薄いベールに包まれた
幻想を破って
わたしまでたどり着いたら
存在の重さに
音を上げるだろうと
こころのどこかで
分かっていた
根性なしめ
いつまでたっても治らない
あきらめて期待してを繰り返し
いつのまにか悲しみさえもいつものことになった
がんばれないと母が言う
もうだめと家を飛び出していく
残されていくわたしといもうと
...
僕が2年間弱住んでいたのはアメリカの田舎町で、娯楽と言えばバーへ行って酒を飲むことくらいしかなく、車を少し走らせれば見渡す限りの麦畑、そんな場所だった。町には線路が一本走ってはいるものの、貨物電車が通 ...
生き物は、息物です
生きるは、息るです
動物は、導仏です
動くは、侑ごくです
会話は、解和です
話すは、放すです
休憩は、求恵です
寝るは、音るです
仕事は、志毎です
働くは、勞くです
食事 ...
蚊をたたく
てのひらためらう
夕暮れ時
夕餉時までの
薄昏のとき
夕と夜の
とけあうあわい
小鳥たちよ
おやすみ
また
明日の朝
その鳴き声で
やさしい目覚めを
雨上がりの庭に 光は柔らかに落ちて
ひとつの 足跡を照らす
くっきりと
けれども静かな 陰影で
飛ぶ鳥が
地上に触れていきました
生きることの重さを
自らの翼にの ...
最悪と最高が互いに主張し合って
あたしの心をとらえて離さなくなる
このまま何処までも行ってしまいたいと
願っていた、今も確かなことはただそれだけ
そして一枚の画が拡げられる
この夜を伝う ...
ツミヲとおちんちんは、
いつも電車に乗ってやって来る。
ツミヲの棲み家は、
ここから二駅と四つ離れた駅から、
徒歩五分の閑静な住宅街の一角にある。
ツミヲはそ ...
枯れた朝顔に巻き取られてゆく昨日
遅い昼寝から目覚めたくない
風鈴が溶かす熱
大人に成り過ぎた私には
もう新学期は来ないのに
世の中って恋愛話が多いですよ、ねー。
あれですよね、恋愛というのは、合法ドラッグ・・・恋愛中というのは、交尾を促すために脳内モルヒネがばんばん出ているらしく、そのせいで「どこがいいのー?」と言うよう ...
短く撓んだ橋があり
歩いても歩いても
向こう側につかない
ひとつの巨きな魚の影が
川底の蒼い建物に落ち
頭でもあり尾でもある尾が
無数の泡の影を束ねている
吼え声 ...
共鳴する旋律、。
の奥に
ある恍惚を。
響きあう、絡みあう、
交錯する無数の意識と、
交感する無数の言葉と、
交わらない、雑じわらない、
平 ...
八月が終わらなければいいと
願っていた
そのときわたしは
小学五年生で
朝顔を上手に育てることが出来なかった
そして
支柱にぴよぴよと巻き付いた
枯れた朝顔に
まだ毎朝ぼんやりと水 ...
泉質は含塩化土類食塩泉湧出温度は摂氏45度
溶存物質はナトリウムイオンを主成分に
ストロンチウムイオン、遊離炭酸、フッ素イオン、水素イオン、ラドンが微量
宴会の始まる前にひとっ風呂浴びようと ...
沈む地と{ルビ曲輪=くるわ}を
音は巡る
尽きぬかげろう
止まぬ流れ
光より遅いものたちの
さざめきとかしわ手を聴いている
手のひらから手のひらへ
指から指へこぼ ...
それは朝陽を煌々と浴びる
蜜のような栗毛だったろうか
それとも夜のように流れる黒いたてがみ
そんな事は重要ではないのかも知れない
長いまつげを震わせる一頭の馬が
街角をひっそり駆けてゆく
...
ぼくたちが童貞だったころ
汗で肌に張り付いた
女の子たちの制服の白いブラウスは
未踏の大陸の地図のように見えた
街角の薬局の店頭では
小箱に入った不穏な計画が
巧妙にカムフラージュされ ...
抜けるような青空
蒼から白のグラデーション
見上げる僕の心も
快晴
白い月に、白いウサギ
臼と杵を天日干し
季節のかくれんぼ
がはじまって
夏が秋をみつけた
あなたがわたしを
みつけられないまま
かくれんぼは終わった
窓辺でセレナーデ
星が願いを叶えてくれるかな
ギターをかき鳴らし
月夜の晩に密会
一緒に公園に行き
手を繋いで肩寄せて
樹木の下の熱気
虫の声
セロの音色が聞こえてくる
この ...
