神々の手が
大地に触れて
春が来る
木々は若葉を
そろりと取り出し
花々の
つぼみが色づく
息吹
いろとりどりの
鮮やかな季節が
やってくる
春が来る
...
願望と欲望の違いは知っていた
だから問わずに時間を越える
必要なものは何?
道標はあるのだから
手渡された地図は開かれない
知らぬ道なら楽しんでいこう
引き返すことなどないように
...
コーラを飲む娘の横で
携帯電話にテキストを打ち込む
ブラックダイヤモンドって知ってる?
娘から話しかけられても
テキストに気を取られて
生返事しかできない
ロビーのソファーに座 ...
アリははたらき者だって
みんな思ってるのかな
たぶんサボってるやつ、いると思うよ
えさをさがして歩いてるときに
まよったふりして
石のかげで休んでたり
けびょうつかって
すのなかでまる一 ...
眠る街を滑走する孤独
ひたすら消えたくてアクセルを踏む
周波数の合わない感覚
ここに僕はいない
いや、このせかい に
渇望感と少しの焦躁
命が巡る、人工的な光
ざらざらと乾いた口内 ...
寿司です
カウンターで寿司です
酢の匂い
きりっとやわらかい
食いもんの
わくわくする湿気
春の夜がスピンしている
既得権は
からだを支配する
...
どうか どうか 僕の手を引いて
ここから連れ去って 下さい
最初から居なかった
そう言えるくらい
何も残さないように そっと、
此れは僕の 思い出と欠片
指で触れると 溢れ出す
それ ...
鉄塔が暇をつぶしているのだった。愚痴をこぼす鳥ばかりだった。灰色というよりは銀色だと雲を羨む雑草に春が来ようとしているのだった。丘陵と呼ばれてもいつも誰も振り返らなかった。ひろい世界は渋谷駅に向かう途 ...
朝まで降下しています。馬は可哀想です。昨晩まで苦しみ抜いて、愛されました。火山が見えますか。恥をかいています。彼は眼が見えません。床に向かって何か書いています。撃ち落とされたのはあの馬でした。皆で介抱 ...
わたしはただ漠然と、生きていることが不満で
当たり散らすようにして生を形作っていた
生きることは、死にたいと思うことなのかもしれない
生きたいと思うことが、死にゆくこ ...
とんだり はねたり するのも
えんぴつのお尻を、噛んだりしたり
頭をかきむしったり
携帯電話を ぱかぱかしたり
赤い目をこすったりするのも
ひみつ
見知らぬ人から500円を手渡され「これでぬいぐるみを取ってきてください。」と依頼される。目の前にはUFOキャッチャーがあり操作を始める。1回目失敗。2回目、小さなアトムのぬいぐるみ、3回目失敗。4回目 ...
ひとり部屋
にも関わらず
感じる別の温度
わたし部屋
にも関わらず
散らかされた言葉たち
わたしが私から
出ていくことはないから
それもこれも
...
おしまいと決めてひとりでながす夜 慣れたアドレス暴れるけれど
見栄張りで 豪華に嘘をついた夜 ショーウィンドウ見るのが怖い
さよならと別れを告げる友だちの 妙に気軽な声 ...
借りたものは
返さなくてはいけないから
私はあなたから
それを借りる
それは一瞬だけ
私のものの振りをして
手の中にしっとりと納まり
ここにいたいとも
帰りたいともつかない
...
誰かの哀しみを拾い上げる
冷たい小糠雨に濡れ
誰かの哀しみは
つぶらな瞳でわたしを見上げたように思えて
この胸に優しく抱きかかえた
歩道橋下の暗がりで拾い上げた
誰かの哀しみは
手の ...
(一)クレイム
クレイムは自分が愛されていないと言うが、愛を得られないことに対する苛立ちの感情に支配された{ルビナルシシズム=自己愛}に満ちていた。つまり逆説的に言えばクレイムは対象を愛していな ...
潔く裸体を脱いで春うらら
それは今日ではないのか
かつて疑い
そして抗い
やがて慣れ
いずれ飽きて
強くなったのではない
君が目を覚ますのは
いつも五時間目の
誰もいない教室
窓際のその机の上 ...
