貴方の言葉が小玉の辺りに浮いている
シーツはやがて真っ赤に染まり
その上にはペランとした貴方の皮だけが乗っていた

ベランダに干しながら
見上げた空には大きな貴方の生首が

すっかり貴方 ...
ぼくのなみだは ぼくのもの
きみのなみだは きみのもの

ぼくら なみだ混ぜあって
混ぜてはみたが 分離して

ぼくら 穴を埋めあって
埋めてまたほら、 穴増えた

譲れないんだ 境 ...
理由なんてなくていい。
根拠なんてなくていい。
自分の勘だけでいい。
まだ世の中は解明されてない。
答えのない世の中に
答えを求めなくていい。
答えはこれから作られる。
各自の勘によって ...
縮む親
氷鏡に
歓喜の子
席を取り
悦は束の間
狸寝入り
「挙手なさい。指名しますから」

 と、言っておきながら先生は今回も、窓の外を憂鬱そうに眺めている由美子を選んだ。
 由美子が渋々立ち上がり音読を始めると、皆が黙って聞く姿勢。まあしかし、一部の ...
「ネット詩fについて」清野無果さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=100523


 裂け目を開くために私は頁をめくる。アリストテレスの「詩学」で ...
 子どもの頃「怖かったもの」がたくさんある、チャルメラのラッパ、ギャル、雷に、「かちかち山」の絵本・・・。そんな中で、私が何よもり恐れていたものが天狗のお面であった。
 そのお面は私が六歳のときに暮 ...
僕が君に愛されてるうちに。

死んでしまいたい。
君のココロに、深く大きな
傷が遺れば、
僕が居た証拠にもなるし、
一生愛されるんじゃないかなって、
バカなことも考えちゃう。

この ...
冬木立、腕の隙間を
北西の風が吹きぬける二月
硝子を隔て、
わたしは陽射しを貪る


両の手を
時折、虹色に光る猫の背毛に沿わせ
体温を求めながら
かなしみを忘れるわたし

セー ...
あなたのこかんを


あなたがゆめにでてきた



あなたとくらしてゆくんだろうな



そしてなんどか




あなたをうらぎるんだろうな
おととい日はあちらから昇りました
きのう日はあちらから昇りました
きょう日はあちらから昇りました
きっと
あしたもあちらから朝は訪れるでしょう

この銀杏の葉は枯れ落ちました
...
雪空の静かな朝に胸騒ぎ

屋根の雪日差しに負けぬ強さあり

冬薔薇黒ずんできて美失う
地吹雪が去った夜
夜空に張った薄氷の中に
満月が封じられている

月の光は 
擦りガラスを透した霊安室の灯りのように
歪められ 動かない

風がどこかで身を潜めている雪原で 
針 ...
寂しいときに 幸せに

泣きたいときは 微笑みを

苦しいときこそ 安楽を

寒い冬には 手袋を

去り行く命に いただきます

彼と彼女は さようなら

僕と貴方は こんに ...
今日はそういう気分なんだ

この自己中心的な独り善がりの穴の中で
打ちのめし嘲る姿を眺めたいんだ
俺を哀れだと思ったならそう一生思うが良い
この一瞬は諂う事を諦めて
慰めだけを見 ...
もしもこの部屋の前に
停まっている青いムーブが
もしも白いライフなら
今夜の冷たい布団が湿るほどに
濡れ合えるかもしれない


もしもこの部屋の壁に
飾ってある写真の振り袖が
もしも ...
 時間の過ぎた大きさを
 ときに強烈に感じる事がある
 不思議と馬鹿をやっていた時代に
 さりげなく聴き濡っていた歌
 時代を経た瞬間
 実しやかに去来する空虚感
 一歩も二歩も向こう ...
思えば貴女に求めていたものは
包んでくれた掌の温もりだけに過ぎなかった

十分な言葉を交わしたつもりもなく
ただ何ヶ月か遅れて忍び寄ってきた
心に突き刺さる冬の冷たい空気から
守って欲しか ...
ほらごらんなさい
目の前に
突きつけるよりも

