塩水を沸騰させていくと
綺麗な塩の結晶があらわれるように
なだらかな腰のラインをしたたる
あたしのためのその汗を
沸騰させて沸騰させて
もっと沸騰させて
そうや ...
きみもいま
地球の重力のなかにいる
月を見てる
おなじ引力のなかにいる
もう二度と
積極的には会わないひと
さいごの約束を
ふたりで破ったのは
何年 ...
07/08/27
易しいお刺身の作り方入門
元板前の9さんが考案して
活き作りに挑戦できるのだ
誰だって活き作りは冒険だ
お刺身は息の良さが建前だ
...
私がそっと振り返った時
小路に桜が咲いていた様に思う
その頃はきっと未だ
手の中の光は消えそうに無く
目の前の空は透き通る様な晴れ
私がそっと振り返った時
小路に桜が散っていた様に思う ...
明けない夜はないけれど
夜しか知らない人がいたら
永遠の夜は存在する
夜に生まれて
明ける前に死ぬか
夜しか目覚めないで
朝を見ずに死ぬか
したらば
夜は永遠となる
永遠が遠 ...
ジリジリと太陽が
アスファルトに焦がれる思いを
告げる午後二時の
濃い影がさす
向こうには
枯れてしまったシクラメン
欠けてしまったクリスタルの花瓶
半分腐りかけの林檎
止まっ ...
私達は
狭い空の鷹
傍若無人に翼を広げ
疎む声は聴こえない
私達は
晴れた日の雷
平穏無事を突然壊し
嘆く声は聴こえない
私達は
樹林の中の焔
湖の厚い雲影
白い壁の ...
僕らの前に希望は無い
北には星が輝かず
月達もまた起きぬまま
僕らの前に道は無い
南に奔らぬ雲の影
雨達もまた光らぬまま
僕らの前に光は無い
西の向きには廻らぬ風
雪達もまた舞 ...
なんだろう こういうの
心がちょっと 痛む感じ
夏の景色は とても蒼くて
なぜか なぜだか 涙が出た
それはとても
ひどく懐かしくて
僕が帰るべき場所
...
音が雨の滴のように
はじけた
波紋を描き
拡がった
ふわふわと飛ぶ綿毛のように
繊細だけれど真っ直ぐな意志を持った
事象の拡散
空よりは高くはない
ただ、
この丘から見える景色をながめている
「素直にしているの?」
「凛としているの?」
そんな問いかけは
この宙に、あてもなく溶けていく
...
君は言った
「この世界は素敵ね
私と貴方が出会った奇跡
神様に感謝しなきゃね…
あ〜…素敵☆」
あはは
こいつ「馬鹿」だ
俺は言った
「別れよう」
感情が泡の様に生起する
産まれては消え、消えてはまた気まぐれに現れる
胡蝶が視た夢の様に儚い現実
ある時絶対だと信じた世界の認識は
すぐに別の大きな波に浚われ、記憶の深淵にゆっくりと沈み込んで ...
堂々と
真夏を誇った
向日葵が過ぎ
いつの間にか
ひそやかなやさしい
秋桜の花が咲きはじめた
季節が
かわっていく
止めることは
出来ない
誰にも
少し前まで
座っていた席の下に
置き忘れた
飲みかけのペットボトルを
扉を閉めた電車は
線路のかなたへ運んでいった
きっと
作業着姿の誰かが
忘れたゴミを
無表情 ...
松葉杖を
ついて歩く人を
追い越し
ふいに立ち止まり
背後を振り返る
その人のずっと後ろで
松葉杖をつくより
もっと不器用に
びっこを引く小さい姿は
あの頃のぼく ...
Tシャツに汗の滲む
夏の朝
長方形の紙パックに入った
烏龍茶を
ストローから吸いこみながら
けだるい道を歩いていた
全力で走った後ならば
あっという間に飲み干して
...
こすってもこすっても
とれぬ三日月の影を
外套の裾にまとわりつかせながら
深淵なる闇の中を 独り歩く
遠くに見えるはおぼろげな光
温かき人の光
手元にゆらめくはうつろな光
冷たき心の ...
ゾウはゆっくり移動する
一日に自分の足で
歩けるだけ移動する
長い一生
ゆっくり過ごす
人間はせかせか移動する
大人は特に
せかせか歩く
短い一生
自分の力だけじゃ足りなくて
...
