虹には色がないことを
魚は知っていた
魚眼に映る半円の
越えてはならない橋を越え
爆撃機がやって来た
虹には色がないことを
知ることもなく人は
魚と一緒に死んでいった
人の形だけが ...
おばあちゃんは83回目の誕生日だった
小さくて肩がしぼんでみえた
年の数だけ抱きしめたなら
笑って消え去りそうだった
琥珀みたいにさらさらと
83分の ...
約束の日が待ち遠し 指を折り 折々君への思いも募る
効率という言葉から程遠く 君待つ時はただ過ぎていく
募らせて逢う時のため凍てついた手足の固さ心に刻む
玄関に近づく足音聞きながら ...
ここは辺境の地、風の吹かない場所
雲の入り込めない場所、
世の裏側
照り続ける光
動かぬ陰
時の入り込めない場所、
ようこそ
凪ぐ事の無い海
遥かの嵐
振り向いたら色の抜 ...
狂った軌道は
二度と戻ることなく
ぼくらは
あなたの
ねじ曲げられた左手に
泪する
カサブランカの放尿を尻目に、水天宮前を絡め取ったアサリが一升
星は海に沈み、ネジ式のカタツムリの交尾
ロートレックを積分した毛の生えた臓物が腐っていく
街宣カーに轢かれたトンボの眼鏡はひからびた ...
薄くゆるやかな隙間から
見え隠れする姿
ひそかに映る白い笑みは
今何を語ろうと
かたくなな心そのまま
やわらかな羽衣に包み
両手から
そっと空へと放つ
わずかにそよぐ風と
ま ...
赤い血色した
私の厚い唇には
何が這うの
浮き世は夢だと
言い聞かせながらも
甘い毒に浸る私は
滑稽
あの子が叶わぬ恋だと言われれば
別のあの子が振り向いた
あの人に心を ...
梅のにおいだ
がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために
あざといまなざしに
淋しくかかげた
いたみの芽 ...
何もかも投げ出したくなる衝動を
バネにして
走り続ける 努力 をしてきたけど
そろそろ 息切れ
助けてほしい と
願っている間は
どこまで行ったって ...
赤い血なんかたぶんうそだろう
ぼくはそれを見たことがない、ぼくはそれを
それを見たことがなくて
頭を掻きながらぶつくさ言ってばかりいる
赤い血なんかたぶんうそなんだ
信じられ ...
お金があること?
美しいこと?
そうじゃない
手を広げて
顔を上げて
蒼い空に微笑んでみて
どんな姿でも
生きているだけで
倖せ
生まれた奇跡を
いつの間にか忘れて ...
桜はつぼみをふくらませ
はちきれんばかりである
春がやって来たその
瞬間これら無数のつぼみは{ルビ大爆発=ビッグバン}を起こし
全エネルギーを解放する
世界はピンク色の光 ...
http://sukimania.ddo.jp/trans/trans.php
自動翻訳で英語のサイトを翻訳する機会などが増えてきた方に朗報です!
もうすでにヤホおとかエキサイトとかラ ...
桜とれんげと菜の花が手を組んだ
別に、だれかと戦争を起こそうという
キナ臭い考えからではなく
隣のミオちゃんを元気づけるために
ミオちゃんは今年で八つ
ミオちゃんは生まれつきからだが弱い ...
つるつるして光沢のある
金属性の空を
黒ずくめの
鋭利な男が
静かに切開する
美しい処女の血が
あふれ出す
みな恍惚の表情を浮かべ
死に絶える
栄光の
オルガスムス
太陽は
...
宇宙の中にかたつむりが咲いている
無重力の中、黄緑の飴玉が雨のように落下していく
みずみずしい果物が口から溢れる今その瞬間が
ブラックホールに吸い込まれて消え失せた
宇宙人 ...
頑張れと励ましながら
実はあいつの失敗を心から望んでおり
おめでとうと言いながら
つまらなねぇと思っており
元気出してと言いながら
相手の挫折を心から喜び
ひとの不幸をおかずに今日もご飯を ...
みずたまり はねたらまた みずたまり
きいろいながぐつ あかいすぽーつかー
ばしゃばしゃはねたら また みずたまり
かなしいどろみず いくつも かぞえてるあいだに また
はれた ...
桃の味なんてしないわ
紅茶に潜ませた桃色が匂うだけ
真っ赤なソファが拒絶
白いシーツの群れが
羊に見えたのは内緒
絡めた指から零れたのは
夜粒の欠片だとあなたは言うけど
違う ...
今日も爽快
マーチングバンドの
小太鼓の音
胸を張って行くぞ!
地味がいい
派手よりも地味がいい
汗かきベソかき恥をかく
くつろぎのコーヒー
洗濯して
布団干して
掃除して ...
