「おつかれさま」
思わず「えっ」と聞き返してしまった
久しく労わりのことばなんて無かったのに
何かにつけて話しかけてくるし
誰かさんからの着信メールを気にしなくなった
あなたの言葉を ...
落ち逝く星
一条の光
貫く闇の裂け目に
踊る少年
笑顔
ささやき
少年は笑う
何事もなく
何も考えず
ただ
それは氷
冷た ...
闇の中
浮かびあがる
亡き色した十字架
下方
鎖に囚われた
堕天使は
純白の裸身を
呪印の紅に染める
既に
存在を亡くした
透き通る涙は
背中の翼と共に
舞い落ちる
堕天使は
雄大の空に
強 ...
彼の歯はもう十分に草を食むことができない
エナメル質は磨耗し
大臼歯は欠け落ちた
彼は少しはなれたところから群れを見ている
鼻から水をふき出して遊ぶ子ら
群れの中の何頭かは彼の子であ ...
二十年ぶりに故郷に帰ってきた。友人知人はもとより無く、親類縁者もみなゐなくなってしまった田舎町へと、ただ感傷を慰めるためだけに、一人ふらりと立ち寄ったのだった。風はさやかに吹いてゐただらうか・・・? ...
空の色が青い訳なんて僕には分からなくてもいいんだ
君が君のことが好きな僕が君を好きな理由を知っていてくれるなら
僕が君を好きな理由なんて僕は知らなくてもいいんだ
それは
口の中に飛び入り参 ...
ドアの外は暗い暗い霧の都
離した指に巻かれている糸は虚ろ
君がどこかから取り出した小さな鋏
魔法のように集まっていた想いの粒は散らばって
靴紐に足を取られてつまづく
温度差には ...
溶けて溶けてドロドロした液体の中
柔らかくて優しくて暖かい温もりにも似た感情
僕は幸福気分に浸りながらずっと君を見つめてる
妖しいリズムが心地良い昼下がりの中で君と
ほら、交じり合う事のない液体の ...
立って
いくらかだって
僕には高さがある
目を閉じれば消える
くだらない自尊心だ
散らばって
賑やかした
自分の中身に
もっと散らかせ!
叫ぶ
怖くて怖くて
泣き ...
02/06 03:18:10
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ころり
転がる口の中で
いまに
なくなりそうな
水色の空は
今日も僕を試す
いつかと
足跡を消 ...
時々
無性に
ラーメンが食べたくなる
蛍光灯を映して
きらきら光る油
立ち昇る湯気
スープを引き連れて
手繰り寄せられる麺
あぁ
ラーメンが食べたい
世界の終わりのパッチワーク
つぎはぎだらけの言葉たち
伝わる振動は
どっかの硝子のまえで消えて
点滅した灰まみれの星と
海の底までようやく落ちて
どろどろの瞳でうたいだす
くちびる ...
牛カルビを箸で持ち上げる
タレにくぐらせてご飯の上に乗せる
口へ運ぶ
あっさりとした旨み
歯ごたえがあるようですぐに消えていく
油っぽくはないと
半分ほど食べ進んでから気づいた
乳臭い旨 ...
やっぱり(笑)
愛され系でいきたいし(笑)
夜中に冷蔵庫とか(笑)
あけちゃうし(笑)
死んじゃうくらいの恋(笑)
セックス(笑)
愛されてるって実感(笑)
ナヤミとか(笑)
プチ ...
ねえ、君は自分のことをきたないっていうけど
わたしもそうだよ
その部分に気がつくたびに嫌になるけど
君にだけは知られたくないけど
いつまでもそこに立ち止まることはできないんだよ
...
日向ぼこ動く季節に恋してる
遠くから届く匂いは水仙花
春風や子供等の声弾んでる
このまま ずっと このまま
ときおり 雪わり草 待つように
道草の花の 夢をみました。
このまま ずっとこのまま
それでも このまま
春 渡り行く風も
窓辺に もたれて居り ...
ふたりの写真を切り取って恋と呼んだ。
かけあわせた煙草がおちた。
それはまるで落ちていくふたり、
林檎の蜜が紅に染まった
端からこぼれおちる液こそが血
きみの素肌に触れた夜。
...
チェーンがディレーラーをすり抜ける音
始まりのいつもの儀式
数秒間の加速のあと静かに静止する
制動機の動作確認、これも儀式
そして百メートルごとの加速機を通過しながら
...
鳥が眠る夜
翼だけ空を飛ぶ
よく見ると
腕も混じってる
人は夢の中で
空を飛ぶ
大好き
大嫌い
別れたくない
別れよう
友達ならずっと一緒に居れるんだよと言うキミ
キミとはずっと一緒に居たいけれど
出来れば恋人のままがいいなぁなんて
...
