おまえの首の引っ掻き傷を吟味してこのあとの綴りを決めよう、食い尽くすには惜しいほどの欲望だ、互いの首に絡み付いて―そのあと老いぼれるかどうか飽きるまで確かめてみようじゃないか
夜はベッド ...
司教が柵を出るそれまでの恐い蛇

糸あっさりと天を衝き静かなる燃焼

鳥ら遊ぶ糊の湖の低い空

カサカサと鳴く魚枯れ木に漂う

絵の両手に持て余す渦模写間に合う

這う背中を受話器 ...
{引用=
***

輪を固定して
定着させた
白い帆布の
裾野が原の
観覧車の膠着は等しく
フィヨルドの陸へ

{引用=
***

燐光時計が
循環するタービン
秋雨 ...
「ん」の書き途中
ペン先が滑り
始点にもどってしまった
その一瞬の間に回転し
くしゃっと崩れてしまった
ルービックキューブ状の
心のマス目を
見届けた者はいない


頭を駆け巡って ...

あ、もしもし?
起きてた?
いや、別に用は無いんだけどさ、
今バイトが終わって家帰る途中なんだけど、
なんか自転車がパンクしたみたいでさ、
こんな時間だとどこの修理屋も開い ...
ぱらぱらと
くずれていく
ゆきのはへん

ぼくをめがけて
ふってくる


まつげのうえに
のっかって

しばらくしたら
なみだにかわった


やくそくは
やぶったけ ...
時間が恐ろしいのです

砂は増えて
砂は減って
砂時計の中の砂はいつも変わらず一定なのです

時間が恐ろしいのです

時計の針は進んで
時計の針は後ろからやってくる
円の中でぐるぐ ...
造られた仮面は

私の傍に転がっていて



「さぁ、お好きなのを選びなさい」と。



私は傍にある仮面を片っ端からかき集めて
全部ちょうだい、と言って笑ってみせた


...
ねえ
世界から見ると
あたしは何色に見えるんだろう

置き去って寂しくした彼を思い出したりしない
ひとりじゃないから
歓喜湧く ペキン
魔物蠢く ペキン
憧れとやっかみ 利用し奪われる
まるで後ろめたい愛人
中華人民共和国 首都 北京

機内食スチュワーデス まあ悪くない
空港の兄さん バゲージ・カルー ...
秋深し読書に耽る今宵かな 週末はいつも、
なんかどっかオカシイ。
楽器が欲しくて。
悪い仕事始めたりして。

おやすみって、
おっきな声で言った。
寂しくなんかないもん。
気分はいいもん。

ご無沙汰し ...
古いアルバムのような部屋で
調律師が鞭を振るうと
ピアノは彼を乗せたまま
一目散に走っていってしまった
置き去りにされた妹は
泣きながら
何かの楽器になろうとしいている
ジャジャジャジャ ...
な〜んてね。
らしくなくでっかいタイトルかかげてしまいました。
今頃フクロはブナシメジを人差し指と親指で持って

『プーンッ!プーンッ!』
と、高めの声で効果音出しながら跳ねてるんだろうなぁ ...
いっそ 四季を消してしまおうか
心地よい日に 均してしまおうか

曇天の雲 垂れ込め
視界は暗く
雨の混じる 歩道に足音

涼しげな日
空も街も
僕の好きな 
灰色に沈んでいる
...
彼は、何も言わずにあたしを抱きしめた。
そうして、深く息を吐くと
うんと小さな声で、あたしの名前を呼んだ。

あたしは彼の頭をそっと撫ぜて
愛してるよ、と告げた。

あたしには、彼が望む ...
硬いベットで独り仰向けで
見上げた天井は高く高く
腕を伸ばしても届かないのは
僕が出来損無だから、

灯りは点けないで
カーテンを開けていれば
月の光だけでも充分
青く照らし出されるは ...
赤い海 白い雪
まだ届くかもしれない
ボクは言葉を紡ぐ
『行かないで』
だけど届かなくて
キミはただ微笑んでいた
だから必死に手を握った
強く 強く
痛いって怒ってよ
だけど駄目で
...
高い高いトーテムポールを登ると餃子がある、それは餃子ではなく乱心だった
箸を広めたのがフランス人だなんて嘘、インドなんて象の猿ぐつわでポカポカだ
河童とキュウリ、うな重と梅肉、ガーリックは北京を燃 ...
山紫水明

