驚きは
予想もできないほどの不安定な鼓動を
寄せた
運命のイタズラと呼ばれる不可思議な時間が
崩れた階段を修復していく
小さなボタンを押す指
明らかに弾んでいて
意地の張り合いを ...
父は毎日仕事で帰りが遅く
平日は構ってもらえなかった
父は日曜日になるとキャッチボールをしたがり
僕はよく公園に連れて行かれた
普段からあまり活発な方ではなかったので
あまり楽しくはな ...
この坂道をくだるといつも、だっくだっくと体がバラバラになりそうになるのを骨だけが繋ぎとめているような気がして、吉梨三郎は不快なリズムを味わうのだった。
それならバスを使えばいいのだが、三郎はそう ...
団地の屋上が、高架橋の上から見えた。冬ばれの日、快い風が背後から吹く。
高架橋は、かつての国道と今の国道をつなぐために、小高い丘を下る。
周囲に広がる田畑は、春にそなえて眠ったままだ。
くわ ...
ヘリコプターは遠ざかりやがて聞こえなくなり
空は薄めた絵の具の様だろう
カーテンに窓の模様が浮かび
天気を知る
近づき遠ざかる何度も
手を振る
また会おう
昨日の雨が嘘のようだ
土 ...
窓の外を眺めております
もうずっと前から
私には四角い空しか知りません
その青に雲が流れ小鳥が踊ります
外はどれほど魅力的でしょう
溜息を舌の上で転がしながら
よく考えます
外は怖い ...
気の向くまま
足の向くままの
ひとり旅
ゆらゆら揺られ
向かう旅先に
とうに気付いてたはずの
色の変化
知らされる
悲しみと平和の街
これから ...
言葉にしなければ
気づかれることもなく
流した涙の数を
数える人もいない
どこかに置き忘れた
喜びの意味を
めぐり合い 出会うことが
教えてくれた
...
生きるってなんやろう
ふと考える
明日には忘れる
でもなんとなく忘れたくない
いろんな人と出会っていろんな経験をして
死ぬときに「あーまだ死にたくねー」って
今まで ...
湿度が照らされないまま
気体は説き伏せられている
そんな午後の高度をさぐって
午前が苦しそうにつぶやく
おはよう、と
あれはポストですか
いいえ電信柱です
真っ赤な電信柱
...
信じられるかい?
この恋する瞳には
君が輝いて見えている
どこにいたってすぐわかる
他の誰よりも大きく大きく
大きく大きく見えるから
そのまま逃げるな
聞いてほしい
ボクの気持 ...
夢を見ていた
帰り道を失って
父さんと母さんを探していた
目を覚ますと僕は泣いていた
夢はかなっていた
父さんと母さんの知らない街で
僕は暮らしていた
踏みしめる雪の音が胸を締め付ける
俯いた視線の後ろに足跡は続く 歩き続ける限り
逆光の中で作った笑顔にフラッシュが刺さる
思い出になるから笑うのだ
きっと私は忘れてしまうから ...
ときに
死にたいとすら思えないくらいつらいことのあとには
生きててよかったとすら考えない充実感があるもので
ただそれを味わうためには少しばかりの勇気が必要だ
でもそうなれたら
...
悪魔のような形相で
怒鳴りちらされるのは
我慢できる
けど
天使の微笑みで
悪魔のようなささやき
しないでね
きみの作ってくれたお弁当
食べるの ...
この間
おかあさんは
50歳になりました。
50歳と言うと
おばあさんです。
電車で席とか譲られます。
私も20歳になりました。
20歳と言うと
大人です。
一人でバスにも乗 ...
割れた皿にしか
臥せった盆にしか
感化されなくなったのと
益々悲しくなっていくふりを君がするなら
僕はm7の上を行く陰鬱を見つけなくちゃならないんだろう
サンバのリズムで彼女は案内する、
タタタ、タンタ、タタタ、タンタ
広がるフレアスカートは真っ赤、
熱気のみなぎる裏通りは、
これでも充分には裏でないらしい。
粘っこいグリースの臭い、
不意 ...
ハチクロの廉価版が最終巻になり、コンビニに並んでいた。右手の腱を切ったはぐがリハビリをはじめた後、森田がはぐに告白するところまでを読んで、また泣いた。一昨年も同じところで泣いた。今は泣く必要のないはず ...
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きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを ...
