ほら
また
雪が降り始めた

春に
なりかねた
冬が

名残の雪を
散らす

それは
音を消し
街はまた
姿を変える

ほら
また
雪が降り始めた

さよならの雪が
 、の入口に従えたのは、その言葉が正しいと思えたからだ。

だから不安と向かい合って椅子に座った。
クッションに針が仕込まれているなどとは思いませんし、仕込まれていても構わない。
この言葉が真 ...
それだけで
なんて
透明で
美しい朝
その苦しげな顔を

せつなくて

せつなくて

もっと美しいもの

吐き出せるはずなのに

どうしてなんだろう

暗い洞窟のようなところで

ふるえて涙ぐんでいるのは

...
オートバイは嫌い

あなたを
どこかに
連れて行っちゃうから

最速のスピードで
あなたを連れ出す

お願い
事故らないでね

2人乗りも
楽しいけど

オートバイは嫌い

あなたの関心を
引きつける ...
花粉症がひどくて

朝9時の耳鼻咽喉科にいる

待合室にひとり

マンガ雑誌や絵本、女性週刊誌が

白い本棚に並んでいる

寝不足で息が浅くなっている

からだがポワーンとして ...
抱いて

どんなふうに?

どんなふうにでも

Mか?

Sがいいの?


勃っている

濡れている

会話のいちぶさ

身体のいちぶさ

濡れている

勃っ ...
「今度またやったら、燃やすわよ。」と、
彼女は言った。
彼はその言いいつけを守らなかった。
燃えることはなかったが、ただ
想像以上に、
彼女の胸は温かいと彼は思った。
 

三月の素晴らしきやさしさが
僕をどこかへ追いやってしまいそう。
何もないように触れた
虚しい熱が掌に帯びる。

名前のない関係で
繋がり続けてはいけないんだ。
温い毒にまどろん ...
1秒刻む間に
人は死に、生まれ
モノは朽ち、構築される
1から0.5、そして0.1
刹那の時の刻みすら人は忘れ
「時間」という概念の中ですべて廻って行く

あの子の1秒はどこへ行くのだろ ...
{画像=080305010357.jpg}
くるしくともなんともない
あたまがからっぽなひは
いったいなにをやればよいのか
わらってよいのか
ないてよいのか
ただなにがなにやらわからない
...
大人になろうとしている

きみの胸は

将来への夢と期待と

あと、少しの

成長ホルモンを詰め込んで

どきどきする僕を惹きつける

眩しいくらいの光で

誘惑している
...
それから僕は、冷たい生き物に触れるために
僅かな夜を過ごす
山間の人々は自分達の歌を愛している
その歌を聞きながら一枚の毛布に包まって
パンを小さく千切って食べる
滲む群青に少しずつ泣きなが ...
カフェに立ち込める煙は饒舌
ぼくは相槌だけで喉が渇くのを知る
シンクの隅に陣取るふやけた
米粒の白が
ぜんぶを、もやもやとかくしてしまって
いつもそうやって
あれとこれとを触った気になって ...
揺らいだ幻の夢
紡いだ言葉の数だけ
体温を奪われて

堕ちた四肢伸ばし
触れた淡い幻想
涙さえ枯れ果てて

全て砕けてしまった
脆く砕けてしまった

薄暗い底は柩
覆い隠す墓標 ...
だから好きなんですよ。

忘れられない理由なんて
無いのですから。
僕には。


だから好きなんですよ。

好きってなに
って考えるから。
僕が。


だから好きなんですよ ...
最近夜になるといつも 
何処からか聞こえてくる 
密かなピアノの旋律に 
耳をすます 

モーツァルトの指は今夜も 
鍵盤の上を滑らかに踊る 

自分という役を演じることが 
ことの ...
ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない

雪が解けるように消えていった
それだけの時間と それだけの思い出なのに

どれだけの気持を綴 ...
遠すぎる! 感情前線が梅雨前線に遠すぎる
リアルタイムで変化していくラインは
ニュース速報で伝達する事が出来ない!!
あからさまに
万歩計でカウントされていく素数 聖なる素数
そこに忍び寄る ...
触れ合えた喜びも抱き合った暖かさもきっと
気休め程度のカタチでしかなかった僕ら
交わる事も契り合う事もほらね、ないよ
御遊び御遊戯でしかなかった僕らなんだ
今更何を求めたって対価なんてモノはな ...
終電近い電車を降りて 
人もまばらなさびしい道を 
今日一日の労働の 
汚れた作業着つめこんだ 
きんちゃく袋をぶら下げて 
今夜もおいらは{ルビ闊歩=かっぽ}する! 

