窓の外を
旅人が通った
新しい風が
吹いたから
わたしは
窓のなか
憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る
さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として
窓の ...
何を指して倫ならずと呼ぶのやら 今はあなたの乳吸うばかり
ラブホ出て逆方向に去るふたり 振り向く男 振り向かぬ女
男などいらぬと笑うプリマドンナ 今日も酒場でディーヴァをくどく
飲み ...
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う
焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす
傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
...
ぶらさがって いる
ただ
ぶらさがって いる
ただただ
ぶらさがって いる
明かりを灯らす
役割があるだけ
立派なのかもしれない
無味乾燥の心
ついには発火
くゆる煙は
...
『恋するピノッキオ』
「は、ハナは高いけど整形なんてしてないやい!」
と言う度
彼の鼻は高くなっている
『恋するかぐや姫』
ある夫婦が元気な女の赤ちゃんを生み、まるでお姫様の ...
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる
鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ...
砂浜のない水たまりがさみしくて砂時計から補充した陸
さようなら ― もとは接続詞なのだから ― 悲しむ理由はどこにもない
「リコーダーを縦笛とよぶ日 ...
試験中の教室の空気を切り裂いて鳩は勢いよく窓ガラスに突っ込むと
そのまま羽を舞い散らせて深い眠りに落ちた
人間はキューブリックが考えるより愚かしく
ゆっくりと進化だか退化だかを遂げて生きてい ...
その男の父母は頭脳明晰であつたが、いかんせん欠けた人間であつた。
その証拠にその息子は、うんと賢くうんと欠けていた。
彼は幼少の時分、「阿呆として生きねばならヌ」と思うた。
難解な数 ...
リセット後はじまるはなしさようならこんにちはまたいつかどこかで
第一話はなしはじめるひとがいて階段下でみんな聞いてる
着いてるの着いていないの君の足1ミリメートル浮いているんだ
水た ...
Aが庭に地下室を掘った。砂だらけだ。コンクリートで少しだけ壁を固めたらしい。雨が降っ
た。床は砂だから水がじめじめと出てきてそのうち水溜りになった。晴れていたらこの砂のベッ
ドがきもちいいのだと ...
ぽっかりとした人を見た
そいつはまるでがらんどんとしていた
不思議に思った
コイツは今まで何をしてきたのだろう?
ぽっかりと開いた目で何を見てきたのだろう?
がらんどんの心で何 ...
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声
失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット
くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ...
気忙しく流転する景色の片隅で
只管に平凡を刻んでいく人生を
ただ無造作に転がして
ただ締まりなく垂れ流す
雑居ビルの合間に重なった
生ゴミに卑しく貪りつく
道行く視線に無頓着を気取る
...
親指の爪割れるほど押し込んで戻らなくなったリセットボタン
第一話読み捨ててまた新しい本開くよな生活の果て
ショッキングピンクのコートでナニゴトか挑戦をしたつもりになってる
...
ファイヤーバードが
ときどき僕の心のどっかにとまって
翼を丸めて
うずくまってしまう
テレビでもネットでも
世界のニュースが流れている
その側で
キーボードを叩くたくさん ...
ゴミにはゴミの事情がある
使える筈の物がある日使えなくなる
とか
見栄えが悪くなった
とか
引越しするんで持っていけない
とか
人間が貼ったレッテルは
使 ...
保守的であることが、お前を駄目にしてしまうと
片手で数え切れる、僅ない友人らから同じ日のうちに云われたので
帰りぎわに籠一杯に酒を、
よりにもよってコンビニで買い込んで
帰宅するや否や ...
{画像=080317232228.jpg}
天は人の上に人を作り、
天は人の下に人を作り給う。
天は人に二物を与え、
天は人に三物を与え、
天は人に四物、五物を与え給う。
だから彼 ...
宇宙が
言い聞かせに来る
すでに来ている
宇宙が
月のまわりに輪をかいた
東京の夜にも
坂出の夜にも
はんぶんの月
そのぐるりに
神戸の夜にも ...
一人のひとの
こころに宿る
一つの宇宙
銀河の塵を何処までも
深く掻き分け泳いだ場所の
無明の闇の広がりに
ぽつんと一人
ひかりの人が
仏の姿で坐っている
...
海から浜に上がり、上の岩場を仰ぎ見る。げふ。
小魚で膨らんだおれの胃。
こみ上げる魚くさいげっぷ。
さてと、帰んないとな。
仲間達が続々と海から上がり、列をなして崖を目指す。
ぽ ...