あなたを写す鏡になりたい
あなたが笑えば、わたしも笑い
あなたが泣けば、わたしも泣き
あなたが苦しめば、わたしも苦しむ
わたしはあなたにかける慰めの言葉を
持たないかもしれないけれど
...
いのちを
す て た
ビニール袋に入った命
感情のない指先から落とされた
見よ 馬車!馬車!馬車! 偏見なる眼差し
安い賃金が笑っているではないか 黒いボロ雑巾の中
マグマの塩酸 ...
僕が歩くことを望んだのは
いつだったろう
歩くことを覚え 望みを知り
それが今ここにあることを知ったのは
幼き頃のふるさとで
知っていても
もっと もっと その先には
とても とて ...
(こえを確かに聞いたのです)
黄昏時雨時のころ
ましろな空に描かれたそれは
まるでパステルピンクでお絵描きされた
小さな子供のこころのようで
煙草を ...
泣いた日
左手が動かなくなった日
ボケットに突っ込んだ手を
先生に注意され
からかわれた手と
庇われたことが恥ずかしくて
泣かされた日
泣かされた日
いつも庇ってくれてた友達が触っ ...
大きな塔の上から
下の世界を眺めると
客観的に
この国は色がないなと思うのだけど
じゃあ、さて色をつけようとしても
センスのないぼくは
きっと、特定の女の子にだけ気に入られるような
...
そこはもうすでに定位置で
ぬくもりは絶えず
陽だまりが雨の日も
そこにそうして残っているみたい
待ってくれている
それはどれほどの安心を
映し出しているのだろう
ここにいる価値を
少なからず持たせ ...
シギ シギ
森へ行こうよ
春の夜明けに
紅い三日月が出たよ
たくさんのアゲハ蝶が
群れをなして舞い踊る
あの草原へ行こうよ
森を抜けたらもうそこだ
あの貴婦人に会いに行くよ
...
私がホームセンターで
百五円で買ってきたアリッサム
少し大きめの鉢に植え替えて
ベランダの日陰に置いた
毎朝少しずつ水をあげて
眺める
心の中で「おはよう」
少しエネルギーを貰えた気 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空襲
小川 葉
自由詩
1
08/3/11 23:55
83ばあちゃん
あすくれかお...
自由詩
5*
08/3/11 23:14
悲しみよ こんばんは
伊那 果
短歌
5
08/3/11 23:08
廃
路守 緒世留
自由詩
1
08/3/11 22:54
狂った軌道
草野大悟
自由詩
4
08/3/11 22:50
竜巻こそが甘い夢なのです
しめじ
自由詩
1
08/3/11 22:46
一片の羽衣
こゆり
自由詩
3*
08/3/11 22:42
血が厭らしく哂っている
蝶澤
自由詩
0
08/3/11 22:16
わたしは春にうまれた
アオゾラ誤爆
自由詩
12*
08/3/11 22:06
巣 立 ち
李伍 翔
自由詩
1*
08/3/11 21:49
赤い血なんてみんなうそといううたがあったらどんな顔をしてみん ...
ホロウ・シカ...
自由詩
1+*
08/3/11 21:48
倖せ
十六夜
自由詩
1
08/3/11 21:42
桜
fomalh...
自由詩
1+
08/3/11 21:34
Cross Translation
相良ゆう
おすすめリ...
1
08/3/11 21:20
春の同盟
寅午
自由詩
2
08/3/11 20:22
夜の訪れ
fomalh...
自由詩
2
08/3/11 18:54
布団の中の真白い魚
ヨルノテガム
自由詩
4*
08/3/11 17:52
無題
fomalh...
自由詩
0
08/3/11 17:38
みずたまり
ショボクレス...
自由詩
1
08/3/11 17:35
ピーチティ。
りぃ
自由詩
2
08/3/11 17:29
のほほほん
ペポパンプ
自由詩
5*
08/3/11 17:21
鏡
相良ゆう
自由詩
0
08/3/11 16:50
回転する王の座標
狩心
自由詩
3*
08/3/11 16:10
回帰
tatsuy...
自由詩
0
08/3/11 13:58
声
ゆるこ
自由詩
1
08/3/11 13:38
二色
佐々木妖精
自由詩
33*
08/3/11 13:01
夢2 〜塔の上から見た風景〜
れんげ
自由詩
1
08/3/11 12:55
どうも…
小原あき
携帯写真+...
10*
08/3/11 12:48
シギ
未有花
自由詩
13*
08/3/11 12:46
独占
ここ
自由詩
7*
08/3/11 12:30
5052
5053
5054
5055
5056
5057
5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
6.21sec.