君への電話
開いた君の声が笑顔だった 過ぎ行く眼の前の車の音が
急に聞えなくなるような 気がした
時折考える 私を思いとどまらせるもの って何だ ...
握った手ほど開いて いて… 君の足元も
立ち止った季節、君が言った「いつも死ぬって言ってるよね、
…それで、
...
マフラーの長さが君とくっつける
溜息の数多くなる師走かな
冬の月ライトアップと競い合う
あなたは ふらり
何の気なしに
立ち寄った旅人のようですね
来訪が嬉しくて 嬉しくて
こころからおもてなしするのですけど
ずっと ここに留まってはくれず
また ふらり
どこかへと旅立 ...
不穏な空気が流れて
ガードレールを乗り越えて
拡がる風景を見つめるが
あと一歩が踏み出せない
新しい生活が始まって
不安と期待は傷だらけ
後 ...
おおはばきん
新しい言葉を一つ作ると
世界から一つ言葉が失われていく音を聞いた
それはながいながい車の衝突音に近かった
下半身が老人ホームにいつも向いている青年
後ろを見たければ目を ...
071228
電流起源の神話があって
電圧起源の御国を脅す
そんなお悪戯はいけません
ホテルのお客はただ働きの
派遣の女将に面食らう
皮肉な喩えで済み ...
イルミネーションの
絆はでんりゅうだった
絆はいともたやすく
つながったり
はなれたりした
しかしそれはまだ
本当の絆ではなかった
イルミネーションの最終日
でんりゅうが止めら ...
いつだって、囁く愛とは反比例。きみからの電話、「好きだよ」の言葉。
起きてると、たまに気付いて後ろから抱きしめてくれた。温かかった。
キスマーク。見えないとこに残す事さえ、きみの許しはでな ...
(水槽から飛び出した金魚の体温)
煤けたような暗がりで
瞳が開いていく
洞窟の中をずっと迷っているような
コオロギの摺り足
夜には手が届かない
指先が触れる闇の境界線、それは
ひんや ...
人は死ぬ
人はいずれ死ぬ
人は間違いなく死ぬ
この現実をあなたは消化しているか
俺は死ぬ
俺はいずれ死ぬ
俺は間違いなく死ぬ
日々の煩わしさの中で麻痺して ...
数日。
饂飩と餃子と麦酒だけで生活する。
夜更け。
帰ってきたら真っ先にうがいをした。
粗々と水が舌の上で跳ね、粘りを奪い尽くしてゆく。
病魔が、私の身体を狙っているのかと疑 ...
水の中に両手を
そっと差し入れ
泳ぐ魚の影を
そのくねりを
掬ってみたいと
思うのです
光と私はいつでも
とても遠い場所で
落ち合うけれど
必ずまた会えることを
知っています
...
ねえ
人なんか頼っちゃいけない
たぶん
あの人もこの人も
朝になればすり抜けていく
猫みたいなものなんだから
雨みたいに降っている
落葉をいつまでも見ていたよ
いつになったら止むの ...
理由はありません、っていう理由について
もう少しやさしくあれたら、
と思うんだ
さびしい時刻が生え出したのは
ぼくの、背骨を笑う
星のした
だ ...
君の予定に合わせられるように
いつも真っ白なぼくの手帳
12月から1月へ
少しずつさかのぼると
いくつか君と会ったしるしがある
君のとなりで笑っている事が
ぼくのし ...
もう何も怖いことなど無いのだよ
風になって
雲を踏んで
好きな場所で寝転べれるよ
光の条が覚束なくて
ぽんぽん淋しげなのは
人間らしく生きてきたからだよ
じき慣れるよ
できるこ ...
パネルの群れ従え死す鳥パネルは北へ
公園にノコギリ引き右肩に担ぐ
模型都市あらゆる白い布以外
鉄降る夕方ガス立ちこめ手探りの赤目
眠りを這う温い蛇舐めた目さめて黒
ふめつ ...
まっくろな空のした 愛しあった 右手はどこか遠くを指差して おまえはそこで止まったね
ろうそくを立てよう かまくらのなかで 灯ともしたら ぜんぶ溶けてしまうよ あれもこれも、もっと先まで
あっ ...
あらまほしそらのものするつかいかな
空の欠く下におりてし腹もあり
直に沈みつるもたれそ
嘘でできたケーキ
踊り場を転がり回る
黒い涙で窓を塗り潰した
折れたハートに突き刺さったスペード
錆び付いたら別に欲しくもない
紫に色づく季節の花
手紙を添えて空へと送る
騙し合うな ...
わたしの肩が
知らず知らずに
雪を溶かす、ということ
それは
もしかすると
物語ることを知らない
ほんとうの物語
容易には
何事も信じないけれど
疑うとなれば
...
