
一般詩人-
未詩・独白
2*
07/8/28 3:39
陶酔
森川仁司
自由詩
0
07/8/28 3:31
連鎖
〃
自由詩
0
07/8/28 3:29
『洞穴』
神楽坂 猶叉
自由詩
1
07/8/28 3:26
圧力
森川仁司
自由詩
0
07/8/28 3:20
サンクチュアリ
アマル・シャ...
自由詩
2
07/8/28 2:46
空っぽのお空の下、夜の暗闇に融ける
白川水
自由詩
2
07/8/28 2:39
敗北者のうた
松本 卓也
自由詩
0
07/8/28 2:33
分離
杏
自由詩
7
07/8/28 2:32
闇の中で何を想う
優羽
自由詩
3*
07/8/28 2:14
深夜の揺らめき
ゆるこ
自由詩
1*
07/8/28 1:39
残暑
高橋良幸
自由詩
1
07/8/28 1:20
悖
路守 緒世留
自由詩
5
07/8/28 1:06
溶けていく
殿上 童
未詩・独白
2*
07/8/28 1:06
豊葦原
路守 緒世留
自由詩
3
07/8/28 0:58
蒸発アスファルト
零椅
自由詩
4*
07/8/28 0:54
さよならの残響。
狠志
自由詩
3
07/8/28 0:41
極彩色ノ万華鏡
やまぐちふぢ...
自由詩
2
07/8/28 0:34
琥珀の夢
亜樹
自由詩
1
07/8/28 0:28
おれ
ユウ
自由詩
1
07/8/28 0:21
夏
服部聖一
自由詩
1
07/8/28 0:18
むかしのし「空の唄。」
狠志
自由詩
1
07/8/28 0:17
もやもや
ユウ
自由詩
1
07/8/28 0:08
あたらしいもの
小川 葉
自由詩
6
07/8/28 0:07
K
Tsu-Yo
自由詩
4
07/8/27 23:43
面積の話
亜樹
自由詩
2*
07/8/27 23:33
君は詩が書けない人
ウデラコウ
自由詩
4*
07/8/27 23:28
皆既月食
風音
携帯写真+...
9*
07/8/27 22:59
〃
あおば
自由詩
3*
07/8/27 22:53
ラッパ小僧
柳瀬
自由詩
1*
07/8/27 22:53
5365
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5367
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5373
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5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
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5387
5388
5389
5390
5391
5392
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5400
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6.25sec.