はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた
あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう
思わず ...
夏空の雲
お、あれは俺だ
俺は夏空なんだと
勘違いしている
雲だ俺は
もこもこもここもこもこ
宇宙からのぞけば
たんなる地球の模様だよ
夏空の雲 ...
さよなら、さよなら、
記憶を解き放って
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空
枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている
...
「家族の通話は無料です」
携帯電話会社が前面に出したキャッチコピー
広告は時代に敏感で
なおかつ時代を創り出す
家族通話無料の時代がやってきた
そうでもしなければ
家族の会話が弾まない ...
お見合いの場をとりもちて話題とす
梅雨の晴れ間の夏萩の色
方形のタイルに朝日照りかえり
台風去りて厨秋めく
無人駅に日ぐせとなりし雨に逢い
止むを待ちつつ夕顔に佇つ
想い出 ...
そんな事も知らない間に
大人になったので
泣き屋に
ひとつのパンで
泣いてもらった
それでも
わからない顔をしている僕に
泣き屋は
パンを返してくれた
彼女は家に帰 ...
気がつけば
わたしは
人生を盗まれていた
わたしがしゃべる言葉は
どれも借り物のようで
まるで誰かが
わたしの口を勝手に使って
しゃべっているような気がした
誰に向かってしゃべ ...
だれかの温かい肌や
柔らかい身体の感触が恋しくなって
抱きたいなあとか
抱かれたいなあ
なんて思うけれど
ひとりぼっちで眠るとしても
ふたりで抱き合って眠るとしても
眠ってしまえば
結 ...
橙色荒野に吹く風を
纏う鉄蒼色の軸
時の線路を疾駆する
宵の列車が世界の涯へ
深く静かに進みます
時の左にたなびく湯気と
風を切り裂く幻時の舳先
アナモルフォセス ...
バレエは美しいダンスだ。バレエなどのダンスにおける美しさはどこから来るのか。
ダンスは性器中心主義的だ。ダンスにおいて、身体は性器/非‐性器の差異である。ダンスする身体は性器/非‐性器の差異として機 ...
泣きたいときは 泣けばいい そんな簡単なことに 今気付けそう
君は優しい あったかい そんな事実に 僕はいつもくじけそうになる
...
浴衣着た
乙女の数で
気がついた
今日は
びわ湖の花火大会
続々と
打ち上がる音
聞くだけで
私カタカタ
仕事終わらず
あの日見た
打 ...
Quartz
震えて
終わりと
始まりのないものを
区切っていく
切り刻んで
数をあてる
なにものとも
名づけられない筈の
私より薄くて
鉄も
昼夜をも含 ...
水族館に鯨はいません
私は海が嫌いです
ですから鯨は見たことないと
お母様に申しましたら
味噌汁の入ったお椀を指差し
「これは何だ」とおっしゃいます
ああそうかと思いまして
お箸で中の実 ...
夕暮れに一緒に歩く帰り道 二人並んだ長い影見る
目の端に映る紅、桃に白。君が好きだと言った秋桜
棘刺さる胸の痛みを誰や知る ムクドリのように色には出難きに
外にいて見るともる灯の暖か ...
この地上では
ただでさえ不確かな
ココロとカラダ
上手いことバランスが取れなくなって
疲れたなぁ…と思うとき
決して歩みを止めるな!
振り返るな!
なんて
...
明日の話をしよう
終わってしまった明日の話を
訪れることのない明日の話を
遠いところから
前触れもなく届いた報せが
ひとしずくの雨粒のように
涙の源泉に落ちる
昨日の話をしよう
...
カラスが鳴くから帰ろう
「で、なんなの?」
「え、何が?」
「何が?じゃなくて、どうしたいの?」
「んー、どうしたいんだろうね。」
「はぁ?意味わかんない。」
「うん、俺自身意味わかんない。」
「頭お ...
「で、どうやって癒されたいの?」
「んー、冷房効かせ過ぎた部屋で添い寝」
「じゃあ別にアタシじゃなくてもよくない?」
「いや、君が良いのだけど。」
「どうして?」
「好きだから」 ...
透明な
沢山の唾液を
己の弦に着けて
震えた空を
優しく眺める
ぬらぬらと
赤光は髪を染め
純粋な声が
遠くに吸い込まれた
静かに行われる
養分の脈動は
椅子を愛した ...
