つまらない嘘をついた日に
路地の花は私をせめて
柔らかな色をした空は
ぽつりぽつりと雨を降らす
(このまま雨がやんだとき)
(灰色の虹を見たかなきゃ)
(今すぐ道を引き返し)
(優し ...
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ
単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ
ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ...
えにしある ひとが
たびだって いちねんになります
えにしをつなげてゆく
おなじ ちを うけついでゆくものが
さかずきを あけます
あなたの むかしばなしに
みみをかたむけつつ ...
ちょっと、頭痛くてね。
真昼間から、飲んじゃって。
気付いたら、暗くなってた。
君は笑って言う。
「お前は俺にべたぼれだから
なんも心配しとらんよ。」
心配してよ。
不安になってよ。
捕まえて、縛って。
どこにも行けなくして。
じゃなきゃ私、
ほら。
...
ごめんなさい。
私ね、先週
他の人の腕に抱かれて
眠ったの。
君が嫌いなわけじゃない。
むしろ大好きで、
愛しくてたまらなくて。
言おうと思った。
謝ろうと思った。
...
朝のように 夜のように
当たり前に 僕はいよう
ワビのように サビのように
心に沁みて いたいよう
空のように 風のように
当たり前に 僕はいよう
眠りの中に落ちていく ...
砂丘に洗濯機
ウィリーは素朴
上手に筋肉
そのまま届きそうになり
春子、帰宅
ジャングルジムから
人の匂い
道路は名前
生きることは
重力の淋しい過程である
という前提にたつと
...
格式のある店内
マナーは重視されている
テーブルクロスの裾からのぞく恋人の赤いパンプスが
僕の心臓を掴んでいる
身の豊かなスズキのムニエルが運ばれ
彼女は優雅な手つきでそれを口へと運ぶ
思 ...
傘がこわれた
シロップ味の傘は
あお空さえ甘ったるく
かき混ぜて綿飴も
ミルクのように薄めて
記憶してきた
落ち葉とか
スチール缶なんかを
ため息とまるめて
ゴミカゴに
...
黄色い粒子は
空気のなかの
ささくれの、
嗚呼、
うまくいえやしない
葉っぱが赤く
色づきたくないと
南風に揺られながら
きらめきストリートを
歩いている、
おとこのこおん ...
花冷えに辛夷の花は紙吹雪
さながら空に向きて咲きつぐ
隣屋の蔦塀越して握手する
さまに吾が家の薔薇に近づく
芋づるが木犀の木に巻きつきて
ヌカゴガ三つ太りていたり
雨だれのリズ ...
あなたの趣味がわるいから、
わたしはめを逸らしてしらないふりをした。
(あなたは機嫌を伺うようにわたしを見て何故かあやまった。)
(わたしはそんなあなたがほほえましくって笑みをこらえて ...
いくつもの形があることを知らずに
唯一の絶対を求めた
唯一の絶対
全てのことを知りすぎていると思っていた
刻まれたピーマンの存在に気づかなかった
感じないものは存在しない
それが真理だ ...
いつもの時間を
いつもと違う場所で過ごすだけで
いつもの場所の
景色が少し変わっただけで
何だかすご〜く新しい気分になる
いつもの朝
一通の手紙が来ただけで
いつもの昼
誰かと少し ...
〜秋〜 水色揺々
「手折れぬは花言葉」
水色の細い曲線滑らかに夕を奏でる9月のフルート
コスモスの薄紅風とたわむれて赤トンボかわし鬼さんこちら
...
私は知っていて
私しか知らない
台風の後の空が必ずしも濃い青色でないこと
綺麗な夕焼けの次の日に必ずしも晴れるわけでないこと
私の部屋の扉は放っておくと風で閉じてしまうこと
公園の木の大 ...
早くはじめなきゃ
悲しみのレッスン
早く覚えなきゃ
忘却のレッスン
傷がまだひりひり痛むけど
ほかの誰かと笑ってると思うと
まだ胸が痛いけど
笑うと眼尻にしわが寄る
あ ...
保険に入ったのですね。では、行き止まりは危うくないとでも云うのですか。
あなたは、諸島の話を聞きたがる。前ばかり向いているから。条件を覚えていない。
この半分が、電極のあわいで踊っている かた ...
膿んでいることはわかっているから
なるべく開かないように
大事にしまっておくのだけれど
たまに何かの拍子で
飛び出てしまうことがあって
ぐちゃぐちゃ
びちょびちょ
ぐねぐね
赤黒い
...
緑の山の真中に
{ルビ白鷺=しらさぎ}が一羽枝にとまり
{ルビ毛繕=けづくろ}いをしている
曇り空に浮かぶ
青い空中ブランコに腰掛けた
わたしの眼下に敷かれた道を
無数の車は ...
