ほしかったのは 荒野
みたかったのは
石をたたいて だまって
死んでゆく 血の系譜と
じぶんの ぬけがら
あれ??いまここで悲しみが生まれたような
気がしてきましたけど
ここには貴方しかいないのですね
では貴方がその悲しみの持ち主ですね??
まだ泣き続けますか
泣く ...
今 朝日を額に受け
まぶたの裏には
暖かな血流を感じ
息を整え始めた
鳥の声 高く昇り
青空がイメージされる
白い雲と
背中に負った 過去が流れ出す
(悔いるべき愚行) ...
「球の描き方」
水の中で目を開けた
融けなかった青が
からだのなかに入り込もうとしている
皮膚のあいだから
――それは恐ろしいことだった
夕方が近づいている
...
山の端に今昇りくる太陽に
向いて鳶は羽ばたきにけり
新しい名前をもらった。
前の名前が気に入らなかったわけではないが
やんごとなき事情で
今日から新しい名前で生きることになる。
前の名前を突如捨てるのは
勇気がいるし、惜しいものだ。
名 ...
現代短歌は現代短歌で良いと思う。
けれど、現代の短歌は難しい。
昔の短歌は、だれが読んでもわかるものばかりだった。
いまの短歌は学のある人が、学のある人にしかわからないものを作っている ...
私の足元を見てください。
貴方がくれた、ガラスの靴です。
綺麗ですか?どうですか?
あのとき貴方は、私にひとときの魔法を、かけてくれました。
そのおかげで
私は今の主人と ...
別に
わかって貰おうなんて
最初から
思ってない
わかって貰いたいんじゃない
認められたいだけなの
こんな
私 ...
黙っちゃいやいや
寂しくなるから
騙しちゃいやいや
空しくなるから
触っちゃいやいや
おかしくなるから
離れちゃいやいや
泣きたくなるから ...
目の前の妖しき影にいぶかりしも
あげ羽蝶なり思はず和む
家毀ち空地となりて草萌ゆる
中に蒲公英艶やかに咲く
北山は吹雪と見えて霞みゐる
吾が行く川辺 陽は燦燦と
山茶花の花 ...
立っているだけで
汗が落ちてくる夏の
その夜
星が飛んでいた
短い夜の間だけ
羽ばたいていた
月へ向かおうとする星
大地へ降りようとする星
それぞれの運命に従って
音もなく
飛んで ...
地獄に堕ちた時のために
蜘蛛でも一匹
助けておこう
イヒヒヒヒヒヒヒヒ
蜘蛛を探しに山に出かけた男は
崖から落ち
今 ...
光る空
ゆれる一輪花
轟きは
一寸たる瞬間を意識させるのだ
荒ぶ草原
暗闇に立つ魂
光を放つのは
そこにあるものだけ
駆ける馬
剛たる筆の動き
しぶく墨
深遠な森に唸る獣 ...
つきと金星のあいだに
カチャリと流れていったものが一瞬をすぎて
それは未来のような行方で
幸せとか苦しいとかというものと別次元
何もない世界のもとにある、わたし
すべての動作や感情を ...
前に進むんは、別に怖くないんや。
でもな、不安なんや。
後ろに進むんは、楽なんや。
でもな、後悔しそうで、怖いんや。
弱虫やねん。
そんな時、あんたに ...
「良い頭は、良い食事から成り立つ」
そうは言うが、なかなかこれが難儀なものなのだ
気付いたら凹んでいた後頭部の絶壁
頭の悪さはこのせいなのだと、母を恨みがましく思う
しかし今更骨格を変 ...
鳳仙花
揺れる
『鳳仙花』
右目の古傷を開かれた
ぷつぷつ と
肉の裂ける音と共に
かさぶたを剥がされ
瞼の底へ
彼の残した右目が
入り込んだ
...
? 片口鰯、かく語りき
司会の片口鰯が
自分の頭をかじりながら
話をまとめようとするので
なかなかうまくいかなななないのだが
烏賊はいかんせん
自分の足をかじ ...
遠い山の稜線が
水墨画のように
かすんで
ゆるゆると
時間だけが
澱のようにたまっていく
さがしているものは
光りにはじける 青
とろりと熟した 赤
なげだされたキャンバ ...
おい
現代の日本よ
黄金の国ジパングとまで言われたジャパンよ
あの時の輝かしさは
一体、何処へ行ってしまったのだい?
金をほぼ全て掘り出してしまい
ジパングではなくなってしまったジャパ ...
