言葉が白くなる
その言葉はもともと
愛や夢だったのかもしれない
確かに今まであったものが
消えてゆく
忘却とともに
蓄積が始まってゆく
過去が現在へと結ばれる

言葉が白くなる
そ ...
 縦に長い大部屋の中
に、並べられた寝台、
おおぜいの男と女が寝
ている、昏々とねむり
に落ちている、灯って
いる照明はひとつもな
く、奥まで見渡せない、
暗闇よりあかるく、薄
闇より ...
黙祷を捧げる
命が大量に羽ばたいた日々
白い鳩は真っ黒な烏に
焦げた

世界一大きな毒キノコが
街二つを飲み込んだ

雨を降らした

見たくも無い
地平線が見えただろう

...
くりだした 舌のさきを
くいちぎり きんいろの
鱗を ふりこぼしながら
ゆうやけ雲の むこうへ
逃げこんで いきました
過去と今が くっついて
今と未来が くっついて
人と人が くっついて
人と物が くっついて
地球と人が くっついて
何気なく関係 していて

北半球と南半球が くっついていて
地球と月 ...
八月十六日


下駄をならし
道を歩いてると
元気よく伸びた葉っぱに
目を奪われ 吸い込まれる
いや
飛込んだ

葉緑体のなかを泳ぎ回り遊んでおると
蜩に食べられ ...
満月に小指を立てて
ぼんやりした小指の輪郭
私は月光の輪郭しか認識出来ない

手紙頂きました
メールは軽石の投げ合いですものね
お金と時間を費やすに値する
重たい言葉


でも 見 ...
フラッシュバックのまま
季節を渡れるなら

あなたとの待ち合わせに
ふるえた

あの駅前広場に
君が孤独なのは
一人だからじゃない
一人じゃないのに
繋がり合えないから
孤独なんだ

ああ
こんなに近くにいても
そんなに遠くに感じている

僕が一人なの ...
私には、何も無いと思った

好きな仕事も
好きな相手も

何も、無い



零れていくものを必死に掴み取ろうとして

最後に残った、欠片



それは

明日の自分と ...
一瞬で消えてしまう美しさ

だから

いつか
あのひとと
見たいのだけれど

一瞬で終わる恋だから。
ふつり とした暗転の前の
うす紫の怪しさに急かされて

どうしようもなく
閉じられる太陽

月はさわさわと 触手を伸ばし
柔らかい発狂の 熱病を運んで

貴女を侵してゆく

腕  ...
全力で恋をする姿が美しくて。

将来がどれだけ不安定なものか。

知ってか知らずか。

本当に素敵だ。

うらやましい、ね。

今度、恋をすることがあるのなら。

本気で命を掛 ...
そろそろ
世界が終わりますと
アンゴルモアが
満面の笑みで
ニュースで伝えている

外に出ると
風が吹き荒れて
エメラルドが
散乱している

人の寂しさでこしらえた、
円形のど ...
 
 
泣きたい程のマリンブルーに
笑っていられるようワインレッドを
飽和するくらいまで混入したら
遠い地に足をのばそうか
 
 
そんなに見ないで と
自意識過剰が騒ぐから
地下 ...
川沿いの草むらで雉は鳴いた。
陰りが重なり、闇をつくる。
雉の、高く鋭い声は、空に放たれ、分解を拒み、残音となって、
空を揺らした。

 田舎の盆祭りは、太鼓の音が宙に浮く。
 人々は、太 ...
空が綺麗だというのは。

人間だからじゃなくて。

空が好きだから。

じゃないかな。
下斜め、25度

並べ立てる熱血
その全てに僕は


呆れるほど


青い空
赤い夕日に染まった


難しいもんだなぁ
いくつもの命が
茹でられて

ここにある。
お盆には
天より魂が還るという
亡き親友よ「おかえりなさい」
あなたがあまりに冷たく
私に接するものだから
私はいつの間にかアイスクリームになってしまって
暑さで溶けてしまわないようにと
こうしていつも冷凍庫の中

時々あなたは冷凍庫を開け ...
夏の宵
泣けたらいいなと
ふと思う
あまりの暑さに
体が溶けだした
それは両足から始まった
僕はそこから動けなくなった
そのうちに体全体が溶けていった

僕は完全に溶けてしまった
でもいいさ
今日はこんなに暑いのだから
...
言葉じゃ足りなくて
言葉が、足りなくて

 

途絶えた会話
それ、コミュニケーション?

