麦の芽は俯いたまま悩み事

ほんのりと白に染めたる雪化粧

春を待ち株価の行方気にしてる
私の中に言葉はなくて
海を回遊する魚みたいな
私が言葉の中にいる


けれど


世界の中に私はいなくて
キラキラの宇宙をつくる万華鏡に似た
世界が私の中にある



なん ...
何もない空からゼロがふってくる
ならばいくらかマシだったかもしれないけれど
真っ黒な空からはマイナスがふってくる
はっきりとしたベクトル
明確な方向性を持つマイナスが
あたまのうえからふって ...
あのひとの汗は鮎の匂いがした
もしかしたらキュウリウオの匂いだったかもしれないけど
げんみつなことは問わない
鮎はスイカの匂いがして
スイカは汗の匂いがして
汗は鮎の匂いがするのだ
結露に ...
冷たい空気が
そ〜っと首筋の体温を奪い取っていくような、
そんな音を
時々 彼女は吐いた

なんて綺麗な音を出すのだろう、と
僕は
少し気違いな感触を得た

彼女の音は
いつも ...
ここに 空が そして風が 私はここに 光が天に 望みは 何?
時が刻まれ 時が流れ 時が過ぎて 時が来る だから 何?

見あげた空 地を統べる雲 無が有へと変化する 瞬間

    想い  ...
一.


舞いそこねた息が
蜜擦れしている

まつげのながさは
わたしたちのいのち




二.


等分できないものをささえる
ゆいいつの幕間
背泳される 水は
...
せつな過ぎて 街灯に浮かんで逃げる自分の影に泣けてくる
おれが移動すればおれの影も動く
泣いてても笑ってても 影の表情や温度は変わらん
光の帯となって過ぎ去ってゆく特急列車の通過
おれは野菜と ...
よしこちゃんは ピアノをもっていかなかった

彼女が五十一のとき のこっていたじいさまが死んで
よしこちゃんはもう 親のない子になった

その家は 彼女が大人になる頃に建って
夏と冬の休み ...
勘違い機能も追加!

前スレ
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=11902


〜引き続き業務連絡〜

現在、ポエム王子、大村浩一様が、 ...
二人の距離を繋ぐのは
考えてみても何も思いつかないけど
僕らは近くにいることは確か
手を伸ばせば触れるほどに

一つのマフラーを分かち合った日々
今更に思い返すのはなぜだろう
君がいなく ...
忘れちまうんだ

大切や 安心や やすらぎやらやら

忘れちまってることを 忘れちまうんだ

忘れちまってることを覚えてても

赤点だって教わったからね
明日は雪が降るというのでーというのは、
半分嘘で、もう半分は
興奮して眠れないので、
深夜から早々に、ヤクザな時間から
夜逃げするみたいに
出発するわけ。

途中、林に囲まれた
コンビ ...
いつからだろう

結婚記念日を気にするようになったのは。

多分2,3年まえから。

それまでは日にちを間違えたり

忘れたり、ごめんね。

きみはちっとも不満顔じゃなかったね。
...
死に満ちたものが
テーブルの上に並び
人もそれに並ぶ

生きた日々を語り合えば
舌平目のように
触れあう肩が懐かしい

記憶の一番懐かしいところで
からだをひるがえし
鰭をたなびか ...
籠の中に閉じ込めた
私が飛び出さないようにと

大事に、大事に、まるで子供と接するように
嗚呼、私はもう大人なのにね

貴女を狂わせたのは私
ほっておけば自殺してしまいそうな
私だから ...
歪んだ亀裂のすきまで舌をころがしている、君よ
君の名は口裂け女だ!
まつした君はすかさず切り返す
ぼくは口は裂けていない
ここはすなわち第二のへそさ
諭すように君はぴんと伸ばした人差し指を
...
ある日小さなねずみが言ったのさ