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる
このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
...
柔らかい風が春初め
青い芽が春初め
温かい空が春染め
もんしろちょうが春染め
春初めが春染め
神様が居るなら
どうして君は悲しい目をするんだ
願いが届くことなんてなかった
全部綺麗事さ。
神様が居るなら
どうして人に命のリミットを設ける
結局、信仰宗教は助けてくれない。
...
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛
前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春
球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ...
罪深い
赤を飲み干す
キール・ロワイアル
これくらいじゃ
酔わないはずなのに
微かに
血の香りがして
どこを見てるの。
こんなに綺麗な空があるのに。
この身に深く刻み込まれた位相――
どこまでも融け合いながら
どこまでも引き裂かれつづける二体
輻輳しながら
拡散しつづける幾条もの光線
交錯する遊離と帰還 上昇と墜落
このうえ ...
いつかは壊れてしまう、自然や僕ら。
美しくなるのは、過去だけじゃなく。
今も、未来も美しくだろう。
壊れて消えてゆく時も。
生まれた意味 探したけど
見つからない 君の負担
増やすだけなら なんて悲しい
その笑顔は 本心を悟られたくないから
体朽ち果てるまで 全て消え果てるまで
苦しみ続けるしかないみたい
...
あまいあまい世界にいたいな
ケーキのような甘さではなくて、
花の蜜のような甘さ。
そう、チューリップの中の世界にいたいな
甘さにとけていたい
この世界に
とけこみた ...
せめて笑いきってから 笑おうじゃないか
宴の晩餐 紙を借りて
うちへ来て遊ぼうよ
いとしい人 おけらの夜
くわだてた夢とは見当違いの
生殺しの 嘘
こことこことあそこをつなげ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春が来るとき・神々の
風音
自由詩
2*
08/3/16 7:05
回廊回帰
がんも
自由詩
2*
08/3/16 3:52
夜のコミセン/静かな待ち時間
kauzak
自由詩
7*
08/3/16 1:56
はたらき者
ここ
自由詩
8*
08/3/16 1:34
模索する深海魚
ゆるこ
自由詩
2
08/3/16 1:17
春の夜がスピン
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/3/16 1:09
もつれた思い
AKiHiC...
自由詩
2
08/3/16 0:32
低い丘
nm6
自由詩
8
08/3/16 0:01
手紙
順星
自由詩
1
08/3/15 23:51
夜
三条
自由詩
1
08/3/15 23:21
ぎゅっ
戸森めめん
自由詩
1
08/3/15 23:04
戒め
アザラシと戦...
散文(批評...
7*
08/3/15 23:01
カメラは要らなかった
こゆり
自由詩
8*
08/3/15 22:54
夜に拠る
ホロウ・シカ...
短歌
2*
08/3/15 22:32
偽物の光と影を借りにゆく
RT
自由詩
2*
08/3/15 22:29
拾い続けるひと
恋月 ぴの
自由詩
30*
08/3/15 21:28
羅列による平坦で陳腐な文章[その1]
西日 茜
散文(批評...
4+*
08/3/15 21:10
無題
しみまん
川柳
1*
08/3/15 20:49
試される
餅月兎
自由詩
6*
08/3/15 19:25
さんま
夏野雨
自由詩
57+*
08/3/15 19:09
春ソメ
みっちょ
自由詩
1
08/3/15 18:57
God is enemy
相羽 柚希
自由詩
2*
08/3/15 18:27
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」
ふるる
短歌
11*
08/3/15 18:16
赤を飲み干す
風音
携帯写真+...
5*
08/3/15 17:31
もうちょっと、うえ。
狠志
携帯写真+...
2
08/3/15 17:22
syzygy
塔野夏子
自由詩
4*
08/3/15 17:16
想撮空間「うつくしいもの。」
狠志
携帯写真+...
3
08/3/15 17:10
ショウガナイ
蒼穹
自由詩
3*
08/3/15 16:35
てつ
RURU
自由詩
2
08/3/15 15:42
ノスゴブリンの唄
hoochi...
自由詩
1
08/3/15 15:03
5046
5047
5048
5049
5050
5051
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
9.56sec.