無造作に並べ置かれし本棚の本にも社会の序列在りかと
物事を単純化して答えを割り出してしまおうとしている人間が、自分も含めた若い世代に増えているように思える。
例えば、「ムカつく」という言葉だけで意思疎通が出来てしまうのことは面白いのと同時に深 ...
さよならを
いうまでもなく あのひとの
背中が これで 終わりといってる
陽を浴びてきらり樹氷の華が咲き
樹氷林届かぬ春を待ちわびてやわらかな陽にこころ震わせ
古ぼけた木のテーブル
二つきりの椅子に、コツコツと時を刻む柱時計
君と過ごした場所は
優しく霞む、想い出の中に
君は寝台で本を読み
寒がりの僕は暖炉の前で蹲り ...
ハタチの彼女は或る未明に首を吊った
自殺は美しいものなんかじゃないと
それは彼女だってとっくに知っていただろう
ただそんなことに構ってはいられなかった
葬儀場で見た横になった彼女は ...
自由が欲望を抑圧する
整理されない感情は
内へ内へと
静かな沼の中は
崩れゆく不安でひしめき
儚き夢は
虚空に消え
一瞬の希望は
断片のごとく
日々を過ご ...
日々の鬱積した思いに
声を大にしたのはいつの事であろうか
五月雨の季節だったのか
晩秋の頃だったか
心の渇きがひとしお責め上げ
胸糞さぶい空っ風が吹く
継ぎ接ぎだらけ ...
夕暮れてひとりぽつんと雪だるま
バス停に人待ち顔の雪女
070731
砂の器に
砂を盛る
砂の台を
飾り立て
沈思黙祷
午前5時
蜩の声がする
夏の朝は気が早い
立ち上がり
走り去る気配に
...
てんとう虫やる気満々だ。
スクーターはかなりいいのですー。
耳鳴り気にしないぜ。
お前を愛してるぜ。
恋なんかしてる場合じゃないんだぜ。
見境無くてもいいんだぜ。
笑うなら後にしてくれ ...
2004年8月の寒い朝 うっすらと霧のかかる山と目と鼻の先にある一軒家で(それらの間に樹海が広がっている)君は縁側に座って漬けていた大根を洗っているおばあさんの様子を見ている 昨日は森の近くまで行った ...
成長しない生き物と浜辺を歩いた。
あ、願望を乱射している、
と気付いたのだけれども。
海に巻き込まれて記憶は消えていくのでした。
無関心でホームラン。
明日も電車は出るんで、しょう、なぁ ...
それはもう忘れてしまった
昨日の西日 花に影の影
差し掛かる 虚ろに未だ遠い
七月の躊躇する落日
嘆きを忘れましょうと
ひぐらし 存在しない八月
午後に喉を潤す 打ち水の跡形
かわりゆく気持ちの中
かわりゆく日々の中
自分自身さえも
信じることが出来なくなった
この気持ちが
本物なのか
それとも
偽物なのか
...
斜光のまどろむ講義室
ノートを広げて座る僕と
入口には車椅子の男の子
授業までの待ち時間を持て余し
ふたりは
ノートの隅に書かれた
シュレーディンガー方程式の
井戸の中で
はにかみ ...
帰ろう
帰ろう
君が住む場所まで
還ろう
還ろう
君が逝ったその場所まで
孵ろう
孵ろう
君のその体の中まで
返ろう
返ろう
君がいた場所まで
何もかえり ...
ガラス時計から
コードは生まれ
世界のどこか
不協和音の子供たちの
空を信じてやまない
平和とそれ以外が
夏に調和したら
秋の足音が
もう道に迷っている
夕暮れの歩道橋で見ている風景
行き交う人波が思い思いに辿る家路
西と東と北と南を結ぶ交差
自分の影と誰か達の影が
重なってはゆっくりと離れていく
言葉を交わす事さえ無い
デジタル時計は ...
記憶の中でざわざわとゆれる
届かない手のひらを裏返す
もどかしい程に幼い記憶
それはいつまでも声になる事無く
心を刈り取って行く
まるで古びたロープが
音も無く千切れゆく様に
静かに
...
