水晶を砕いてください船底でふゆの花びらかくまうように
捨ておいた言葉に幾度も拾われて星座のたもと鋭角を知る
閉じかけた波音の日がよみがえる月の鏡の無言を浴び ...
一月前に倒産した
詩学の社長の寺西さんが
事務所の布団に横たわったまま
十日前にこの世を去った
様態急変による
脳内出血であったという
三年前の「青の日」で
互いの詩を ...
暖房に可愛がられる人々よ
国道をひとつはいれば冬匂う
冬の駅白い息吐く人の波
みみにかみをかけるあたしをみて
はぁとを溢れ零したあなた
そこはかとなく単純だよ
そまった紅はあたしが引き受ける
ほおをなでてあげるから、こちらにおいで
かわい い
ふ ...
主観をそれなりに着飾らせれば、
客観に見えないこともない
舌を伸ばした
見慣れた表情のすぐ後に
瞼を閉じて
舌を這わせた
蝶が降り始めるみたいに
二人は重なり落ちていく
耳に近付いた
僕の視界は閉ざされる
感覚だけで越 ...
悲しみや
苦しみや
怒りとか
そんなもん振り回して
キチガイの振りして
騒いでれば
同情なんかで
彼女を振り向かせられるかな
デッカイ図体で
意表をついて
泣いてでもす ...
強く望むほどの夢でもなく、
むしろその遠さに眩暈がしてしまいそうな、
そんな他人から見たら儚い夢物語。
必死に追いかける僕は浅はかなのかな?
「言葉だけですべてを伝える」
情景を眼前 ...
暗い部屋が淋しくてスイッチ入れれば、光は溢れるし音は流れる。
ボタン1つで沢山のコトが出来るようになったね。
便利な時代なんだと子供の僕でも分かるけど、
失うモノの多さに比べたら小さすぎる進歩だ ...
私が泣いている
私が死んでしまったので
あんなに手塩にかけて育ててやったのに
小さな頃はあんなに可愛かったのに
どうしてこうもあっけない
未来がぱちんとはじけてしまう
私のいないこれからを ...
「恋ってなに」
飛べるもの?
恋人って
なに、
あなたと一緒に ...
家に帰ると 鞄の奥深くから取り出した
携帯に公衆電話から着信があった
そういうことをするのは多分 馨ちゃんだけで
でも何となく 電話をするのは憚られたので
電話してくれた? ...
ああ
きちがいオカマ左翼のせっちゃん
せっちゃんの分析力が
ぼくの希望だ!
(せっちやんはリプレーザという本に
うたかたの日々という文を書きました)
自分の肛門がどんなであろうと
自分の肛門は大切にしましょう
自分の肛門だから
自分のタマキンが
どんなに悲惨な状態でも
自分で大事にしましょう
自分のタマキンだから
オロナインと ...
上を向くおまえの、雨を待って開いたままの卑猥な口に
テキーラと拳骨大の氷を山ほどぶち込んであげよう
唇には岩塩もおまけしてやる
リュウゼツランの学名を知っているか?
あいつ ...
はねた、石は、
水のなかを、水を
大きく、全身でえぐり、ゆれて、水は
痛みで満ちた、が、血は、
流れずに、水のなかを、水の
深いところ、へ、
着席する、石は、
水、ではなか ...
元気ですか
そういってメールを打つと
少し
微妙な間隔で
クタクタ
風邪 ひいたみたい
って
そんなこと
聞きたいわけじゃない
∞
元気ですか
もう君もわか ...
幾度も、なんども
夢から覚めると右手にアクセルの感覚と
四天王寺から日本橋へ車線変更
遠く、象の鳴き声を聞くのです
松屋町筋へ曲がるという
思い出のような物語はいりません
ビル風に吹かれて ...
曼珠沙華、燃えて燃えてなお夢の中
オホーツク海を目指した鰯かな
撫子の可憐を食む羽虫達よ
うろこ雲幼き日に見た水彩画
流れゆく、うろこ雲さえ息を止め
アロワナに憧れたんだ ...
あれへんのー
ないのー
ん、納豆半額。
ないのー
なくなってもたんかいな
あ、あったあった
兄ちゃんちょとごめんな
伏見のおっさん
ギョーザをさがすおっさん
うわっ
玉子割 ...
人の手によって生まれそれからヒトでは無くなるように育てられた
初めから紛い物な俺達 俺のナンバーなら知ってるだろ?
過去も未来も現在も無くただ次の世代に繋げる為のそれ自体には意味の無い最先端先取り ...
流れていく 残像
追いかけて
迷いの森へ
誘われたのさ
君の大好きな人が
僕じゃなくてもいいよ
腐れた恋を呪うように
毒林檎をかじる
切り裂かれたピンク ...
