雪降るや前が見えずの帰り道
風花や橋を渡れば別世界
哀しみの後は雨から雪となる
母親が貴方に傘を差してくれました
傘はスカートのように広がり
貴方はその中にスッポリと収まる
小さな小さな女の子でした
赤い傘
くるくると回してくれませんか
雨がぴたんぴたんと弾けるた ...
私たちはみな生きている。〈日常〉と名づけられた普遍の中を、誰もがみな例外なく生きていて、そこから離脱することは許されない。だが、時にそこから否応なく離脱させられて、戻ろうとしてもなかなか戻れずにいる ...
冷たいカプセルの中に入って
胎児のポーズで丸くなる
深い空にのぼって ゆく
導かれて
見つめあったひとの顔を
ひとつずつ撫でて
片付くまでもう少し
あなたをのこし ...
虹よ出て来い
この空に架かってみろ 架かってこいよ
俺はお前なんか気にしねえ
俺はお前よりも希望に満ちた存在になってやる
お前はまだまだ器が小さい
だって七色しかないじゃないか
もし俺が虹 ...
『おちんちんをおちんちんと意識して確信したのはいつか?』と問われると、これは非常に答えにくい、何しろ股間の沽券に関わる問題である(しかも股間の保険には未加入だし)。少な ...
詩の朗読、ポエトリー・リーディング、スポークン・ワーズ・・・etc。
言葉を声にして表現するひとのためのスレッドです。
・朗読に関する雑談
・朗読に関するQ&A
・朗読豆知識
・朗読 ...
実家に帰ると
昔と変わらない
川が穏やかに流れている
このごろ父と母は
私の手首をつかんで
血が正常に流れているか確かめる
異常のないことを確認すると
母は血の滴るステーキを焼き ...
I was there.
I was there in a day before today.
I mean yesterday.
I was in a space.
There were ...
ブリタンのロバが死んでも
僕は泣きませんから
たたかい、の意味を知る必要性について
小一時間くらい語り合わないか
それより愛だよ愛、って
忘れてたような気分になっても
僕は死にませんから
...
潮風が防風林の松を
まだか、まだか、とたたいて
浜辺で手招きする海が
防波堤でばらまいています
ひとりでくる浜辺が
こんなに広いとは知りませんでした
小さい岩のあるところ目指して
真 ...
北川透は「詩的レトリック」の中で、詩における「余白」のあり方をいくつか挙げている。それらをまとめると「定型に伴う余白」「観点の移動を表す余白」「意味上の展開を媒介する余白」「二つの片歌の問いと答えの ...
さりげなく皺くちゃになった心を
冬の冷気で冷やしてみる
過去にすがってみても
手にはいるのは わずかな傷み
届かなかった想いは
カラス鳴く墓場に始末して
新たな一歩 ...
たんぽぽ畑でたんぽぽをたくさん摘んで
たんぽぽの冠を作ったり
たんぽぽの首飾りを作ったりして
夕方になって
空を見上げても
まだ明るくて
いつまでも明るくて
ほっとしていたら
そこへ
...
おだやかな雨のすきまのファンタジア、合わせ鏡に時計を捨てて
お逃げなさい、鳥のかたちの切なさよ翼が翼を捨て去るまえに
細々と千切れて可憐な嘘ばかり燃やせやしない夕暮 ...
あなたの涙を見てみたくて
軽い気持ちで手首を切ったよ
何も終わる気配はないし
未だ始まってすらいなくて
真っ白な世界の真ん中辺り、泳がされているだけさ
此の感情を何と云うのだろう
最後 ...
「兄さん、あとそこにある段ボールだけだよ、重いから気をつけて。」
「あ、ああ。」
あと数日で、18年間慣れ親しんだ我が家を出て行くというのに、
まだ俺は実感がわかない。
「東京はも ...
{引用=
yuko「まいそう」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136784
*この論考はひとつの詩作品に対する考察でありながら、ある「歪んだ妄想 ...
鳴らない電話を握り締めて
思い耽る心は彷徨う
創造の世界の中でも僕は不自由
光の欠けた電球を見つめる
淡い希望ならば抱かない方が至福
思い出さない幸せ
忘れた時の悲しさ
半分ずつ ...
駅に人垣ができていて通れない。『ちょっと?おれ終電なんですけど?』まあ見てごらん、外国人が改札前で揉めている。終電に走る足が次々に止まる、日本人は深い溜め息をついた。
それを制する力も術も持たぬ ...
「ぼく」がYで 「せかい」がXなら
たぶんYよりXになりたいと願うだろう
「せかい」はあるがままで とても無機質なものだとしても
YはXを選ぶだろう
自分で色を変えられるカメレオン ...
