君なら或は気付いているかもしれないけれど、この頭蓋のなかには脳なんてカスほども詰まっていないんだ
そんな僕は当然君に出会って
当然離れて
そして脳のない僕はぜんぶの細胞で認識して絶叫した
すべ ...
にじり寄ってすみません
こんな格好で
あなたの方へ
にじり寄ってすみません
お相撲でもないのに
お知り合いでもないのに
はだか同然の
こんな格好で
じりじりと
押し付けるように
あ ...
空と大地のすきまで
虹が寝そべっている
お日さまが顔を出して
おはよう、と挨拶したら
寝ぼけた虹はどこかへかくれんぼ
たまには雲に見つかって
雨を降らされ怒りだす
おどろいた雲は逃げ出し ...
春はそっとやってくる
毎年必ずやってくる
まるで地球からの約束のように

だから 私は放り出される
野原の真ん中に
「春の嵐」
真っ白な頭に昨夜の天気予報がよぎっていく

私は冬 ...
{ルビ縁=ゆかり}ない土地で始まった新婚生活

陽に映され灯る若葉

満ちて空と青で繋がるまるい海

遠くと結ぶ虹

夕日の滲む朱い山

足下に松茸がつるり 頭上にさるのこしかけ
...
おとうしゃん、おとうしゃん
三歳の息子が僕を呼ぶ

お父さん。

一瞬
低い声で
青年の眼差しを見た

もう彼の大人は
目覚めはじめてるのかもしれない

おとうしゃん、お ...
入っているはずの仕送りが
入っていない
不器用な父親が
たまには電話をかけてこいと
言ってるんじゃないかと
ふとそう思った
なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

充足と妥協の性的なスリル

ネット社会の救いようのない結末

なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

...
海からの放射線を

ぼくらはまるで海だと感じている

そのアリアは音楽の極北だ


無限とは広がる変数のことだ

この星に浮かぶすべての重力

海のうえには空しかなかった

...
明日、ね。
もし約束があったんなら
これから眠くなっても、
天までかかる梯子登って
気づかないうちに
君の隣にいるからね

振り向いたら
石像
とりあえず

混乱してます
そ ...
蹲る人がいる
外灯に照らされる
忘れられた石が
暗い道に耐えている
重い屋根の向こうに
ゆっくりと日が昇り
外灯が姿を消すころ
蹲る人は
石から
蕾へと
その内実の
姿を変えてゆ ...
やるせなさ瞳は映すとおい窓
    夜は流れて青いノクターン


駆けてゆく白い足首白い影
    心に落ちる雨だれを聞く


思い出す人の涙を黙りこむ
    肩の重みを別れのゆう ...
五月の地表を離陸したこいのぼりたちは
太陽から吹いてくる風を上手い具合に活かして
素晴らしいスピードで重力圏を離脱した

それはこいのぼりたちにとって
反乱であり革命であった

こいのぼ ...
先週の
日曜日は
長崎駅まで
1人で
買い物に
行って来ました

アミュプラザに
行って来ました
とりあえず
お昼まで
少し
時間ありましたので
いろんな店を
歩いて周 ...
3月も
早いもので
半ばになるね

最近
自分のことを
もっと
もっと
知りたいという気持ちになってます

来年から
私は
通信制の
高校へ
行きます
まだどこになるか
...
この世の中に
相手にされずに
不幸にならずに
この世に
家族として
愛される者として
幸せになるものとして
生まれてくる

それが
子供なの?

私は
生きることも
夢見る ...
手回しオルゴールの上で踊る
少女の足をへし折った
あれは頑是ない狂気です
誰でも一度は
覚えのあるもの

一度は通った道ですので
大人は皆
子供の遊びに寛大です
けれど忘れちゃなりま ...
今まで歩いてきた道のりは
華々しいことなんか
なんにもなくて

ずっと思い描いていた
理想の自分
それは、もっと


でも
そうやって歩いてきた道のりが
わたしそのものなんだ、と ...
オレンジの雲をかじる
甘酸っぱい空気を冷やして飲んだ

気流が発生する前の
静かに流れる朝は鳥の声に押されて
ようやく白い地を染める

地球の回転は空の綱引き
勝ち負けのない勝負は ...
薄く繋がる皮膚の下に
どこまでも空は広がっていた
その空の下には
同じくらいの大きさの街があった
その街で確かにわたしは
皮膚の持ち主だった
だから夕べ
知り合いの人たちに
なるべくた ...
放課後になめたあの子の笛の味思い出させる
食堂のカレー


