考えていた事が逆さになって落ちていく
底の方に生息している動物が
落ちてくる思考の欠片を食べている
仄かな暗がりの中で遊んでいる子供達は
落ちてくる思考を軒下で見守っている
治まれ ...
例えば其処に男が居たとする
男の瞳にはいったい何が見えて居るのか
穏やかに寄せては帰す静かな凪の海が映っている
澄み切った空の青さが際立つ緑濃い山が映っている
男の顔を見つめる男の目線 ...
焦らなくていいんだよ。
ゆっくり縮めていけばいいんだよ。
どうして急ぐの?
ねぇ
どうして?
何かに追われてるの?
ほら
落としたよ。
拾わないの?
ほら
そっちじゃな ...
{引用=
アウトバーン、
幾筋も空に架かって透明なチューブ状の、
それはアクリルガラスを通した人工光に照らされて
オレンジ、グリーン、イエロー、
ゆっくり蠕動する虹色の生き物みたいで
なん ...
夜毎、彷徨い叫ぶ人々のために
砂漠にはリンゴの木が植えられた
その木には
赤い赤い実がなるという
ごらん、
リンゴの血が滴るのを
あれを苦しみの美という
いつの日にかめぐりあいたい
半生のうちで別れたひとたちと
春の朝なら花園のなかで
夏の昼間なら木漏れ日のしたで
秋のゆうべなら紅葉のしげみで
冬の夜中なら街灯のかたわらで
...
砂巻き上げ騒ぐ海ひたと光に遭う
ラジオ壊れて六歳児の名を呼び続ける
指の腹を故郷に向けて押しとどめる
雨に濡れた前髪に目と水たまり
本当は白い青葉を冬に透かす
怯える者の ...
草野心平の詩が好きだ
尾崎喜八の詩が好きだ
井上靖の詩が好きだ
黒田三郎の詩が好きだ
昭和の詩人たちの詩が好きだ
泥沼のような戦いの中にも
美しいココロを持った純粋な少年達が
若すぎる命を犠牲にしてまで
散っていった苦しい時代が
今はまるでそれを忘れたかのように
はしゃぎまわる同世代の若者が
当た ...
私は覚えてる。
今も
君は覚えてる?
今は
たった一言
[かわいい]って
言ってくれたよね。
ただその一言だけど
本当に嬉しかった。
だけど
そのとき本当に言い ...
わたしから
滴ったものの
壜詰めです
寝かせて
おいしくなります
壜の鈍色ラベルは
モザイクで見えないと
あなたはいった
あなたから
...
恋の迷路
知らないうちに
迷路に紛れ込んでいた
高い壁と
何処までも高い
青い空
そして
手を繋いでいるのは
あなた
出口が有るのかさえ
分らない
この迷路に
不思議な ...
ここがどこかわからない
灯りは煌々と道路を照らしている
壁のように積まれたプラスチックパレット
無人のフォークリフト
コンテナ
なぜここに来たかわからない
すこし伸びをすると
手が届きそ ...
月が落ちた。
空が白み、日が覗く。
夜は静かに走り去り、
朝が明朗に声を上げる。
人々はその下で瞼を持ち上げ、
安らかな夢の腕から起き上がった。
一日の始まり。
たとえばマリアナ海溝のヴィチアス海淵に
古びた靴が片方だけ沈んでいたとして
その古靴が本物の牛革で
しかも、腕のいい職人の手によるものなら
そこから物語は始まるかもしれない
用水路の土手 ...
空を飛ぶ夢忘れないミソサザイ
梅の咲く恋も咲かせてみたい春
湯たんぽの熱に抱かれる夜もある
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます
売れればいいって もんじゃない
恋 ...
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます
売れればいいって もんじゃない
恋 ...
夜だった。一人だった。暗い川を筏で渡ろうとしていた。筏はとても古かった。櫂で漕ごうとするとバランスを失った。川は濁流で、僕は今にも落ちそうになった。すると、川面からぬめっとした首のような、海獣のような ...
ある日、テレビを見ていた。天気予報のキャスターが出てきて天気図の前に立った。天気図のマークはどこもかしこもこんなだった→●。キャスターがさわやかに言った。
「今夜のお天気です。東京は夜でしょう。横浜 ...
特に取り柄もない私でも
唯一確実に操れる
彼の自動を奪って
私と正反対の動きをさせることが出来る
右手を上げると左手をあげ
後ろに下がると前へ進む
私が見ていないと
何をしているかは ...
