ねぇ会いにきてね
朝陽の中を
風と足並揃え
木漏れ日を走り抜ける
切り揃えられたリズムで揺れる
電車に乗って
会いに、きてね
眩しさに目を細めて
それは微笑みにも見えて
優し ...
一杯の紅茶には 一杯だけの夢があった
一杯の紅茶ができるまで
たくさんの人の幸せが在った
一杯の紅茶には 一杯だけの悲しさがあった
一杯の紅茶が飲み干されるまで
悲しさが ...
わたしに世界を否定されても、
しらないものは知らないのだというだけ。
わたしが世界に定義をきめて、
あなたがそれを否む筋合いはない。
傷付けられたら痛いんです、
それをあなたは理 ...
髪を乾かすところは見ないで欲しい
爪を切るところも見ないで欲しい
僕の妹は繊細すぎるか
もしくは魔女だ
地図はいつでも正確だ
何分の一という尺度から道がどのように走ってその脇にどんな建物があるのか
ことこまかに教えてくれる
ぼくはそこに自分の生活を書き込んでいく
家を基点にして、小林さんの勤めて ...
僕ら二人いると
君は雨のように濡れ
僕は雨に打たれ濡れる
君の中で僕は傘を挿し
大きく広げて
小さな君の声を聴くよ
君の中は永遠で
ずっと繋がっていたか ...
頭痛の理由は
きっと記憶の右裏にあって
鎮痛剤は捜し当てられない
迷路を更に複雑にした
毛細血管の集落で
私は愛してるを
どのくらい循環させられるの
耳から ...
少女は影と仲良し
毎日毎日一緒に
日が暮れるまで遊んだ
少女は
周りの大人たちの話す陰口や
虚飾に包まれた世辞を聞いては
呆れ果てていた
大人になんかなりたくないわ ...
僕は戦っている。本当だ。
誰よりも耳を澄まして、何よりも早くみんなの敵を打ちのめす。稚拙さなどつゆ知らず、雨の中、一人でいつも叫んでるんだ。
いっつもなぜか一人なんだ。
でもそれはみ ...
・2007-07-21
おうさまは裸だぼくも脱ぎましょう
生きている人のものだね神様も
俺の血でいい子を産めよ蚊のばばあ
脱獄のあとでこっそり寝に帰る
行間にアンゴルモア ...
電光が一線走り
斜めに水溜りの上に視線が泳ぐ
手繰り寄せる繊毛は
見えたかい
水溜りの上に染み付いた獣の臭いで
やっと鼻が利いてきた
透明の折鶴を壊し
透明の結晶を壊し
拾った金槌 ...
世界の片隅に咲く花を
うつくしいと言うことはできない
ぼくはその花を
見たことがないのだから
その花自身は
なにも語らないのだから
あなたが
浮かんでいる雲を見て
自分にも翼がほし ...
元気が無いんなら泣けばいいのに
泣け無いんなら元気を出せばいいのに
考えるんなら行動に移せばいいのに
行動に移せないんなら考えなければいいのに
いんなら いんなら
いいのに いい ...
それは一体なんだったのか
解らぬままに
見たことのあるような
しかし記憶の引き出しはそれを何処に仕舞ったのかわからぬようだ
デジャヴに惹きつけられ
まあ ものの見事にどっぷりと浸かってし ...
折鶴の
{ルビ誰=た}に習ひしか忘れしも
{ルビ右手=めて}と{ルビ左手=ゆんで}に刻まれし
{ルビ貴=あて}なる鳥の影形
{ルビ盲=めしひ}となりぬこの身にや
神の言の ...
疲れた僕は 木陰で休んでいる
幹に 蝉の抜け殻
とても静かに
何年もそこに在りつづけているかのよう
しばらくして
ふと気がついた
蝉
だまって
いる
その少し上にも
またそ ...
言い返すこともできないで
途方に暮れて背が伸びる
僕らの心は目には見えないものです
手繰り寄せたら糸切れ凧だ!
いいわけみたいな独り言で
妄想町へ繰り出した
澱んだ くびれた細い ...
失くすのが怖いだなんて
後悔するのは嫌だなんて
嘘つけ。
お前や私は
本当はもっと図太くて
そんな感傷や哀しみや
嘆きさえ
ドラマに代えてしまう。
...
お姫様が
何でも許してくれる王子に
浮気を告白しました
それを聞いた王子様は
持っていた剣で
お姫様を
刺し殺しました
「許してあげるよ」
そう言いながら
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする
三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね
男尊女卑だと指差されそう
でもね
ちょっと考え ...
