じじいの趣味が
自称詩を書くことだなんて
他人には絶対に言えない
もし誰かに知られたら
翌日から周辺地域の
小学校は保護者同伴の
集団登下校になるのは
間違いない
何故なら
自称詩人 ...
木々の枝葉が微かに揺れている
風が吹いているのだな
濃緑の群れが青空に美しく浮き出すように
さわさわ さわさわ 揺れ動く
熱い微風が風景をかき混ぜ
世界は光景となり立ち現 ...
八月十四日 月曜
天氣 晴
起床 六時三分
就床 十時二七分
朝早く起きて又丸へ行つた
お供物を持つて叔母さんと昌子ちやんのお墓へお參りした
昌子ちやんは此の間 はやてで死んだ四 ...
蒼褪めた雪が、赤茶けた地面に降り積もる、俺は、穿たれた穴だらけの腕を肩からぶら下げて、夏のような、冬のような世界を彷徨っている、まどろみが居座った脳髄は、もう、長いこと、濁った、湖のようで ...
「こうしなければいけない!」
「ああしなければいけない!」
「こうすべきだ!」
「ああすべきだ!」
ここまで来たらもういい!
自縄自縛から
心を解放しよう
評判も恥も義理も捨てて
鳥の ...
一杯のお茶
クラスの担任から庭の清掃を頼まれて
友人と二人で出かけたことがある
その日は朝から、池の水を浚ったり
集めたごみをトラックに載せたりしていた ...
ほんとうに大切なものを探すなら
いらないものを捨て去るのでなく
すべてをきつく抱きよせて
ひときわ腕に食い込む
その痛みの行方
一生見つからないかもな
見つけたときにはもう遅いかも
完全 ...
アルケミストの受難具を脱出する。切り通された結論は眩しくしなりを帯びた
星が見ている。興味本位で、飛散した風味よい感覚がベールとして
おなじように。
金砂のときを宿した ときとして釘を打 ...
黒い鳥の群れに暴かれた骨を
驟雨に洗いながら
わたしは
晩夏の灼熱に焼け爛れた
向日葵を見上げていた
わたしは聞いていた
草いきれすら霞む腐臭のなかで
瑞々しい血肉の底、重く豊かな脈 ...
わたしは太陽を取り出した
黒アゲハで覆われた
生まれる前の静かな光を
誰かのノートの上で風が踊っていた
人の総体としての手その指の間からこぼれ落ちて
地図上にはなにもない
埋もれた時の痛点 ...
感覚と感覚は響き合っても
感情と感情は響き合っても
魂と魂は響き合わない
あなたは笑う
とっても素敵な笑顔
近況や村上春樹について語り合い
あなたはうつむき考え込む
とっても素敵な仕 ...
静かな波が 寄せては返す
白い砂浜
あまりにも明るく眩しい 夏の太陽
青い空
青い海
波打ち際の波は透明
何故この波打ち際を
歩いているんだろう
夏に海に来るのなど
好きではなか ...
さまざまな視点をもつためには勉強が必要で
私は勉強が大嫌いだから
アテレコで自分勝手に客観視して
そんなことは言ってないのになと不快がられる
中途半端に口と頭が回るから
なんとも否定 ...
雲が月をくぐり
見あげて言った
霧の奥でゆっくり
つぶを丸める実
車の窓から
今を遠ざかるものを想う
牙を競うけものらと
美しいあなた
神をこめた
水はいのちと繋がっているの ...
○「ちちかえる」
坊や
いつまでも
ママのおっぱいを
ほしがっていては
いけないよ
今度は
パパの番だよ
○「ED」
亭主は
どんなに威張っていても
必ず女房に頭があがらない ...
黄昏時は
哀しみと共
認識への衝動を
連れて来る
死を覚悟し
死に準備し
意識は覚醒する
わたしは知りたい
私が在ることの神秘を
不安と恐怖と怒りと歓喜と
内底深く渦を巻く
...
自称詩人の家族に
「あなたの家は
悪霊にとりつかれているから
家族が自称詩人になってしまったんです
今からでも遅くない
このツボを買いなさい
このツボが悪霊から
あなたの家族を守ってくれ ...
願いの出る場所は大きな洞穴か
入口には番人いるか
時々掃除はしておるか
近付いて良いか
入っても良いか
願い以外は出て来ぬか
オト、ザクラン、ユケ、マイケ
願いは風のようなもの ...
近ごろさわやかな朝が
来なくて
僕は目が覚めても
ごろごろしています
天気も不安定で
降っては晴れ、晴れては降るで
雷もごろごろしています
近ごろさわやかな朝が
来なくて
僕は目が覚 ...
仕方ないよ。
自分の
思い通りにいかなくて
当り前。
思い通りにいく方がすごいよ
出来ないことも見るけど
それよりも 小さなことでもいい
出来ることを見よう
今日も一つ一つ ...
