折鶴の

{ルビ誰=た}に習ひしか忘れしも

{ルビ右手=めて}と{ルビ左手=ゆんで}に刻まれし

{ルビ貴=あて}なる鳥の影形

{ルビ盲=めしひ}となりぬこの身にや

神の言の ...
疲れた僕は 木陰で休んでいる
幹に 蝉の抜け殻
とても静かに
何年もそこに在りつづけているかのよう

しばらくして
ふと気がついた

だまって
いる

その少し上にも
またそ ...
言い返すこともできないで
途方に暮れて背が伸びる
僕らの心は目には見えないものです
手繰り寄せたら糸切れ凧だ!
いいわけみたいな独り言で
妄想町へ繰り出した
澱んだ くびれた細い ...
失くすのが怖いだなんて

後悔するのは嫌だなんて

嘘つけ。



お前や私は

本当はもっと図太くて

そんな感傷や哀しみや
嘆きさえ

ドラマに代えてしまう。

...
お姫様が
何でも許してくれる王子に
浮気を告白しました
それを聞いた王子様は
持っていた剣で
お姫様を
刺し殺しました
「許してあげるよ」
そう言いながら
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ...
繋いだ手をぎゅっと握り潰してしまったよ
 
強く抱き締めて背骨が折れてしまった
 
長くキスし過ぎて窒息してしまったんだ
 
好きの使い方が下手くそだっただけだよ
 
愛してるの使い方 ...
手にいれたい
そう 思ったものは いつだってそう
するりするりりるす… この手をすりぬけるんだ
無力な手では 何も救えなかった 知っていたけど 君を 救いたかった
抱きしめて 抱きしめた ...
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった

潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた

家族が家族である
理由はあったはず ...
水ぎわに立って
砂を吐いている
ひき潮が それを
はこびつづけて 沖に
孤島をつくる
窓の外を見ると
宇宙だった

宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた



どうしようもなく
地球が恋しくなった



この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
世界中の小さな命
この手で抱きしめてやれたなら
痛みを背負ってやれそうな
自惚れに似た感覚を温めている

柔らかな声で愛を届ける唄い人
救われた夜を数えながら
抱き寄せる肩の小さな鼓動へ ...
平たい大きな雲が
冷たい空気の上に寝そべって
暖かい空気をかぶったまま
空を旅してる

いろんな場所を見られるように
頭がたくさんあって
世界を西から東へ
ぷかぷか旅してる

ぼく ...
ぼくはよるにとけて
まっくろになって
こうもりにぶらさがり
そらへまいあがり
だれにもみえないたびにでよう

よぞらにこぼしたこんぺいとうを
ひとつのこらずひろいあつめて
たかいたかい ...
わたしは
自らの 涙を 糧に 咲く―――


二週に一度の通院日は
待ち時間を楽しむ為の
ウィンドー・ショッピングの出来る日

あなたの病院に面会に行く日は
大切な デートの日

...
幸せなら
フエラムネをふこう
あなたの小さなくちびるを思い出しながら
フエラムネをふこう
甘酸っぱくて
懐かしくて
いとおしい

フエラムネ
勢いよくふけば
空に響き渡り
鳥たち ...
青いやろ。
口ヒゲ青いやろ。
気分悪くはないよ。
そりゃ良くもないけど。


青いやろ。
男色やないよ。
それは違うわ。
それは失礼やわ。
男色の人にも。


青いやろ。
...
セブンツーセブン
新幹線の車窓からよく目にするあの727化粧品の看板
俺はこれからの人生であと何回あの看板を見ることができるだろう?
つまりあと何回俺は新幹線に乗ることができるだろう?
俺は新 ...
艶めかしい光沢を乗せ

四生の吐息が綾なす短夜に

{ルビ疼=ひいら}ぐ{ルビ熱=ほとり}を持て余す


喟然として天を仰ぎ

自浄と自壊が引き合う跡に

時知り顔の{ルビ潦 ...
罪悪感という金型で
私の体を鋳込み鋳込み鋳込み
死滅への衝動を培養しています

完璧無敵のシステムは
天魔のタクトでゆらゆらり
軽やかにしなやかにそして細やかに
稼動稼動のフル稼働です
...
あの月は飛んでいるわけではない
浮かんでいるわけでもない
ただ、そこに在るだけだ
始まりから終わりまでの必然的な過程により
ただ、そこに在るだけだ


