風立ちぬ寒き手紙は寒椿花ぞ散るちる紅(くれなゐ)は君
せせらぎの凍てつく青に紅を差し夕闇となる寒椿かな
寒椿君のかわりに影連れて影が消えれば指先は夜明け
...
おまえを抱きたいと思うことが
したごころというものなのかな
さびしいときおまえの恋愛の話
べつに聞きたくなんかなかった
小暗い森のなかで
その瞳
その鼻梁
...
路地には梅が
夕日は夕日で鏡のようで
黄砂は地球の
メカニズムにのって
ぼくらは愛や恋やで
胸を痛めてみたり
切なくなってみたり
か弱い螺旋の生き物です
...
放った光で
きみのすべてを
てらしたい
裸のなかみは
かなしみでも
嘘でもかまわない
まぶしい。
だいすきすぎる。
あなたは。
放った光で
きみのすべてを
てらしたい
裸の ...
色褪せたような気がした
こんな果実を読んでしまったあとに
何を書けばいいのだろうか
と
打ちのめされた気分になりながら
深く心が震えている
放たれた結晶に共鳴するように
あり ...
わたしの影は揺れながら
誰も知らない夜道を歩く
永遠に追いつかない
「 一人前 」に向かって
空が青く見えるのは錯覚
鏡に映る私は幻覚
いま、この瞬間に
紫煙とアルコールに満たされた私は
何?
何も無いことが
なんでも在ることで ...
きみが終わるその前にぼくが終わるから
その時を見届けて
未来はいつもそこにあって
正しく時を刻むから
たまに現実が分からなくなるけど
目の前にあるそれが紛れもない現実
話をしよう
他の誰かじゃない
君と…
君と大事な話がしたいんだ
僕の恋の話
どんなに頑張っても
どんなに鍛えても
恋の基礎力と
応用力は身に付くけど
でも
でも
失恋の対策だけは
したくないし
慣れたくない
その時が来たら
ただ
...
洞窟を見つけたら
そこで暮らそう
いつかきっと
世界のどこかで
仲間を捨てて
家族に出会えたなら
凍ったような蒼い空の下
あの子は霜降る土地で落ち葉拾いをしている
空と大地の狭間に風が舞い
所在を失った言葉たちが
透き通った身体で浮遊する
指の先で感情と涙の分量を測り
葉脈に記し ...
春の陽気
の穏やかな風
に揺れるたんぽぽ
しまい忘れた炬燵
に丸まった猫
幼子の手
を握る母の頬笑み
雀の鳴き声
遠くの汽笛
の中で読む君からの手紙
...
意地悪な細い指は からまって
けれど、丁寧な受け答えはリズムの緩和を生みます
赤いボールペンと蛍光ペンで
傾向と対策の四角い構築物を塗りたくり、
はさみで三角形の砕片に断裁
酩酊したは ...
人を責めるのは簡単で
人に責められる事も簡単。
あなたも私も。
つい相手に完璧を求めて
つい自分を甘やかしている。
あなたも私も。
そしてそんな毎日を送って
小さな幸せを見逃したりもして ...
すごくねこころがしめつけられたとき
ひとは出たくなくなるのかな
悲しみまるごと受け入れるだなんて
神様だってできないでしょう
辛さを笑い飛ばせるあなたは
辛さを消 ...
心の中の桜
目を瞑って
桜を咲かせる
心の中で
もうすぐ手を繋ぐ
あの子への
シミレーション
何度も何度も
心の中で挑戦するのに
まだ
タイミングと
勇気と
繋ぎ方と
...
あおい蝶だった、たったひとつの
あおいあおい蝶が飛んでいた…暗い、まばたきを忘れた夜に
さむけに痺れる歯茎の中で、とまどう悔恨のこびと、だらしな ...
仕事柄ですから
柄でもないことは
背中に隠します
透明な
大きな翼を
持っています
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ...
「きず・凹みなおします」
横文字の流れる電光掲示板を
仕事帰りの夜道で通りすぎる
明日も世界中のあちらこちらで
数え切れない凹んだハートの人々が
朝陽とともに起き上がり
そ ...
