部屋の中央にキューブが転がっている
クーラーに助けられ
凍えるキューブに赤いつぼみの花がある
凍った果物をひとつまみ
がりがりがりんと噛み砕く
つやつや光る氷の中に
かしゃりかしゃ ...
じぶんを さがして
いるんじゃ ないんだ
世界との愛憎の 発熱する
断層に さわりたい
だけなんだ 舌で
秒針は
薙ぐのではなく
背後から偲んでつらぬくのです
切っ先に
僕の血をのせて
それを
みらい と言うのです
僕はそれを追うのです
くそくらえと
吐き捨てて
...
理想にすぎない
あなたの言うことを
常識と信じられたら
どれほど無知で
どれほど幸運で
オレンジ色に染まる世界
目がおかしくなりそう
太陽を直視、太陽を直視
星が輝き ...
ピアノとベースとボーカルで
毎週土曜日に演奏がある
金持ちのおじさん
ブランデーを飲む
マスターはカクテルを作る
俺は弁当を頬張り
ブルーベリーの紅茶を飲む
お姉様とお話をする
...
スーパーで仲良く買い物をするカップルを見かけた
はじめて彼氏の住まいへと招待されたようで
得意料理や揃っていない調味料の話が
すでに食前酒よりも効果を発揮している
他の ...
梅雨が明けたそうで
なにより
と
街を歩く
と
至る所で
白い携帯電話を手にした人を見た
どれもこれも白一色で
夏空の雲みたいだ
白でなければ
つながらない話があるようで
...
新宿を追い越して夜が廻る
整頓された宇宙
小麦色のウサギを探すが
大抵は気の強いものに護られている
バッティングセンターからチンピラの声が聞こえる
宝石売りが乞食に餌をや ...
フリカエル。
ふりかえる。
振り返る。
人生を振り返る。
自分を振り返るのが怖いから
人生を振り返る。
フリカエル。
ふりかえる。
振り返る。
...
風が止まったと同時に
少年は小さな石につまずいた
たいした怪我ではなかったが
泣き叫んだ
辺りを見回した
誰もいない
一人で立ち入り禁止の工事現場に
入っていた
日曜日の今日は誰も ...
1.
自然と神につき、ふとふと考え始めた。神を見出しえたが、自然が先か神が先かという少々大それた空想に陥ってゆく。神に全能という言葉を正確に当てはめうるであろうか、神でさえ自然 ...
僕は待っている 君を待っている
それだけがすべて それだけが真実
僕は考えている 君を考えている
愛しさの気持ち 苦しさの気持ち
僕は患っている 君を患っている
不完全な人 ...
改札を くぐれば終わりの恋だけど
振り返らないイジワルなひと
日差し受け光を弾く水面から
顔出す幼子笑顔眩しく
硝子玉割れても
それは美しく
我を子供に戻した真昼
宝石も金も及ばぬきらきらの光の雫
君の頬へと
星降りの ...
砂糖菓子のように
甘やかされて
育てられているの
なんてウソ
ワガママは
何でも
許されているの
なんてウソ
過保護で ...
僕には名前がない
目立たぬ場所で 限られたモノだけで生きている
踏まれて踏まれて 優しさに触れることもなく死んでいく
それでも生き残った者は 名も無い花を咲き誇らせ
いつかは死に往く
僕 ...
陰樹の茂りに
やさしい 幻を見せて
吸われた強いタバコ
陰でささやかれる 会話
もうろうと 煙り
奥の端の席に 織るべき 夢
この店は 沼の匂いがする
湿りの温もり
肌にしたた ...
寒風が追いやって
落下する陽は
屋上から見える
十字架の影に
もえている もえているのだ
あの方角に
確かにいた
小さくて熱っぽい
手が
いま またしても
握 ...
日々の暮らしに疲れた頃に
僕は君に夢を語り出す
グラスに映る君に向かって
「気付いてしまったのさ」なんて呟く
エメラルドの光は悲しみにとけて
大事な言葉と共に消えていく
Where had ...
語る為ではなく
沈黙するために
残す為ではなく
消滅するために
自らがここに居る事を肯定する為ではなく
人々がここに居ない事を否定するために
何を考えているか分からない人々の為ではなく ...
