如月末日
今日も冷たい風と陰い空の日で
重いからだと虚ろうの胸の灯で
まっとうに奥行きのある
なんでもない日でした




昇り沈み陽は巡り
欠けてゆく ...
風の音が聞こえるでしょう

ほらね

何かを伝えるために
いつでも 風は必死なの

だから時々
大泣きしてしまうこともあるわ

その後は
優しい歌声を響かせて

心をふんわ ...
有難う
有り難う
ありがとう
何度口に出したら
つたわるのだろうね

只管に書きなぐったのは
感謝の言葉

どうか
どうか
仕合わせでいて

のこしたいものなんてないよ
...
気づいたら
いろんなひとが
両手で込めて 
差し入れてくれた

おにぎり

箸もつかえないくらいに
元気なくなったとき
たべるといいよ、って

おにぎり

すかすかの ...
色鉛筆
画用紙のお日様
油性ペンでフローリング

コマ送りの散歩道
飛んできた野球ボール
チクチク芝生に寝転んで
雲はないけど

球根はちゃんと買わなきゃ
爪もちゃんと切らなきゃ
...
無垢なるいのちをみつめる光は
かげることのない心臓だ

だからそのいのちの影は
しずむことなく
みちるばかりで
月の亡霊のように 果てしがない海原をひっぱる

陸地の無い水平線上に ...
永遠に議論になりそうで深刻な問題、
「卵かけごはんに何を入れるか?」

・揉み海苔は絶対外せない
・ちりめんじゃこを入れたい
・しょうゆのみ!
・味の素、入れていい?
・鰹節がなきゃ
...
タバコから出るひと筋のけむり
換気扇に引き寄せられ ゆらゆらと昇っていく

タバコから出るひと筋のけむり
線香の煙りのように ゆらゆらと昇っていく

タバコから出るひと筋のけむり
疲れた ...
挨拶は「今晩は。」
説明のつかない虚ろな景色を背にして二人は遊ぶ
逆回転のカタツムリの殻ばかり集めるコレクター
「薄紫の笑顔が特徴的です」
君が見る夢はいつも捩れて歪んでる

し ...
まっさらな
まっさらな
愛を 君に

そうしてそっと目を閉じるから
私が目を開くまでに
何処かにいってよ

君との約束を守ろうと
躍起になった私はどんな風に映ったのか
下らないと言 ...
果てない道の先には
いったい何があるんだろう

アクセルを踏みしめる
道端の草は崩れて
線になる
風景はみなみな溶け去って
線になる
僕は
センターラインに沈み込む

過ぎ去った ...
わたしは

耐え切れなくなって
海へと走りこんだ

冷たい海に
飛び込んで

もう

これ以上はもう

わたしは大声で泣いた
真っ青な海の中で

浮き上がったわたしは
...
世の中は回る回る
人は回る回る。
地は循環する
水は廻る廻る

世界と一体になり
逆らわず
品行方正に
常に正しく

悪魔の誘惑に
負けずに
清く正しく慎ましく
そうすると得 ...
梢重なるアーケードにて
グリーンがスパークリング
幹は苔生すブラウニー
抹茶泡立つ粉末に
サクサク砕けざらめ糖
踏み締めてはならぬ足

酔いの帳が辺りを包み
歩く足元サクサクと
サク ...
 夜の道標 風の音が聞こえない日は
 途方に暮れてただ通り過ぎるのをまっている
 ほんの少し耳をすませて
 心の中の何かが動く音を聞いてごらん
 今までの軌跡が 何かを教えてくれる
さらしてしまえって君は言うけど
私っていったい何だろう?
雑誌を飾るあの子みたいに
真っ赤なフリルも着たいけど
「似合いっこない」でまたジーパン

