裸になって
鳥は浮こうとする
飛ぶのではなく
浮くのだと
あなたが教えたように
両腕を伸ばして
風を待つ
浮かない
それもそのはず
僕は生きてるのだ
冷たい雨に
震えるきみの
肩を抱いたのは
それもまた
雨でした
時に言葉は行き過ぎて
途方に暮れる長い夜
抗うこと諦めることを重ね
いくつの哀しみを覚えたの
その身を預け
降り ...
痴呆の少女が呆然とうろついている裏通り、停止中の工事現場の敷地内を通ってきた汚れた靴底が地面に残す赤土の臭いを、確かな老人が嗅ぎながら後姿を窺う夜中
月はクレセント、クレッシェンドが強すぎる ...
暮らしてゆく
かこいの上
眺めると流れがある
土から
かえるためだけに
乞う 涙ではない
吹きなれた風の足が
ところどころ 無くした
甘いくぼみに にゃーと泣く
逆 ...
溶けた視線で壊れた時計を見つめても
もう動きはしないの
そう教えても君は時間さえ飛び越えようとするのだね
虚ろな世界観
そして空気
君が放つ波紋は
不必要な現実を緩やかに押し戻す
...
月に一回くらい、日曜日に休み欲しい?
仕事中に聞こえた気がした。
ちょっと考えてみた。
何でなんだろって。
まだ結婚もしてないから、
朝から好きなヒトとの朝なんて、
ないんだし。
...
降り積もるものの中に
水色を混ぜよう
降り積もるものの中に
水色に混ざろう
白と黒の細かげな象りたちの中に
カラフルなばかりの色たちの中に
降り続けるものたちの中に
水色 ...
午前3時に咲いた {ルビ鈍色=にびいろ}の花腐し
嘘を塗り重ねて
すこし刺々しく君に抱かれた柔肌が
うっすらと赤みを帯びる
君は私の名前を呼ぶ どんな抑揚もつけずに
ただ平淡に溺れ ...
渋谷の外れにあるバーに入ると、スロウな音楽が流れていた。奥のほうのソファに身体を沈めると、隣にお日様が座っていて、誰も彼女に気付かないようだった。それもそのはずで、月や星はあんなにキラキラと光っている ...
07/02/03
回転計の願いに
知らん顔する
鶏頭の花
空には白い雲が群がり
レースの終りを告げている
ガス不足のマシンでは
回転も不足 ...
少年、ライ麦を
したためた雨水につけて
うれしそうに
ほおばっている
チマチマ食うのが
大好きだ
なきたきゃ
汚れた紙袋に
全身つっこんだらいい
そしたら君は
一枚の絵になるよ
時計台は嘘をい ...
メソポタミア文明
生え変わった前歯に
激突
急斜面を駆け下りる
くだらない熱病
時代は変わったね
新鮮なものが新幹線ではなくなった
各駅停車のように不在
粘土で蛇の抜け殻を作って
...
さよならも
すきじゃないも
ごめんねも
結局は
同じことで
柔らかなことばに包んで(くるんで)
食べてしまえばいい
きっとおなかの中ではじけて
永遠に消えない傷を残すんだろ ...
冥い冥い夜
絶望も
諦めも
恋しさも
悲しみも
ぜんぶ乗り越えて
眩しい明日が来る、
そんな幻想を
たまには抱いて(いだいて)みる
冥い冥い夜
明日は天気に ...
なぜ作るのか
なぜ表現するのか
なぜという思考砲を放棄する事は 温めた卵の爆弾を 不法投棄するに等しかった
思考は 断続的にズレていく エメラルドのかさぶた 赤の中に緑 グジュグジュと沸 ...
音
君の
右耳に
届いても
陰に笑って
しょうがなく
お話をつづける
窓硝子に張付いた
記憶が剥がれ落ちて
指で触るたびに融ける
傘を差して砂浜に立 ...
「鬼が豆鉄砲喰らった顔見たくないか?」
久しぶりに父から届いた携帯メール
父に会いに行くと
父はルパン三世の主題歌を口ずさみながら煙草をふかしてた
普段は煙草なんて吸わないのに
...
ある日気付く
Jー2
飛行機の座席
電車の座席
バスの座席
そして
映画館の座席
前の座席はいつも
Jー2
知らない内に
?啓示?
頭によぎるキーワー ...
幾度も幾度も
諦めようとしたけれど
その度 その度に
それは
僕の胸を揺れ動いて
ただ 痛みの記憶を刻みつけてゆく
きっと そこに僕はいないよ
君を待つ未来は、温かくて、優し ...
太平洋を撃つ!
