お葬式の帰り
タクシーでいっしょになった
あまり仲良くなかった美代ちゃんと
彼のおもいで話をしようとしたけれど
たいして
覚えてることなんかないねって

シャッター通り
そういえば
...
どうせなら
完全に見捨てて

おねがい

半端にやさしくしないで

やさしくするなら
もっと
   胸をはだけた まどろみの昼下がり
   エロチシズムの逆光が
   夢を遮って あなたの愛撫の手が止まる

   なぜ、なぜ、なぜを
   くちびるに言い含めてから
   ゆ ...
夜中の2時にやって来た
そいつは
モニター越しには写らない
チャイムが鳴ったかどうかはわからない
勝手に土足で上がり込み挨拶もなしに
煙草をふかす

レインコートを被った
そいつは
...
ふわふわの
綿毛でやわを
装おうも
風に焦がれる
タンポポの春
煙草の匂いが服に染みて
肖像を形成してゆく
悪魔の箱が崩れた隻眼の
ガラス玉の輝きは失われたろう

黙って世界を怨むことにしたよ

褒められたいから 飼われたオオカミは
心臓に噛み付い ...
                071006


カメラを素早く
懐に
軽四輪に飛び乗って
資源ゴミの回収に行く
ごみごみした都会の隘路
人情を踏み潰して平らに光る
それなのに
...
積み重ねた
尾根の斜面を
流れ落ちる記憶の
管が開いては閉じる

ガラスにぶつかる
氷の音が
今は聞こえない
牛が食べたのだ

好きに呼んでもいい
動物を眺めながら
牧場で母と ...
右 左

僕等は決して釣り合わないシーソーに乗っかり

不安定な律動の上で不安がりながら揺れ戯れる

一つには成れない自然のジレンマ,奪うことを肯定する人間のカルマ

軋む遊具の不協和 ...
糸が風に揺れるものだと知ったのは
窓辺に垂れ下がるブラインドの
二本の紐が揺れていたから
同じ所を出発点に垂れ下がり
似たような団子の頭を持つのに
決して同じ揺れ方はしなくて
走り出す足の ...
「人肌恋しくて、電話したの」

あなたは鼻で笑ったけど

口角を片側だけ上げて笑う

いつもの顔してるって わかってる

誰でもいいわけないじゃない

声聞きたくてさ ほんとに
...
  さっき呟いた「逢いたい」の意味は

        今すぐ会いに来て キスして抱いて
紛らわすために見逃した。だがすぐ寂しさに気がついた。
紫色の夜が駆け出す。文字は否応なしに同方向に顔を向け、背伸びしている。

膝先の夜を蹴っとばしたくなった。どうせ目撃者は星か水滴かなんかだ。 ...
Hey! A An!

 大江 Oh! Yeah!

  比叡 Yeah!

   御池 OK!

    鞍馬 クラクラ
憂鬱を枕にして寝ている
夢に出てくるのはいつも君で
左手に握ったピストルの銃口から涙が零れている
薔薇が其れを吸って育っている

違う朝が来てもきっと考えてしまうだろう

エレベーターの ...
ふわふわ雲の隙間から、
ほら、
痰汁が滲んでるよ。


渡り鳥の群れは、
澄んだ空気のなか、一羽一羽すかしっぺをする。
への輪番制だ。


まっかな朝日に、プルトニウム239を少々 ...
抑圧に耐えられず
飛び出した
自由にも耐えられず
世界の外側へ飛び出した
目も飛び出した
真っ暗闇で
はらわたも飛び出した
中身はからっぽだ!

もう何もしたくない
ああ、もう何も ...
心臓が俺に言う
速度のない世界を
蜃気楼かこれは
目に見えた風景は全て夜景
焼石に水
心からローリングストーン
落っこちた
メリーさんの羊
に乗って
目を瞑る
身は粒貝
全て停止 ...
ミキサーじゃないか まるでミキサーじゃないか
この世は俺の頭の中をかき回す
それでどんなジュースを作るんだ?
きっと体には良くないぜ いやもう体も心もどうしようもなく不健康
コーラよりもお茶が ...
電気が消えた中庭
ライトを運ぶシルエット
刷毛を握ってベニヤに汚い絵を殴り書き


f..f.f...flower!


