鞍馬の寺へ続く道を行く人は
息も乱れず
疲れた様子もなく坂道を登る
ただただ不器用な人だったはずの兄は
見違えるほどで
一つのことをやりとげたとき
開花したあなたという人
あなたのように ...
イメージ…イマジネイション。想像力。こういう感覚を腐敗とリンクさせるのはたいていの場合とても困難なことだ。ある種の想像をここで働かせようとすると必ずその流れを妨げるものがある―腐臭というや ...
16年経って動かなくなった壁の
パチンコ屋の景品の
時計の匂いがする
雪が屋根を揺する日に
凍えた足を挟んでくれた
シワシワの両脚の
安心の匂いがする
肝臓をやられ
病室で孫の ...
黒いいばらの棘が締め付けるたびに
長い睫毛が綺麗な夜空を覆い
しずくがきらめいた
その場所は苦痛を伴うのでしょうか
誰もが眠りにつき
訪れるもののいないいばらの国
陶器のような白い ...
ひらり、と
スカートがひるがえる
木枯らしだろうが
春一番だろうが
関係なく
吹く風にあわせ
ひらひらと、揺れる
その頼りなさが苦手だった
ひらひらと、揺れる
その頼りなさでは
...
泣くのを我慢して笑うことにも疲れ果て
ひと知れず声を上げて泣くことにも疲れ果て
取り繕って生きることさえも
もう何もかんもに疲れ果て
それでも それでも
誰かに自分の弱さを見 ...
いつまでも迷っているのは
今にも耳もとで
判断を下す声を
待っているからだろうか
いつまでたっても
聞こえない声
求めても決して
訪れない ...
ごめんな
ヤスコ タエ ミツオ
ごめんな
ヤスコ 泣くなって
俺は不死身だ
正十二面の肉軆
は
横たわる
ゆるやかな黄土色の地形
その中心にいるのは誰?
ぼくら背後から目視した
逆さ吊りの蝸牛を埋葬する
その遠称風景
それは何であったか
ぼくは昨日の夢の ...
どこかに風がふいている
耳を澄まして
あなたは言った。
ほら、あの渓谷の流れに
風がほほえんでいる。
私たちの幸せは
どこかに眠っている
登り道ばかりつづくとき
あなたは言 ...
青い夜の蓋のうらには
蛸の鈍器のまなざし、がある
〈蛸の産卵は時に呪詛的な形態をもって行われる〉
乱立するぶどう房
三百人の子供が飛び出す
頚動脈を流れるコンデンスミルクのかおり
やが ...
クリスマスローズは薔薇じゃない
電飾まみれの、トウカエデが、
アオ、とミドリに照らされた、
噴水の、プールにも、映る。
ラッパを吹く天使たち、と、幼く
小さなトナカイたち、 ...
パキスタンで夜を抱くとき
アメリカオヴサザンでは冬がくる
レモンライスは固くなり
シーデリアカットではコナンがはじまる
ドゴリオールのメルヘンの音は
...
かなしみの
うたを
きく・
・ ・・・。
愛の言霊 生まれて きたのよ
と ...
あのとき あなたは どこへ きえた。
(パイレーツ否カビリアン)
夢と覚えし吾がキミよ
ああ、くづれゆく 世界
ああ、くづれゆく 人間
...
一晩中酔い潰れて目覚めた朝は
自分の愚かさが今更ながらに解ってしまって
ただただ 君のやさしさに甘えてしまう
ゴメンよ もう少し強くならなくちゃね
自分の生活にひと時も安らげずにいた
云いた ...
花の名前をひとつ忘れる
波の音が庭を巡る
部屋の空をひとつ名付ける
花が花をなぞる
目を閉じ 聴いている
指先へ指先を唱うかたち
羽の輪を呑み
誰もいない明る ...
あの日の君は それはたいそう 笑顔で
真冬だというのに
黒いシャツ1枚で立っていた
いや〜 寒いですね よく考えたら12月でしたね
って へらへら笑って言うから そのときわたしは
こ ...
彼女は未知の病気に冒された
彼女は未知の病気に冒された
ドクターは彼女の身体に触れようともしなかった
ドクターは彼女の身体に触れようともしなかった
彼は ...
停止線を越えたぼくの感情のかたまりが
きみの言葉で編まれたハンモックに絡め取られた
ぼくが自分の臆病さを知る頃にはすでに
第二の呟きが世界の水面に波紋を描く
...