ふくろうは飛び去らなかった!子供が死んで、その子供に捧げられている音の数は少なく、和声は簡素ながら、鐘のように心を静かに打つ。失われた時間へのなごりおしさのようなものが網のように聴くものを包み込む。美 ...
木枠の純粋な匂いの内部に原始的なストロボの衣擦れを伴い
カラフル挿入を楽しむ彼
平衡感覚と投射されたとろける日差しの帯域に触れて
銀色のシェル纏うリズミカルが爪を置き去りにした水浸しで
...
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=168092の冒頭に転載)
映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強 ...
{引用=
2005.10/23
}
灰皿に残った
くだらない意志の燃えかす
それはただ そこにあった
その向こうで
ステレオが鳴っている
英詞を理解できない君
意 ...
その友人は小学生の頃(小学5年生)に好きになった人がいた。
ただ、当時は好きとかは思っていなかったらしい、
小学生が異性の事を意識することもなかった。
目の前の現実に溶け込む日々が限界だっ ...
いくら文字を綴ったって
孤独が紛れなかったろうよ
一晩中女を抱いたって
治まらなかったろうよ
酒を飲んだって
呑まれてたろうよ
クスリをやったって
死んでたろうよ
何 ...
朝顔の蔓をのばして、電話線
花を耳にくっつけて、受話器にした
沢山の花に見つめられながら、僕達は秘密のお話をしようと、
青い花の僕から、赤い花の君へコールをしました
一 ...
夜汽車で行こうか
わたしを捨てに
ジャズとわたしと 手を繋ぎ
星はヒトに奪われた
標本箱の琥珀にすらなれなくて
きみの血は眠り続けることだろう
夢はわたしに奪われた
心を燃やした ...
拝啓、とさせていただきます。
日々つつがなくお過ごしでいられますでしょうか?
貴方と途絶えて最後にお目にかかったのは何時かもうすでに忘却の彼方ではありますが、今まで二人でどんな時を過ごしたか想い起 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「ハルク」
菊尾
自由詩
3*
08/1/30 18:16
瞳
川口 掌
自由詩
3*
08/1/30 18:09
徐行
xたろおx
携帯写真+...
0
08/1/30 18:00
ねえ、デイドリーマー、
ねことら
散文(批評...
4
08/1/30 17:28
砂漠のリンゴ
しろう
自由詩
2
08/1/30 16:57
遠い国
信天翁
自由詩
4
08/1/30 16:34
かたがなしい
黒川排除 (...
川柳
7
08/1/30 13:50
私に印した詩人たち
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/1/30 13:33
戦闘(いくさ)の詩
choco3...
自由詩
1
08/1/30 12:34
おもいこみ
xたろおx
自由詩
0
08/1/30 10:28
タトゥー
悠詩
自由詩
2*
08/1/30 10:05
恋の迷路
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/1/30 10:03
月のない夜
佐々宝砂
自由詩
5*
08/1/30 9:10
日の出
むくげ
携帯写真+...
2
08/1/30 8:59
創書日和「靴」 物語の始まり
北野つづみ
自由詩
1*
08/1/30 8:51
ミソサザイ
夏川ゆう
俳句
1
08/1/30 8:02
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)
アハウ
自由詩
0
08/1/30 3:55
〃
〃
自由詩
2
08/1/30 3:55
夜だった。一人だった。
鴫澤初音
散文(批評...
2
08/1/30 3:11
天気予報キャスターはさわやかに言った。
〃
散文(批評...
2
08/1/30 3:02
影遊び
麒麟
自由詩
2*
08/1/30 2:46
colorless
鴫澤初音
自由詩
2
08/1/30 2:44
湿原尖
瓜田タカヤ
自由詩
2
08/1/30 2:38
批評祭遅刻作品■時を止める—「殯の森」と「ノスタルジア」にお ...
渡邉建志
散文(批評...
10*
08/1/30 2:02
君を壊すのは
健
自由詩
9*
08/1/30 1:29
初恋
海月
自由詩
0
08/1/30 0:37
玩具
maynar...
自由詩
1
08/1/30 0:02
朝顔電話
musi
自由詩
1
08/1/29 23:49
さよならのかわりに
室生
自由詩
2
08/1/29 23:16
向こう側の貴方へ
maynar...
散文(批評...
1
08/1/29 23:13
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
加筆訂正:
機関車とくじら
/
あおば
[08/1/30 13:32]
動画追加
6.58sec.