空に浮かぶ雲を指で描く
走馬灯のように煌く
すぐそこには楽園
もうすぐ、闇を超える
人が待っている
誰しもが繋がるはずなのに
誰しもが他人の顔をする
寂しさに酔 ...
運ばれてゆく
ものがたりについて
ずっと聴けずにいたことを
ようやく受け取ったのは
はやすぎた夏、の
たてがみ辺りの
なごり風
眠る、ということが
どれほどの守りで ...
それは
冬の寒い夜に燃え上がった
すばらしい火事でした
立派なお家がぼんぼん燃えて
私も大活躍
みな火を消さねばという意識に欠けていたようですが
だれもみなヒューマニズムにあふれていて
...
白空のヒビは街路樹の冷たい手 聞け言の葉の声をココロで
外套の襟をかすめる単音のグロリア今宵は木枯らしのイヴ
首筋にはナメクジが這い
心臓にはミミズ腫れ
貴方の長い睫毛に貫かれて
湿度は上がってゆく
壊れやすく
繊細なこころも
美しく
色彩りな気持ちも
やがて
同化してしまうのだろう
この
落ち葉のように
どこか
奥深く
魂の底に
(2007・9・19)
突風に流されてきた雷がうちの庭に落ちた
しばらく前から庭に住み着いていた、
愛らしい雨蛙が焦げてしまった
咲き始めていた萩の花も散ってしまった
...
オレンジは凶器
酸は私を溶かすだけ
ガーゼは染み出して
傷は金属光沢を帯びた
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
◆ふゆの花びら
千波 一也
短歌
19*
07/12/9 11:31
密葬の夜 〜青の日〜
服部 剛
自由詩
6
07/12/9 10:27
暖房
夏川ゆう
俳句
2
07/12/9 8:53
昨日とはちがう、
哀詩
自由詩
1
07/12/9 8:11
つぶやき
FUBAR
未詩・独白
5*
07/12/9 6:09
「ラプソディー」
菊尾
自由詩
0
07/12/9 4:09
大都会
kei99
自由詩
3
07/12/9 4:05
『Lighter Righter Writer』
東雲 李葉
自由詩
0
07/12/9 3:15
『スイッチ』
〃
自由詩
1*
07/12/9 2:58
私が死んでしまったので
若原光彦
自由詩
4
07/12/9 2:55
アーク
鴫澤初音
自由詩
2
07/12/9 1:18
繋ぎ
〃
自由詩
3
07/12/9 1:17
せっちゃん
A-29
自由詩
1*
07/12/9 1:06
自分の肛門
〃
自由詩
0*
07/12/9 0:58
徒然 六
鎖骨
自由詩
0*
07/12/9 0:38
石
石畑由紀子
自由詩
13*
07/12/9 0:37
星座の街
uminek...
自由詩
7*
07/12/9 0:35
RZ250、時刻は夜明けの2時間前
たりぽん(大...
自由詩
7*
07/12/9 0:14
'07秋・句集
しろう
俳句
4*
07/12/9 0:03
伏見のおっさんのブルース
udegeu...
自由詩
3*
07/12/8 23:49
We can`t change the worlD
V
自由詩
0
07/12/8 23:34
幸せの毒林檎
ノウム
自由詩
0
07/12/8 23:15
まるで
山崎 風雅
自由詩
1
07/12/8 22:36
七月のかなた
千波 一也
自由詩
18*
07/12/8 22:25
すばらしい火事に
A-29
自由詩
1*
07/12/8 22:24
モノクローム in the world
Rin.
短歌
17*
07/12/8 22:05
濡れ光る月
かるび
未詩・独白
0*
07/12/8 20:58
深まる
風音
携帯写真+...
3*
07/12/8 20:35
風雷
楢山孝介
自由詩
5
07/12/8 20:28
滲み染みる月
かるび
未詩・独白
0*
07/12/8 20:24
5192
5193
5194
5195
5196
5197
5198
5199
5200
5201
5202
5203
5204
5205
5206
5207
5208
5209
5210
5211
5212
5213
5214
5215
5216
5217
5218
5219
5220
5221
5222
5223
5224
5225
5226
5227
5228
5229
5230
5231
5232
加筆訂正:
宇宙のうた
/
服部 剛
[07/12/9 7:19]
終連書き直しました。
私が死んでしまったので
/
若原光彦
[07/12/9 7:09]
タイトルを『最後の私』から『私が死んでしまったので』へ変更。
響け
/
松本 卓也
[07/12/8 22:03]
縦書きだと、半角英数が横になっちゃうんですねって、今頃気付くあたりどうかしてる。そう思いつつ修正。
6.13sec.