閉息的な空間で
幸せを想う
たくさんの砂まみれ
訴えかける子どもの瞳
灼熱の眼光が
(ごめんね、越えられない国境線)
無力が救う街
街路樹の笑みがぽとり
落ちる死
...
自転車に乗って走り出したときに浮かんだのは 北へ向かうということ
人は逃げるときに北へ向かうものだと誰かが言っていた
それが本当かどうかは分からない
ただ 僕は北に向かおうと思ったし 向かってい ...
やさしみを追い越して
苦しみが走り去ってゆく
あるいは
親しみや憎しみ
すべて等しく並んで
世界陸上には
いつだってはじめに
言葉あるいは問いがあった
オンニュアマーク
...
ワーズワースの見た虹を
この街で見ることはできないが
ビルとビルの隙間にできた細長い青空に
短い帯を見ることはできる、そして
私は指差して教えてやる、私の子供たちに
なぜ ...
静かなるこの夕べ
魔法の世界
空間が歪む
暑い朝、暑い昼
飛びかう情報
滅茶苦茶のおばさん
尊敬なんて言葉が無い
誰も頭を下げない
金金金銭銭銭
気持ちが伴ってない
親から ...
夏を組み立てていく
プラモデルのような朝のひかりを
丁寧に地上に接着してゆく
おじさんの他は
みんな寝坊をしている
夏は
すこしづつ組み立てられてゆく
おじさんが
こつこつと夏 ...
明け方に寝て6時半に目覚める。
外はすっかり明るくなっていて、
新しい1週間の訪れを告げる、月曜日。
私は洗面所で軽く顔を洗うと、
この時間には久しぶりに外に出た。
小学生達は ...
だって
意味がないの
あたしがどれだけ探しても見つけても願っても
君は行ってしまう
そんなたった一言の事実
ついていけない
ただ
ただ
「間違って生まれたなんて言わせない」
誰にも文句を言わないきみは
とても自由だ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ラブの秘密
恋月 ぴの
自由詩
20*
07/8/27 21:36
夏空の雲
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/8/27 21:20
やさしみ
望月 ゆき
自由詩
42*
07/8/27 21:18
家族通話無料の時代
ぽえむ君
自由詩
4*
07/8/27 21:10
57P 「短歌2」より
むさこ
短歌
4*
07/8/27 20:00
やさしみ
AB(なかほ...
自由詩
3
07/8/27 18:42
わすれた
大覚アキラ
自由詩
2*
07/8/27 18:13
ぜったい退屈
〃
自由詩
1*
07/8/27 17:23
カルラの列車。
クスリ。
自由詩
1
07/8/27 16:52
ダンスと同性愛発生の仮説
ケンディ
散文(批評...
2+*
07/8/27 15:58
さよならの合図はいつも突然
くるす.wh...
自由詩
2*
07/8/27 15:04
花火大会'07
北大路京介
短歌
8*
07/8/27 14:15
Q
水町綜助
自由詩
24
07/8/27 14:09
鯨
亜樹
自由詩
2
07/8/27 14:01
少し前の恋の歌とて7首
〃
短歌
2*
07/8/27 13:32
コンパス
由希
自由詩
1*
07/8/27 13:28
regret
大覚アキラ
未詩・独白
4
07/8/27 12:41
『迷信』
神楽坂 猶叉
自由詩
1
07/8/27 12:03
その口をキスで塞がないでいる
虹村 凌
自由詩
4*
07/8/27 11:38
その手を取らないでいる
〃
自由詩
3*
07/8/27 11:36
追憶
ゆるこ
自由詩
4*
07/8/27 10:39
躍動
〃
自由詩
1*
07/8/27 10:28
北へ南へ
楠木理沙
自由詩
3
07/8/27 9:43
やさしみ
小川 葉
自由詩
3*
07/8/27 9:11
虹
北野つづみ
自由詩
0*
07/8/27 8:16
無視
ペポパンプ
自由詩
4*
07/8/27 8:16
名匠
tonpek...
自由詩
6*
07/8/27 7:50
いち、に、さん、いち、に、さん。
快晴
散文(批評...
1*
07/8/27 7:30
クローバー
瑠音
携帯写真+...
0
07/8/27 6:55
暗渠の上
悠詩
携帯写真+...
1*
07/8/27 6:02
5366
5367
5368
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5399
5400
5401
5402
5403
5404
5405
5406
9.62sec.