縮れた髪をくしゃくしゃと
(握って)
鼻先にかかる枝をぶちぶち
(伐採)
愛車の前輪がパンクしていたから
いつもより30cc
汗腺からの放流
このまま海へ続く
...
彼の歌う声に
やっぱりベティが一等だなぁ、と思う。
彼にそう言う事は出来ないのだけれど
やっぱりそう思う。
いつまでも同じじゃいけないのだと
判っては居るのだけれど。
多分、僕が一番認めら ...
白鷺のいる雨
わたしは生まれて初めて牛をかっこいいと思った
君は赤い牛が真ん中でにらみをきかせた黒いTシャツを着ていた
いいだろ マイケル・ジョーダンがいるシカゴ・ブルズのだぜ
得意そうにTシャツを広げると ...
てのひらから
指折り数える時間の粒があふれ出す
指の間からぼろぼろ零れ落ちる速さは増し
掴み取るのが追いつかなくなる
焦って
その姿を子供たちに見られていることに
また焦って
わたしの欲 ...
手紙を受け取った
封を切り
畳まれたわら半紙を開く
遠く隔たれた真夜中
何人もの死体を積み上げる
その羅列を殺すのだ
路上で横たわるネズミは
細菌という凶器と共に死んでいた
...
銀の鱗たちの抱擁に
十重二十重に被覆されたまま
世界の深奥に 沈むもの
嵐 過ぎて後
マンホールの隙間より聞こえる
ゆるやかに 鼓動するもの
いつか伊太利亜 ...
なくした瞬間
白い花が咲き乱れ
カウントダウンが始まった
咲いてしまった記憶の一つ一つが
美しく、瑞々しく、終わってゆく
一輪挿しに生けた花が
水を吸い続けられる間
それがタイム ...
なぜあなたは
病の親の世話をして
毎朝歯を喰いしばり
家の門を出て来る部下が
体調崩し仕事を休む
辛いこころが見えぬのだ
わたしは今日も ふんふん と
あなたの腐った愚 ...
夜の夏がほのかに飛んで
闇の中に夢を描く
この世界に音は必要としない
ただわずかばかりの光だけが
飛びさえするだけで
夜の夏は十分なのだから
夜の夏が静かに飛んで
闇の中に夢を灯す
...
触るな!
触るな!
口を付けるな!
真っ赤な太陽
縞の囲いの
甘いプールに
小さな悪魔たち
俺のスイカだ!
ファーストフード店ではコップにストローが立てられて出てきた
マニュアルが与えてくれた親切
私のささやかな楽しみはスタートラインに立つより早く消えた
仕方なく暗幕を下ろし外界を隔離し ...
07/07/24
これからは、
哺乳類のように生きていきます
そんなこと言われても
初めからそうなのだと言いたかったが
爬虫類と言い違えたのかも知れない ...
アンドロイドになるのは容易い
毎朝 世界にいざ、入獄
反復する彼の言葉だけ持参
雨ざらしの秘密
振りながら縺れる水、を笑う
時に大きくうねる
波、それからプラト ...
双つの雨音を右目にもどし
煙を数えて夜は明ける
みな何かをすぎてゆく
みな何かを置いてゆく
欠けた娘を肩にのせる
鏡の向きがいつもと違う
欠けた娘を肩にのせる
...
攻撃用メモリーをセットして開始のゴングを待つ間に汗が首筋から噴き出てくるのを意識する。手でセンサーの位置を少しずらして、改めて合図を待つ間に戦意が遠のくのを覚え、敵陣の相手の顔をもう一度睨み付けて、憎 ...
チョキチョキと なんでも切るよ チョッキンな
僕の鋏は グーにも勝つよ
僕を支えてくれる柱
小鳥が運んできてくれた 一本の枝
あまりにも短すぎた夏 あまりにも短すぎた夜
僕らを邪魔した虫達は今
小さいけれど美しい羽 ...
おい
ローズマリーが
茂りすぎだよ
中に何か
住み着いてるんじゃないか
お前は
ここで待ってろよ
俺が
見てきてやる
(いやいや、その手には乗らん)
私が戦士じゃないとしたら
それは、この剣を捨てて
あなたを助けてしまったことに
由来するのかね。
それとも、
もう戦いは終わったから
ということかね。
こうして月光に照らされて
...
源流に程遠くなく
清らかな姿を
留めながら
静かに流れゆく
孤独な細い川
貞節な乙女を
思い起こさせる
喧騒に揉まれる前の
ひとつの
純真
フルートの音色が
時折舞い ...