沸騰させ過ぎて死んだ
白血球と赤血球が
私の掌で涙を流していた
お墓をつくってあげる
と
火をつけたはずの私が言うから
組織液まで煮え繰り返ってきた
真夏日が続く
そ ...
知ってることが全てじゃない
あるいは歪んでみているのかも
まっすぐ歩くつもりが
それてしまうように
傲慢さに気をつけよう
限界なんて最初からない
作るのは自分だ
...
雨上がり
庭を覗いてみました
雨の雫で輝く葉
青いな
そう思った自分も
実のところ
充分に青かったのです
夕暮れに
打ち水をした小雨
気が付いたら
夏の涼しさが
玄関に居座っていた
そんなことが
嬉しく思える
わたしは
人に生まれてきて
良かった、と
意味もなく
悶々とし ...
SEXしたら捨ててやるつもりだったのに
それなのに
それなのにさ
君はあんな悲しい出来事ことに直面してるんだもの
好きなわけではないけどさ
助けずにはいられなくなっちゃた
デシベルの合わない声に満ちた無気力色の電車は重たくて
今日は遺憾なことに鼓膜は無防備で
なんにも手に付やしない
わたしの恋人達は今日も思慮深く思想を述べていらっしゃるのに
ごめんな ...
行ってきます
どこへですか
遠い遠い風の帰る場所に
いつごろ帰ってくるのですか
わかりません
ご一緒してもよろしいですか
いいえ あなた ...
小さな穴
こっそりと覗く。
膿んだ傷痕をいとしむのは、
私がまだ、大人に成り切れていないから。
ゆっくり、ゆっくり、眠りに就きそうな気分で。
想う気持ちは、本物だろうか。
眼鏡を外して、目を閉じて。
夢の中で、出会ったのかもしれない。
僕の手の届かないとこに、君は居て。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そろもん(切望の話)
みつべえ
自由詩
3
07/7/25 22:34
悲しみを拝見してる物
こめ
自由詩
9
07/7/25 22:24
今 この時
アハウ
自由詩
6
07/7/25 22:15
「球の描き方」
ソティロ
自由詩
17*
07/7/25 22:03
いま一番好きな自分が作った歌
むさこ
短歌
10*
07/7/25 21:55
新しい名前をもらって
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
07/7/25 21:39
現代短歌について
むさこ
散文(批評...
4+*
07/7/25 21:19
シンデレラと、魔法使い。
愛心
自由詩
7*
07/7/25 21:01
別に、ただそれだけ
蓮未
自由詩
5*
07/7/25 20:54
いやいや
秋桜
自由詩
3*
07/7/25 20:41
43P 「短歌2」より
むさこ
短歌
5*
07/7/25 20:40
星が飛んでいる夏
ぽえむ君
自由詩
11*
07/7/25 20:38
クワンダトゥア
悠詩
自由詩
8*
07/7/25 20:36
「心象スケッチ」〜必読お願いします、読んでもらわないと、なん ...
syou
自由詩
2+
07/7/25 20:32
首飾り
唐草フウ
自由詩
14*
07/7/25 20:29
ぱわー・あっぷ
愛心
自由詩
5*
07/7/25 20:12
バランスの良い食事を
こうや
自由詩
0
07/7/25 20:11
鳳仙花
蒸発王
自由詩
5*
07/7/25 19:39
片口鰯、かく語りき
Guy=11...
自由詩
7*
07/7/25 19:24
夏の残像
渡 ひろこ
自由詩
16*
07/7/25 19:24
黄金の国 ジパング
緋月 衣瑠香
自由詩
4*
07/7/25 19:13
鍋と氷と出血多量
青井 茜
自由詩
5*
07/7/25 19:06
一生勉強
山崎 風雅
自由詩
5
07/7/25 18:58
想撮空間 「青二才」
緋月 衣瑠香
携帯写真+...
6*
07/7/25 18:47
rain
小原あき
自由詩
10*
07/7/25 18:42
ちぇ、めんどくちゃい
こはた
自由詩
1
07/7/25 18:11
人型ラジオ
三条
自由詩
1
07/7/25 17:40
風の帰る場所
あゆの ひよ...
自由詩
3*
07/7/25 17:21
マイホール
むくげ
携帯写真+...
2
07/7/25 16:58
白昼夢。
狠志
自由詩
3
07/7/25 16:41
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
加筆訂正:
黒人
/
ペポパンプ
[07/7/25 19:29]
最後訂正いたしました。
5.57sec.