いま
文字から 染み出す

春が その 重い眠りを 眠って

霞む 空 街 歩道の末に
心の動きは 流れる 水に


春は ぼんやりと浮かぶ
水面に浮き草は 流れて

時を過ぎ ...
素直な君
明るい君
元気な君

憂鬱な君
淋しげな君
怒っている君

みんな
君のものだから
心配はいらない

笑っている君も
怒っている君も
しょげている君も
君らしく ...
一度捨ててゴミになったら最後
もう捨てるという変換は
使えなくなってしまう
今度は生かす再利用する
でもまたすぐに変換されて
ゴミになってしまうのだ

山田と田中がゴミになったら
中山 ...
ガンダーラ
昔聞いたけど

本当に
どんな
夢も
叶うのかなぁ

誰も
みんな
行きたがるけれど
はるかな世界と言う

ガンダーラが
どんな
夢を叶うと言うなら
行って ...
水を
汲んだのは
これで何回目だ
何回も
何回も
水を汲んでいるのに
しばらくしたら
完全になくなってるんだ

おかしいなぁ
何でだろうと
ふと思って
バケツを見ていたら
穴 ...
ホリデイ
青空にはためく白い洗濯物
私は音の出ない口笛を吹きながら
遠くに走る車のきらめきを見ていた
いつか見た潮騒のようだとふと思う
あなたはまだ帰って来ない
風が気持ちいいわ 春のよう ...
森の上の夜の光に
曇は高く灼けている
目を閉じても
しんと熱い


ざくりとした光のはしばし
手を振るように変わりはじめ
やがて花になり鉄になり
光と光以外をくりかえす

...
私はベルトコンベアーに乗っていた

高い天井が見える
顔を持ち上げ
ベルトコンベアーの動く先を見ると
何台もの大きな機械が一列に並んでいる

私はなす術も無く
巨大な芋虫に飲み込まれて ...
人間あきらめが肝心。

間に合わないとなれば、開き直りのコーヒーが美味しい。

天気いいし、コーヒーカップ片手にアパートの周りを一周して参ろう。
自分の未来というものを考えてみよう。
それはとても面白い事だと思う。

これから出会うであろう苦難の道や喜びを想像すれば楽しいだろう。
しかし、忘れてはならない事がある。

その先に待つも ...
『BEETLE』中毒がやっと小康状態となり、カップリング曲の『SO(−)DASUI』を聴く余裕を得た。

 「東京」という名の あなたがいるのなら
 胸にとびこみ
 もう淋しくないと 裸で抱き ...
戦争がなくなっても子供たちの心は平和ではない
青年たちの心も
大人たちの心も平和ではない
人間関係に悩み
自信の無さに悩み
何も
変えることのできない日常に悩む

わかりやすい悪は戦争 ...
喜ぶのなら 何かを分け合い

生まれてきた意味を信じ

笑うならば 手と手を結ぶ

人は誰も淋しい旅人だから

想うならば 遥かなる道を

永く果てしない夢を

感じるなら空と ...
たましいって

魂って書くじゃない

云に鬼って書くじゃない

でも

たましいって

麦に心って書いたらどうだろう

麦心って
きょうは、いい天気だったんかあ、


おまえ、うかんどった、

空にずっと、

おまえ、うかんどった、


あたし、空なんかに登場してへん、
並木道は遠い空に凝立し
刻刻と外縁する静寂の列柱

冬枯れの枝に蕾のきざし
風光るまなざし
光繁る青葉
うつむいて秋晴れ
めぐるのは時ではない

螺旋する火の罪が現象する深い森の霧へ ...
一万年と二千年前からは愛していないけれど
「真夜中のカーボーイ」になって
マッハ10で君をルパンしにいけたら
大変なものを奪いに行けたら
海老で釣った鯛で
気を引く必要もないのかも知れない
...
バッカスについて

 ある日展覧会で奇妙な絵を見た。バッカスと題する絵である。中年過ぎの上半身だけ裸の小太りの男の絵。ダンディとか洒落とかいうところは少しもない。そして思ったこれこそバッカスだと。 ...
まぶしくて
見えない

あの光のむこうに
何がある?