( 鳥の泣き出す頃 )
その一
「明けない朝」
フィヨルドに掴まった
ここには朝日しか差さない
毎朝希望と共に
絶望を運び込む優しい光
その二
「いつか明ける頃 ...
「ゴルゴンゾーラって何?怪獣?すっげー強そう!」
って言ってたTくんは
そいつに会いに単身イタリアに渡り
一流シェフになって帰ってきた
ワールドカップ・フランス大会に
「オーレ・オー ...
その写真のなかに確かに僕らしきものはいる
その写真のなかに確かに彼女は僕らしきものを抱いて笑窪をつくっている
誰に訊いてもその僕らしきものは僕なのであって
しかし僕にそれを確かめる術はない
そ ...
気がつくとあなたはいつもそばにいた
喜んだ顔も
落ち込んだ顔も
泣き顔だって知っている
きっと私は
世界中の誰よりも
あなたとの時間を共有し
世界中の誰よりも
あなたのことを知っている ...
春になる
街は色づいていく
僕の口の中では
ガムが味をなくしていく
桜が咲いて
散るのを見ていた
ずっとその場所で
フィルムを回してた
春になる
君も
ワンピースを着て ...
080317
反抗心が高まって
ドボンと飛び込む鍾乳石が
つぎつぎと消えた天井は
なにもなくなったので
広々として真っ平です
すべすべに光って ...
階段は夜よりも昼のほうが暗かった、上下左
右に伸びた立体駐車場が、がりがりと音を立
て始めている、埃のかたちをした日差しは鉄
柵で刻まれて、誰もが忍者かシマウマのよう
なシルエットになっていた ...
すべて
いなくなった誰かの写真だった
すべて
風に舞う木の葉だった
すべて
破られた約束ばかりの伝言板だった
すべて
自殺未遂の挙句植物化した ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
窓の外を旅人が通った
風音
携帯写真+...
6*
08/3/18 7:41
夜歩く
紅林
短歌
6*
08/3/18 6:46
ひと炊き
佐々木妖精
自由詩
23*
08/3/18 5:52
道筋
FUBAR
自由詩
6*
08/3/18 5:47
恋する童話集
桜 葉一
自由詩
2
08/3/18 5:44
軽さへのあこがれ
佐々宝砂
自由詩
45+*
08/3/18 5:19
【短歌祭参加作品】グッド・バイ
簑田伶子
短歌
24*
08/3/18 4:14
創書日和「鳥」
虹村 凌
自由詩
4*
08/3/18 4:05
スピンオフ
影山影司
自由詩
2
08/3/18 3:53
【短歌祭参加作品】さようならこんにちはまたいつかどこかで
渡邉建志
短歌
5
08/3/18 3:35
_
〃
自由詩
2
08/3/18 2:44
necessary
maynar...
自由詩
0
08/3/18 2:43
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう
望月 ゆき
短歌
22*
08/3/18 1:20
野良でさえもない
松本 卓也
自由詩
0
08/3/18 0:19
【短歌祭参加作品】爆発しろ>人生
高島津諦
短歌
3*
08/3/18 0:14
ファイヤーバード
AB(なかほ...
自由詩
4
08/3/18 0:10
ゴミと人間の関係
doon
自由詩
0
08/3/18 0:08
デバイス
鎖骨
自由詩
1*
08/3/18 0:01
人生の平等さについての考察
beebee
自由詩
3*
08/3/17 23:22
宇宙
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/3/17 23:21
涙ノ星
服部 剛
自由詩
3
08/3/17 23:18
動物奇想天外
六九郎
自由詩
3*
08/3/17 23:15
夜明け前の青い空
プル式
自由詩
7*
08/3/17 23:04
きっかけなんて
Honest...
自由詩
7*
08/3/17 23:04
鬼のいない場所
因子
自由詩
1+*
08/3/17 22:57
思い出が詰まってる
桜 葉一
自由詩
1
08/3/17 22:55
春になる
ゆうと
自由詩
2*
08/3/17 22:54
忘れ去られた理由
あおば
自由詩
7*
08/3/17 22:50
十二月の階段
月見里司
自由詩
5
08/3/17 22:11
思い出せない(いつのまにか死んでしまうものたち)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
08/3/17 22:04
5043
5044
5045
5046
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