彼女とは病院の待合室で出逢った
小さな体に大きなヘッドフォンが目立ってた
彼女は僕に素敵な音楽を聴かせたよ
僕にとっては彼女が素敵だったけど
祖父にもらったサイドカーに ...
小説家はふと思った
自分が考えたこの話を
油絵にできたらどんなにいいだろう
現実にはない豊かな空間
無限に広がる表現の自由
小説家は羽ペンは持つが絵筆を持ったことは無かった
絵にできたら読 ...
芝草の緑一雨ごとに伸び
犬と行く道 青く広がる
街路樹の高き梢に銀杏の
黄金に熟して風をはらめり
玉葱を吊して土用の暑にこもる
風吹くらしき つるバラゆるる
純白の酔芙蓉咲 ...
君を連れていこう
この 干上げられてゆく都会の
最後の楽園へ
マンションに包囲されながら
奇跡のように生き残った
ちいさな田園のそばへ
君を連れていこう
この 干上げられてゆく都会の ...
悲しみを抱えて
苦しみを抱えて
それでも
わたしたちは
旅を続けなければいけない
何処へ?
風がふいた
もう7月
新しい夏が来る
洗剤より生れしシャボン玉の遊泳を
掬えば窓に にげる虹色
シャボン玉掬はむ姿勢 すかされて
運動神経 鈍る年かと
俄か雨に荷物ぬらして声もなく
ちり紙交換 信号に止まる
...
競歩のまねして
ちゃちな市道をすりぬける
野末には瑞々しい水田がねそべっている
くろはえにすなおな いとけない稲は
衣擦れのそよぎこそないものの
...
透ける 青空
高き 雲
夏の太陽
留めたる
秋の収穫
ぶどう狩り
ぶどう棚から
こぼれ来る
木漏れ日 キラリ
ぶどう房
輝く ルビーか
ぶどう房
一粒 口で弾けては
...
宇宙を開腹した
するとそこには
赤々とした地球が
漂っていた
手でそっと拾い上げ
状態 温度 色彩
を確認した
どれも一定基準を
下回っていた
冷却処理を施し
月の栄養を
与 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
天然ぱーま
青井 茜
自由詩
1*
07/7/25 0:52
銀色のくもの巣と
プル式
自由詩
6*
07/7/25 0:51
雨(三)
A-29
俳句
0*
07/7/25 0:48
牛の魔法使い
楠木理沙
自由詩
6*
07/7/25 0:32
置き去りカンバス
悠詩
自由詩
6*
07/7/25 0:28
亡霊と手紙
たけ いたけ
自由詩
2*
07/7/25 0:14
千のベーゼ
ムラコシゴウ
自由詩
7+*
07/7/25 0:02
永遠
mayaco
未詩・独白
1
07/7/25 0:00
虫の味
服部 剛
自由詩
11*
07/7/24 23:56
夏の夜
ぽえむ君
自由詩
10*
07/7/24 23:38
俺だけの夏一途
酸素の枷
自由詩
1
07/7/24 23:23
レム睡眠障害走100m未満
ひげ爺@雲夢...
自由詩
1*
07/7/24 23:02
哺乳類
あおば
自由詩
8*
07/7/24 22:55
ライフ
うわの空。
自由詩
7*
07/7/24 22:52
降り来る言葉 XXXI
木立 悟
自由詩
6
07/7/24 22:39
擬人化
あおば
自由詩
5*
07/7/24 22:28
チョキ
北大路京介
短歌
7*
07/7/24 22:21
柱
〃
自由詩
13*
07/7/24 22:15
ジャングル探検もしくは自由への逃走
weed &...
携帯写真+...
6*
07/7/24 21:51
私が戦士じゃないとしたら
ブルース瀬戸...
自由詩
1*
07/7/24 21:38
名もない川
乱太郎
自由詩
17*
07/7/24 21:36
■■■ 無限の谷の恋人たちor空っぽのバスタブ ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
2
07/7/24 21:26
利害の一致
Itha
自由詩
1
07/7/24 21:20
42P 「短歌2」より
むさこ
短歌
9*
07/7/24 21:11
中野島
大村 浩一
自由詩
24*
07/7/24 20:57
何処へ
風音
携帯写真+...
7*
07/7/24 20:35
41P 「短歌2」より
むさこ
短歌
10*
07/7/24 20:18
その名に
信天翁
自由詩
4
07/7/24 20:09
ぶどう狩り
アハウ
自由詩
6
07/7/24 20:03
地球
hiro
自由詩
2*
07/7/24 19:50
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5.95sec.