あの光へ

闇を抜け出て
光をめざして
いちいち感情を出されると疲れる。
と、誰かが言った。

それでもいいじゃないか。
感情が人をその人たらしめる唯一。

疲れる要素がやっぱりあとから楽しいのじゃないのか。

いったい、何 ...
さて 困った
まぶたとケンカをしちまった
ヤツめ スネて開かなくなった

もう知らないっ
吐き捨てて それっきり
ウンともスンとも言わなくなった

さて 困った
もうすぐ朝になっちま ...
闇に紛れてゆらり現れ。
夜だけ這い出る砂浜に見えぬ風紋。
太い蛇身にアンバランスな白い細首、
音も立てずに進む。

誰が姿を見たというか。
その身を見れば命はないというに。
赤いであろう ...
おもいだあせ
ねむれなくてションベンちびったチビ助の頃を
古く腐った廊下の置く置く キッで出来た扉の置くの置く
開いた口塞がらないよ 小さな硝子の窓を開ければ 隣の土の壁 垂直に絶叫する
便器 ...
古本屋に僕が売られていく
僕は父さんの続編だった
父さんは名作で
何度も増刷されたけれど
今では内容が古くなってしまった
何刷目かの父さんと同じ
古本屋の書棚に僕は収められる
初版の時よ ...
恋をした
夏がようやく
過ぎ去って
少し冷え込む
秋の日々
「これでいいさ」と
言い聞かせ
「でも本当は」
言うまいと
「過ぎたことだ」と
目を閉じる
そんな私は
一人きり
...
おだやかに今日も晴れて
廊下を しん と
わたしたちの影がのびていきます

手首を引かれて あなたは
すこし
つまさきで歩いていました
わたしはあなたよりもずいぶん せいが高いから
お ...
集められる限りの写真を集めて、アルバムにすればいい
一人部屋でページをめくり
かつてあった日々の思い出を愛せ
それらの日々をノートに刻み込め
言葉にできないことはみんな行間に遊ばせたまま
言 ...
ねえ 聞いてよ

とても素敵な 夢を見たの

上手くは まだ言えない けれど

あの ただひたすら続く 心地よい 感触


ああ ね あたしは 一人の 人間で

それでも 良く  ...
窓を 開けて

雨雲が 遅れた子供の 手を引いて

流れて 行くよ

短い 指で 数えた 夢は

濡らされて 確かな物など なくなった

 外は 声枯らしの 風が 吹いている
...
虹には色がないことを
魚は知っていた
魚眼に映る半円の
越えてはならない橋を越え
爆撃機がやって来た
虹には色がないことを
知ることもなく人は
魚と一緒に死んでいった
人の形だけが ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
染みてくる 春アハウ自由詩408/3/12 14:59
そのままの君でいて妖刀紅桜自由詩8*08/3/12 14:13
ゴミ木屋 亞万自由詩0*08/3/12 14:10
ガンダーラ妖刀紅桜自由詩4*08/3/12 14:08
どうもおかしいなぁ自由詩3*08/3/12 14:05
ホリデイ石瀬琳々自由詩16*08/3/12 13:40
降り来る言葉 XXXVI木立 悟自由詩508/3/12 12:37
エコ人間ここ自由詩3*08/3/12 12:36
「余裕」という名のコーヒーA-29散文(批評...3*08/3/12 12:11
未来DoGear自由詩008/3/12 11:58
「東京」という名のA-29散文(批評...3*08/3/12 11:57
願うよしおかさく...自由詩3*08/3/12 11:18
星達の声を聴きながらchoco3...自由詩208/3/12 11:03
麦心吉岡ペペロ自由詩208/3/12 9:46
空にずっと自由詩508/3/12 9:40
四季の、けものこしごえ自由詩4*08/3/12 9:35
me, chain her, chain虹村 凌自由詩3*08/3/12 9:06
バッカスについて海野小十郎散文(批評...208/3/12 7:47
あの光風音携帯写真+...4*08/3/12 7:16
楽しいこと、楽なこと。もち子自由詩008/3/12 6:46
見えなくなった目早帆自由詩5*08/3/12 4:51
濡女佐々宝砂自由詩408/3/12 4:15
天神鬼悪霊狂狩心自由詩1*08/3/12 3:35
古本屋小川 葉自由詩408/3/12 2:48
【長歌】はじまりの秋AKINON...伝統定型各...108/3/12 1:07
薄晴れる二月に縞田みやぎ自由詩6*08/3/12 0:58
love todayrabbit...自由詩17*08/3/12 0:54
無題17ねろ自由詩308/3/12 0:13
無題16自由詩308/3/12 0:10
空襲小川 葉自由詩108/3/11 23:55

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加筆訂正:
【長歌】とある夏の日/AKINONA[08/3/12 1:04]
ただでさえ「長歌」なのにやたら長かったので分割しました。「はじまりの秋」に続きます。
5.43sec.