何見ても泣くのは
世界が変わったからで
自分が変わったからかもしれない
三月
空気が違うんだ
光が伸びる
涙で滲む
心が空洞で
音がしなくて
言葉にすると
どっと涙があふれて
...
目の前を通りすぎた車の
マフラーから昇った煙が
ふわりと散って消えた
道路をわたるぼくも
人生という夢を通りすぎる
ひとりの煙にすぎない
月をじっと見ていました
***
細い銀の格子に囲まれて
床はモザイク
天上には白い月の天体写真
四辺に青いクッションを敷き詰めて
お気に入りの羽根枕を左腕 ...
駆け込めば乗れたかもしれない電車「危険ですから」我は見送る
この手から生まれた飛行機 美しくなくてもいいけど飛べその翼で
また一歩一歩と近づく頂上は私の目指す場所だったろうか
少年は ...
人に命が宿る時
神様の手により
その頭の中に差し込まれる
天より伸びるプラグ
その幾つかを
神様は差し間違える
人の頭に差し込まれるそのプラグは
膨大な数にのぼり
人の頭の中の配線は ...
ひと筋の唾液色なし雛祭り
包丁のカカカカカッと雛料理
春眠のどこかが海で潮香る
僕は1限目の春光に満ちた階段教室で
コクヨキャンパスノートを開いている
イトーヨーカドーの文具コーナーで
河合先輩が恋しているレジ係の女の子から買ったノートだ
「お釣りを貰うときに手 ...
氷で出来た 女の子は
暖かい掌に 乗せられると 融けてしまう
透きとおった ものへ 還って
無くなって しまう
もし あたしが あたしである ままを 望んでくれるのなら
...
音楽って 素敵
この 身体が 有る事を
あたしが あたしでしか 無い事を
暫くの間 忘れていられるから
もし 理想郷が あって
何でも 思いどうりに 造りかえる事が 出来 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寒椿
Rin.
短歌
9*
08/3/4 2:45
したごころ
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/3/4 2:44
春の切実
〃
自由詩
2
08/3/4 2:40
光
〃
携帯写真+...
2
08/3/4 2:38
共鳴する果実
kauzak
自由詩
5*
08/3/4 2:23
四行詩
服部 剛
自由詩
7
08/3/4 1:40
ニヤっとね
紫音
自由詩
1*
08/3/4 0:47
寂しいと嘆いてもそれはただ宙を舞って消えていくだけ
と。り。
自由詩
3
08/3/4 0:10
君と…
ほのか
自由詩
0
08/3/3 23:55
僕の恋の話
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/3/3 23:45
家族
小川 葉
自由詩
1
08/3/3 23:31
たんぽぽ
shu
自由詩
5
08/3/3 23:17
暖かなもの
時雨
自由詩
3
08/3/3 22:58
机の上のたんぽぽと焦燥
リーフレイン
自由詩
1
08/3/3 22:41
ゆとり
美琴
自由詩
4
08/3/3 22:13
人らしいから愛しくなって
なきむし
自由詩
3
08/3/3 22:10
心の中の桜
夢乃 綴喜
自由詩
1
08/3/3 22:01
あおい蝶がまた産声を上げる夜中(そして執拗に水は流れ続ける)
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
08/3/3 21:56
人柄
小川 葉
自由詩
2
08/3/3 21:48
数
matu
自由詩
2
08/3/3 21:46
青い標識
服部 剛
自由詩
5
08/3/3 21:33
ざわつく
ゆうと
自由詩
4*
08/3/3 21:24
煙のひと
服部 剛
自由詩
2
08/3/3 21:21
銀格子姫
由志キョウス...
自由詩
3
08/3/3 21:16
いびつな箱
伊那 果
短歌
5*
08/3/3 21:11
神様
ここ
自由詩
2*
08/3/3 21:03
雛の日
右肩良久
俳句
2
08/3/3 21:01
『源氏物語』の概論の一部を学んだ日
〃
自由詩
1*
08/3/3 20:41
無題15
ねろ
自由詩
0
08/3/3 20:35
無題14
〃
自由詩
0
08/3/3 20:33
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5.35sec.