街の片隅で 捨て猫のように凍えているボクと
傷だらけの君の瞳の中に
同じ色彩が見えていたら
それはたぶん
愛と呼ぶのだろう
ふたりが十字架を構成するラインになったら、
今度こそは誓いをたてよう
なまぬるくって抜け出せる程度
うらをかける隙をのこしておこうね
あなたはなわぬけが得意だから
そくばくに気 ...
寂しさを抱える夜は雪が降る
黄落にあたる日差しは弱々し
息白し目に見えるものに吹きかける
空に飛沫を上げ
雨飛ぶ
暗雲しかし
太陽の眼光
硬直した頬を打つ
漆黒の夜しかし
太陽の眼光
蒼ざめた心臓を打つ
蒼ざめた空を見上げる
蒼ざめた夜がやがて来る
それでも ...
言葉の言葉は。(分かり易く帯を付ける)
実体の実態という実体でさえ。(脳を揺らす)
のされてしまった、
のされた、
のされている。(「言葉だけになってしまって」/「あいろん」「 ...
ソファーの彼女は雑誌の右側しか見ていなくて
星占いによると君は明日死ぬらしい
ポストに入った絵葉書を手に取って 遠くに行ったアイツの口癖真似る
面影ばかりが此の街を覆って
住民は一歩を踏み出せ ...
しわしわの祖母の指を見る
指のシワはそのまま五線譜のようにのび
窓を抜け
空の彼方まで飛んでいった
飛びつづけた時間の
縫いとられた時間の
針と糸の通った縫い合わされたところ
日々の ...
11 血
いってきます
の合図に
ドロップの缶を三回振る
テーブルに置くと
それは部屋の一部分にもどる
吐いた息も
まばたきも
...
耳の、奥
疼くであろう膜は
憂いのように湿りを帯びて
たしかな変化を
告げる
その呼び声に
ほんの少し瞬いたあと
通り過ぎる光の筋は
私が知る ...
さよなら
風に揺れるぶらんこ
さよなら
公営団地の高圧線
さよなら
クレヨンで描いた
お月さま
さよなら
風にのるシャボン玉
さよなら
水色した幼い約束 ...
吾が孫と知らぬ翁の呼び声に
十七字心の内の小宇宙
弟が大金持ちといてふの葉
昨晩は錯乱して
まるで
密林で春をひさぐ女たちの
割烹着に付いたシミのよう
木漏れ日の夜を塞ぐバスクが
なりをひそめ
フランス調の哀歌が響くとき
騾馬に詩歌をつまび ...
なぜか君の名前をググってしまう
いつもなら
真横から朝日を浴びる時間に
ライトを点灯させた車が
飛抹をあげて通り過ぎていく
ふいに
まだ夢が続いているような
不安にかられる
クレーンを折り曲げた重機が
ごうごうと ...
世界を愛したり、隣人を憎んだり
二股かけたり、三股かけたり
そんな器用なこと、できないんだ
劇的なことのなにもない
はり合いのない日々だよ
世界を愛したり、隣人を ...
母は
今も悔やんでいる
父が逝き
毎日
毎日
こんなにも悲しいのに
泣けないのはなぜだろう、
と
私もそうだ
父の
いるべきそのあたり
ふすまを背にした
低い食卓
...
例えば君が思うこと
赤い自転車 甘い香り 新しいシーツ
より良く僕たちが暮らしていくために必要なもの
例えば僕が思うこと
おいしいごはん 楽しい夢 ふわふわの毛布
明日が ...
071213
なにかをもとめてなかにしさんのうちにゆくと、
かけらのようなおとこのこがかけてきて、
たもとをひっぱるので、
なくなったはずの ...
夜を、
わたしの、夜を、
誰かがたやすく追い越して
ちがう、
誰か、は、
待ちぶせる
かけら、
手のひら、かけ、ら、
わたしの言葉は瞳を閉じ、て
もうじき嘘になる ...
街角には、白い柱が一本立てられている。象牙の色のなめらかな小さな突起に覆われ、大人が手を回しても少し届かない程度に太く、もたれるのにちょうどいいへこみがいくつもあった。 手を触れると、人によっては柱 ...
きよらかな ふゆの
卵を ひとつだけ
孵らせる ために
些細な じぶんを
しきりに ふりおとす
愛してもらいたいなら愛さなければならないとか誰かが言ってませんでしたっけ?
俺って実はプライドの高いさみしがりなんです知ってたかい?
愛せるものも見つからない俺って愛される資格がないってことで ...
たとえば鏡を覗きこんでも自分が見えなくなったとき
そこに詩が生まれる
たとえばシャーペンの芯をシャーペンの先から入れようと
凄い顔をしながら必死になっている人 ...
