記憶が
現在{ルビ=いま}を
浸食する

拭っても
消えない
まるで
コンクリートの
黒い染みのように

私は
記憶におびやかされ

日に日に増え続ける染みを
どうすること ...
雨が季節を変えていく

寒いほどの涼しさを携えて
降り続ける雨は

万物に等しく降り注ぎ

木や花は
久しぶりの雨を
むさぼるように

乾いた大地は
雨を吸って潤い

人々 ...
雨の名残のしずくが
葉々から伝い落ちる

久しぶりの雨に
葉や花が
笑っているように
淡い光を受けて

やさしく
しずくを
滴らせている
行き交う
小さな悪意と微妙な善意

溜息をつき、ふと見下ろせば

エノコログサ



都会の路の隙間から

ひっそりと顔を出す
猫の尾のような、ふさふさの穂



まさ ...
どこかの歌手なら
陳腐に唄うんだろう

地上に舞い降りた
僕の天使だとか

そんなの認めないよ
認めないさ

もし君が天使なら
天使に失礼だろう

だっ ...
行き場のない
公園が
たどり着く場所というのは
公園で
うろうろ
自転車が回る
公園には
行き場がない

なきむし
って
いうことばをしるまえに
なかなくなった
コンピュータ ...
自分でもよくわからずにつなぐ言葉タイトルという鎧は要らない 思うことを思うままに
吐きだすように綴っても
それはそれでまた傷つくだけ

好きなことをして好きなように生きている
と思っていても
なんだか満たされない

認めてほしいわけじゃ ...
庭に舞うチンダルブルーの鱗粉が日に灼かれて
ちりちり して
なんだか今日は風がうるさいなあ

小さい頃の家の庭にも
同じのが飛んでいて
つかまえようとしてもひらひら
ひらひらと

あ ...
かいちゃんの宝物
それはおしゃぶり
生後2ヶ月の頃から
いつもそばにいてくれた大事な友達

君さえいれば
かいちゃんはいつもご機嫌
夜もぐっすり眠ってくれるし
ママは正直大分君に助けら ...
太陽が
眩しすぎたから
どれもこれも
真っ白

花火は
刹那すぎたから
どれもこれも
真っ黒

鮮やかな記憶
以外 何も
残らない
残せない






{引 ...
ソーダ水の泡
の ように
すばしっこく
立ち逃げる
夏を
この手に
捕まえようと
追いかけ
追いかけていたら
気が付くと
そこは
刺激のなくなった
ソーダ水
の ような
九 ...
ソーダ水の泡
かき氷の雫
スイカ割りの一撃

球児の白球

蝉の羽ばたき
入道雲の高さ
夕立の土砂降り

夕暮れの風

花火の瞬き
祭りの笛太鼓
線香の煙

風鈴の音
...
今日で3週間と4日、
あたしとあなたの約束も程遠くなった。
(キスと体温をわすれるにはまだちょっと早い)

タピオカジュースを飲みたい彼には
あたしより先に気付くおんなのこがいる。
...
なにものにも奪われない心があったとして

その心が体を持って

この世にあり続けるのは

罪でしょうか?


その心は時と共にあり

体は確かに老いていくのでしょう


誰 ...
見送る後ろ姿のせつなさは
一瞬で泡となった
困り顔
つたない「すいません」
バスに乗り遅れたことを
早鐘打たせながら
感謝する
この人に乗り遅れてはいけないと
粟立たせながら
ココロ ...
トリックポップな走馬灯
舌で転がす運命的邂逅
バックステージダンサー逆さま転倒
吐まらないハッカ飴
懐かしくて懐かしくて
泣きだしそう
いつまでも終わらない隠れんぼ
飽きることなく
棒 ...
自己意識の中で利口な行動は望んでいない
手に入るだけの苦痛と恐怖を注いで
溢れないばかりの悪夢を心臓に詰め込んでいく

自己愛故に殺そう
悪夢の中は全ての人への悪意と恐怖
条件を解決してい ...
木の匂いがするものに
羽がおいしげり
季節を旅した

木目に張られた弦は
春夏秋冬の調べを
思い残すことなく
飛び続けた

西の水平線の
はるか向こう側
目覚めたばかりの朝が
...
例えばさあ

愚痴を言わない、人を批判しない、全てを赦す

一日だけって思ったらけっこー簡単に出来た

誰でもちょっとだけなら神さまになれるみたいね

当番とか決めてさあ

毎日そ ...
蝉の声が五月蠅い。

「うるさい」って読むんだよ。
知ってた?