喫茶店の席を立ち
ふと足元を見下ろす
椅子と椅子の隙間の床に
鈍くひかる百円玉が
恨めしそうにぼくを見ていた
世界はいつも
ぼくになにかを
云っている
...
知らないものを知ろうと
ただ夢中に前にすすんだ
わたしの本棚、あなたにだけは見せられないわねと
彼女はそうふわりと笑ったんだ
わたしは今手足の自由を奪われている
視界を黒いつやつやした布が遮っている
わたしを不自由にしたのは彼女だ
布 ...
気がつくと足元にりんごが転がっていた
ゆっくりと地面に沈みこむ自分を見ていた
自由にならない体で
涙だけが自分の肉体を離れていった
遠くからやってくる
7人の働き者の同居人たち
胸 ...
君が忘れても
僕は忘れない
光の速さで君とすれ違う
ものすごく
速いスピードで
麗かな春の景色にも逆らって
不思議だね
同じ日にまったくの
逆方向に向かうなんて
今の距離より
はるか遠く
嘘を本当に ...
死んだ奴らばかりが
生きてる奴らに
「早くこっちに来いよ」
っていうのは不公平だから
僕は
高校の制服を着ることなく死んでしまったあいつに
毎日毎日、狂ったように
「早くこっちに来い ...
湖
哀しみという名の湖に
小石を投げて
湖の深さを測ってみた
小石が落ちた水面から
波紋がゆらゆらとひろがり
いつかどこかで聞いたような
メロ ...
スタッフ皆は「こだわり」を持っていた
ぼくは、
浮遊する事にこだわりすぎて
怒られ続けたね、 ねーんねーこーころーりーよー こーろこーろーりー って
年上の女性が慰めてくれたんだ 居酒屋で ...
懐中時計のボタン電池が切れた
そして「気」「血」「水」も
おらのパネルとメモリーから消えた
ドリーミーな青い春は勿論
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢酔
見崎 光
自由詩
2*
08/3/15 11:05
卒業式
たもつ
自由詩
26*
08/3/15 10:52
春の近い夏に通う①
吉岡ペペロ
散文(批評...
4
08/3/15 10:43
二月の終わり
ブライアン
自由詩
2*
08/3/15 10:33
−
水魚
自由詩
6*
08/3/15 10:25
部屋
AKiHiC...
自由詩
3
08/3/15 9:56
日の出の輝く場所
こゆり
自由詩
6*
08/3/15 9:16
星がくれたもの
choco3...
自由詩
0
08/3/15 8:35
朝はまだ寒い
しーぷ
自由詩
1
08/3/15 7:50
午後
葉leaf
自由詩
4
08/3/15 7:47
ハトに向かったスズメの告白
早帆
自由詩
1*
08/3/15 6:14
夢
小川 葉
自由詩
3
08/3/15 4:20
記念写真
楠木理沙
自由詩
1
08/3/15 3:00
卒業旅行にて
短角牛
自由詩
4
08/3/15 2:24
明日、ぼくと同じ苗字になるきみへ
Honest...
自由詩
4*
08/3/15 2:10
おかあさん
亜樹
自由詩
3+*
08/3/15 2:00
徒然 八
鎖骨
自由詩
1*
08/3/15 1:47
ネジ台通り
佐々宝砂
自由詩
3
08/3/15 0:34
ハチクロを読んで泣いた理由
イダヅカマコ...
散文(批評...
2
08/3/15 0:28
春の夜に
beebee
自由詩
6*
08/3/15 0:26
百円玉
服部 剛
自由詩
6*
08/3/14 23:54
一文
xたろおx
自由詩
2
08/3/14 23:48
本棚と彼女
暗闇れもん
自由詩
0
08/3/14 23:27
森の奥で
〃
自由詩
2
08/3/14 23:13
一文
xたろおx
自由詩
2
08/3/14 22:47
君が二度目に出逢う瞬間
こゆり
自由詩
6*
08/3/14 22:42
死者と
青木龍一郎
自由詩
4*
08/3/14 22:31
哀しみという名の
Song I...
自由詩
1
08/3/14 22:04
しっかりしたみんな
狩心
自由詩
2*
08/3/14 22:00
精の分身のために
信天翁
自由詩
1
08/3/14 21:50
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
加筆訂正:
菜の花畑の老夫
/
服部 剛
[08/3/14 23:38]
最後の連、意味が伝わるよう言葉を足しました。
君が二度目に出逢う瞬間
/
こゆり
[08/3/14 22:49]
タイトルを
6.82sec.