繋いだ手をぎゅっと握り潰してしまったよ
強く抱き締めて背骨が折れてしまった
長くキスし過ぎて窒息してしまったんだ
好きの使い方が下手くそだっただけだよ
愛してるの使い方 ...
手にいれたい
そう 思ったものは いつだってそう
するりするりりるす… この手をすりぬけるんだ
無力な手では 何も救えなかった 知っていたけど 君を 救いたかった
抱きしめて 抱きしめた ...
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった
潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた
家族が家族である
理由はあったはず ...
水ぎわに立って
砂を吐いている
ひき潮が それを
はこびつづけて 沖に
孤島をつくる
窓の外を見ると
宇宙だった
宇宙船に乗った船員が
私の姿をして
窓ガラスに映っていた
どうしようもなく
地球が恋しくなった
この景色を君に見せたくて
写真付きメールを
ここから送るよ
世界中の小さな命
この手で抱きしめてやれたなら
痛みを背負ってやれそうな
自惚れに似た感覚を温めている
柔らかな声で愛を届ける唄い人
救われた夜を数えながら
抱き寄せる肩の小さな鼓動へ ...
平たい大きな雲が
冷たい空気の上に寝そべって
暖かい空気をかぶったまま
空を旅してる
いろんな場所を見られるように
頭がたくさんあって
世界を西から東へ
ぷかぷか旅してる
ぼく ...
ぼくはよるにとけて
まっくろになって
こうもりにぶらさがり
そらへまいあがり
だれにもみえないたびにでよう
よぞらにこぼしたこんぺいとうを
ひとつのこらずひろいあつめて
たかいたかい ...
わたしは
自らの 涙を 糧に 咲く―――
二週に一度の通院日は
待ち時間を楽しむ為の
ウィンドー・ショッピングの出来る日
あなたの病院に面会に行く日は
大切な デートの日
...
幸せなら
フエラムネをふこう
あなたの小さなくちびるを思い出しながら
フエラムネをふこう
甘酸っぱくて
懐かしくて
いとおしい
フエラムネ
勢いよくふけば
空に響き渡り
鳥たち ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
会いにきて
かのこ
自由詩
1
07/8/24 6:04
紅茶
doon
自由詩
1
07/8/24 5:24
シンデレラシンドローム
哀詩
自由詩
3*
07/8/24 5:12
チューリップ型のコンドーム
花山草太郎
自由詩
1
07/8/24 4:03
地図
ワタナベ
自由詩
4*
07/8/24 4:01
■■■ 彼女 -- she's rain ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
0
07/8/24 2:55
キミ≠鎮痛剤
青井 茜
自由詩
5*
07/8/24 2:18
少女の願い
なかがわひろ...
自由詩
6*
07/8/24 1:52
「リアル」
木
自由詩
3*
07/8/24 1:48
雑句(2007-07-21〜2007-08-11)
若原光彦
川柳
8
07/8/24 1:48
やっと鼻が利いてきたら
たけ いたけ
自由詩
1
07/8/24 1:41
花
若原光彦
未詩・独白
5
07/8/24 1:10
親愛なる十人十色様
酸素の枷
自由詩
2*
07/8/24 0:29
追憶 思い出す
獅子丸
自由詩
1
07/8/24 0:19
連鶴
悠詩
自由詩
4*
07/8/24 0:13
夏の日
日朗歩野
自由詩
6
07/8/23 23:57
糸切れ
げ
自由詩
2
07/8/23 23:56
現代人
ドレンチェリ...
自由詩
2
07/8/23 23:53
許し
チアーヌ
自由詩
6
07/8/23 23:49
おしとやかの秘密
恋月 ぴの
自由詩
26*
07/8/23 23:47
欠乏アンドロイド
かるび
自由詩
3*
07/8/23 23:33
紫光
さら
自由詩
0
07/8/23 23:19
おはよう
小川 葉
自由詩
3*
07/8/23 23:03
そろもん(肖像の話)
みつべえ
自由詩
2
07/8/23 22:22
宇宙船
小原あき
携帯写真+...
17*
07/8/23 22:07
いのり
見崎 光
自由詩
2*
07/8/23 21:11
雲のシッポ
ぽえむ君
自由詩
4*
07/8/23 21:05
よるにまようくらいよるなら
moof.
自由詩
0
07/8/23 21:05
花いち凛
Lucy.M...
自由詩
0
07/8/23 20:38
フエラムネ
壺内モモ子
自由詩
2
07/8/23 20:04
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
加筆訂正:
連鶴
/
悠詩
[07/8/24 1:23]
「忘れざる」→「忘れつる」としました。
6.43sec.