壁のむこうから恋人同士がぎゃーぎゃーわめいてて
こっちは南Q太とか読んでる
このひとの描くおんなのこみたいのと付き合いたいです
現在
現代の若者は個室持ち けど
安もんばっかでいちいち壁 ...
ぼくが
何かを書こうと捻り出す文字も
誰かが造ったモノで
ぼくが
何かを伝えようと搾り出す言葉も
やっぱり誰かが造ったモノで
ぼくが
納豆食べられるようになったのも
彼女が ...
日が経つにつれて、図書室に差し込む日の光も随分とやわらかくなってきた。
なのにあの娘の顔はだんだんかげってきている気がする。
いつも空にいちばん近い席に座る子。
本を読むときだけは、緑色のメ ...
クロスロードで おまえは悪魔と取引した
おまえのブルースは オレの魂を穴だらけにする
メンフィスからミシシッピーまで 綿畑のすべてが
おまえの深く深くつながった係累の
血と汗と歯軋り ...
切り取っては
別の空に貼り
せわしく曇り
鴉は鳴る
こわがりな子らのための菓子
運び馳せるものの頭上に
爪と牙と花の午後
交わることなく生き急いでいる
水の ...
どうしようもなく大切にしてきたわけでないけれど
大人のポケットは暖かく
そこにしまわれていたのです
そう、
大勢の人と話をしながら
少しずつ自分を失いながら
久 ...
尾の長き生き物らしい。寒さとは
爪並べ指を揃へて朧かな
春の月唐突に死の淵に浮く
{画像=080302220223.jpg}
ぶくぶくぶくぶく
ぶくぶくぶくぶく
風呂は大きい。
ぼくは魚になって
夜中の風呂場に泳ぐ、
ぐうたら魚。
体にもんもんができて、
ぼくはいっ ...
早春 せせらぎが白昼の形式に挿入されている
のさ
皮膚に嗅覚をはたらかせると
柑橘系の香料のにおいのするあなたよ
身体を重ねて両手を握りあえば
言葉の裏側を逆さまに歩いてい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
疑惑のひと
恋月 ぴの
自由詩
11*
08/3/3 20:04
限りなく透明 限りなく闇
紫音
自由詩
0*
08/3/3 19:50
堕天使へのレクイエム
愛心
携帯写真+...
2*
08/3/3 19:18
長生き
六九郎
自由詩
1*
08/3/3 18:52
二十年後
三州生桑
自由詩
1
08/3/3 18:50
ね
相良ゆう
自由詩
0*
08/3/3 18:50
「都」
菊尾
自由詩
3
08/3/3 18:10
液体
69
自由詩
3
08/3/3 17:44
静止と消耗の相極(1.01)
竜門勇気
自由詩
0*
08/3/3 17:20
飴玉アベニュー(remaster feel amedama)
〃
自由詩
1*
08/3/3 17:07
ラーメン食べたい
風音
携帯写真+...
9*
08/3/3 16:13
こたい
ゆるこ
自由詩
1
08/3/3 14:55
焼肉
よしおかさく...
自由詩
3*
08/3/3 14:25
スイーツ(笑)
れつら
自由詩
3*
08/3/3 14:16
すき
raira
自由詩
0
08/3/3 12:37
恋
夏川ゆう
俳句
1
08/3/3 7:58
日和
ひより
自由詩
4*
08/3/3 7:16
繋いだ手のないふたり。
哀詩
自由詩
1
08/3/3 6:26
軌道エレベーターに乗って、
たりぽん(大...
自由詩
6
08/3/3 0:38
空を飛ぶ
小川 葉
自由詩
2
08/3/3 0:09
大好きな 矛盾点
ともちゃす
自由詩
0
08/3/2 23:28
ゆらゆら
れつら
自由詩
3
08/3/2 23:18
All of you
Honest...
自由詩
3*
08/3/2 23:14
ぼんやりと、僕は想う
はるこ
散文(批評...
1
08/3/2 22:17
ブルース
いねむり猫
自由詩
1
08/3/2 22:13
午羽
木立 悟
自由詩
1
08/3/2 22:13
ポケット
mayaco
自由詩
0
08/3/2 22:07
寒さとは何か
右肩良久
俳句
4
08/3/2 22:07
真 鯉
beebee
自由詩
1
08/3/2 22:01
せせらぎ
右肩良久
自由詩
1*
08/3/2 21:47
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
加筆訂正:
夏泊海岸
/
たりぽん(大理 奔)
[08/3/3 0:45]
誤字訂正
5.75sec.