弓なり 撓り
神国日本
あの 古戦場から
ひなびた 山村から
高層ビルの谷間から
およそ神国日本のいとおしい地 巷 山河
南無妙法蓮華経の大音声と共に
...
表示偽装毒物混入次は何?
輸入品頼る日本も問題だ
アディオスピエール
行け 行くんだ
高く高く
昇れ
大好きなジャンの元へ
行け
降りしきる雪の階段を
何処までも何処までも昇ってけ
愛する
ジャンの色に包まれて
...
炎の笑顔
夜空が晴れ 月明かりが 心の中に 降り注ぐ
小さな星達を 目に写せば
にんまり 顔が
笑うだろう
あんな雲なんか 僕の視界にうつる
空や 宇宙の
チリにしかならんぜ ...
消えてく雲
この世に
平和な所が
あるとすれば どこだろう?
それは
僕の心の中だと
思う
仲間や沢山の人と 少しずつ関われる
僕の心の中だと
飛行機が
雲をひ ...
粉雪の真っ白な世界を
雨が彩っていく
枯れ草が顔を出し
屋根の色が冴え渡る
雪は雨と一緒に
流れて
このこころの
真っ白な絶望も
涙とともに
流れて
ジャスコで買い物してたら
知らない子供にお父さん、と呼ばれて
違うよといくら言ってもきかないので
しかたなく僕は
その子のお父さんのふりをした
おうちへ帰ろうというので
ジャスコの近く ...
あたしの大好きな雪がふってきて
あたしの大好きなあなたは、やっぱり居ない
雪とあなたと白い街
雪とあたしと白い歌
歌う
あなた
聴く
あたし
変わら ...
好かれようとしてなんか悪いか?
頭使って、なんか悪い?
自分殺してなんか悪いか?
死んで、生きてて
あんたになんかしましたか?
欲しいもの
手に入れるため
な ...
ザアザアと雨が降つておりました。
ゴンと居間の時計が十参度鳴り響きます。
その家の主人は、ごろりと横になり、なにやら難しげな洋書を読むでもなく、つらつらと眺めておりました。
――今日はお出かけに ...
Emmanuelle
Gabriel
Noel
エマニュエル
ガブリエル
ノエル
えまにゅえる
がぶりえる
のえる
・
・
・
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥
小川 葉
自由詩
1
08/2/3 23:16
言葉無くして
LEO
自由詩
13*
08/2/3 23:14
Moonchild
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
08/2/3 22:54
かえる ほとり
砂木
自由詩
8*
08/2/3 22:50
はかな
流希-Яuk...
自由詩
1
08/2/3 22:42
日曜日の朝。
狠志
自由詩
1
08/2/3 22:39
水平線まで
小池房枝
自由詩
8+
08/2/3 22:33
林檎落下
エチカ
自由詩
8*
08/2/3 22:11
hotter than the sun
rabbit...
自由詩
7*
08/2/3 21:37
ガス・ステーションの作り方
あおば
自由詩
4*
08/2/3 21:34
ロンドンパーク
ゆうさく
自由詩
1*
08/2/3 21:22
世界四大文明
狩心
自由詩
2*
08/2/3 20:54
柔らかなことば
風音
自由詩
2*
08/2/3 20:54
冥い夜に
〃
自由詩
1*
08/2/3 20:43
雪だるまは次の日に解ける
狩心
自由詩
2*
08/2/3 20:43
音がいて、音が
Utakat...
自由詩
0
08/2/3 19:38
節分 '08
北大路京介
自由詩
14*
08/2/3 19:21
スティグマ・シート
酸素の枷
自由詩
0
08/2/3 18:48
楔
具壱言
自由詩
1
08/2/3 17:57
弓張り神国 日本
アハウ
自由詩
0
08/2/3 17:47
輸入品
夏川ゆう
川柳
0
08/2/3 17:29
アディオスピエール
高木 しおへ...
自由詩
1
08/2/3 17:07
炎の笑顔
〃
自由詩
0
08/2/3 17:04
消えてく雲
〃
自由詩
0
08/2/3 17:03
真っ白な世界
風音
携帯写真+...
2*
08/2/3 16:39
思い違い
小川 葉
自由詩
2
08/2/3 16:36
雪と飴玉、甘いあなた
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/2/3 15:42
マイ・ラブ
〃
自由詩
2
08/2/3 14:59
てるてるぼうず
亜樹
散文(批評...
0*
08/2/3 14:14
ノエルの血 〜晩餐会の夜〜
服部 剛
自由詩
0
08/2/3 13:34
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
加筆訂正:
あなた、わたし、ふたり
/
ゆず
[08/2/3 16:55]
「あなたとふたりで」→「あなたとふたり」
7.04sec.