さらさらと
指の間からこぼれてく
砂は密かに熱を持ってた
(風があなたをさらってしまった)
足跡が
不機嫌そうにゆがんでく
波は静かに寄せては返す
(終わって ...
おとなしい人
でも親友の前ではよくしゃべる人
嫌われる人
でも好かれる事もある人
天然ボケな人
でも仕事はきっちりこなす人
人ってどんな人?
言葉で定義する度に矛盾が ...
どうして
約束を
結ぶと言うのだろう
つないだ手は
結び目のよう
雨に濡れると
もっとかたくなる
強くひっぱって走った
雨の檻つづく
強くひっぱられて走った
かたく
...
僕らはバッティングセンターで
叫び合った
バットを持ち替えながら
グリップを握りながら
150キロの豪速球だって
打てる気がしてた
僕らは踏み切り待ちで
喋 ...
空も高くて
青いから
遠くまで出かけようと
二歩歩くと
三歩目を降ろすところに蟻がいて
踏みたくはないので
停まろうとしたが間に合わず
足を上げて見ると
蟻の腹は空き缶のように潰れてい ...
ごめんね
許してもらうつもりはないけど
殺したくなんかなかったんだ
君は僕だから
僕は君だから
誰よりも大切にしたかったんだよ?
これだけは信じて
ただ運命は悪戯で
...
雨が降っている
ぱあっと晴れた 海が見たかったのに
なんとなく 落ちてゆきそな
そんな心に
うす暗い 朝の海は 似ているような気がして
食堂から見える海は 見ないことにした
良人は ...
真夏の光の飛沫を避けて
ふたり木陰に逃げこんだ
あのひとの
はにかんだ笑顔
ふたりでうっすら汗をかいて
このまま木陰を散歩しよう
過去を忘れながら
未来を語りながら
雨のなかに
すむさかなを
優しいひとくちでは
描けない
まだ
飲み干したはずの
模様がいつまでも海、で
花びらに
ふるえる風の光と影
それはもう
はるかに見失うよう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
音を上げる
yangja...
自由詩
3
07/8/10 20:14
母を追いかける
暗闇れもん
自由詩
2
07/8/10 20:10
帰国して思ったこと
tibet
未詩・独白
1
07/8/10 19:36
想撮空間 「有人論」
緋月 衣瑠香
携帯写真+...
6*
07/8/10 19:34
蚊をたたく
風音
短歌
1+*
07/8/10 19:17
夕宵
〃
携帯写真+...
3*
07/8/10 18:56
足跡
北野つづみ
自由詩
2*
07/8/10 18:01
歌姫
かのこ
未詩・独白
1
07/8/10 16:40
「 おちんちん電車。 」
PULL.
自由詩
7*
07/8/10 16:33
八月三十二日
衿野果歩
自由詩
3*
07/8/10 16:17
恋愛しにくい
ふるる
散文(批評...
7+*
07/8/10 16:04
ノート(橋)
木立 悟
未詩・独白
4+
07/8/10 16:04
cold pray
やまぐちふぢ...
自由詩
1
07/8/10 15:51
えいえんの夏
吉田ぐんじょ...
自由詩
27
07/8/10 15:23
温泉入浴法
山田せばすち...
自由詩
0+
07/8/10 15:05
熱とゆらぎ
木立 悟
自由詩
3
07/8/10 14:52
淋しい馬
石瀬琳々
自由詩
7*
07/8/10 14:01
ぼくたちが童貞だったころ
大覚アキラ
自由詩
8
07/8/10 13:23
8月10日、晴れ
由希
自由詩
0
07/8/10 13:02
かくれんぼ
小川 葉
自由詩
2+
07/8/10 13:01
いとしい貴方
ペポパンプ
自由詩
3*
07/8/10 12:45
創書日和「砂」
ゆうと
短歌
1*
07/8/10 12:14
人
二条 敬
未詩・独白
0
07/8/10 12:11
約束
ふるる
自由詩
15*
07/8/10 12:09
■■■ 白いスカート on 白い自転車 ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
3
07/8/10 11:12
このような世界
水町綜助
自由詩
7
07/8/10 10:20
僕と作り上げた僕
唏羅
自由詩
0
07/8/10 9:47
函館の朝
池中茉莉花
自由詩
3*
07/8/10 9:26
木陰
風音
携帯写真+...
1
07/8/10 9:18
夏しずく
千波 一也
自由詩
12*
07/8/10 8:52
5340
5341
5342
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
5351
5352
5353
5354
5355
5356
5357
5358
5359
5360
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
加筆訂正:
灼熱の盆帰り
/
atsuchan69
[07/8/10 19:40]
或いは、神秘を巡って果てしなくつづく妄想と→或いは、神秘を巡って果てしなくつづく幻影と
5.37sec.