綺麗ね、羨ましくは無いけれど
白い羽根、純粋な幸福
真っ直ぐ生きられるほど強いのね、
とても{ルビ綺麗な=うつくしい}あなた
汚れた私にはとても想像できないわ
弱く小さい私にはとても考え ...
長くて短い夏休み
「短い」と感じたのは きっと楽しかった なによりの証拠だ
夏休みの始まり 暑いから自販機で喉に潤いを与えようと無意識に提案
「10円足りない」
最悪だ…
そんな時 隣から突 ...
予報は雨
(真昼)
あらがえないの
この時計の刻む
奥底からきこえる声には
自性が宿っているのだから
茫洋として連なっている先へ
零時の胎動しているのは不在
の影が失わ ...
ふっとい木だと
思われてませんか
一応、人です
私は
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。
ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。
これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰め ...
廃墟のドラムセット。
ハタチまでのカウントダウン二人、
(人を、生きもの、を、殺すってどんな気持ち?)
ピー、
ピー、
ピー、
バックします。
抱っこします。
ガッツ ...
部屋の置時計は
カチカチ時間を
ループループ
その間に時の番人は
朝の広場と
夜の涅槃を
行き来する
僕は番人を追いかけて
時の狭間で
右往左往
もがく僕を見て
番人 ...
ニャァニャァと 鳴く犬がいて メールした
ホントだってば ホンマやってば
床に寝転がった際に
背中に違和感を感じて探すと
皿ネジが一個
転がっていた
ポケットの中で
取り合えず元に戻そうと
組上げてみた物の
どうしても一つ
ネジが足りなかった
...
呼吸すら億劫になるほどの草熱れ
立ち込めるのは夏の匂い
ジーク… ジーク…
緑陰に身を屈め、獲物を狙う少年
まるで、その空間だけが別世界
ジーク… ジーク…
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キューブ
暗闇れもん
自由詩
1
07/8/1 21:31
そろもん(関係の話)
みつべえ
自由詩
3
07/8/1 21:28
弁証法
naho
自由詩
2
07/8/1 21:16
ぐっどいぶにんぐ
えいぼる
自由詩
1
07/8/1 21:12
あるジャズバーで
ペポパンプ
自由詩
2*
07/8/1 20:48
< 生 活 >
ポップこくご
自由詩
5*
07/8/1 20:34
白い電話
黒田康之
自由詩
8
07/8/1 20:19
メモ
那津
自由詩
5
07/8/1 20:17
フリカエル
ブルース瀬戸...
自由詩
3
07/8/1 19:52
転んだら立て
ぽえむ君
自由詩
9*
07/8/1 19:24
哲学的人間(その2)
生田 稔
散文(批評...
3*
07/8/1 19:10
My Little Forever
南ススム
自由詩
1*
07/8/1 18:48
an automated
北大路京介
短歌
8*
07/8/1 18:22
きらきら
秋桜
短歌
2*
07/8/1 17:50
即興詩『末っ子』
〃
自由詩
3*
07/8/1 17:16
その存在
掘鮎涼子
自由詩
2
07/8/1 17:13
女の店
アハウ
自由詩
6
07/8/1 17:09
友人現象
naho
自由詩
6
07/8/1 16:44
Where Had I Gone?
南ススム
自由詩
3*
07/8/1 16:28
自殺志願者
狩心
自由詩
3*
07/8/1 16:13
汚れた羽根
桜木 ハル
自由詩
1
07/8/1 15:59
麦藁少女、麦藁少年
掘鮎涼子
携帯写真+...
1
07/8/1 14:12
おとずれる
こしごえ
自由詩
11*
07/8/1 14:11
あの、失礼ですが
weed &...
携帯写真+...
4*
07/8/1 14:00
神様が来た!
菊池ナントカ
自由詩
14
07/8/1 13:46
東京カウントダウン。
〃
未詩・独白
0
07/8/1 13:42
時の番人
kuria
自由詩
1
07/8/1 12:45
Believe it or Not!
北大路京介
短歌
5*
07/8/1 12:22
vis
ねなぎ
未詩・独白
0
07/8/1 12:05
蝉時雨
由希
自由詩
2*
07/8/1 12:01
5358
5359
5360
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
5369
5370
5371
5372
5373
5374
5375
5376
5377
5378
5379
5380
5381
5382
5383
5384
5385
5386
5387
5388
5389
5390
5391
5392
5393
5394
5395
5396
5397
5398
5.12sec.