夜更けにそっと目が覚めた
夢の中で君は笑っていた
こんな世の中だけど
君は僕の心を癒すオアシスだから
愛しいよ
僕たちはまだイントロさ
物語は ...
闇に溶けない夜が来た
冷めたコーヒーに浮かぶクリープが
あなたのスプーンで混ぜられたように
少しだけ溶けた雪をタイヤが踏んで往く
ここから二つ山を越えた街のはずれの山の上に住むあなた
も ...
波打ち際に立つと
のどが渇く
でもそれは欲望ではなく
思い出した事、だと思う
帰る波がめんどくさそうだ
指の間に挟まった砂もそう
いらないと思った途端に忘れられなくなる
生まれ変 ...
うな垂れたまま空にカメラを向けた
屋上から見えるのはいつも
真っ赤な夕日
今日が晴れだったならそのまま家に帰れた
でも、今日は雪
車のエンジンをかけると流れるのは
いつもおなじ ...
【Vermilion】
熱帯夜
切れ切れに見た
夢
それは鮮やかな
夕暮れの朱
軽い知恵熱
黄昏時には
人が狂うって
そんなことは
露知らず ...
おそらく万人にとって、「恋」とは薔薇の花や輝きに例えられるものなのだろうが、私にとって恋とはときとして「毒」になる。すなわち恋愛至上主義者の私は、恋に恋しているのである。先日も、どうでもいいとわかっ ...
1.小説
彼は読む
本の向こうから
呼ぶ声が聞こえる
空に栞がさしこまれ
訪れる夜も
失うことなく
示された意味を
自らの言葉として
世界に生きる
やがてそれ ...
{引用=
「人間はね、言葉の海で泳いでいるんだって。」
「言葉の海?」
「そう、言葉の海だわ。ここは。」
}
みっかのつき というか指先
が 孕んだ 玄関には誰か立っていたのか 風
ばかりまいて
重機のエンジンのうつる窓 にわかに
順番が差し替えられる という白い 指
先
先を行く人
の 呼吸が ...
一月ももう終いだ
二月三月四月など無いも同じだし
五月になれば立派な夏だから
今宵は雪がちらつこうと
夏はじき来る
小さな振幅
揺れている私
過去の夢を見ながら
たまに少しだけ腕を伸ばす
いつも語りかけてくる
その声は真新しいのに懐かしい
口が開かない私は身をよじる
喜びが体内を駆け ...
淘汰されない言葉で頭はいっぱい
いつだって寝覚めの悪い顔
無知を薄情で誤魔化せば随分楽に居られる
不自然な唇の色で健康状態なんて計れない
酔った時の浮遊感
あれって気持ちいい
...
独りきりで来た
ありがとう
誰もいない
誰もいないから
泣いてしまいそうになる
いつも自分の本当の気持ちに従えずにいた
それでも
いつだって前向きに何かを掴 ...
パソコンは行間に
椅子のない背もたれを 普及させた
鉛筆とは違って
垂直に線が 交わるかもしれないという期待は
抱きにくくなったが
キーボードの奥行は
不意に折れるということがなく
...
毒にも薬にもならないポップソング
手垢まみれのアイ・ラブ・ユー
皮と芯だけになってしまった愛
自分の足音を聞き逃すなよ
鏡に映った姿を写真に撮れ
...
私のリアルって何だろう
隠れ家カフェ
見下ろす町並み
マンションに囲まれた空間に
古いアパート
通路を行ったり来たり
何往復もするおじいさん
狭くて短くて暗い通路を
独りっきり ...
雨があいにくと決めているのは
晴天が洗濯日和と決めているのは
なぜだろうと思う人々が歩いてく
そして自分を篩にかけるよう
道中、好みの黒い羽を見つけた人々だけ
どこかの砂浜に立ち止まり小 ...
神様が死んだ夢を見た
酷く寒い朝で
私の瞳は涙ではりついた
窓際からさす日は
いつもと同じで、違っていた
大切な温もりをなくしてしまった
そんな衝動が体を巡った
...
あなたに
君のセックスの意味が分からないと
意味の分からない質問をされて
質問という言葉の意味を問い直す作業をしていたら
分解された
別れられないはずだから
分かり合える
離れ離れに ...
もし、ね
あのとき 僕が君の手を掴んでいたら
もし、ね
あのとき 僕が君の名前を呼んでいたら
もし、ね
あのとき 僕が君に想いを告げていたら
もし、ね
あのとき 僕が自分より君が大切 ...
女は生きるのが恐いと言った
俺はこんど裏切ったら殺すと言った
女はふるえながら俺のしたで泣いた
俺には女がイクのが分かった
愛しているよ、
あたしのなにを?
離 ...