本当に 和らいだ 世界は    {引用=
君のそばにあった
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ...
   {ルビ鉄=くろがね}の背のように
   陽を照り返す
さざなみの群生するこちら側で
砂に潜っている
   貝の喘ぎは
   打ちよせる海水に
くりかえし濡れる
しろく寡 ...
{引用=これは 稀少なる学位をば修めたる優秀なる雇われ人である。名を小波と申し候。さても遠江の国、自動2輪跨車を製作する工場なるところの職をば拝命せし候。久しく留め置き候ところに、家うちへのいたはりと ... その日、
ぼくらは冷たかった。
ぼくらはいつも凍えていて、
身を寄せ合って、
暮らしていた。
あたたかくなるように、
少しでもあたたかくなるように、
ぼく ...
美とは

美しいことは
それ一つだけで良い
比較すべきBやCはない 
鳩の雛は可愛い
それだけを思うがよい

風に揺らぐ灯芯のように
一つの愛
一つの美が
吹き消さることなく ...
まもれない
バイバイ、の約束
まもれない

切り出そうか迷う
えいえんの別れ、って
あるんかな



これからずっと
ずっと、の約束
まもれない

これまでだって
いつ変 ...
いつかなんていつだって今でしかなくて

その今をいつまでも繋ぎとめておきたくて

紡いできた言葉はきっと未来へと繋がって

いつのまにかあなたのもとへ




いつかは今 ...
空の
一日が崩れてゆくあたり
もういいやとばかり
投げ出されてしまった光の欠片

渚のように引いてゆく
煙のように戸惑っている
燃えつきる
その一瞬をつかもうとして競った
ぼくらは
...
秋から冬へのかわり目だった

昔やった結核のあとも痛んだ

今週はお葬式がふたつあった


まだ午前11時だというのに

夕方の重さを含んだ光だった

曇り空はいい方かも知れない ...
優しい雨が降る
今宵もまた
優しい音が降る


『会いたい』を
窓際に並べて
滴る粒が拾う頃
同じ音色を聴けたらと
指先で辿る想い画


出来事を再生する
他愛もない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
老いるだけが死じゃない(詩にそれは言えない)ホロウ・シカ...自由詩1+*07/11/2 21:11
絵形見黒川排除 (...川柳3*07/11/2 21:09
aerial acrobatics 10mizu K未詩・独白207/11/2 20:20
ねじれたルービックキューブこうや自由詩2*07/11/2 20:11
自転車がパンクした夜1486 1...自由詩3*07/11/2 19:41
雪解け水ゆうと自由詩2*07/11/2 19:26
砂と針の道具の中七生自由詩007/11/2 19:11
仮面三奈自由詩6*07/11/2 18:17
強がり瑠音携帯写真+...407/11/2 17:36
五輪前の北京に行こうNSEW-L...自由詩1*07/11/2 17:14
読書夏川ゆう俳句007/11/2 17:04
山手線のいろは。菊池ナントカ自由詩7*07/11/2 17:03
気まぐれTsu-Yo自由詩107/11/2 16:59
大人の自殺と責任転嫁フクロネヅミ散文(批評...007/11/2 16:36
街のスケッチアハウ自由詩307/11/2 16:15
君じゃ駄目だと彼は言わないみへき渉未詩・独白207/11/2 16:01
硝子の家AKiHiC...自由詩307/11/2 14:38
別れ海渡自由詩107/11/2 14:11
沢尻エリカ騒動とXJAPANについてキメラ自由詩707/11/2 12:47
幸せな場所北大路京介自由詩5*07/11/2 10:32
レシート1486 1...自由詩11*07/11/2 10:29
対岸こしごえ自由詩10*07/11/2 9:59
瀬賀リーフレイン自由詩207/11/2 9:03
「 おしまいのひ。 」PULL.自由詩6*07/11/2 8:20
美とは生田 稔自由詩5*07/11/2 8:12
まもれない唐草フウ自由詩9*07/11/2 8:08
いつかメメズワイ自由詩1*07/11/2 8:07
夕焼けマジックyo-yo自由詩10*07/11/2 7:39
冬の空吉岡ペペロ自由詩307/11/2 7:27
見崎 光未詩・独白2*07/11/2 6:51

Home 戻る 最新へ 次へ
5195 5196 5197 5198 5199 5200 5201 5202 5203 5204 5205 5206 5207 5208 5209 5210 5211 5212 5213 5214 5215 5216 5217 5218 5219 5220 5221 5222 5223 5224 5225 5226 5227 5228 5229 5230 5231 5232 5233 5234 5235 
加筆訂正:
あめ玉/はらだまさる[07/11/2 13:57]
絵を追加。
7.88sec.