秋祭りの
準備が始まる
まだ
夏は終わったばかりなのに
まだ
夏の名残が
消えないのに
季節は
私たちを追い越し
先へ先へと
すすんでいく
鋭角的な警鐘が
残像する
私の眺めのどこかに いつも
おそらくあの時から
導音を失った私の音階
私はそれを
探しているのか
いないのか
果たして探すことを許されているのか?
...
君なら何処までも行ける気がした
終わりを迎えた世界の片隅で
不純物を交えないその精神だけがまるで至福
崩壊を迎えた石造りの町の中で
たたずむ君のスカートが退廃を孕み ...
フライトのあいだ
夜空の点になって
もしくは線になって
ジュンパ・ラヒリの
その名にちなんでを
しがみつくように読んだ
なんどか眠った
起きればいきなり
また本を開いた
なにかを取 ...
あんなに繋がっていたのに
昨日まであんなに近かったのに
突然切れた 絆
頑張って結び直そうとするけれど
もっとグチャグチャになっていく
離れていく 遠く
もう戻らない
そう 忘れ ...
日向葵が ずっしりとこうべを垂れ
その種は またいつか
踏むであろう 土へ と
眠る
夏が終わる
夏が終わる
嵐のように 吹き抜ける
夏が ...
私は大きな水に浸されて
じっと美しさを見上げていた
その度何かがさらさら入り溜め息がこぼれ出る
きっと美しいものが
私の不浄を癒そうとしているのだと
私は思い 心地よさに身を任せ ...
夏の匂いに孤独を嗅ぎとって
離れても同じ空の下
あなたに想いを馳せる
あなたがそこにいれば
この匂いも涙も
不思議と全部愛おしい
悲しみも寂しさも
こんなに甘ったるいのは何故?
輪切りにした世界の果てで象さんを励ますそんなお仕事です。
きみも熱くなり過ぎた太陽を舌で舐めて冷やしてみませんか?。
あの夜空を飾るには ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
灰色の虹
亜樹
自由詩
1
07/9/9 21:26
創書日和「淡」
ゆうと
自由詩
2*
07/9/9 21:19
一回忌
玉兎
自由詩
1
07/9/9 21:10
くすり。
狠志
携帯写真+...
2
07/9/9 20:27
・心配ない・
はち
自由詩
1
07/9/9 20:14
・罪悪感・
〃
自由詩
1
07/9/9 19:57
当然
北大路京介
自由詩
10*
07/9/9 19:36
ウィリー、ウィリー、きみの名は
たもつ
自由詩
4*
07/9/9 19:14
スズキ
Monk
自由詩
13
07/9/9 19:03
はとどけいさぶれもよう
君の、
自由詩
1
07/9/9 18:54
夕暮セピア
ゆうさく
自由詩
4*
07/9/9 18:21
59P 「短歌2」より
むさこ
短歌
3*
07/9/9 18:19
告白をしよう。
哀詩
自由詩
0+
07/9/9 18:17
答え合わせ
楠木理沙
自由詩
1
07/9/9 18:12
シンプル
愛穂
未詩・独白
2*
07/9/9 17:16
■共同作品■ 時の花いろ
Rin.
短歌
10*
07/9/9 16:48
存在
路守 緒世留
自由詩
1
07/9/9 15:20
悲しみのレッスン
風音
自由詩
4*
07/9/9 14:55
無題
クマクマ
自由詩
2
07/9/9 14:29
膿
チアーヌ
自由詩
4
07/9/9 13:42
空の椅子
服部 剛
自由詩
7*
07/9/9 12:20
心の準備はできてない
風音
携帯写真+...
3*
07/9/9 12:01
知らない黎明
塔野夏子
自由詩
10*
07/9/9 11:38
なだらかな羨望
ロリータ℃。
自由詩
1
07/9/9 10:56
ラヒリの文学
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
07/9/9 10:40
取り戻したかったのはきっとあの日々
度会沙生
自由詩
0
07/9/9 10:38
ゆらぐそら
リュウセイ
自由詩
2
07/9/9 10:31
泣きたい葛藤
ロリータ℃。
自由詩
1
07/9/9 9:52
_
思考回路
自由詩
1
07/9/9 9:17
「 触業安定所。 」
PULL.
短歌
2*
07/9/9 8:05
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
5351
5352
5353
5354
5355
5356
5357
5358
5359
5360
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
加筆訂正:
無題
/
しみまん
[07/9/9 8:31]
ひとつ消した。書き直すつもり。
無題
/
しみまん
[07/9/9 8:30]
二つ消した
8.9sec.