手段のふりをしているけど

言葉は手段ではありません

はじめに言葉ありき、とは

昨日うまれたイエスの言葉


言葉で歌う

日本語で歌う

英語で歌う

言葉が歌えた ...
昔覚えたうたのような
還る記憶にうつ伏せて

包まる毛布の
裏葉色に眠ろう

小さな迷いがやがて
声を嗄らす前に

今宵のほつれた
カーテンの隙間にも

人知れず月は失わず
...
湿った空気
落ちてくる温もりを指差して
何かを祈ろうか
銀世界に
溶けないもの一つ
 
 
***
 
 
人一倍寒がり
冬は君の生まれた季節なのに
矛盾してる
なんて笑って ...
今年も終わりましたねと
トナカイは角を外しながら言う
雪と埃を落としながら
布をぐるりくるりと巻き付け
元の通りビニール袋に入れる
黒く細長いケースを開け
赤い柔らかな型に嵌め込む
今年 ...
誰が持っているんだろう
欲しい言葉やこころ
いつもどこかで期待している
言葉は言葉だけに乗っているんじゃなくて
瞳や腕や筋肉や呼吸から発せられて届いたときは
涙ぐむほどで

あなたの言葉 ...
銀色の鍋でじっくりことこと、
蜂蜜は茶色の小瓶から、
そんな情景にあこがれるけれど
現実世界の僕は まぁ
時の流れに逆らう気力など持たず
透明なカップを電子レンジに、
プラスチックケースか ...
つき/でした
あかいつき/でした///
/体に/ぺたり/と張り付いた/黒蜥蜴/の腕/模様を描いてい/ます
/夜の 中で///   ぺたり   ////インクをたらすように/器用にも


ポ ...
僕は車に寄りかかって
煙草を吸う
君はお気に入りの帽子を押さえて
波打ち際を歩く


僕は踏切に立っている
君は向こう側で小さく手を振る


僕は飛行機の中で居眠り
君は隣で楽し ...
地面一杯に落ちた椿の中で
ひとり囁く者、有り。
群生林である椿は木の上にはもとより
私の足下まで赤で染め抜いていく。

生温い血溜まりに座り込んで
私は貴方の声を聴く。

「はやくはや ...
お金や幸せを掻き込むという
縁起物の熊手
わたしの望む幸せとは
そんな熊手の上手から漏れた小さな幸せ

例えばそれば
何時に無く目覚めの良かった小春日和の午後
所在無いままに陽だまり ...
ランダム係数で導き出された値を灰青色の明度に代入すると
コペンハーゲンブルーからグレーまで アフリカ模様を織り上げていった
 
 明けの瞬間には眩しく開かれていた空を
 規律と道徳の名を戴いた機械の翼が切断して
 開拓という爆撃を開始する
 一昨日や昨日と変わらぬ素晴らしい統率
 一糸乱れぬ編隊の航行は白 ...
夜をかさねた底で
かすかに聴こえてくるのは
淡くほどける
ひとしずくの
きらめくゆらぎ


一定のリズムを打つ心拍
冷酷に刻まれる一秒


整然とした規則の中で
とぎすまされた ...
電灯に照らされている僕
雲が月との間を遮る
君と僕を遠ざけるかのように
今日は空が暗い

何故こんなにも遠く感じるのだろう
ついこの間は近く感じられたのに
雲の向こうは輝いているといい
...
優しい言葉も
今では
嘘のようで

その唇から零れる
声は前のような
温もりを
纏っていない

溝を再び埋めたくて
埋めたくて
ねぇ、僕達は
もう戻れないの、

離れて行か ...
今日は綺麗な日
鳥だって飛ぶのを止めて見惚れてしまう
見たこともない何重もの輪が溢れて
君も僕も体が白く包まれていく途中

そんな事だって過去になるけど
明日までの距離はもう ...
キコ キコ キコ
刃物

キコ キコ キコ
刃物は裸にされ
燻し銀の鈍く照り返って

キコ キコ キコ
刃物は研ぎ澄まされている

流しの蛍光灯の
白々しい明るさ

ザク ザ ...
 お前たちは人間だ
 動物達から突きつけられた言葉が
 訊いている

 年金問題に揺れ
 教育に揺れ
 事件に揺れて
 私たち人間は今
 どこへ行こうとしているのだろうか 
    


たなびく雲の隙間から
海と空が混ざり合い 互いの青を否定する
鳥 が見上げる空は
ここより高く
墜ちる事を考えないからきっと飛んで居られる
私 の見上げる空は
どこまで ...
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
...
最近何をやってもパっとしないので、詩でも書いてみようと思っても浮かばない。
仕方ないので何か散文を書こうとメモ帳を広げても5分ぐらいで飽きて消す。
小説を書こうと意気込んでみてもプロット段階の途中 ...
ハンガーが足りないため
シャツとセーターを7枚着込む