君は歩くことによって部屋を所有する。歩き始めた君は生まれ育った唯一の部屋から解き放たれ、いまやすべての部屋を歩くことができる。君はついにすべての部屋を所有してしまった。君が発達するごとに未 ...
柔らかな機械
拘束されない想像力
サイバネティクスの夢は
四肢をもがれたバッタのように
プレイリストのなかに埋め込まれるのだろう
残酷な朝は天体を廻し
透明な朝をスルーしてゆ ...
つまらない端っこでむしり取る 消え入りそうなときは臨みを抱いていた
媚を含んだ目つきで毎日、真紅の略文を いわくつきを授かる銀河と入水する
熱波はうかれでる。まったく不機嫌な山間をまたぐ時期を見計 ...
橋の上で黄昏てる
橋の上から走る車をながめると
行き先が気になる
橋の上から揺れる河面を眺めると
額で風を感じられる
橋の上から見て撮れる
水鳥た ...
商店で見た山崎パンの
バターケーキが豪華に見えた
電話ボックスに置かれた缶コーラに
毒が入っていたニュースが怖かった
ユリゲラーがスプーンを曲げたかと思うと
あのカルト教団の教組が宙に浮いて ...
陽だまりに人々溜まり木々黙り
からっぽの素顔とカラーコンタクト
暖かい悪意で赤く描いている
スカートの丈でカースト制度っす
海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ...
音楽、
それは自由な魂の響き
広がりゆく光の木霊
すべては変わっていく
気付くとあなたはもう此処にいない
闇を抱えたまま宇宙へと還り
未完成のまま波に呑まれ
内底から
寄せる宇 ...
いつもとは違っていた
梅雨も短い期間で終わり
夏が長くなった
長くなったのはいいけれど
猛暑より暑い酷暑が待っていた
熱中症のニュース
対策を伝える情報番組
驚くほど暑いこの夏
...
仕事などでは必死に役割を演じ、家に帰って
ネットで本音をぼやく。これはまだいい。と
いうか本来の使い方だ。しかしネットですら
仮面をかぶり、本音は表す場所がなく、近し
い舎弟をしばき倒す。これ ...
深く、
深く息を継ぐ朝
眼前を歩き過ぎる人々の
一人、一人の輪郭が
鮮やかに浮き上がる
健やかな人、病んだ人
若い人、老いた人
すべての人を
内から包む光と闇
朝はそれらを浮き彫 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
笑顔をあなたに
花形新次
自由詩
0
22/8/21 19:47
祝福の瞬間と君
ひだかたけし
自由詩
4
22/8/21 18:28
女學生日記 二十九
TAT
散文(批評...
0
22/8/21 15:40
blooming underground
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/8/21 15:08
心の解放
zenyam...
自由詩
0*
22/8/21 14:18
一杯のお茶
yasuto...
自由詩
1
22/8/21 13:31
。
やまうちあつ...
自由詩
1
22/8/21 13:23
Dear
あらい
自由詩
0
22/8/21 13:16
晩夏
逢坂 冬...
自由詩
7*
22/8/21 12:57
わたしとあなたとだれか
ただのみきや
自由詩
1*
22/8/21 12:48
友達
ひだかたけし
自由詩
2
22/8/21 11:08
波打ち際
塔野夏子
自由詩
3*
22/8/21 10:54
悲しい大人
短角牛
自由詩
1*
22/8/21 4:03
秋
soft_m...
自由詩
2
22/8/20 20:39
独り言8.20
zenyam...
自由詩
0*
22/8/20 20:00
ひとつの内面の物語
ひだかたけし
自由詩
2*
22/8/20 19:28
自称詩人の家族
花形新次
自由詩
0
22/8/20 19:13
願い
妻咲邦香
自由詩
2
22/8/20 12:35
ごろごろ
zenyam...
自由詩
0*
22/8/20 10:49
※五行歌 三首「月を見ていて思う」
こしごえ
自由詩
2*
22/8/20 10:39
歩き始めた君へ
葉leaf
自由詩
1
22/8/20 10:08
ピーターラビットのうた
マークアーモ...
自由詩
9
22/8/20 5:04
灼熱と麻痺と鎮痛
あらい
自由詩
0
22/8/20 2:18
橋の上から
佐白光
自由詩
2*
22/8/20 1:53
居酒屋あらわる
うめバア
自由詩
12
22/8/20 0:13
カラー
水宮うみ
川柳
3*
22/8/20 0:07
音楽
ひだかたけし
自由詩
6*
22/8/19 18:43
酷暑
夏川ゆう
自由詩
5
22/8/19 17:53
王様の耳は
りゅうさん
自由詩
3
22/8/19 16:40
朝の予感
ひだかたけし
自由詩
3
22/8/19 11:28
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
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495
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3.61sec.