そろそろかなと思い始める十月の終わり
会社が休みの日には 生家の林檎畑へ行く
林檎の収穫は九月から始まっているが
十一月にもなれば 雪が降り始めるので
積もって身動きがとれなくなる ...
という音は
もう
名前じゃない
でも
実体じゃない
呪文のようなものだ
という音は
ぼくらを
切なくする、熱くする
とい ...
雨の日には 何もせずに
暗い部屋の真ん中に
座る 僕は
四隅に巣を張り
蜘蛛になる
時が過ぎ去るのを
じっと待つ
抜け殻
上空の
重苦しい雲から
流れ落ち
煤煙に塗れ
...
痛み
胸
傷と呼べば嘘になる
負うを認めれば
悲劇に拍車がかかる
麻痺
緩和
傷と呼ぶにはおこがましい
痕を受け入れれば
強がりは陰を落とす
傷など負っていなければ
抱え ...
いいコトも
わるいコトも
全て自分で選択するしかないんだ。
それが
正しくても
間違いでも
自分で選ぶしかないコトなのだから…
鳥かごに迷い込んできた蒼い薄翅に、
向こうの空が透けて見え、少女は息を呑んで手を伸ばした
まるで、天鵞絨かオーロラのように煌く翅が、小さく羽ばたいて
鳥の児らの鼓動を早めさせる
加 ...
寒い夜が
自動車の窓を
白く塗り固めた
凍える座席に
うずくまって
眠る冥王星
冷え切った恋が
空調の隙間から漏れ
助手席に当たる
疲れ切ったエンジンが
怨恨に二度空回 ...
封印するも
解くも
操れるほどの孤独
寂しさを嘆いたところで
在りもしない
作れもしない
空想は空想でしかない
生まれゆく不安を片手に
失いし愛情を追いながら
焦りを切り刻む残酷 ...
自殺しようと思った日に、おじいちゃんが死んだ
おじいちゃんとの思い出が
たくさんよみがえってきて悲しかった
ぼくが変わりに死ねばよかった、なんて思ったけれど
そしたらおじいちゃんが悲しむだろう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
別世界
夏川ゆう
俳句
1
08/1/28 7:48
てるてるぼうず
佐藤犀星
自由詩
1
08/1/28 7:08
批評祭参加作品■〈日常〉へたどりつくための彷徨 ——坂井信夫 ...
岡部淳太郎
散文(批評...
1*
08/1/28 6:53
残せたものは呼吸だけ
唐草フウ
自由詩
5*
08/1/28 6:45
もしも俺が虹だったら
新守山ダダマ
自由詩
0+
08/1/28 4:40
批評祭参加作品■「 寝た子は起こすなそやからおちんちんについ ...
PULL.
散文(批評...
1*
08/1/28 2:20
スポークン・ポエッツ・カフェ
過去ログ倉庫
08/1/28 2:09
川の流れる音
小川 葉
自由詩
0
08/1/28 1:29
Suddenpassion(即興情熱)
rabbit...
自由詩
1*
08/1/28 1:18
もう しませんから。
黒子 恭
自由詩
3
08/1/28 1:05
夏泊海岸
たりぽん(大...
自由詩
4*
08/1/28 0:57
批評祭参加作品■余白の海についての試論
2TO
散文(批評...
4
08/1/28 0:54
大丈夫
山崎 風雅
自由詩
1
08/1/28 0:53
たんぽぽ畑
チアーヌ
自由詩
3
08/1/27 23:46
◆幻想連鎖
千波 一也
短歌
5*
08/1/27 23:25
W.R.I.S.T.C.U.T.
000
自由詩
0
08/1/27 23:25
あと幾日
はるこ
散文(批評...
2*
08/1/27 23:18
批評祭参加作品■僕たちの罪は、どうすれば癒されるのだろう
2TO
散文(批評...
4
08/1/27 23:12
19
海月
自由詩
1
08/1/27 23:06
外国人のミサイル
N哉
自由詩
2
08/1/27 22:51
たとえばの話
tatsuy...
自由詩
1
08/1/27 22:48
心が行く
砂木
自由詩
8*
08/1/27 22:13
_
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/1/27 22:12
雨の線
佐藤犀星
自由詩
0*
08/1/27 22:08
尊さ
見崎 光
自由詩
2
08/1/27 22:03
セレクト
xたろおx
自由詩
1
08/1/27 21:59
翅に焦がれる鳥児らは
musi
自由詩
1*
08/1/27 21:57
宙車
木屋 亞万
自由詩
1*
08/1/27 21:49
今を成す不本意な思考
見崎 光
自由詩
2
08/1/27 21:29
死がこんなに悲しいなんて
壺内モモ子
自由詩
1
08/1/27 21:23
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
9.27sec.