窮屈な身体をもたれ自室の戸を開け
間取りを読み
鏡だけの部屋で鏡が
なぜ
縦にあと3センチ長くないのかを
考える

...
                     071226

死にたくないなと思っていたら
頃合いなので
これから死にますと言われて
はいそうですかと答えた
(配送ですかとは言えないので) ...
タクシーをつかまえて
光の街を走って行く
対向車のライトも
ぼやけて通り過ぎる
車の
屋根に
窓に
雨粒の落ちる音が
軽はずみに続く
水しぶき跳ね上がる音に
ひとりごとのような
...
銀色の星屑が


流れて消えた夜には


夏の砂漠を支配する怪物が


砂嵐の中、姿を見せる




誰にも言わず


何も言わず


旅人は砂漠へ向かう

...
冬休み野外で遊ぶ子はいない

競い合い広がり見せるイルミネーション

すっかりと忘れていたいクリスマス
  君と待ち合わせた路面電車の駅の出口、
  電信柱に凭れて煙草を吸っていた。自分のかいたものを読みながら
  なんてつまらないんだろうって思いながら。

  見上げると乾いた冬の青い空で、水 ...
 来春、君と結婚したい男が私にごめん、と言う。

 すまない、と繰りかえして言う言葉が頬を滑らかに這う。
 ずっと不思議に思っていた。私が、どうして君と繋がり合えなかったのか。
 胸を打つ ...
 
 可愛い人がいる。

「一緒に寝ないんですか」七月にそう私が聞いて、並河さんは
「うん 寝ないよ」そう答えて、奥の布団で眠った、夏。


 九月、眠っている私の頭を撫でて、並河さんが ...
雲は
空のことが好きなのだ

ある晴れた日
どこからともなく
雲はやってきて
やがて空のすべてを覆いつくし
ひとりじめにした
そして泣いた

泣いて泣いて
涙がかれたら
雲はあ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
言葉が歌えたら吉岡ペペロ自由詩007/12/26 23:18
迷い松本 涼自由詩207/12/26 22:39
冬の日倉持 雛自由詩707/12/26 22:36
アフター25木屋 亞万自由詩2*07/12/26 21:56
原風景九谷夏紀自由詩207/12/26 21:47
ほっとみるく空雪自由詩3*07/12/26 20:58
黒蜥蜴のあかい夜エチカ自由詩1*07/12/26 20:54
恋文由志キョウス...自由詩107/12/26 20:52
首落ち椿のささめごと朽木 裕自由詩5*07/12/26 20:48
年の瀬に恋月 ぴの自由詩24*07/12/26 20:40
マッチが燃え尽きるまでリーフレイン自由詩207/12/26 20:37
青空警報鎖骨自由詩1*07/12/26 20:10
1/fのゆらぎ渡 ひろこ自由詩24*07/12/26 20:02
星のない空優羽自由詩6*07/12/26 18:56
好きって気持ちAKiHiC...自由詩107/12/26 18:00
「旧日」菊尾自由詩1*07/12/26 17:46
ダイニングキッチンアハウ自由詩207/12/26 16:08
動物達からのメッセージdoon自由詩007/12/26 16:01
いつか見た空川口 掌自由詩3*07/12/26 15:52
集めている小原あき自由詩20*07/12/26 15:25
チラシの裏風見鶏散文(批評...0*07/12/26 11:46
解放されたからだ佐々木妖精自由詩8*07/12/26 10:57
宅配便あおば自由詩2*07/12/26 10:39
タクシーをつかまえてよしおかさく...自由詩1*07/12/26 9:43
銀色の星ピート自由詩107/12/26 8:23
冬休み夏川ゆう俳句107/12/26 8:16
祝詞、君の鴫澤初音未詩・独白007/12/26 1:55
君と時効未詩・独白107/12/26 1:52
アンラッキー・ファイト未詩・独白107/12/26 1:52
雲が泣く小川 葉自由詩1107/12/26 0:39

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加筆訂正:
ちいさなかみさま/松本 涼[07/12/26 5:59]
ちょっとなおしました
6.15sec.