丸みの無い水平線の向こう、
空と海の境界が
白く曖昧になるあたりで
春、が転寝している
寒気から噴き出した風が止み
陽の降り注ぐ砂浜には
くろい鳥のような人影が
水面に微笑み ...
夢屑になるように
はじけ飛ぶ泡のように
淡く思いを膨らませる
するとはじける赤い実が
まるで海の夕日
沈む太陽の背中に
浮かぶ満月のような心
泳ぐように流され ...
僕の訃報が届いた
過去の僕から僕宛に
確かに僕は死んでいた
魂を添付して返信すると
僕は静かに目を覚ます
とても狭いところ
近くでお経の声が聞こえる
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない
引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ...
こんなに胸がきょう
せつないのは
わたしだけなのだろうか
春の前ぶれの雨が
まるで生まれたてのたまごのような
しろいふあんと
いたたまれぬきぼうと
あたらしいよかんと
蜂の ...
雨のリズム
秒針の鼓動
一定に停まる気配もなく
ただ無機質に
「只今、午後4時39分になりました」
電子音が遠くから聞こえる
見えるはずの海のむこうは見えない
もやがかかって曖昧に直 ...
「そんなふうに泣いて呉れるな」
首にまとわりつく女よ
愛しい、指に幾つもの接吻を
激しく華が咲く季節夜空
余計な事情と感情がなけりゃ幸福と
簡単に馬鹿に成れぬ
「貴様は何が1番好き ...
原理原則を持たない私は道に迷う
原理原則を持たない私は死ぬのが怖い
原理原則を持たない私は前言を撤回する
原理原則を持たない私は先が読めない
原理原則を持たない私は空気も読めない
原理原則を ...
そうやって
君を探す
君を憎むふりをして
君を嫌うふりをして
君の影ばかり
追っている
恨んでいるから
忘れられないんだと
都合のいい
この解 ...
さよなら
さようなら
この病院とも
さようなら
血だらけのわたしを
丁寧に親切に
手当てしてくれた
看護士さんたち
見えないところで
支えてくれた
看護士さんたち
...
証明できたら信頼されるの
いつもみたいにふざけ合えるの
冗談で取り繕ってみせた雰囲気は
一人になると嫌悪して
言葉に立ち始めた角が疲弊させていく
肩は不確か
いつもの場所よ ...
光の裏に氷があり
曇の奥へ
曇の奥へ
小さく水を点してゆく
陽の下の雨
雨の下の夜
夜の下の背
水みちる背
応えないものに囲まれ
ゆうるりと夜に気づいてゆ ...
朝が更けてゆく
アフリカの太陽が
この街に
遠い音楽のように照りはじめる
ビジネスマンもウーマンも
スターバックスの紙袋抱えて
仕事場までの獣道歩いてる
...
お父さんが
お酒を飲んでは
こんなこと言ってた
使命の多い奴ほど、
苦労するもんなんや、
男を好きになって
いつも会いたくなってしまって
だけど男は
...
淋しさやスズカケノキの鈴の空
ああ 山崎ハコ! 素晴らしすぎる!
どーしよう。ヘッドフォンが頭からはずせない。もう三日、朝から晩まで聴きっぱなし。
納期が。納期が迫って来る〜!
よし、三時間ぐらい一緒に唄おう。
...
天空がようやく白みはじめた夜の終わりに、緩やかな砂丘を白いターバンを巻いた少年がただひとり美しい装飾の柩を背中にのせたアジア象をつれて歩いている。沢山の花たちで飾られた柩の正体はけして定かではないが ...
怖いなら
窓を開けて
透き通った空を
思いっきり吸い込んで
流し込んでごらん
銀河を
君の中が
ぱちぱち煌めいて
君の脳は
くすぐったくなって
そうしていつの間にか ...
その雷は
曇天を引き裂き
暴風雨を引き連れて
街は
次の雷を
静かに待っている
悲しみ
悲鳴を伴って
わたしは
それがくるのを
あきらめて待っている
霧雨さえ止んでしまった午後
いつも通り腹は減るから
買い物に出かけた午後2時半
君の好きだったいちご大福を
なんとなくかごに放り込んだ
カップ麺とこすれて音が鳴った
世界は ...
