猫のあくび
    窓辺のコスモス
    いろあせたオルゴール
    金魚のあぶく
    ハチミツ入りの紅茶
    それから
    きみ

   そういうやさ ...
まわりが
笑う
わたしは
なにが可笑しいのか
よく
わからない

まわりが
歌う
わたしは
メロディがつかめない
まわりが
傷つく
わたしのことばに

わたしは
じぶん ...
憧れの

人の第二の

ボタンを貰い

心に咲くは

牡丹の花よ
目を閉じて君を感じる夜の音甘く静かに時の滴る



ひたひたと君が浸透した体溺れはしない自分自身に

夜の度形を変えて現れる月も今日の私を知らない

えいえいと刺すよな寒さ丸くな ...
1.日没

私はラセンウジバエ(雌)である。
私には名前がない。
ラセンウジバエ(雌)の群の中から
私を識別し同定することは誰にもできない。

二枚の羽があやうくふるえる。
ホルモンは ...
過ぎては消え 遅れては鳴り
ふたたび現われ 昇りゆく
水たまりの径
ふいの翳り


まだ水は冷たく
指をまわす
見聞きした風
伝えられずに


陽のはざまに揚まり  ...
こちらからメールを
送った憶えもないのに

母からのメールには
いつもRe:がついている

返信でもないのに
Re:がついているのはおかしいよ?
そう言っても

「だってメー ...
なだらかな曲線や
いびつな凹凸も
形通りに
そっと撫でてやると


こわばった起伏が
するん と解けて
一本のゆるんだ線になった


とたんに安心して
ぽろぽろ涙をながす
キ ...
この世が 
何処まで歩いても追いつかない 
見果てぬ場所への旅路なら 

仕事の後の 
誰も来ない秘密の部屋で 
わたしは横たわり 
時々現れる 
「夢のドア」に入る 

足を踏み ...
背中から吐息まじりの抱擁に嘘と強がり脱ぎ捨てていく 



全身にキスのシャワーをくれるより心にひとつキスをちょうだい 



長い髪揺らして君を征服する今夜は男になった気分で 

...
街外れのバス操車場の裏に
遊園地はひっそりとあった
中心には音楽を鳴らしながら上へと向かう
ゴンドラのようなものがあった
一番高いところに着いても
近くにある民家の壁や窓しか見えなかった
...
どうにかこにか学習帳

マイノリティのコミュニティ

おなじ穴ぼこあいた愛

うわさなんて、そうさうわの空


しぶとくみんな生きてます

人間だもの

肉だもの

心も ...
ミサイルにコアラ登って来て中止 誰もが皆、殺害者







Good morning !

さぁ、カーテンを開けて。深呼吸。
ハミガキをして。顔を洗って。お洒落して。

さぁ!出かけよう!


G ...
おまじないの絆創膏


あなたからもらった絆創膏
今でも手帳の間にはさんでる
小さなササクレに
大き手で
小さな絆創膏貼ってくれた
あの一瞬で
あなたの優しさを知った
あ ...
あの日の出来事

繋いだ手
重ねた唇

言葉声表情全部

忘れられない


傍に感じた鼓動
確かにあった温もり


一瞬で嘘に変えてしまう
「もう、会えない」

...
自分は絶対愛されているなんて思ってるから

本当に大切なものに気付けないんだわ


失ってから気付くなんてもう聞き飽きた台詞(もはや死語)

並べる前に気付いて


何億と居る ...
スーパーアルカロイド
スーパーインポテンツ
スーパーウーハー
スーパーエロス
スーパーオーガニック
スーパーカルチャー
スーパーキック
スーパークラック
スーパーケミカル
スーパーコ ...
 開いた口に降る光を呑みこむ
 瞼は閉じた
 美しいとしか
 いま見ないから

 環状に走る電車の
 円心に黒い瞳を塗りこむ
 同時多発性の感傷を
 相対的に涙するために

 そし ...
 誕生の
 賛嘆には
 うらがえしの
 霹靂を
 まなざしを持つうちに


 光線に射られた
 
 そのまばたきの擦過傷より
 ひろがる後天性の
 先天的疾患から
 なみだと
...
 

