光は
神殿の回廊を
巡ってくる
空は
重い記憶を消して
蘇生する
地には
新しい
人の気配がする
雨は上がったのだ。
ちいちゃい頃のぼくらは、バカの天才ばっかりだった。
プールに思い切り飛び込んで、みんなを見下ろすほどブランコをこいで。
工事現場のトタン屋根を、危うげにいくつも飛び越えて。 ...
邦楽なんか
と箒をかき鳴らし
セックス・ピストルズを崇拝していたクラスメイトが
品出しをしている店で
立ち読みだけして帰る
あんなに笑い合ったのに
ロクに目も合わせない
書き置きを残 ...
朝一 電線が雪を溶かす。そこには五千二億ターブの熱がある。
鋏でちょん切れば分かるよ。溢れ出た言葉が
地面できらきらするから。地面を溶かすから。
何を言っているかさっぱり分かりはしないけど、
...
狼よ、
何ゆえ人を憎むのですか
丘の上の孤独な魂に
真っ赤な月が涙を落とす
愚かなる二足の獣達は
私の愛する者を連れ去った
二度と帰らぬ影の為
喉笛を切り裂き ...
雪うさぎ 泪で己を溶かし消ゆ
風になり、花になり
ずっとそばで―――
今日は街に雪が積もって
めったにないことだとニュースでも騒いでいました
わたしはそのことが少しばかり怖くて
あなたの手を握ったのです
やわらかく ...
春晴れやウキウキわくわく揺れ動く
此処は何処見覚えのない銀世界
すみれ草大切な人見つめてる
朝ごはんを食べている
私は
朝ごはんを食べながら
パレスチナの報道を眺めながら
今日の数学レポートのことを悩みながら
今夜のサークル飲み会の時間と場所を思い出そうとしてい ...
同じ高さの
等高線を歩いてたら
あなたに出会ったので
二人は等高線を
同じ色で塗り潰した
眼下には
果樹園の地図記号が
広がっていた
まるで恋のように
山頂を示す記号は
...
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて
『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた
ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ...
歌が歌えなくなった姫は
この喉元に誰もが眠る夜に
そっとナイフを当てた
もう私が私じゃなくなって
しまう、と
恐れて。歌えない私など
誰も見てはくれないと
独りきり部屋に閉じ篭り
...
記念品の万年筆で
山脈なぞる
インク抜いたボールペンで
モンタージュ写真をトレース
ほころびがあるはずなんだけど
あるとおもう
線をつなげて 森林から指名手配
...
伝えたいこともなく君は背中の彼方に
誕生日はただの24時間であり
裸もただの曲線であった
一つも通じないランゲージが
シーツの上で収束していく
こうしてまた季節は過ぎるのだった
今年は ...
牌にさわってしまえば朝まで麻雀
好きでなくなった愛人でさえ
会えば卑怯な純情で愛してしまう
もったいぶった冷たい男さ
キースよオレを粉々にせよ
牌にさわってしまえ ...
血と、ローズダストの色彩が濃く染みた粗い石英の粒子。そしてジルコンを含んだ研かれた花崗岩の階段がつめたい光沢をともなって果てしなくオリンポスの山の頂から薄紫の色に滲んだ淡い雲の間にのびている。エーゲの ...
もうおしまいさ
君はタバコに火をつけた
僕はそれをただただながめてる
君は一人呟く
俺の人生なんていつも
負けてばかりの捨石さ
なぁ そうなんかなぁ
どうなんだい
なぁ も ...
既に少女は
轟音にときめいて
空に吸い込まれた
指をさした先の
何万光年に
恋をしたこともあった
音が漏れてしまった世界は
ぼくに萎えていた
空中の{ルビ煌=きら}めきは
そ ...
瞳を反らされるたびに
鈍い音が響きます
背中を見送るたびに
激しい刹那が襲います
近付く距離の真実は
遠退く距離を意味し
追ってはいけない足跡と知りました
決断の揺らぐ一瞬に
泣けない弱さを ...
たった一つの心理でもって思う日々です。金属が大好物です。たまにヒトが棒状の金属を体に埋めてくれることがあります。そしてそれ以外は主に気配を気にしながら天井と壁の間で出来た蜘蛛 ...
夢の中で口付けても
隣で眠るきみの唇は乾いたままだ
いつか
きみの背中がぱっくり割れて
そこからシロツメクサがぽろぽろとこぼれてくる
夢を見たことを
思い出したけれど
やっぱりき ...
