欲しいものなら

ちらほらと

ほらまた目の前

チラチラと


金でも女でも

ちらほらと

夢を見なよと

チラチラと


興奮だったり夢だったり

そのビ ...
青いビニールシートの囲いの中から
海を越え
国境を越えた国の音楽が聞こえる
私の知らない楽器の奏でる音
中に入るとそこの空気が
赤く染まっているように見えた

とてもにぎやか
でもうる ...
階段の下をくぐって
木の合間を通りぬけ
何かと狭い思いをして
ようやくたどり着いた
いつもは人が落ち着かない
そそり立つような
建物の合間にできた憩いの場
モグラの巣にでも
お邪魔した ...
大きく見開いた目は
何かに驚いたようであり
何かをじっと
見つめているようであり
何かを必死で
探しているようでもあり
そして
見えている全てを
ごくごく自然に
受け止めているようで ...
お腹が泣く きゅーと泣く
月を見て お前を食べたいと泣く

お腹 お腹がすいているのね

空っぽな きゅーと泣く
空っぽな 黒いシミになって消える
紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし

常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない

他の生き物は
紙 ...
人は死す為 生きている

生は罪か 死は罰か

征き着く先は 堕ち征く底は

永遠の果て
君を想う いつまでも

この{ルビ躯=むくろ}はいつか朽ちゆくが

この心は永遠に

朽ちることはないだろう

この心は永遠に

君のものとなるだろう
お盆に実家に帰ったら
なつかしい扇風機が居間にあった
こどもの頃に足でスイッチを入れたり切ったりして
かなり邪険にしていた扇風機が
とてもモダンで今っぽく
おしゃれな感じに見えた

お墓 ...
人の事なんてわかりませんよ

俺に求めないで下さい

いい加減自分の事を

考えてあげたい

俺に求めないで下さい
                 070903





寝付きが悪いのに
門司港発、佐世保行きの
各駅停車の寝台車に乗って
旅をする

ネットカフェなんて何処にもないから
疲 ...
*
澄んでいく記憶の端から
水色の汽車が走り出します
ため息や欠伸といった
水によく似たものたちを
揺れる貨車に詰め込んで
透きとおる空の下
滑らかなレールの上
どこまでも
どこまで ...
顔が
いい感じで
寝転んだ姿が
可愛くて
何を考えているのか
よくわからなかったけど
ちょっと好きだった

京王線が好きで
就職したら
千歳烏山あたりで
一緒に暮らそうって
言 ...
雨音が
逝く夏を囁くと
水に包まれた九月

通り過ぎた喧騒は
もう暫くやって来ないだろう


踏みしめた熱い砂や
翡翠いろに泡立つ波も
日ごと冷まされて
さみ ...
たくさんの詩(うた)を綴ってきた
陽の当たらない
たくさんの詩を

だけど

無駄なものはない

駄目な子ほど 
可愛い

わたしが 褒めてあげなくちゃ
他に 褒めるひとなど  ...
良くできたうめぼしは
故郷の懐かしい味がする

すっぱさのなかから
忘れかけていたものが顔をのぞかせて
こんなんだったよね
と問いかけてくれるような

ほどよく皺くちゃで
秋アカネの ...
ひこうき雲が ゆったり
拡散しながら 高度をさげて
着陸場所を さがしている
地につくまえに すっかり
消えてしまう というのに
ー圏外ですー


見えない壁に阻まれて
打ち砕けていく
想いの断片


わたしの中で
バラバラ散らばる
感情の鋭い破片


拾いあつめようと
無造作に触れて
斬ってしまっ ...
もしも、もしもだよ?
笑わないで聞いてね。
…話す前から笑ってる。
真剣なのだから笑っちゃだめ。

そうそう。
その調子で頑張って聞いて。

もしもね、わたしが、いや、あなたも ...
君は 今
自分がどんなふうに立っているか
知っているかい

言葉は 心をあらわし
表情は 心を語っていると
そう 思うだろうけれど



本当に
今 ある 自分を
本当に
...
そ だ あ 照 声
ば か な ら が
に ら た さ 聞
居   が れ こ
て   笑 る え
く   え と る
だ   ば   と
さ     あ 
い   嬉 た 優
...
今あなたが食べた
その秋の実は
一年に一度しか実がならない
そんな生き物なのです
人の一生の中では
わずか五十回くらいしか
作ることができません