何を羨むことがある
私と同じでは ...
朱夏を流しに
秩父の渓流へと向かう
蛇行しながら伸びていく
山間の道に
カーナビは沈黙する
助手席では赤い女が
道を間違えないでね
と声をあげて笑っている
いったい
何処に行けという ...
  かわいくて
おりこうさんで
    忠実で
チワワみたいな
 彼氏が欲しい


ミニチュアの
  ダックスフンドならいいが
    短い足のオトコはゴメン


かわいすぎ
...
ゾウが支える世界の右で
小さく小さく座り込む

静かに赤い太陽が
ゾウが支える地面の下に
ゆっくりゆっくり、潜ってく

ゾウが支える世界の右で
夕日と虚無を眺めます


...
木陰に砂糖菓子のような
駅をつくって
少女は列車を待ってる

関連づけられるものと
関連づけられないものとが
交互に、時には順序をかえて
やってくる
皮膚に触れば
それは風のことだと ...
今週のレコメンド・ポエトリー

さよさん 「パパ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=130846

文明開化の足音も遠く過去の遺物として語られるこ ...
今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 何を教えるべきか 私にはわからないし

何か伝えるべきものも 私は持っていないから

せめて我が子の総合的で天才的な能(脳)力を開発してあげたい



というコンセプト
海に浮かぶ吐瀉物の様な雲
ノアの箱舟で誰か酔ったかな
海と空は溶けてしまったみたい
だからあの飛行機は魚だと思うよ
 
もし本当は僕が魚人で君が人間でも
愛し合う事ができるなら
先祖みた ...
記憶が
現在{ルビ=いま}を
浸食する

拭っても
消えない
まるで
コンクリートの
黒い染みのように

私は
記憶におびやかされ

日に日に増え続ける染みを
どうすること ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
連鶴悠詩自由詩4*07/8/24 0:13
夏の日日朗歩野自由詩607/8/23 23:57
糸切れ自由詩207/8/23 23:56
現代人ドレンチェリ...自由詩207/8/23 23:53
許しチアーヌ自由詩607/8/23 23:49
おしとやかの秘密恋月 ぴの自由詩26*07/8/23 23:47
欠乏アンドロイドかるび自由詩3*07/8/23 23:33
紫光さら自由詩007/8/23 23:19
おはよう小川 葉自由詩3*07/8/23 23:03
そろもん(肖像の話)みつべえ自由詩207/8/23 22:22
宇宙船小原あき携帯写真+...17*07/8/23 22:07
いのり見崎 光自由詩2*07/8/23 21:11
雲のシッポぽえむ君自由詩4*07/8/23 21:05
よるにまようくらいよるならmoof. 自由詩007/8/23 21:05
花いち凛Lucy.M...自由詩007/8/23 20:38
フエラムネ壺内モモ子自由詩207/8/23 20:04
留守番ルイージブルース瀬戸...自由詩10*07/8/23 19:39
727新守山ダダマ自由詩307/8/23 19:12
曲水朱雀自由詩007/8/23 19:04
高負荷の生産ラインケンディ自由詩107/8/23 18:49
憧れ太陽の獣自由詩107/8/23 18:36
道を間違えないでTsu-Yo自由詩207/8/23 18:30
わんわん犬北大路京介短歌5*07/8/23 18:03
ゾウが支える世界の右で。クスリ。自由詩607/8/23 17:39
その海から(DIVA)たもつ自由詩907/8/23 16:58
言葉探偵ワタナベ-週間レコメンド・ポエトリー(1)ワタナベ散文(批評...007/8/23 16:05
今日かぎり・・・生田 稔短歌807/8/23 15:22
0歳からの教育相良ゆう未詩・独白007/8/23 14:25
牛乳瓶の少年かるび自由詩2*07/8/23 14:14
浸食風音携帯写真+...107/8/23 12:43

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