みんな揃って
春を待つ
冬の沼季節を映す鏡かな
冬日和二人の影が愛になる
冬の日や青空ばかり目にはいる
無くしたのです
何を無くしたのかは
覚えていないけれど
無くしたのです
確かに私は無くしたのです
無くしたのです
無くしたものは判らないけれど
記憶 ...
まだ消えず
ゆきばをなくした
我が想い
ひと月に一遍ぐらいある、とても冴えた日。今日がそうだ。詩を書く気分にはならないのは、なにもかもが自明だから。こんな日はだれかと対話するのが良いだろう。小難しい話の輪郭もはっきりと見える。だまになった糸 ...
「当時」「杜氏」「東寺」「湯治」「答辞」
本日の"NGワード"
そんな設定がされているのにもかかわらず
あなたはNGワードを連射する
しかも「東尋坊」まで重 ...
あ、あ
あ、
ハロー
足の指から上ってくる黒い小さな蠢きを今日も飽きずに殺してゆきます机のうえはいっぱいの黒い点点で埋め尽くされてそれらはつがいを求めて交接交配繁 ...
男は夜を潰し、
サンドバックを相手に
体を鍛えている。
胆となる マウスピース
噛み切れない沈黙―
琥珀色の教室の隅で
うずくまった
背中のよわい夕日が
一年後と
十年と
未来、のあいだに
消えてしまわないよう
お ...
人を殺してはいけないとおもう。でも人肉を食べちゃいけない理由がわかんない。避妊をきちんとする場合の近親相姦がいけない理由もよくわかんない。わたしはセックスしたくない人とはセックスしない。相手や自分が望 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
兄
九谷夏紀
自由詩
1
07/12/22 22:01
沈黙の内側、ダイヤグラムは途切れたものばかりで体裁を整えてい ...
ホロウ・シカ...
散文(批評...
0
07/12/22 21:46
物差し
佐々木妖精
自由詩
9*
07/12/22 21:23
棘
暗闇れもん
自由詩
2
07/12/22 21:01
スカート
亜樹
自由詩
5
07/12/22 20:41
呼吸困難
涙(ルイ)
自由詩
2*
07/12/22 19:16
存在しない声
ty
自由詩
0
07/12/22 19:15
ウチにサンタが来ない訳
吉岡孝次
自由詩
3
07/12/22 19:13
etude2
清岡拓也
自由詩
2
07/12/22 18:35
どこかに・・・・
草野大悟
自由詩
5
07/12/22 18:30
etude1
清岡拓也
自由詩
2
07/12/22 17:31
Christmasサンド
北大路京介
自由詩
12*
07/12/22 16:24
パキスタン off インディカナ
紅山「そわか...
自由詩
4
07/12/22 15:32
ふらんす でんぷん=パン
〃
自由詩
3
07/12/22 13:09
ロスト・ワールド of パイレーツオヴカ ビリア ...
〃
自由詩
3
07/12/22 12:32
どうしようもない朝に
涙(ルイ)
自由詩
1*
07/12/22 11:56
花と指
木立 悟
自由詩
5
07/12/22 11:25
幸せが飽和してゆく
ウデラコウ
自由詩
2*
07/12/22 11:18
She, he and I
ピート
自由詩
0+
07/12/22 10:16
つまずき
草野春心
自由詩
8
07/12/22 9:55
寒日中
smorza...
携帯写真+...
4
07/12/22 9:33
影
夏川ゆう
俳句
1*
07/12/22 8:35
喪失
秋桜
自由詩
4*
07/12/22 8:16
なごり雪
〃
俳句
2*
07/12/22 7:45
覚醒とは
udegeu...
自由詩
1
07/12/22 4:40
とうじ
北大路京介
未詩・独白
5*
07/12/22 4:16
U・M
サトリイハ
自由詩
0*
07/12/22 2:22
「マウスピース」
プテラノドン
自由詩
0*
07/12/22 2:20
写真
森さかな
自由詩
5*
07/12/22 2:04
カモノハシのパンセ3
佐々宝砂
散文(批評...
3*
07/12/22 1:32
5172
5173
5174
5175
5176
5177
5178
5179
5180
5181
5182
5183
5184
5185
5186
5187
5188
5189
5190
5191
5192
5193
5194
5195
5196
5197
5198
5199
5200
5201
5202
5203
5204
5205
5206
5207
5208
5209
5210
5211
5212
加筆訂正:
Loveっていったいなんだろう
/
紅山「そわか」
[07/12/22 10:46]
おわり。ふ。
証明写真
/
松本 涼
[07/12/22 7:33]
チョット直しました
5.5sec.