ショー月ジン社へ行くよ!
ゴ国ジン社へ
間延びしたリッ橋渡って
コウ化学スモッグをイッ杯吸って
トーちゃんと、カァちゃんと三人で
ノー梗塞のジーちゃんのため
僕たちは神様にオ祈りするよ
...
さあ、さあ、
炊飯器のように
頭を
空っぽにしましょう
ベランダに
引っかけてある
傘だけ
濡れているのは、
降っているのは
雨
じゃなく、
洗い立てのお米です
雨 ...
詩は
また
新しく
アイデアが
浮かびましたら
書かせてもらいます
何か
ネタ詰まりになりました
新作
今ゆっくり
考えてます
これからも
ずっと
続けますので
よ ...
000426
跳び乗ろうとしたら
グリーン車だった
乗れないと思い黙って見送った
次の電車もグリーン車だった
おまえは何処に立っているのだと
叱 ...
000624
がんもどきと名付けて
昔は肉食を避けたとか
修羅の道を歩む人は
柳生の郷で忍びを習い
ラビリンスを解きほぐし
逃げた妻子を惨殺し
生 ...
そよ風に吹かれてなんとなく
分かった気がした 春の始まり
口笛を吹いてどことなく
鳴かないよ、と頑張った 冬の終わり
爪先から煩悩のひとつひとつまで覚えているわけじゃないけど
...
梅の咲きはじめとともに
恋が終わった
馥郁とした
香りを残して
大切なものができた
とても儚いもので
壊れやすかった
失ってしまった
いっぱい呼んだのに
届かなかった
あの頃は若かったなどと
モノクロになった
フリをする
...
君の目の奥に住む僕似てません
青空を区切る屋根爺ちゃんに似る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
湘南、春の片隅で
銀猫
自由詩
12*
08/3/10 21:39
人魚と書いて叶わぬ恋と読む風景
くま
自由詩
0
08/3/10 21:23
Re:
小川 葉
自由詩
2*
08/3/10 21:07
引っ越すひと
恋月 ぴの
自由詩
25*
08/3/10 20:45
春の前日
ふぁんバーバ...
自由詩
3*
08/3/10 20:30
別れの手前 止まない音
緋月 衣瑠香
自由詩
9*
08/3/10 19:25
着物の襟を
蝶澤
自由詩
0
08/3/10 19:14
一元論者への抗弁
六九郎
自由詩
0
08/3/10 19:11
もしかしたら
みなみ。
自由詩
1
08/3/10 18:48
退院
風音
散文(批評...
1*
08/3/10 18:32
「不確かな肩」
菊尾
自由詩
4
08/3/10 17:58
ひとつ ひらめき
木立 悟
自由詩
1
08/3/10 17:48
アフリカの太陽、ニューヨークの
吉岡ペペロ
自由詩
4
08/3/10 17:44
スニーカー・ブルース
〃
自由詩
0
08/3/10 17:37
冬空
A-29
俳句
2*
08/3/10 16:46
仕事が手につかない
〃
散文(批評...
2*
08/3/10 16:29
虚偽と忘却のエピソード
atsuch...
散文(批評...
9*
08/3/10 16:22
こわくないよ
萌歌
自由詩
1
08/3/10 15:53
春雷
風音
自由詩
5*
08/3/10 14:55
梅の花と僕
つばくらめ
自由詩
4*
08/3/10 14:27
磁場
太郎冠者
自由詩
5
08/3/10 14:20
用意周到
プテラノドン
自由詩
0*
08/3/10 13:20
詩はアイデアが浮かびましたらまた書きます
妖刀紅桜
散文(批評...
2*
08/3/10 12:57
グリーン車
あおば
自由詩
4*
08/3/10 12:41
がむしゃらに生きて
〃
自由詩
0*
08/3/10 12:36
芽吹き糸
ねこ歩き
自由詩
0
08/3/10 12:16
初梅
風音
携帯写真+...
2*
08/3/10 12:00
追想
桐野晴
自由詩
1
08/3/10 11:58
無題
しみまん
川柳
0
08/3/10 10:35
〃
〃
川柳
0*
08/3/10 10:34
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
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5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
9.17sec.