ねぇ
『八月蝉い』のほうが 強烈だと思わない?
{引用=


 遥か遠く、石垣を超えて、領地の蔦や拱門を潜り、黒々とした音楽の額、あの頑健な器量が、走り去っていく、夏の草花の翳にしたたって、一帯が、ほの白く、昔からの習慣により、光る丘の斜面の ...
 
するする
溶け出すように
きっといま
ぼくは
終わろうとしている
 
夜と朝の
この狭間で
ぼくは
ほどけて
 
明日はまた
違う僕が
笑って
きらきらを
なでてる ...
お前みたいな女と友達になれるか

会いたくもねえ
声も聞きたくねえ
会ったことも無しにしてえ
お前を声ごと忘れてえ

俺の記憶にお前の存在があるだけで気分が悪い
お前を記憶から消したい ...
窓を開けると
渇いた夏の風が髪を浚い
安らぎの匂いがした

教室の窓側の席
君はいつも遠くの世界を見ていた
何も変わらない風景
一年を通して見れば違って見える
君はそう呟 ...
目は絶え間なく
開いているように見えた
拡がっていく穴に
ほどこす手をもたない
皆が
からすだ

羽がわずかに散る
つぎつぎと首を伸ばし
祈るようにくちばしを
鳴らした
雨の音だ ...
パズルなんか合わない
同じ色のようでも
どこか違う
永遠に

そんなもの
夢の中
涙の飴
なめている

瓶の底
這い回っている
蛍ホタル
ガラスの向こう

どこにも
行 ...
自分を偽り隠すため
ボクは全身鎧を纏った。

いつしか鎧は骨と化し
ボクは外骨格のカニ。

まっすぐ進むことさえ出来ず
大きなハサミで人を刺す。

ねぇ?ボクはなにしてるの?
だれ ...
いまごろ
どこに
浮いているか

風をつかむよう
指をひろげても
空をきるばかり

なにかとすり替えられたわけでも
なかろうに・・・
見事に
はたされない

急にうしろか ...
むかし ふたりで
つくって こわした 
火焔土器を 描いている
あきたら 気分てんかんに
クラゲを 呼びよせる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
浸食風音携帯写真+...107/8/23 12:43
慈雨自由詩5*07/8/23 12:15
しずく携帯写真+...2*07/8/23 12:04
おとしもの由希自由詩3*07/8/23 12:00
■■■    天使    ■■■じゃんじゃっ...自由詩007/8/23 11:40
公園の通路ペタ自由詩307/8/23 10:30
無題アイバ シュ...短歌107/8/23 9:41
ひとりごと自由詩207/8/23 9:39
光の回折凛々椿自由詩707/8/23 9:14
かいちゃんとおしゃぶり未有花自由詩6*07/8/23 9:10
夏写真明楽自由詩207/8/23 8:00
夏避行自由詩207/8/23 7:59
夏速自由詩507/8/23 7:59
さみしい水曜日哀詩自由詩1*07/8/23 7:41
不捕森川仁司自由詩007/8/23 7:39
遭値FUBAR自由詩6*07/8/23 5:25
ポップキャンディー秋也自由詩007/8/23 3:35
Clever Mind流希-Яuk...自由詩107/8/23 2:04
小川 葉自由詩307/8/23 1:11
神さまのシフト表成澤 和樹自由詩007/8/23 1:10
八月北大路京介自由詩4*07/8/23 0:47
書物(非/自プラーマ、加速する雨にとも、雨よ、雨よ、、、の  ...___未詩・独白107/8/23 0:43
まどろみ葉流音自由詩307/8/23 0:38
泣き叫べ!.docK+A自由詩107/8/23 0:26
約束海月自由詩307/8/23 0:12
からす月見里司自由詩2*07/8/22 23:58
蒼木りん自由詩107/8/22 23:57
カニ夕焼け空自由詩3*07/8/22 23:44
約束美砂自由詩4*07/8/22 23:29
そろもん(日曜画家の話)みつべえ自由詩207/8/22 23:26

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