 

アンテナの上に成立つ
無数のコトバ
テキトーにドッキング
リズムにのって
...
  白い肌 黒い髪 紅い唇

  細い腕 長い指 甘いくちづけ  


全部奪いたい 独り占めにしちゃいたい 
全部奪いたい 独り占めにしちゃいたい 
幼そうに聞 ...
自由形クロールで行け一人きり わたしたちの目の前で
落ちるブルー、ブルー、ブルー、





ブルー、ブルー、ブルー、
いちにちの、落ちる、朽ちる、空はやがて
静かに液化して海となり、闇となり
ざ…、 ...
ねぇ

新緑は じりじりと
祝福の顔をして嘲っているよ

神の視点で
皮肉を吐いて

ひかり睨み
盲た君を
銀色の太陽が照りつける夏があり
それはもう
うち震えるほどの悲しみに満ち溢れているのだが
私には震えることが許されていない
この夏の中では
私は銀色の太陽に烈しくうたれて
鋭く濃い ...
 


十三のつく日にドアを開けて、僕は旅立つ理(ことわり)を告げた。
すると君は、
(しっているよ。)
と言って、かなしい顔をした。

十三のつく日にさよならを聞いて、わたしはかなし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
言葉が白くなるぽえむ君自由詩10*07/8/11 22:54
合わせ鏡月見里司自由詩207/8/11 22:46
黙祷木屋 亞万自由詩2*07/8/11 22:43
そろもん(幻魚の話)みつべえ自由詩107/8/11 22:42
磁石美琴自由詩007/8/11 22:16
 八月十六日高木 しおへ...自由詩1*07/8/11 22:06
Really Purity酸素の枷自由詩107/8/11 21:32
駅前広場でたりぽん(大...携帯写真+...7+*07/8/11 21:28
■■■   words, sing, dance & alo ...じゃんじゃっ...自由詩007/8/11 21:24
無題由希自由詩1*07/8/11 21:07
打ち上げ花火風音携帯写真+...1*07/8/11 21:02
夏病みnaho自由詩107/8/11 20:40
恋する姿勢。狠志自由詩307/8/11 20:33
ワールドエンドゆうさく自由詩5*07/8/11 20:28
おおきなおくちで青井 茜自由詩3*07/8/11 19:37
盆祭りのあたりブライアン自由詩0*07/8/11 19:07
空だから。狠志携帯写真+...207/8/11 18:59
あひるブロッコリー...自由詩1*07/8/11 18:45
茹で卵風音携帯写真+...1*07/8/11 17:50
亡き友へ短歌1*07/8/11 17:09
チョコミントグリーン快晴自由詩4*07/8/11 17:09
夏の宵風音俳句007/8/11 16:58
暑い一日なかがわひろ...自由詩3*07/8/11 16:40
会話アラモード自由詩007/8/11 12:30
独り占め北大路京介自由詩10*07/8/11 11:51
無題しみまん川柳2*07/8/11 11:17
落ちるブルーA道化自由詩907/8/11 10:15
嘲笑と夏naho自由詩007/8/11 9:57
夏の影塔野夏子自由詩9*07/8/11 9:53
十三のつく日のふたり。哀詩自由詩1*07/8/11 7:22

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加筆訂正:
笑って許して/恋月 ぴの[07/8/11 14:18]
再び、ちょっとだけ
5.95sec.