許してあげなって君は言うけど
欲しい欲 ...
灰皿につもる吸殻 砂時計よりも確かに時を刻んで

思春期は置いてけぼりで悼みすらなく見上げいる二十歳の空よ

夕焼けに溶かされてしまえ 毎日をつくる形のあるものすべて

くすぶってむしばん ...
さびしい、

さびしいとは

どういう場所からやってくるのだろう

感謝が足りないから

さびしい、

感謝にみたされていても

さびしい、

感受性の問題で

さびし ...
透けるまで薄着して森のわたしためす

集まる紙風を背中でせき止める

不審な針を持ち歩く動きを落日に焼く

筆跡集う闇市に服着せて隠す

雲が昨日工場を飲み子供らの嘲笑

羽根付き ...
 いつか見て見たことは無いと思っていたらしい夢

君は原色オランウータン
君でさえそう思うだろ
それは事実なんだ

けれどもぼくより
少なくとも ぼくより
楽しいだろ
そうだろ  ...
世界や時間は、僕たちに優しくなかった。











...
私たちはここにくるために
毎日を送っている

ないて
おこって
傷ついて
笑って

すべてここにくるために

そうして日々はすぎていく

ありがとう
ありがとう

不安と ...
どこかで呼ぶ声がした。

その声は今…


確かに聞こえた声。

その声は今…


振り向きたいけど
いけない。

振り向けば
もう戻れなくなるから…


だから聞こ ...
伝わらないもんなんだろう

わかってる

この想いほどは

いつも君には届いていない





共感してみせて

大袈裟をさらして



...
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ...
鳥の名前を覚えることから
始めようと思うの
と、その人は言った

たとえば、つばさを一瞬たたんで飛ぶ
あの鳥の名前を覚えたら
あの鳥はもう
見知らぬ鳥ではないでしょう?

さらりと雪 ...
分かれ道まだ冬なのか春なのか

囀りや人を外へと誘い出す

走ってもまだ君までは遠い春
ひとりでも
淋しくないよ

だって

素敵な
カレシを待ってるの
もう離さない…確かに見えた淡く繋がる未来を


無理しないで 大丈夫貴方なら だからReset&Restart


笑顔、それは嘘だよ。まだ棘が刺さったままだ。


他人を想うあま ...
誰かを抱きしめたくて
たまらない夜がある

互いの名前は知らなくていい

腕の中に温かい吐息を包んで
言葉で何かを交わすような
優しい気遣いはいらないから

飽き果てるまで貪り尽くし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
つれづれ鎖骨自由詩1*08/2/25 19:59
風のように渡邊永遠自由詩308/2/25 19:46
9月5日三上あず自由詩1*08/2/25 19:14
おにぎり唐草フウ自由詩10*08/2/25 18:52
レイディーバードと黄色のチューリップsunaos...自由詩2*08/2/25 18:44
心臓こしごえ自由詩6*08/2/25 17:52
卵かけごはんに何を入れるか?風音散文(批評...5*08/2/25 17:47
タバコここ自由詩5*08/2/25 17:38
「コラージュ」菊尾自由詩3*08/2/25 17:37
金平糖三上あず自由詩2*08/2/25 17:14
アクセス由志キョウス...自由詩208/2/25 16:57
おいしい海水風音自由詩3*08/2/25 16:56
万物流転ペポパンプ自由詩4*08/2/25 16:02
吠える針葉樹林木屋 亞万自由詩2*08/2/25 16:00
道標伊那 果自由詩0*08/2/25 14:10
「誰が私ですか?」高槻 空自由詩808/2/25 14:06
二十歳のころ②伊那 果短歌2*08/2/25 14:06
さびしい吉岡ペペロ自由詩408/2/25 12:57
キキキ黒川排除 (...川柳308/2/25 12:12
青い満月よしおかさく...自由詩5*08/2/25 11:58
彼女の命日より海月自由詩008/2/25 11:49
大切な人raira自由詩008/2/25 11:18
xたろおx自由詩008/2/25 11:03
約束までの約束caleha自由詩9*08/2/25 10:23
ラララしろいろ短歌908/2/25 8:27
名前を覚える北野つづみ自由詩11*08/2/25 8:07
分かれ道夏川ゆう俳句108/2/25 7:41
ひな祭り風音携帯写真+...4*08/2/25 6:28
一行詩集"Let's call it a day. ...相羽 柚希自由詩4*08/2/25 1:49
抱夜一筆自由詩1*08/2/25 1:26

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