いきをとめた
ときの
ちんもくのなかに
ながく、とじこめた
ひどいこと
ゆるしたくなんか
なかった
ゆるしたくなんかなかった
なにも
なにも
...
猫が
大丈夫ですと
鳴いている
本当は
大丈夫じゃないから
泣くのに
犬が
わからないと
吠えている
本当は
わからないことは
何もないのに
みんないつか
子供 ...
なくした言葉がいくつかあって
それを、また
見つけだすのにあたふたなんかして
正しい言葉
わからないんだ
ぼくは
言葉は無力だと知っていて
それで ...
隙を見せないように頑張って睫毛をあげる
こわい人の目を真っ直ぐ見つめられるようにラメ入りの525円のシャドウを塗ってライン引いてマスカラを塗る
安い色のついた爪で威嚇する
5センチのウェッジソー ...
削岩機の中に燃えいずる恋
溢れ出る太陽
ぴかぴかに磨いた靴に
鏡の残像を貼り付けて
急所に
君への手紙
抜け落ちた髪に
あの人への手紙
煎餅布団の硬さに
何度も寝返りを打つ朝だ
...
春は別れの季節です
わたしの家は洞窟です
今日のご飯はどんぐりです
カミツキガメに噛まれて
指の先っぽが紫色になりました
役場へはもう行かないの
役場へはもう行かないの
役場へはもう ...
あのね、さっき
この泥棒猫って
言われたのよ
古典的なセリフに
笑っちゃった
あなた
冬眠中ですか
(愛は、冬ですか)
寝息を立てる
かすかに開いた口から
舌を引き抜こうかしらと
...
***
ね
いつでも
月の引力の括弧内を慌てて移動して
ね
だから
季節風くらいでちょうどいい
もういちどの
ほんとうは
はじめから
...
(天井の氷がひび割れた
その底の底に わたしがいる 息吹きだけは浮き 消えて
それまでの距離には かなしみが詰まって
砂となって流れ 降る)
深いところでお会いしましょう
眠れ ...
もう今日終わるのか
今日が終わって6時間後くらいに明日が来るのか
今日と明日の間のその時間に名前はあるのか
その時間を太郎と名づけるのか
名づけた太郎を呼ぶ声があるとして
太郎は ...
「第一話・名もない色」と書いてみた。二年と五日前の扉絵
漁火というたましいに導かれ浴衣のうさぎ逃がすわだつみ
王冠を貝に譲ったソーダ水だまりこんでた午後がいとしい
消 ...
オウムの影に
愛想笑いを
握られた砂は
冷たく虚空
沈黙は耳に聞こえる
誰も知らない
オウムは電池切れ
前から嫌いな鳥だったんだ
充電器 ...
あ
なんか違う
って感じが
ぐるりと
腰の辺りで動いた
スーパーマーケットのど真ん中
わたしは脂汗を流して
立ち止まる
夢見が悪かった
何度も叫んでいた
悔しい
憎らしい
...
偽善者
と名指ししてくれたら
うっすいDS
買ってやろ
死後の名誉など
武士じゃないしどうでも
いいから
でっかいテレビ
買ってきたい
確かに彼は笑っていました
穴だら ...
人と争っても
つまらない
喧嘩してても
もめても
何も良いことはない
最近
はじめて
気が付いた
自分を
大切に
これからは
したいことだけを
していく
前向きに
...
別れても
別れても
忘れられない
別れても
1人でいても
あの人のことは
思い出します
ちょっとした
癖も
しぐさも
忘れられません
遠くにいても
また
逢えるよ ...
がんばらない
がんばり過ぎない
がんばりすぎて
心も体も
壊してしまわないように
マイペースに
ゆっくりと
好きなことを
やっていこう
がんばる
必要はない
ひとつひ ...
ねぇ
あの人は眠ったのかしら
身の丈ほどの花にかこまれて
私は帰るところに迷う
私の頭の倍ほどもある
菊科に似た花に息苦しさをおぼえながら
それでも
どこへいけばいいのか
わたしは進む ...
かげろうのように
まなざしが彷徨う
冬のやわらぐ日差しのしたを
梅の木のみえる道をゆく
いくつかの季節のかどをまがり
いつのまにか
長い影が畦にのびる
ふりかえれば
遠く
畑のむこう ...
夜、雨の音がする。窓の外を見ると街灯に照らされた雨粒が猫の毛を散らしたように落ちていく。黒い水たまりの上を鼠が走る。雨は止みそうもない。
文机に向かっていつものように創作に行き詰まっていると ...