この秋の実ができるまでに
冷たい風 ...
初めてトメゾウさんのオムツ換えをしたとき、僕は当然のようにトメゾウさん、のうんこに触れた。トメゾウさんのうんこはとてもくさかった。指のあいだも、爪の隙間も、とてもとてもくさかった。だんだんトメゾウさん ... ひとつ。
僕たちは、やさしい言葉づかいに気を使います。

この文脈における「やさしい」とは
ゆとり、教育における円周率3,14をおよそ3としてあげるやさしさではなく
旅先のトイレのドアをあけ ...
老人介護の
問題提起は
現代社会の
人間関係の
希薄さを
我々全員に突きつけています。

地域の
福祉は
善意の
奉仕によって
まかなわれるものの
やはり
現代社会の人間関係 ...
優しさに包まれて
フワフワしていて
気持ちが良い
体の力が抜ける

心の傷も
今日の辛さも
皆聞いてくれる
正しいんだ、と分かる

風呂に入り、汗を流し
ビールを晩酌
体が痛い ...
とにかくの左
何をすべきかわからなくなったときこそ

強く 弱く 速く
距離を取り 入らせない
距離を測り 右へとつなげる
腕の上を 叩く
腕の間を 打ち抜く
サークリング
相手を ...
 名前はまだない
 さんざめく光に晒されて
 大声で泣き叫ぶ貴方は
 まだ名無し

 名前はもうない
 業火の奥で真っ白になり
 静かに手を合わされる貴方は
 もう名無し

  ...
辛い事や苦しい事
楽しい事や嬉しい事

どちらを選ぶかと聞かれたら
僕は前者を選ぶ、もちろん後者も否定はしないが

何故かはよく分からない
それは多分多くを学べるから
そこから這い上が ...
太陽の抜殻が
うすく影をのばし
速度を落としていく

過ぎゆくものはみな
風の一部となり
思いとともに
彼方へとはこばれた

恋人がいま
海のまんなかで
夏の手紙を書いている
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
芸術家達森川仁司自由詩107/9/3 23:03
TOY'S明楽自由詩107/9/3 22:53
どすこい喫茶自由詩107/9/3 22:53
素焼製モアイ像自由詩007/9/3 22:52
空腹未詩・独白207/9/3 22:33
I want to become the eraser of ...酸素の枷自由詩3*07/9/3 22:28
矛盾ループ度会沙生自由詩007/9/3 22:27
永遠に想う自由詩007/9/3 22:24
扇風機小川 葉未詩・独白5*07/9/3 22:17
わかりません森川仁司自由詩007/9/3 22:15
寝台車あおば自由詩2+*07/9/3 22:14
水色についてTsu-Yo自由詩1407/9/3 21:46
京王線の彼氏チアーヌ自由詩6*07/9/3 21:25
九月のみずいろ銀猫自由詩28*07/9/3 20:22
いきてる しるしLucy.M...自由詩207/9/3 20:16
うめぼしの秘密恋月 ぴの自由詩42*07/9/3 20:04
そろもん(秋空の話)みつべえ自由詩707/9/3 19:52
圏外渡 ひろこ自由詩5*07/9/3 19:31
ある日、ベットにて。三条自由詩007/9/3 19:15
立つさち自由詩607/9/3 18:01
だから北大路京介自由詩15*07/9/3 14:46
秋の実ぽえむ君自由詩9*07/9/3 13:36
少年Aによるレポートしゅう未詩・独白0*07/9/3 10:01
やさしい言葉づかい未詩・独白1*07/9/3 9:48
青少年による老人介護のガイドライン未詩・独白0*07/9/3 9:40
夏の日の終わりにペポパンプ自由詩4*07/9/3 8:28
ゴールデン・ボーイFUBAR未詩・独白3*07/9/3 5:53
創生doon自由詩107/9/3 3:54
西平よしゆき自由詩2*07/9/3 2:36
秋の海辺小川 葉自由詩407/9/3 2:17

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加筆訂正:
微睡む前に朝焼けを/酸素の枷[07/9/3 21:15]
見直し少し改変しました
みちのり/こしごえ[07/9/3 16:57]
添削失礼します。4連3行目「黒髪が面影に濡れそぼち」を「黒髪が濡れそぼち」へ変更。また、最終連「道が」を加え「それから、」を「そして、いく」に変更。
5.9sec.