 地球の真理はマグマの中で理路整然、日射しに溶ける影に滲む。僕らの夜明け前にも似た青さは尖っていた、港行きの切符で涙を拭う男は海に砕け散る。赤線地帯で女衒は笑ってさようなら、明日はきっと来な ...
お昼休みの校庭のすみっこで
ハナミズキの落とす影のうえ
あたしたちはふたりきり
いつもなにか秘密をよせあって
他の子が仲間に入れてとやってきても
「いまふたごごっこしてるから」と
つっけん ...
 
 
 
 
「思い出すことに
 何も、見いだせないまま
 私は
 その一端を
 囲うようにして
 しまったのだ(、ろうか」
 
 
踵から伸びた
私、らしきもの、の影
...
水彩画の背景を
紫の濃淡で塗りつぶしたことがある
いつも通りの'Aをもらい
わたしはそれを忘れ去る

あれは何の背景だったか

紫は
幸せのように見え
不幸せのようにも見え

甘 ...
空隊の頭文字
海に浮かべて
飛ぶまで眺めた

砲台の脚がもし
海に沈めば
何処まで見やるか

包帯の足がもし
海に向かえば
毒まで青く
青く見送れ

控え目に急ぐ波の
...
忘れていたこと

誰かを傷つけたこと

すりきり一杯、以上は入れないこと

ちょっと多く入れすぎる癖

与えない、をしないんだ

大きな満月、こぼれそうな

ああなってしまうか ...
左手を絡める鎖で身を飾る誇りを嘲え白い太陽


乱気流放つ引き金緩いまま「後追い禁止」の標識を刺す


置き去りの景色を胸に滲ませたセンターラインはためらいの色


逆風 ...
鏡に映る 
ふぬけた{ルビ面=つら}が 
自分だと気づいた日 

自らの顔を 
つくりなおしたい 
と思った 

( 生きること
( そのものが、
( たった一つの答だよ・・・ 
...
白いろうそくを砂に見立てて城を作った

ぽたぽたと熱さで垂れる速さにあわせて

あたりまえの時間がいとおしい

ただのあなたがいとおしい

海が見える病院で

風とあなたと母親と
...
事象なのだ と
ほほえみ
さらばえる
「老人は自然になった」
へだたるものは希薄
わたしを象るひとつ の
向かうのはひとであれ
「皮膚一枚の越境」
気が付けば触れている
首輪の方がな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ちいさな春のメロディーAffett...自由詩13*08/3/13 21:54
だんだんひとりになっていくふぁんバーバ...自由詩7*08/3/13 20:58
卒業おめでとうむむ短歌008/3/13 20:46
時の滴るさくらほ短歌10*08/3/13 20:33
ラセンウジバエ(雌)の独白佐々宝砂自由詩1*08/3/13 20:19
ノート(ひとつ 撓む)木立 悟自由詩608/3/13 20:06
Re:RT自由詩4*08/3/13 19:40
ベクトル渡 ひろこ自由詩13*08/3/13 19:35
菜の花畑の老夫 服部 剛自由詩3*08/3/13 19:34
抱擁恵理短歌5*08/3/13 19:20
百合たもつ自由詩1108/3/13 18:55
人間だもの吉岡ペペロ自由詩208/3/13 17:55
無題しみまん川柳3*08/3/13 17:50
事件三奈自由詩4*08/3/13 17:49
おまじないの絆創膏夢乃 綴喜自由詩008/3/13 17:28
もう、会えないともちゃす自由詩1+08/3/13 17:26
LiE自由詩008/3/13 17:21
スーパースーパースーパー大覚アキラ自由詩208/3/13 16:41
水町綜助自由詩308/3/13 16:00
刃物としての光、傷としての光景自由詩408/3/13 15:59
ユーサネイジア雨を乞う自由詩3*08/3/13 15:43
ふたごごっこ少女的自由詩508/3/13 14:39
海馬山中 烏流自由詩308/3/13 13:14
よしおかさく...自由詩9*08/3/13 11:41
命のあし太陽の獣自由詩008/3/13 11:28
冬も最後の木曜日猫のひたい撫...自由詩008/3/13 10:45
逆走 〜reverse〜Rin.短歌18*08/3/13 10:42
鏡の部屋 服部 剛自由詩608/3/13 10:41
ある海辺の夢猫のひたい撫...自由詩208/3/13 10:28
失われていく題名秋津一二三自由詩008/3/13 8:54

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