雪合戦
逃げるあの子の盾となり冷水滴る色男かな


「待っててね」げた箱の手紙持って行った校舎の裏で
ひとり凍える

...
鳥になりたいと思った
そしたら
鳥になった


はばたくと
風はいちまいの紙だった


会いたい人がいる
その街だけが
記憶のかたちをした白地図


飛ぶ。
風には声もあ ...
今までたくさん口にしてきた
「ありがとう」
これからも言うでしょう
色々な心を込めて


人は感動をする動物だから
「ありがとう」
って言葉が大好きで
私も
「ありがとう」
が大 ...
夜道、歩いた、月明かりはなくて
ぽつぽつと刺さる雨音だけは聞こえてた

僕はもう出て行った今、僕は自分だ。

孤独を気取って歩く夜道に本当の自分がいた気がした
「ファイティングポーズもとれ ...
泣きたい夜だってあるの

一緒に居てもね
すごく淋しいときだってあるの


そんなときは

わたしに背を向けて寝ないでね


本に夢中になって、わたしをほったらかしにしないでね
...
だるまさんが転んだんだよ
土産物屋が潰れたその日に
七色の光を放ちながら
きわめてゆっくりとね

それを見ていたバター犬が
マーガリンを舐めすぎて死に
舐められすぎたマーガリンは
全身 ...
階段を駆け上がってゆく
短靴達のその軽やかな感嘆なしに
私は見る事も 言う事もできないだろう

彼らは見るに違いない
色水に浸されたかつての営みを
緑青の淀みを 泥拭われた黒耀石を
そし ...
リセットと書かれたインターフォンを押す顔も知らない恋人の笑み



はじまってしまう毎朝第一話今日も繰り返しましょう昨日



着実に春は予感を追い越して気づけば葉桜ばかりの恋 ...
  ・
 
 痣のある猫がいて
 部屋の中に僕といる

  ・

 ベランダで風に
 煙草を吸っていると
 くるぶしに柔らかい体が触れる

  ・

 敷きっぱなしの布団に座 ...
窓が要る
水平に広い大きな窓が
それよりまた少し広い麻のカーテンも
それから終わらない午睡
愉しいゆめ


{引用= (放っておいてね)}







カララ・・・ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
愚の骨頂因子自由詩0*08/3/21 18:05
邂逅六九郎自由詩3*08/3/21 17:54
ここ自由詩908/3/21 17:39
春の約束ましろ自由詩3*08/3/21 16:53
みちのくのまち自由詩1+*08/3/21 16:48
おとうしゃん小川 葉自由詩5*08/3/21 15:53
ふと桜 葉一自由詩408/3/21 15:28
なにかに似ている吉岡ペペロ自由詩308/3/21 14:58
海のアリア自由詩508/3/21 14:55
守りたい。日野 タマ自由詩008/3/21 14:53
蹲る人Etuji自由詩108/3/21 14:35
春ショパン石瀬琳々短歌4*08/3/21 14:00
宇宙こいのぼり大覚アキラ自由詩6*08/3/21 12:43
先週の日曜日妖刀紅桜散文(批評...3*08/3/21 12:24
3月も早いもので半ばになるね散文(批評...3*08/3/21 12:15
少しだけ・・・。自由詩2*08/3/21 12:09
狂人亜樹自由詩108/3/21 11:48
わたし歴史館こゆり自由詩6*08/3/21 11:37
「明け方の月はよく笑う」ベンジャミン自由詩3*08/3/21 11:36
さよならたもつ自由詩408/3/21 8:53
あの頃ぼくらはアホでした紅林短歌4*08/3/21 7:21
音信yo-yo自由詩10*08/3/21 6:33
ありがとうcass自由詩2*08/3/21 4:18
ポーズ戒途自由詩108/3/21 3:43
わたしのわがまま赤澤るろる自由詩108/3/21 3:40
プロジェクトDARUMAセガール、ご...自由詩208/3/21 3:29
上昇井岡護自由詩0*08/3/21 2:12
【短歌祭参加作品】第一話たましいリセット水たまり新しい笛さよ ...本木はじめ短歌1208/3/21 1:49
生活の 静かな水町綜助自由詩14*08/3/21 1:11
カーテン鎖骨自由詩1*08/3/21 1:11

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加筆訂正:
さよなら/たもつ[08/3/21 12:37]
加筆
わたし歴史館/こゆり[08/3/21 12:35]
ちょっと修正
7.61sec.