肩と肩を結ぶ橋がある
とても近いのに
隔たれた距離を
牛が渡って埋めに行く
雲はあんなに白いのに
空の青さはこんなにも切ない
橋から見える景色が
いつもそうだったように
この部屋も ...
花咲きしころ
悲しみをしる
花枯れしとき
嬉しさをしる
夢みしとき
あなたをおもふ
夢さめしとき
あなたをわすれぬように…
スノーネットワーキングサービス
雪がふるふる雪がふる
さっきより大きな白片が
歩道をねっとりと濡らす
SNSが発動している
スノーネットワーキングサービス
...
凍てつき朝炬燵かむりて愚鈍なり
思い出のおもかげ君に恋叫ぶ
時節問う君の指は遠くなり
今宵の酒は美味い
お前の優しさを肴にして
飲む酒は最高だ。
明日あさっては休み
本は買ってきた
あとは覚えるだけ
あと3週間の辛抱
歯を食いしばる
後は各地で講演して
大宴会 ...
外へ出ると一面白の雪の世界――、そんな所へ行きたいものだ。
戸を開くとその願いをあざ笑うように、暖かい風が吹き付けてきた。さんさん光る日の下で、蒲公英がのほほんと日向ぼっこをしている。
―― ...
そっと触れた涙に 苦しいよと呟いた亡骸
世界の終わりの鐘が響いて 馬鹿らしい晩餐は始まった
割れた月の破片は飛び散る 抵抗する術なぞ考える事さえ出来はしない
貴女と笑い誓い合った 唯一の ...
三日後なのか
あっさり あしたなのか
一年もさきか
やっぱり また 半年後なのかな?
わたしたちが また
まっしろけで 出会えるのは
いつかな
いつかな
...
真っ白な雪を
ずっと見ている
雪は
わたしの中にも
降り積もり
あのひとへの想いも鎮めてくれそうで
だから
雪の日は
カーテンを閉めるのが
惜しくて
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨あがる
Etuji
自由詩
1
08/2/10 14:45
バカの天才
あすくれかお...
散文(批評...
0*
08/2/10 12:14
犬歯
佐々木妖精
自由詩
8*
08/2/10 12:03
「感電詩」
プテラノドン
自由詩
1
08/2/10 11:05
白銀の狼
poorgu...
自由詩
0
08/2/10 10:58
雪うさぎ
〃
俳句
2
08/2/10 10:22
さくら色の手紙
Rin.
自由詩
21*
08/2/10 9:49
すみれ草
夏川ゆう
俳句
0
08/2/10 7:15
分厚い朝
あすくれかお...
自由詩
1*
08/2/10 5:41
地図
小川 葉
自由詩
2
08/2/10 3:05
穴の夜に
石畑由紀子
短歌
35
08/2/10 2:09
うたひめ。
AKiHiC...
自由詩
2
08/2/10 1:01
破線
text
自由詩
1
08/2/10 0:56
君に発信したエラーメッセージはきちんと届きましたか?
ピッピ
自由詩
8
08/2/10 0:54
キース・ジャレットに告ぐ
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/2/9 23:47
線文字Aの女 ★
atsuch...
自由詩
12*
08/2/9 23:08
君
kei99
自由詩
1
08/2/9 23:07
にわか
ゆうさく
自由詩
2*
08/2/9 22:58
さよなら
見崎 光
携帯写真+...
6*
08/2/9 22:30
不眠症患者の吐き気
榊 慧
散文(批評...
3*
08/2/9 22:29
シロツメクサ
ユメアト
自由詩
3
08/2/9 21:47
橋の途中
小川 葉
自由詩
3
08/2/9 21:28
嘆き
xたろおx
自由詩
0
08/2/9 20:27
SNS
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/2/9 20:08
晩冬に
よつ幸
俳句
0
08/2/9 19:32
雪明りの夜
ペポパンプ
自由詩
5*
08/2/9 19:31
三千世界の彼方
雨霧
自由詩
0
08/2/9 19:05
亡骸の晩餐会
〃
自由詩
2
08/2/9 18:54
さよならないしょ
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/2/9 18:54
雪灯り
風音
携帯写真+...
9*
08/2/9 17:52
5041
5042
5043
5044
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5058
5059
5060
5061
5062
5063
5064
5065
5066
5067
5068
5069
5070
5071
5072
5073
5074
5075
5076
5077
5078
5079
5080
5081
7.07sec.