窓から光が差し込んで、仕方がないから目を開けた。
どちらかっていうと布団に潜り込んでしまいたかったのだけれど、なんだか今日の太陽は気合が入りすぎているらしく、とてもじゃないけれど目なんかつぶっていら ...
ブウーウーン
むやみにうるさい羽音を鳴らして そいつはやってくる
しばらく その辺をうろついてから
ピタリと 軽やかな着地
少し口吻を動かして あたりを入れ、
何か思いきったように、ブスリと ...
照明を落としてフロアーに転がり
腐乱死体の真似をした
ずるり、と
眼球が零れ落ちたときには
なんだか満たされた感じがしたぜ
そのまま灰になり
真っ白い骨格になったころ
携帯に ...
・2007-09-09
頭脳線ふたつに裂けてゆく体
あっぽうと呼ばれて赤くなる林檎
煙草から目薬にして十日間
この中にまわしを取った奴がおる
・2007-09-1 ...
あかん 好きに なったら
あかんのや けど
好きなんや
あかんと 思えば 思うほど
けいたいの
でんわばんごうの
並び方さえ
好きなんや
せやから 抱いているとき
辛いじかん ...
送りたいのはそんな言葉じゃない
もっと何か細胞に進化=この缶詰状態への向側
を齎す様な、ビッグバン
何処かで始まった僕と君とクチビル結合為た事が
うわぁぁぁとなって原子 ...
見えていた?
いつ?最後に確認したのは
姿見にはもう布を被せてしまったが為に
君は不安や恐れしか見えなくなってしまった
手の鳴る方に何がある?
最早、爪に色も落とせないのだろう ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
共通項
涙(ルイ)
自由詩
4*
07/12/14 10:57
あいしてるちぇーん
哀詩
自由詩
0
07/12/14 9:59
雪
夏川ゆう
俳句
1
07/12/14 8:16
雨駆ける時
結城 森士
自由詩
0
07/12/14 7:31
ことばの×4
ゼロスケ
自由詩
1
07/12/14 4:08
STARDUST
000
自由詩
0
07/12/14 3:30
五線譜
服部聖一
自由詩
4
07/12/14 2:02
血
アンテ
未詩・独白
4
07/12/14 1:53
伏し目
山中 烏流
自由詩
2
07/12/14 1:03
帰り道
青色銀河団
携帯写真+...
7
07/12/14 1:00
翁
よつ幸
俳句
0
07/12/14 0:58
騾馬/蜘蛛/鬼/ピーカフ
鈴木
自由詩
1
07/12/14 0:43
恋の予兆
めぐちみ
自由詩
0
07/12/14 0:00
雨の街、雪の橋
佐野権太
自由詩
15*
07/12/13 23:28
はり合いのない日々
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/12/13 23:17
日時計
uminek...
自由詩
9*
07/12/13 23:13
スフィンクスのお漏らし
斉木のりと
自由詩
1
07/12/13 23:07
中庭
あおば
自由詩
3*
07/12/13 23:04
オセロ
千波 一也
自由詩
9*
07/12/13 22:43
なにかの柱
リーフレイン
自由詩
3
07/12/13 22:34
そろもん(木の歌)
みつべえ
自由詩
5
07/12/13 22:26
心臓を吐き出そうかと思いまして
榊 慧
自由詩
8
07/12/13 22:10
詩が生まれるときと消えるとき
むむ
自由詩
2
07/12/13 21:57
めがね
柚木
散文(批評...
0
07/12/13 21:37
献血
guchi_...
自由詩
1
07/12/13 21:00
腐乱同然、レディゴー・ベイビー
ホロウ・シカ...
自由詩
0
07/12/13 20:49
雑句(2007-09-09〜2007-12-13)
若原光彦
川柳
5
07/12/13 20:31
連会い
tonpek...
自由詩
8*
07/12/13 20:31
溢れているのは言葉か、感情か、ロックか、君への、なのか、其れ ...
manabe...
未詩・独白
3*
07/12/13 20:13
「ホワイト」
菊尾
自由詩
0
07/12/13 19:39
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加筆訂正:
ことばの×4
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ゼロスケ
[07/12/14 6:31]
括弧の件はこれで妥協。ついでに付け加えといた。よってブログのものより最新。
ことばの×4
/
ゼロスケ
[07/12/14 4:22]
括弧内括弧は使えんのかよ。意外と制約多い!くそ!
ことばの×4
/
ゼロスケ
[07/12/14 4:17]
全角中括弧使っちゃった
5.74sec.