カメムシ

死んだカメムシ

臭いはしなかったのに

電車で死んだカメムシ

人に踏みつぶされて

もう一度見たその姿は

少し足が宙に上がっていて

可笑しな格好だった
...
海がそっとまぶたをとじる
青い響きの中
かもめは
追撃機のようにまっすぐ堕ちた

手のひらにすくう砂
ランプの芯のようにあたたかい
ぼくは見上げ
あたたかいのは君の手だと知る

浮 ...
{画像=080305010357.jpg}


うんうんうん

唸り声を上げて

夜のライオンは迫って行く

うんうんうんうん

耳鳴りがしておかしいのだ

ライオンは伸びを ...
春 夏 春 と ずっと繰り返すものなんだと思ってた

彷徨って 流離って 笑って



早く眠れば良いのに 睡眠不足のくせに
ひとりきりの部屋で 誰に中指たててるの

水分補給も ...
時として 人の死が
はなやいで みえる
あやうさに こころ
鎮めて 言葉だけの
せかい たちあげる
言葉なんて大切にするな
おまえの横には
もっともっと大切な人がいる
その人をじっと見つめろ
その人のための言葉を探せ
ゆき
がんばって
ふらせてるんだね
ぼくに
あいのことばを
とおいくにから
あいのことばを
歩む側から忘却に放り込まれるような日
空に向かって突き上がる厳しい風を見たような気がして
傷つくはずの雲を探した、長いこと、眼を凝らして
昨日、少しだけ降った雨の後
呑気な冬が重い腰を ...
おつかれさま

今日も一日 可愛くいられましたでしょうか?

最近、お仕事 頑張りすぎてませんか?


相も変わらず お慕い申しております


あいもかわらず 愛も変わらず
...
いつか、

『闇』を壊すんだ

その先にある空を

見るために
白い雪は
降り
積もる

やがてそれは溶けるだろう

それでも雪は
降り
積もる

空に未練があるように

ゆっくりそれは
降り
積もる

冷たく私に
降り
積もる ...
    あ    わい    ムー    ド
 
 き    みを    だ     くの

    あ    かい    ルー    ド

 し    みが    つ     くの

...
                 071204



タイクツの卵を割った
いくつ割ったの
ごろちゃんが喚くから
みっつとこたえる
ごろちゃんの指は五本
としも5歳
いつつが大好き ...
「えゝいままよ」


この一言で片付くならば


どんなに楽な事でせう



私の底無きカナシミは


一杯のココアなぞで落ち着く様子も無く


いづれ迎える刻迄の ...
蜜柑の木々が生い茂る 
庭園の芝生に立つと 
山の緑の間に 
遠い海は{ルビ煌=きらめ}き 

枝々の無数の実は 
青みがかった光を帯びて 
自らの歓びを 
天に捧げておりました 
...
雨音は雨音でしかなく
子守歌なんかじゃない

けれど
脆弱な僕らのこころは
雨風にさえ
敏感に反応して

風の音が
キミの泣き声に聞こえる

キミはそばにいるのに

風が強いね、
と呟いて
外にでる ...
夕焼け小焼けの鐘がなり
ひとつふたつ 影法師
迎えのかあさんの手にひかれ
明かり灯る夕食のもとへと帰ってく


ばいばい
さよなら
また明日


小さく小さく手をふって
やがて ...
黒板の日直欄は空っぽでもう聞こえない幼い号令



すみっこでカロリーメイトをかじってる後ろ姿に見覚えがある



段ボール製のアポロの操縦桿左に倒して難破しようよ

...
君の笑顔が好き
それに
僕は少し
憂鬱だから
君の笑顔を
見ていると
心が晴れたように
明るくなる

好感が持てる
誰からも
愛される
誰からも
まけない
君は強いから
...
風に吹かれながら
野原に咲いている
たんぽぽが
ひとつ
ひとつ
空へと
ゆっくり
飛んでいく