思い出すのは  ...
らいおんは
つかれ切ったのか満たされたのか
あまいかおをして寝ている
ぐるるる
 
 かみをかきあげながら
 はにかむ
 {引用=Honey come?}
 じょう舌になるほど
 な ...
ぼくは、
両手に新月を持ち
きみの
右横に、

眸は
きみの車椅子に
右肘を
すこしばかり
遠慮深げに乗せて、

拘縮し
折れ曲がった
きみの左手の横に、

ちいさく
...
話したりしているだけで

あそこの先が濡れている

そんなスケベでもないのにさ

それは動物だからかな

腹減ったらがっついたり

眠くなったら爆睡したり

そんなのといっしょなんかな

食欲や睡眠欲 ...
ほら

手を

伸ばして
ささやく

このままそっと
抱きよせて

つよくて
優しい
あの
愛のいるところへ







たしかめたい
心のこえを

...
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋

深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
木漏れ日に目を細める二人
手をとり
見上げ続ける

僕らはいつも一緒だった
それぞれが
...
物語は
いつからはじまったのだろう
あれは遥かふたばの記憶

いろおにの
むらさきが見つからなくて
忍びよる気配に耐え切れず
かさぶたに触れた、指先

―――ふるえていたのだ
―― ...
寄花貌

独吟坐覚雨声微
半睡詩魂散亦飛
夢裏相逢何鬱鬱
以詩顔色作薔薇


花貌に寄す

独吟 坐(そぞ)ろに雨声の微かなるを覚ゆ
半睡 詩魂 散りてはまた飛ぶ
夢裏 相逢へ ...
いつからだろう

この熱と冷、混じる空のように
二人色褪せてしまったのは


このままちりちりと
闇に包まれゆく夕暮の頃


ボクはただ、そんな予感を感じずにいられなかったのだ。
指先ひとつでクリックするように
リセットボタンを押すように
ある日突然
消されてしまったワタシ


ひりつく喉の渇きも
どんより重い胸の疼きも
置き去りにしていってしまう
アナタは
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
三月の雪風音携帯写真+...3*08/3/5 11:51
脱皮佐々木妖精自由詩6*08/3/5 10:39
あなたがいるだけで風音川柳6*08/3/5 8:55
おまえだ吉岡ペペロ自由詩208/3/5 7:41
オートバイは嫌い風音携帯写真+...4*08/3/5 7:41
寝不足の朝吉岡ペペロ自由詩008/3/5 7:36
どんなふうにでも自由詩008/3/5 7:34
約束プテラノドン自由詩208/3/5 7:14
次の点で回る世界雨を乞う自由詩1*08/3/5 6:42
1秒電子ノ猫人自由詩008/3/5 3:11
あたまがからっぽなひbeebee自由詩5*08/3/5 1:02
女子高生くま自由詩008/3/5 0:30
小詩集 朝と夜嘉村奈緒自由詩708/3/4 23:41
キッチンの喉元船田 仰自由詩608/3/4 23:08
貴 方 を く だ さ い御影自由詩108/3/4 22:20
だから好きなんですよ。xたろおx自由詩508/3/4 22:02
明日の台本 服部 剛自由詩508/3/4 22:01
わすれない ひより自由詩6*08/3/4 22:01
壮行車狩心自由詩1*08/3/4 21:58
ママゴト的イロコイ69自由詩008/3/4 21:48
新・365歩のマーチ 服部 剛自由詩1*08/3/4 21:36
らいおんの春唐草フウ自由詩9*08/3/4 21:35
きみが新月を書いた日草野大悟自由詩108/3/4 21:33
きれいごとだけ吉岡ペペロ携帯写真+...108/3/4 21:30
とわのいのりのうた相良ゆう自由詩0*08/3/4 21:03
奇跡のカンパネラこゆり自由詩8*08/3/4 20:59
うねる、時のゆくえ佐野権太自由詩10*08/3/4 20:54
漢詩 寄花貌三州生桑伝統定型各...3+08/3/4 20:51
色褪せの二人赤澤るろる携帯写真+...208/3/4 20:26
バーチャル・アフェア渡 ひろこ自由詩10*08/3/4 20:24

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