もう降ることはない、と思っていた
はねゆきは
やわらかに降り
わたしの熱でとける

一面の白は
すべてを覆いつくし
またすぐに
熱でとける

鋭い氷の尖端がわたしを刺す

いっ ...
もう一度、
てのひらに
つつみこむ仕草で、ストレッタ。

空間を割いて、
胡桃のような空間を割いて、
胸の奥へと、ストレッタ。

時の鮮明な切断面は、
もはや誰のものでもない。
ひ ...
 
 
 
腕時計
壁に掛けても腕時計
変な話だ
 
腕時計
棚に置いても腕時計
変な話だ
 
 
いずれ何処でも時は動く
いずれ何処でも時を刻む
 
 
 
雪のつもった日のバスは 
渋滞でみんな遅刻のはずなのに 
なぜかこころやさしい 

雪化粧の街を窓外に眺める 
人々をぎっしり乗せた
バスのなか 
ネクタイのよれたおじさんが 
あんパ ...
そんなもの、と思った
くだらない
直視できずにうつむいた
若さを消耗している途中、それが今日のこと




わたしがかつて
人差し指にくるくると巻いていた、
彼の襟足はもう随分 ...
誰の胸の奥
こっそり巣食って
ほくそ笑む


(オイシイノダヨ
奥底のとろけた秘密
舐めたいのさ
なめらかな偽善)


封印された
マメ粒ほどのヤツは
青むらさきの
促進剤 ...
今死んだら困るけど
いつ死んでもかまわない

今死んだら困るけど
いつ死んでも適切だ


俺には今しかないが
きみには明日がある



踏み出せばその一歩が道になる
なんて言 ...
夢路誘うは十六夜に 
声なく花の散る姿
また立ち返る如月の 
思いは誰に告げるべき

黒髪{ルビ梳=けず}るいもうとの 
面影やどる花びらは
雪の衣も厭わずに
音もた ...
燃えつづけ光の穂になる音になるこがねもとめるけだものになる



穂の陰に白と鉛のうたがあるまだ見ぬ夜へまだ見ぬ海へ



曇りから水と光が去るたびにひとしく遠くし ...
すれ違いは心から生まれたのだろうか

どんな言葉を搾り出しても空気の失くなった部屋にはもはや何の感動も訪れない

心の代弁者は真空に放り出され無惨にも四散した
まるで宇宙空間に生身で投げ出さ ...
自分一人の悩みなんて
ほんとにちっぽけで

世界に対しての自分なんて
あってないような存在で

でも それでも
何かを真剣に想う自分が
確かに在って

同じように
真剣に悩ん ...
ぴーたーぱいぱー

まどのしたに
おんなのひとたち や
きのう おんなだったひとたち
あした おんなだろうひとたち

おちちと おなかを やわらかいいきもののようにだいて
ならんでいるのでした
ふく ...
文字数にならない(ぁぃ)を数えつづけてとうとうHighになりました「はい。」


都合の悪いことはいつも聴こえない何度でも言ってあげますぃゃょぃゃょぃゃょぃゃょぃ ...
水曜日の十字路で
はた迷惑な幻が前を横切る
覚えた顔もすぐに霞むが
並ぶ影の形は忘れずに

この世では
特別であり続けたい
胸の内は琥珀色が丁度いい
その人はそう言った ...
こわれたような
気がするな
ラジカセが
ラジオ、カセットが

それって何
と訊かれてだまる
カチャカチャと

弄りつづけて
うつむく
ゆるい髪の曲がり道がゆき ...
辞書もなく百科事典も家になくネット繋げば怖いものなし

人間の後は人魚が浴室を独占しては謎の儀式す

夢に出る君の匂いがそこにある忘れたはずの愛の産物

ネクタイは少し固めの色だけど顔は流 ...
  あなたの てのひら

 熱くて
 ちょっぴり汗をかいている

 大きな てのひら

 あなたの てのひら
 “あったかくて うっとりしちゃうね”