これは 真白と言うのでしょうか
何も 何も描かれていない
ただ 何処までも 広い平面
どうして いつ
私はここへ来たのでしょうか
気が付くと
この場所に立っていました
今日という ...
静けさや
雪降る音も
聞こえたり
己が頭中の喧騒も
白い氷に埋めてしまえ
夏祭りが終わった
その次の日の朝
不思議な世界だったこの公園は
いつもの公園を
たた狭くしているだけの
小さな空間でしかなかった
組み立てられていた木材が
リズムよく折りたたまれてゆく
...
はい、そうです。法学部出身です。
そりゃあ嬉しいですよ、?種試験合格は。
子供の頃から、中央省庁の
官僚になるのが夢でしたから。
ええ、必死で勉強しましたよ。
遊ぶ暇なんてありませんでし ...
愛して ぼくは あのひとに触れて
いけないことなどなにもない
撫でられ ぼくは あのひとに溺れ
「なんて美しい 本物の愛だ」 涙がでたのに
それでもだめなんだ
こ ...
皿をかさねる
どんな料理でも
皿が汚れる
皿をかさねる
指先に祈りを込めて
汚れを落とす
蒸気があがる
床下に壁の中に
張り巡らされた水道管から
私は皿 ...
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる
疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?
細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ...
手を添える
表面温度37℃
微熱
医者はいらない
自転車で坂を下れば
粗熱も拭える
漆黒の昼下がり
全ての丸い果物と下る
あなただけ西瓜は特別
そして 存在を消したは ...
穴を掘り続けたのは
きっと寂しかったから
ひとりぼっちの夕方を
埋めてしまいたかったから
今はわかってる
あの頃も 今も
円形の砂場から
立ち上がれないの
腕の中で見るサカサマの部屋
隅のテレビから聞こえる
ノイズはまだ 何も始まっていない証
現実なんて度外視して
砂嵐に巻き込んでよ
暑苦しい部屋の中で
ぼくはひとり
蓋を開けたばかりのコーラの
二酸化炭素の泡のように
空気中に溶けてしまいたい
みんみんみん
だれかがないてる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今夜の結晶
a/t
自由詩
2
07/8/27 1:02
放物線
吉岡ペペロ
自由詩
7+
07/8/27 0:57
やさしみ
あおば
自由詩
5*
07/8/27 0:22
櫻桜
路守 緒世留
自由詩
3
07/8/26 23:53
永遠
木屋 亞万
自由詩
2*
07/8/26 23:48
熱帯夜の夢
渡 ひろこ
自由詩
7*
07/8/26 23:45
恣
路守 緒世留
自由詩
6
07/8/26 23:40
欠如
〃
自由詩
2
07/8/26 23:34
■■■ ちょっと ちょっと ■■■
じゃんじゃっ...
自由詩
1
07/8/26 23:29
_
白川水
自由詩
2
07/8/26 23:20
夏空
わら
自由詩
10*
07/8/26 23:11
『馬鹿』
神楽坂 猶叉
自由詩
1
07/8/26 22:50
胎海
白川水
自由詩
3
07/8/26 22:47
いつの間にか
風音
携帯写真+...
4*
07/8/26 22:45
誰かの手
服部 剛
自由詩
6
07/8/26 22:42
( 無題 )
〃
自由詩
3
07/8/26 22:39
水ノ鏡
〃
自由詩
2
07/8/26 22:37
晩秋
明楽
自由詩
2
07/8/26 22:29
ゾウの時間
〃
自由詩
0
07/8/26 22:29
未来地図
〃
自由詩
0
07/8/26 22:28
静
森川仁司
自由詩
0
07/8/26 22:21
夏祭り
ぽえむ君
自由詩
6*
07/8/26 22:14
有資格者
tanu
自由詩
1
07/8/26 22:04
それでも
たにちゅん
自由詩
1
07/8/26 22:02
皿をかさねる
ふたば
自由詩
3
07/8/26 21:58
水葬
ゆうと
自由詩
10*
07/8/26 21:47
風化人狂気の果実 光添え
酸素の枷
自由詩
0
07/8/26 21:11
5歳3ヶ月
衿野果歩
自由詩
4
07/8/26 21:01
ラスター
〃
自由詩
0
07/8/26 21:00
_
一ノ瀬凛
自由詩
2
07/8/26 20:59
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
8.59sec.