うん、
わたしも
ほんとはもう好きじゃなかったの
もう嫌いだったの
ぜんぜん好きじゃないの
だから、
いいよ、
さよなら。
そんな言葉も、
強がりだって
見抜けるくらい、 ...
今日
他界した父の
初めての
誕生日がやってきた
昭和
何年だったか
いつまでたっても
覚えないまま
もう
数えることはない
死者の生まれ日
ある年は土曜日で
ある ...
待ち合わせ場所はどこかの曇り空ばかりが続く駅かバス停
大波が小波を飲み込むように冬 芒ヶ原に消えゆくふたり
砂浜に打ち上げられる夕焼けの淡い波間に拒まれながら
...
めぐる
メリーゴーランド
そばにいて
夕日も見えない
孤独は動詞のようで
めぐる
メリーゴーランド
少し痛みに
さよならをして
天国は動詞のようで
ふざけんな
アスファルトに
...
一度口にした言葉 やり直しがきかない
発した言葉には それなりの真実
勢いにまかせた言葉が 人を傷付け
おまえに言われた言葉は忘れないぞ
別れ際にそう言われた
あなたに贈られた言 ...
夏の森 名前も知らない木の下でキス ぼくらは陸のゴールドフィッシュ
懐かしき結び目ほどき触れてみる あの日の君にも今ならきっと
目をそらし再び合わすその感覚にいつしかとりつかれそう ...
空つかめ空つかめよと叫ぶ声かたむけるたび赤く咲く声
ふいに鳴る{ルビ雷=いかずち}の背に乗せられて紅もこがねもむらさきをゆく
眼球の影わたり鳥つらなりて夜の城門 ...
布教の旅の終わりが近づいていた頃でした。
ある夜、私たち使徒は喜びの宴を開いていました。
長く辛い布教の旅でした。師を中心に私たち使徒は、
様々な街を訪れたものでした。そして説法をして歩きました ...
水色の空を
たこ焼き機で焼く
君は大阪人
光沢の揺れる液体を
凹む鉄板に注ぐ
一口サイズの雲を入れ
紅い雨もアクセントに
お次は雪玉ぱらぱらと
燃える太陽の熱に
香ばしい湯気が立 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白い胸騒ぎ
山崎 風雅
自由詩
1*
08/1/21 1:33
雪夜の約束
智哉
自由詩
1
08/1/21 1:18
遊泳禁止海岸
たりぽん(大...
自由詩
6
08/1/21 0:54
雪の日
湖月
自由詩
4*
08/1/20 23:38
*Vermilion*
サバオ*
自由詩
3
08/1/20 23:30
毒
麻生ゆり
散文(批評...
2*
08/1/20 23:10
ケータイ小説の岸辺で
小川 葉
自由詩
1
08/1/20 22:51
the sea.
エチカ
自由詩
6*
08/1/20 22:37
夜(駆する)
縞田みやぎ
自由詩
4*
08/1/20 22:16
夏が来る
A-29
自由詩
1*
08/1/20 22:01
「そして私は瞼を開いた」
菊尾
自由詩
0*
08/1/20 21:56
「root」
〃
自由詩
0*
08/1/20 21:48
ひとり絶望
caleha
自由詩
7*
08/1/20 21:22
チクチクするね
佐々木妖精
自由詩
8+*
08/1/20 21:20
消え行くI Love You
草野春心
自由詩
0
08/1/20 21:07
フェイク
mayaco
自由詩
1*
08/1/20 20:45
黒い羽
純太
自由詩
0
08/1/20 20:44
涙と朝
ゆるこ
自由詩
2
08/1/20 20:33
テロリストの恋
狩心
自由詩
3*
08/1/20 20:18
If,
具壱言
自由詩
2*
08/1/20 20:02
何処へ
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/1/20 19:48
あなたなんかいらない
風音
自由詩
2*
08/1/20 19:42
死者の生まれ
uminek...
自由詩
6*
08/1/20 19:27
連綿不在
本木はじめ
短歌
7*
08/1/20 18:38
メリーゴーランド
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
08/1/20 18:20
やり直せないこと
いねむり猫
自由詩
2*
08/1/20 18:11
goldfish
春日
短歌
1*
08/1/20 17:48
冬と声
木立 悟
短歌
3*
08/1/20 17:40
St. Deva
ケンディ
散文(批評...
0*
08/1/20 17:17
飴玉が降るのは君のおかげ
木屋 亞万
自由詩
1*
08/1/20 17:02
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
5082
5083
5084
5085
5086
5087
5088
5089
5090
5091
5092
5093
5094
5095
5096
5097
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
加筆訂正:
モスク幻想 宝石のまなざし
/
いねむり猫
[08/1/20 23:30]
大幅に修正しました
5.53sec.