風に吹かれた
たんぽぽの
白い綿毛は
どこに
行くのだろう

ふわふわ
...
友だちといるのだけが
楽しみだけでもなく
毎日を
友だちと
すごすことが
人生でもない

自分だけの
ひとりの
時間があっても
良いんでは
ないかなぁ

たまには
ひとりで ...
ねこがいなくなった
遊びに行ってると思っていたのに
帰ってこなくなった
家族はみんな心配した
一週間経っても帰ってこなくて

保健所にも連絡した
交番にも連絡した
近所の人にも話した
...
砂浜の味がする
これは砂糖ではない飴粒
きら、
と丸い表面に
反射しているのは電灯か太陽か

白い雲を乗せているところ
行く先をしぼらずにすんだ音符が
カーテンとして窓に ...
心さえも{ルビ滞=とどこお}る
いつのまにか
何もかも凍てついて
時が止まったかのように
白い霜に閉ざされる朝
私の指さきも
じんと凍えはじめる


指に触れた薔薇の花よ
霜に降り ...
しろい
バニラアイスを
おもいうかべて
そのアイスに
のっかって
おもいのなかを
たびします

ちいさな
バニラのつぶになり
ちょうど二秒の
時が止まった
あなたを見つめて時が止まった
階段を昇って
やがて見える窓からの朝日を背に
立っていたあなた
なんでもないように
挨拶をするのが
とても難しくて
とても ...
沖の赤いブイのところまでが
遊泳可能区域です

深い深い黝い海中のグロテスクな生物も
死が自ら設えた玉座も未だ見たことがありません
本の中、他人の話でしか知らないの
今日もまた白砂の遠浅の ...
日常という
四角いフォルムの中で 
わたしたちは

そこに在る
確かな風景を
感じ取るために
生活をしている

日常という
もっとも曖昧で
もっとも単調な

複雑なあのフォル ...
暗闇に指と指を絡ませて
ほろ酔い肌のぬくもりに酔いしれる
熱いときめきが過ぎて行く
あなたは真夜中に背を向けて
私を抱いている時も夢の中でも
他の{ルビ女性=ひと}を抱いている

ひとた ...
夜明け前
海を望む寂れた町の小さな駅から
各駅停車の その車両は出発する
ゆっくりと少しずつ 速度を早めながら
私の全てとも言える寂れた町から遠ざかっていく
流れる景色が一定の早さで ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
カメムシ、クラッシュ斉木のりと自由詩007/12/4 23:00
君をふるる自由詩12*07/12/4 22:56
ライオンbeebee自由詩107/12/4 22:42
春、夏、春北大路京介自由詩7*07/12/4 22:17
そろもん(業の歌)みつべえ自由詩207/12/4 21:48
爪楊枝Tsu-Yo未詩・独白207/12/4 21:33
初雪そらの とこ自由詩3*07/12/4 21:28
回帰線ホロウ・シカ...自由詩3*07/12/4 20:24
あいもかわらず北大路京介未詩・独白7*07/12/4 20:16
崩壊三奈携帯写真+...7*07/12/4 20:04
積雪太陽の獣自由詩007/12/4 20:03
淡いムードmanabe...自由詩5*07/12/4 19:45
タイクツあおば自由詩1*07/12/4 18:54
抵 抗manabe...自由詩1*07/12/4 18:48
蜜柑の木陰 〜鎌倉文学館にて〜 服部 剛自由詩4*07/12/4 18:48
グレイ風音携帯写真+...1*07/12/4 18:10
待ちぼうけ涙(ルイ)自由詩3*07/12/4 17:56
地球システムしろいろ短歌17*07/12/4 17:46
君の笑顔が好き妖刀紅桜自由詩2*07/12/4 16:06
風に吹かれながら自由詩0*07/12/4 16:02
ひとりの時間自由詩0*07/12/4 15:58
いないねこチアーヌ自由詩907/12/4 15:09
ひつじくもハンドル自由詩207/12/4 14:23
冬薔薇石瀬琳々自由詩8*07/12/4 14:18
バニラノイロペタ自由詩007/12/4 14:14
二秒の時よしおかさく...自由詩2*07/12/4 14:02
遊泳可能沙虹自由詩207/12/4 14:02
日常エチカ自由詩1*07/12/4 12:41
片時雨未有花自由詩11*07/12/4 12:20
各駅停車で川口 掌自由詩3*07/12/4 11:36

Home 戻る 最新へ 次へ
5198 5199 5200 5201 5202 5203 5204 5205 5206 5207 5208 5209 5210 5211 5212 5213 5214 5215 5216 5217 5218 5219 5220 5221 5222 5223 5224 5225 5226 5227 5228 5229 5230 5231 5232 5233 5234 5235 5236 5237 5238 
6.2sec.