 なんて
 
 そっと心 ...
 ユキ。
 白くやわらかな印象の

 ゆき。
 冷たく、結晶のままでは儚く

 雪。
 それは全てを白く覆いつくして

 ユキ。
 発達した文明も
 大いなる自然の前では無力
...
いらないわ
今、おなかいっぱいなの
だからほっといてよ


無理よ
だって全部言い分けだもの
聞けるわけないじゃない


いやよ
聞こえないの?
ほっといてって言ってるの

...
不在はふるえている

{ルビ科白=セリフ}が青く染まるとき
語る言葉をもたない左手で
おまえの一番やわらかいところ
をつなぎ止める

そうだ不在よ
ここにいろ
動くことのない世界でありますように
そう願って魔法をかけた

君が泣かずにすむ世界でありますように
そう望んで背伸びして手を伸ばした

すべてが壊れないように不器用な優しい手で
拒絶を知 ...
四番目の人。

体の意味を求める人たちの群れ。
けれど、二人は違った。
空間に張り詰めたグリッドを使う。
空間のエッジ。表面の張り詰めた2次元。
舞台に描かれたグリット、彼女たちは平面図で ...
こたつにはみかんがあるから
あかねこはまるくなり
さまざまな約束事によって
針が回り続けているのを
ゆるしている

やさしい
そして、かなしい
どうして生きるのか。人はどうして生きなければいけないのか。目的?

僕はこの質問を書きながら途方に暮れる。

答えが無いわけではない。実際何度も結論に達したし、自分の中では

分かって ...
恋という名のジグソーパズル


恋という名の
ジグソーパズル
最終ピースを見つけられずに
世界に繋がっている箱の中を
探していた
いつまでも

誰もが完成させようと
恋のピースを ...
君はみんなに。

僕は君に。

好きだと云おう。
僕は生きているはずがない。
だけど、
いつもの朝焼けの色が、僕の心を負かすから。
生きているのかもしれない。


閉じた瞼に、浴びられるだけの赤を浴びる。
太陽からは血の匂いがする。
...
思ったよりも少なかったやかんの水を
勢いよく蒸気にかえたものだから
紅茶を煮出すにはとてもとても足りなくて

カンカンのやかんが
今朝の水の冷たさにひび割れないか
ビクビクしながら水を足す ...
口を開いたとき、息より先に飛び出した単語が
のどにつかえてむせてしまった
日曜日だから、日はふだんより多くてもいいのに、光が少ない  
西高東低でもないのに

仮設テントで、電気の回路を直列 ...
ひとひらのひとことひとはだのいきをふきこみてんにかえすゆきのひに。


ゆくもゆかぬもかわらぬけれどてのひらにつもるきみあめへとかえる。

こおりつくよびつづ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
はねゆきこゆり自由詩2*08/2/4 21:52
Gravitationパンの愛人自由詩208/2/4 21:41
腕時計蟹太郎自由詩108/2/4 21:36
雪の日のバス 服部 剛自由詩508/2/4 21:36
日常のひとくち______...自由詩2*08/2/4 21:21
MAJIN渡 ひろこ自由詩7*08/2/4 21:10
正走曲佐々木妖精自由詩3*08/2/4 21:10
■共同作品■ 冬のさくらRin.自由詩10*08/2/4 21:05
冬午木立 悟短歌408/2/4 19:55
抽象世界の散文小説相良ゆう散文(批評...108/2/4 19:41
重い地球mmm自由詩008/2/4 19:38
にくづき縞田みやぎ携帯写真+...208/2/4 19:20
【ひとり短歌祭参加作品】「 文字数にならない(ぁぃ)を数えつ ...PULL.短歌2*08/2/4 19:03
「遠景」菊尾自由詩2*08/2/4 18:37
taperecorder.....and radio水町綜助自由詩208/2/4 17:29
君の匂い夏川ゆう短歌008/2/4 16:55
てのひらちぇしゃ猫自由詩1*08/2/4 16:24
ユキ・雪・ゆき自由詩1*08/2/4 16:19
我侭を言わせて友子自由詩108/2/4 15:04
ヌードしろう自由詩108/2/4 14:05
ワールズエンドシギ自由詩308/2/4 13:47
空間の平面図ブライアン自由詩0*08/2/4 13:17
あかねこしろう自由詩108/2/4 13:07
どうして生きるのかJTO散文(批評...1*08/2/4 13:05
恋という名のジグソーパズル夢乃 綴喜自由詩008/2/4 12:55
バランス。狠志自由詩108/2/4 10:13
happy birthday凛々椿自由詩308/2/4 9:28
・・・涙・・・  ・・・・。シュガー・ソ...自由詩7*08/2/4 8:53
アンダースコアを埋めていく気持ちでclef自由詩2*08/2/4 8:46
「 ひとひらのひとこと。 」PULL.短歌2*08/2/4 8:08

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