花の絵を描く
勢いは乱雑


f..f.f...flo ...
何かが瀞むようです かみさまが 足あとを
のこすのは きまって
救いへの 導きだから 
すいません その道は
しばらく 使いません
本当は泣き虫なのに

泣けない君

無理して笑う君を

見ないようにした

弱い自分を見るようで

耐えられなかった

不器用なんて言い訳

弱い自分への言い訳なんだよ
...
風の船
己の全てを
一息に

膨らみゆく様
夢と似ていて
ほんの束の間、意識から手を離したら――――






ブラックアウト。






感覚が届く範囲を越えて掌から零れ堕ちていく。
あの日見た光景が光の速さで僕を擦り抜け ...
水でも風でもあるものの声
川の流れの先へと映り
海鳥の狩りに溶けこんでゆく


夕暮れも鉄もざわめいている
うすくのびた
草と道の汗
姿のない揺れと声


野の錆が鳴 ...
自由詩を書くに当たって一番初めに驚くことは自分の中の語彙の無さにだが、それ以上に驚く事がいくら思考を張り巡らせても今記すべき題材が見つからない事だ。これでも自分は趣味の範囲でだが創作活動にも手を出して ... だって
海の無い町だけれど
川は流れていくから

あたしを探して
どこにと迷ってしまったなら
灯台に登って
あたしを探して

へいき
ぜったい
いなくなったりしないから
坂道 こがねいろ ころがる
足音の環と季節は
付きながら 離れ流れて
そのくらいルーズに タイトに

輪郭を捉えた空は雲がさかさま写真
覆いかぶさった君の
ため息
はみ出した哀 ...
ここに在ったカタチ。

今は。

握りしめれば。

痛いこの手。
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
空へのぼる音ふぁんバーバ...自由詩10*07/10/6 10:04
屈折風音自由詩4*07/10/6 10:01
逆光九鬼ゑ女自由詩207/10/6 9:39
訪問者水口わする自由詩307/10/6 5:37
春の装いかとうゆか短歌007/10/6 5:32
TITLE000自由詩207/10/6 4:17
スナップショットで写した空あおば自由詩4*07/10/6 3:24
氷の音小川 葉自由詩107/10/6 2:49
A PARK IN THE LIFE白川水自由詩107/10/6 2:20
白い紐木屋 亞万自由詩0*07/10/6 1:54
堂々巡りまりも未詩・独白2*07/10/6 1:03
逢いたい北大路京介自由詩6*07/10/6 0:34
道化と星Souko自由詩307/10/6 0:34
平安ブルー 13北大路京介短歌0*07/10/6 0:30
patriot000自由詩307/10/6 0:13
キリン未詩ひろっち未詩・独白1*07/10/6 0:07
若者は夢の中で死んだ狩心自由詩2*07/10/6 0:07
セパレート自由詩1*07/10/6 0:06
楽しい戦い新守山ダダマ自由詩5+07/10/5 23:59
f..f.f...flower!皆川朱鷺自由詩2*07/10/5 23:09
経験 五A-29俳句007/10/5 22:47
そろもん(罠の歌)みつべえ自由詩307/10/5 22:24
青いキミriebuu自由詩107/10/5 22:15
『balloon』しろいぬ短歌307/10/5 22:13
『ブラックアウト』東雲 李葉自由詩007/10/5 21:14
波応響軌木立 悟自由詩507/10/5 20:11
独白風見鶏未詩・独白107/10/5 20:08
水平線瑠音携帯写真+...307/10/5 19:55
心成しに、季節と唐草フウ自由詩7*07/10/5 19:24
想撮空間「カタチ、二つ。」狠志携帯写真+...107/10/5 19:21

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