青い空に瑠璃ガラスを並べた春先
痙攣する舌先に触れたあなたのアネモネは赤い
涙よ
茫洋とした白い耳
風の上に流れる青いガラス細工の破片
太陽の下の蝋燭
蟻の死骸
...
茎立の切り刻まれて土の上
チベットでは装甲車がデモ隊に突っ込んだという。なにをやっているんだ!
僕はというと珈琲カップを片手に山崎ハコの『BEETLE』という曲を聴きながら、気分転換に ...
なんというか、お前らは美しい
どうしようもなく糞塗れーなお前らは
少なくとも私よりは!
素晴らしい生き物なのだ
虫けらだったころ私はぐちゃぐちゃに生きていたけど
あのぐちゃぐちゃは価値あ ...
今私たちに過去を見つめさせる現在があるように、私たちの未来は私たちの現在を今見つめている。
し、いっ!
あさがもうそこにきているんだ
わたしはもうまたないよ
せをむけて、かげをのばすんだ
しるよしもない
あなたは
わらわないで、
せかいがふるえる
しかめっつら ...
やけどしな
春あわだつ
白いひかり
営めば営み
腐るものも
育むものも
営めば営み
白いひかり
...
窓の外を
旅人が通った
新しい風が
吹いたから
わたしは
窓のなか
憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る
さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として
窓の ...
何を指して倫ならずと呼ぶのやら 今はあなたの乳吸うばかり
ラブホ出て逆方向に去るふたり 振り向く男 振り向かぬ女
男などいらぬと笑うプリマドンナ 今日も酒場でディーヴァをくどく
飲み ...
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う
焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす
傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
...
ぶらさがって いる
ただ
ぶらさがって いる
ただただ
ぶらさがって いる
明かりを灯らす
役割があるだけ
立派なのかもしれない
無味乾燥の心
ついには発火
くゆる煙は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あさ うたうけど ひとり
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
08/3/18 21:18
大人びた動物
小川 葉
自由詩
3
08/3/18 21:08
返信
わら
自由詩
35*
08/3/18 20:54
社会的牝
因子
自由詩
1*
08/3/18 20:48
ミッション
狩心
自由詩
2*
08/3/18 20:22
本日の業務取扱いは終了DEATH
セガール、ご...
自由詩
3
08/3/18 20:09
君の舌の上にそっとネズミ捕りを掛けておきます。
RT
自由詩
2*
08/3/18 19:23
.о.
かたくりо
自由詩
1
08/3/18 19:19
しゅんせつ
唐草フウ
自由詩
7*
08/3/18 19:11
仮名「太郎」
tibet
自由詩
2*
08/3/18 17:53
【短歌祭参加作品】 ラスト・フェリー
Rin.
短歌
15
08/3/18 16:51
オウム
Roid
自由詩
2*
08/3/18 16:40
地獄で
チアーヌ
自由詩
5
08/3/18 16:17
とりつかれた者
佐々木妖精
自由詩
7*
08/3/18 16:08
前向きに
妖刀紅桜
自由詩
3*
08/3/18 14:42
また逢えるような気がします
〃
自由詩
3*
08/3/18 14:34
がんばらない
〃
自由詩
3*
08/3/18 14:30
夢
Etuji
自由詩
3
08/3/18 13:37
過ぎ去った日
〃
自由詩
2
08/3/18 13:10
『雨と目』
しめじ
散文(批評...
2
08/3/18 12:58
春先の痙攣
〃
自由詩
2
08/3/18 12:53
春
A-29
俳句
1*
08/3/18 12:21
美しいお前ら
因子
自由詩
4*
08/3/18 11:59
『今』
片 一
自由詩
0
08/3/18 10:17
Si!
昧
自由詩
1
08/3/18 9:32
春あわだつ
吉岡ペペロ
自由詩
6
08/3/18 9:19
窓の外を旅人が通った
風音
携帯写真+...
6*
08/3/18 7:41
夜歩く
紅林
短歌
6*
08/3/18 6:46
ひと炊き
佐々木妖精
自由詩
23*
08/3/18 5:52
道筋
FUBAR
自由詩
6*
08/3/18 5:47
5042
5043
5044
5045
5046
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
加筆訂正:
美しいお前ら
/
因子
[08/3/18 12:44]
読み方のリードとして感嘆符をいれました
7.54sec.