この言葉達がこの作品自体を破壊する
私が私の奴隷になってはならない
この言葉達がこの作品から自立するが為に
自らが言葉である事を放棄する
自らの存在意義を放棄した先に
真の自由が待ち受けてい ...
男性は自らが余りにも単純過ぎたが為に
未知なるものを求めてきた
女性は自らそのものが未知であったが為に
自然に生きようと心掛けた
男性が見出してきた未知なるものは
最終的に女性に吸収されてき ...
僕はなんでも欲しかった
「意味がないもの」なら、なんでも欲しかった
僕は僕も欲しかった
あの子を僕の代わりにしてたから、あの時はあの子も欲しかった
あの子は頭が悪かったから ...
泣いた
別れがつらくて
自分が、
自分だけが可哀相で
私の手の中で、硝子の輝きが、踊る。
とがったとこに月明りを灯し、表面を虹色にして。
ただ、無心になり、月と硝子に、とらわれる。
輝きに恋をする。
月明りが消えるまで、硝子を。
恋心を。
何度 ...
荒んだ感情に とがった心で
向き合えば互いに傷ついていく
しょせん人間はこんなもんだよ
エゴでヒトを傷つけていく
戦のない平和な世界を 望めど叶いそうもない
いつの時代も 戦 ...
もう、止めようか。
からっぽの砂時計を眺めるのは。
明日の風が吹いても、砂は入らない。
「泣き砂」でも入れようか。
どこにあるか解らないけど。
ほら、上を見てみ。
...
07/07/30
不連続な顔を揺らして
新幹線の列車が通る
チラチラと漏れる明かりが
旅情を誘うが
いつまで経っても新幹線と呼称さ ...
するうり
抜けるような巣立ち
さようなら、無垢な瞳
降り立つのは戦場
ナイフと機関銃どちらを選ぶ?
踊るように
歌うように、あなたは
永遠を空へ放った
よごれた手のひらで
つ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
本棚
ゆりえ
短歌
2*
07/7/31 11:31
空気を読む猿、単純化したがる原始人
結城 森士
散文(批評...
1*
07/7/31 11:17
別れ
風音
短歌
2
07/7/31 10:38
樹氷
ゆりえ
俳句
0*
07/7/31 10:37
樹氷林
〃
短歌
1*
07/7/31 10:26
追憶
由希
自由詩
1*
07/7/31 8:53
スモーク
快晴
自由詩
2*
07/7/31 7:12
日々
風音
自由詩
2
07/7/31 6:52
閉められた空間
doon
自由詩
0
07/7/31 6:43
雪
ゆりえ
俳句
1*
07/7/31 6:13
砂のコビト
あおば
自由詩
2*
07/7/31 5:56
オーケーオーケー。
菊池ナントカ
未詩・独白
5
07/7/31 5:28
樹海
円谷一
自由詩
2*
07/7/31 5:24
私は消去されてゆく。
菊池ナントカ
自由詩
5
07/7/31 5:15
虚ろ
及川三貴
自由詩
2
07/7/31 3:41
いまさら、
蓮未
自由詩
4*
07/7/31 3:17
車椅子の背中
悠詩
自由詩
4*
07/7/31 3:05
■■■ 君の場所まで ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
0
07/7/31 2:46
調律
小川 葉
自由詩
1
07/7/31 2:18
平凡な旋律
松本 卓也
自由詩
3
07/7/31 1:35
波打ち際のボウタオシ
プル式
自由詩
5*
07/7/31 1:27
行動的な詩
狩心
自由詩
1*
07/7/31 1:23
説明的な詩
〃
自由詩
3*
07/7/31 1:22
ガリレオ・ガリレイの溺死
柳瀬
自由詩
2*
07/7/31 1:19
おわかれ
紺
自由詩
2+*
07/7/31 0:58
一夜の恋人
愛心
携帯写真+...
2*
07/7/31 0:49
人
北大路京介
自由詩
18+*
07/7/31 0:42
涙時計。
狠志
自由詩
2
07/7/31 0:34
コーヒープリン
あおば
自由詩
8*
07/7/30 23:52
Good-bye, seventeen.
なるせ
自由詩
1
07/7/30 23:43
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5.54sec.