一人の人間から膿を取り除くとする。薬か、手術か、手段はどんなものでもかまわない。一人の人間から膿を取り除くとしよう―何らかの手段を用いて、見事一人の人間から膿を取り除いたとする、そうするとその ...
こおりは笑顔を失くしていた。
あなたが消えてから、
見えるものすべて色あせ、
聞こえるものすべて通り過ぎてゆく。
こおりは笑顔を失っても美しく、たくさんのひとが彼女に魅せら ...
真夜中
眠らないで
夜汽車の音を聴いてるの
羊が何匹飛んだって構わない
みんなが寝てるのに
ひとり起きてるのって
いい気持ち
あたしは
あたしを探す
どっかに置き忘れた
...
地下鉄の剥がれかかったサイン計画でいとも簡単に私は迷子になって
孤独に酔って人をビンで殴ってしまい簡単に割れた破片が人を壊して
しまっていて黄色いブロックに救われた盲者の白髪がはらりと落ちて
そ ...
もし、子供が生まれたら「ハム太郎」と名前をつけたい。
生まれて、即ピアスと刺青とかして、スプリットタンもさせたい。
髪もシルバーに染めて。
そんで、すげー大人しくて頭が良くてやさしい良 ...
ありがとう、と言うと
むねに少し雪のふるような
はかなくて、とけるとしゅんとなる
それはもうこのひとつに
わたしがさよならすることだから
ありがとう、この年
そして今日がすぎる
...
夜、月を見上げていると、誰かがのぞいていた。
ほんの少しの時間だけ、のぞいていたようだ。
僕に気付いて隠れたのか、僕は気配をうかがっていたけれど、それきり何も見えなかった。
月はながめればながめ ...
今日の自分を 忘れないようにしよう
今日の君を 忘れないようにしよう
どうしようもないほど 不幸だった昨日
どうしようもないほど 悲しかったあの日
明日がまた どんな不幸な日であったとしても
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
軒並みぶっ倒れていたさ
鴫澤初音
未詩・独白
4
07/12/28 9:33
なか、つかさ、君の眼
〃
未詩・独白
0
07/12/28 9:33
溜息
夏川ゆう
俳句
1
07/12/28 8:03
懐抱
明楽
自由詩
2
07/12/28 7:40
Kireigoto
ピート
自由詩
0
07/12/28 5:29
おまあじゅ
THANDE...
自由詩
5
07/12/28 3:35
でんりゅう
あおば
自由詩
1*
07/12/28 1:54
〃
小川 葉
自由詩
3
07/12/28 1:36
ひとりよがり
ユメアト
短歌
1
07/12/28 1:03
残闇、抱きしめるときの
たりぽん(大...
自由詩
10*
07/12/28 1:01
死んでも
山崎 風雅
自由詩
2
07/12/28 0:30
日記。
影山影司
自由詩
0
07/12/28 0:30
プリズムホワイト
松本 涼
自由詩
8
07/12/28 0:23
八日
蒼木りん
自由詩
4
07/12/28 0:21
真夜中しっぽ
千波 一也
自由詩
20*
07/12/28 0:11
ぼくの手帳
yoshi
自由詩
0
07/12/27 23:45
辿り着く人
ロカニクス
自由詩
2
07/12/27 23:41
閃四散
黒川排除 (...
川柳
4*
07/12/27 23:34
はじまりのうた
どらちゃん
自由詩
3
07/12/27 23:34
直観俳句(勝手に命名)三句
/////
俳句
0
07/12/27 23:27
FAKE in CAKE
000
自由詩
0
07/12/27 22:55
サイレント・スノウ
千波 一也
自由詩
10*
07/12/27 22:33
沈黙の内側、ダイヤグラムは途切れたものばかりで体裁を整えてい ...
ホロウ・シカ...
散文(批評...
0
07/12/27 21:59
氷姫
玲瓏
未詩・独白
2*
07/12/27 20:38
さよならは永遠(とわ)だから
風音
自由詩
5*
07/12/27 20:34
迷子
エチカ
自由詩
3*
07/12/27 20:18
もし、子供が生まれたら「ハム太郎」と名前をつけたい
青木龍一郎
散文(批評...
24+*
07/12/27 19:31
ことしも
唐草フウ
自由詩
5*
07/12/27 18:43
サイクロプスが棲むところ
本群 マコト
自由詩
1*
07/12/27 18:28
忘れないようにしよう
涙(ルイ)
自由詩
1*
07/12/27 18:03
5164
5165
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5170
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5176
5177
5178
5179
5180
5181
5182
5183
5184
5185
5186
5187
5188
5189
5190
5191
5192
5193
5194
5195
5196
5197
5198
5199
5200
5201
5202
5203
5204
加筆訂正:
プリズムホワイト
/
松本 涼
[07/12/28 7:31]
ちょっと直しました
プリズムホワイト
/
松本 涼
[07/12/28 0:36]
タイトル変えました
5.77sec.