「大きなチーズはこの奥だ!」

小さなチーズに目もくれず
走り出すねずみ達

ある日またその小さなねずみが言ったのさ

「いまならこのチーズを貸して ...
雨上がりの朝は
木々の葉の上で
雲が作った宝石が
きらきら
きらきらと
輝いている

空の上には
雲が忘れていった
たくさんの子供達が
朝日を浴びて
七色に輝いている

その ...
嘘だと思うなら、
止まった砂時計を叩き割ってみりゃいい。
枯れ木が
寒空を
支えている

この曇り空が
落ちてこないように

このセカイが
水浸しにならないように

枯れ木が
寒空を
もっと

ぎゅっと

挟まなくちゃね


アナタとワタシ

あ 痛って
いうくらい

もっと

ぎゅっと
本当に、
溶けないのかもしれないーずいぶん前から、
味はしなくなっているけれど。
そう言って、彼女は
生気を失い灰色となった 渇いた舌を出す。
「それって、固まった砂時計みたいだ。」
そし ...
森を出て 信仰をなくした
ひとびとが むれつどって
安息の日を 消費している
ショッピング街に やおら  
慰安のような 綿雪がふる
雪が降る 悶々したふり 夜明けかな 雪は散りぬる
辺りは静まり返り
ホカロン入れて
外出する

余は誰かと
言う老人
老人はね
心が病んでいるから
優しくしてねと言われる

愛するものの為に
働く
愛するものの ...
いらっしゃいませお帰りくださいチ球はそんなにでっかくありません。


チ球の背骨の数は何本?でんぐり返りしてから数えよう。



ストロー突き立てぶくぶく ...
ひとひら
白い花びらのように

ひとひら
優しい言葉のように

私の髪に 肩に
静かに舞い降りてくる


思わず手を差し出したら
ひとひら
掌の中 ふわりと落ちた


こ ...
ひときわつめたいものが
のどにさわる
 朝、ふとんのなかで


きょうは雪
寝たきりの祖母が一週間の大半を
天井を見て過ごすことがかなしい
私の顔も忘れた瞳が
時にきれぎれの記憶を思い出す
その輝きが
新しく覚えることがらを無くしても
ふと寂しさを宿して見える ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雪化粧夏川ゆう俳句108/1/24 7:52
回遊魚のカレイドスコープ相良ゆう自由詩108/1/24 7:45
ベクトル佐々宝砂自由詩508/1/24 3:53
雨の匂い自由詩208/1/24 3:52
こおりの音麒麟自由詩008/1/24 3:47
咎人イシ自由詩1*08/1/24 3:18
断片集「追水」簑田伶子自由詩18*08/1/24 1:45
穴を掘れカンチェルス...自由詩308/1/24 1:37
よしこちゃんのピアノ縞田みやぎ自由詩8*08/1/24 1:09
聞き違い見間違い・・・そして勘違い&だじゃれスレッド2過去ログ倉庫08/1/24 0:50
海月自由詩108/1/24 0:46
空の彼方のその下で短角牛自由詩008/1/24 0:27
[:Runnin'プテラノドン自由詩108/1/24 0:24
父より風花自由詩008/1/24 0:19
舌平目小川 葉自由詩308/1/23 23:45
母へ三奈自由詩408/1/23 23:29
新姓:まつした加藤泰清自由詩108/1/23 23:25
ねずみark-ey...自由詩3*08/1/23 21:15
雨上がりの朝は高嶺 遥子自由詩6*08/1/23 21:15
永遠は飴玉さプテラノドン自由詩308/1/23 20:35
このセカイが水浸しにならないように風音携帯写真+...7*08/1/23 20:31
サンドイッチみたいに携帯写真+...2*08/1/23 20:29
飴色の永遠プテラノドン自由詩108/1/23 20:23
そろもん(街の歌)みつべえ自由詩508/1/23 20:03
邂逅亜紗田 鳥閑俳句008/1/23 19:53
積雪ペポパンプ自由詩4*08/1/23 19:42
「 塵空。 」PULL.短歌2*08/1/23 19:39
ひとひらの雪渡 ひろこ自由詩12*08/1/23 19:19
つめたくさかな自由詩208/1/23 19:09
かなしみsoft_m...自由詩14*08/1/23 19:02

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加筆訂正:
よしこちゃんのピアノ/縞田みやぎ[08/1/24 1:12]
算用数字を漢用数字に。
7.93sec.