表そうとするだけで
現れてくるものを
さらっと差し出す

もっともっと
深いところに
届くように

根底から
ひっくり返して
...
金魚鉢の中で
赤い魚は
悠々と泳ぐ

赤い魚は
そのまァるい
硝子の中で
壁にぶつかる
真似もしないで
悠々と泳ぐ

赤い魚は
立ち止まって
私のほうを
じっと見ながら
...
あなたはよく単位を間違えて
十メートル七十三センチとか
十センチ七十三ミリの人が着る
セーターを編んでくれた

それは僕も同じで
世界で一番愛してる
とか
初恋の人と同じくらい好きだ
...
テキトーな敵と戦っているので小指は常に滴っている。


ふて寝してる布団の中のオトンの額のフォトンよ永遠に!。



如何なものなのかしらね異化なものなの ...
  あいつはどこに行ったんだろう
  僕は虚空にむかって尋ねる
  あいつはどこに行ったんだろう
  モデルガンは相変わらずにこりともしない



  あいつはどこに行ったんだろう
...
枯れはてた屋上。
フェンスすれすれに、
ジェット機が飛んで行くのが見える。
君臨する夜に向かって、
いい加減に手を振った。
握り潰すように
掌にはスプレー缶があった。
それで
夜から色 ...
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=99852
「美しいミサイル」 いとう


 自分の感覚や言葉、理論、知識・・・宗教や思想でもいい。それらを総動員し ...
 稲川方人の「気風の持続を負う」(一九七七年)はちょっといい文章だ。荒川洋治の「技術の威嚇」(同年)への反論という体裁をとっているが、稲川の詩の書き手としての侠気というか使命感というか、論理を越えた真 ... 落ち葉起きくるり廻りて倒れけり 2008年1月某日
雪模様の曇り空
LARKの箱みたいな空の下
いつもの道を逆方向へ曲がり
果てしなく果てしなく進む その先、海

道路標識はややこしくっていけない
→(こっち)海、とか ...
おじいさんが
ランドセルを背負って
元気に登校していく
おじいさんは
まだ三時間目なのに
給食を食べる

お父さんは
車輪のない自転車で
道なき道を
どこまでも走 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
貴方の世界N哉自由詩208/1/25 16:24
ぐしゃ愚者そらいろ☆コ...自由詩008/1/25 16:18
発掘美琴自由詩008/1/25 15:54
凍る朝シュガー・ソ...俳句3*08/1/25 15:53
悦か恥か・・・考えてみたいですね川柳2*08/1/25 15:48
山道で蹲る、由美子N哉自由詩3*08/1/25 15:27
批評祭参加作品■ネット詩fの裂け目から2TO散文(批評...308/1/25 14:47
批評祭参加作品■鏡の詩「フィチカ」Rin K散文(批評...19*08/1/25 13:38
創書日和「遺書(仮)。」狠志自由詩108/1/25 13:32
冬の彼方に進路をとれ銀猫自由詩14*08/1/25 13:21
吉岡ペペロ自由詩108/1/25 12:37
きっと川口 掌自由詩8*08/1/25 11:41
雪空夏川ゆう俳句1+08/1/25 7:51
凍った月いねむり猫自由詩408/1/25 4:34
応援歌短角牛自由詩008/1/25 4:27
airheadmaynar...自由詩008/1/25 4:05
もし…なら、智哉自由詩008/1/25 3:57
海と空の間doon自由詩0*08/1/25 2:10
偽りではなかったけれど松本 卓也自由詩108/1/25 1:44
表現yangja...自由詩008/1/25 1:41
賢い魚亜樹自由詩208/1/25 1:34
単位小川 葉自由詩008/1/25 1:19
「 特に意味もないのに何でこーんなに阿呆なんやろかと小考察。 ...PULL.短歌1*08/1/25 0:52
知らんぷり草野春心自由詩108/1/25 0:45
廃墟と出逢うプテラノドン自由詩308/1/24 23:29
批評祭参加作品■「美しいミサイル」 いとうたりぽん(大...散文(批評...308/1/24 23:25
批評祭参加作品■気風は断絶したか?岡部淳太郎散文(批評...3*08/1/24 23:09
落ち葉A-29俳句1*08/1/24 22:53
海猫交友日誌朽木 裕自由詩208/1/24 22:51
足りないもの小川 葉自由詩308/1/24 22:21

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