隙だらけの牢獄で、
僕と君は、
鬼遊び、
逃げ出す役は僕なのでした、
やがて、振り返ると、
立ち入り禁止の看板に身を潜めた君は、
境界線の
白い側を餞
黒い側を赦し
として、最後 ...
?
まだ柔らかな朝の光を受けた街は
サッパリした顔で無防備に佇んでいる
夜に息をひそめていた澄んだ空気を
胸いっぱいに吸い込みながら歩きだす
あらゆる事が起こり得る一日の始まり
だ ...
「何で俺に言うんだ!」
「俺には関係のない事だろう!」
「メーヴェに乗ってマッハ10でルパンしに行けたらいいのに!」
「でも幾らなんでもその距離じゃ無理だ!」
「俺が弱みに付け込んで押 ...
近づく夏の気配に
風は
荘厳なパイプオルガンで
真実の歌をうたう
季節の波間へ
消えかけながらも
風は
光 いざないながら
真実の歌をうたう
人は皆
かがやく星だ
たとえ何億光年もの孤独を
抱えていようと
その光は
いつか誰かに届くだろう
たとえ涙していても
太陽の光で月が輝くように
微笑めば
いつか微笑み返してく ...
机がたくさんならんでいて。
なぜか そこに座らなければならなかった。
ドアを横にうごかしたら
同時にココロの奥でいやな音が響いた。
足を一歩 ...
ちょっと時間がかかりますよ と言われて
会社の休みの日を 指定した歯医者
歯を抜くなんて 何年ぶりだろう
朝から麻酔注射の痛みを思い出した
テレビでは オリンピックの火が来るため
商店街 ...
久し振りに空を見た。
扉を見つけてから5年
最初に見つけたのは空気
静寂にひきつけられて
扉の向こうに見つけたのは香りと存在
何度もつつまれて少しずつ確かめた
時間がたどり着いたのは確かな青
くるまれて ...
目眩を起こし
手摺りを捜す右手
宙を荒らした左手
しゃがみこめば
目の前に広がる鏡の世界
鏡は
私をうつす
私は嘲笑っている
その異様なほどに三日月を象る口が告げる
かわいそうに。
あわれよのう ...
手にした本の
次章に開く一頁は
思いの他に重い
一枚の紙であった
「見知らぬ作家」の
手にした筆が
開いた頁の余白に描く
自らのあらすじを
誰も知らない
この胸からすぐに薄れる
「決意」の文字を
もう一度
彫刻刀で、私は彫る。
自叙伝の{ルビ頁=ページ}が
いつまでも捲れない
薄っぺらな冊子にならぬよう
一冊の本を開 ...
むかーし むかしの頃から続いている
どうしようもなく
機械的なこの営みは
痛みをかくして
笑っているようであります
健やかな苗木を育むため と
頭ではわかっているのです
だけど ここ ...
軽く結ぶ靴紐と同じ今日の意味握り締めたくて離してしまう
ベランダのまだ乾かないシャツの袖つまんで頷くその顎の先
三両の電車に揺られあくびする瞬間のあなた私のものかも
玄関をそっと開け ...
昔の恋を懐かしみ
遠い日の
あの気持ちがあふれだす
淡い恋心を思い出しながら胸に秘める
目の前のあなたは
そんな私を知らない
優しく私を抱き締めるあなた
私の胸と
...
瞼が世界の彩度を盗んでしまったんだ
春風が私の温度を奪ってしまったんだ
目覚めの銘柄は“拍手”
ネオンが傍で瞬いたら郷愁
喉仏 刺してゆけば善い
一瞬で貫くのに然したる迷いは無い
...
僕の目の前から
背を向けて飛び立った天使は
今どこを行くのだろう
行き先も告げず 僕を振り返りもせず
ただひたすらに空だけ見つめて
僕にはただの青空にしか見えないけれ ...
{引用=
静かの、川が
逆流する
しなやかな動きの連続で
えたいの/知れないものたちが
反射するから
少女は、もう一度
夜を怖がらなくてはならない
そういうものなの
と、 ...
五月のわたしのルール
肉は肉屋さんで買う
魚は魚屋さんで買う
コロッケはあげたてを
おでんは味のよくしみた
やきとりはけむりで見えないくらいの
とてもシンプルなこと
この ...
つつじの色が かおる
太陽はもう ますます赤い
濃い影を 引き伸ばすのは
夕暮れ
人々の足は 軽やかに家路へ
山際に迫る日を追い越せ
あぁ、あぁ
窓の外に
まとわり着くよう ...
少し知った
単調なメロディ
いつまでも奏でてる
組み合わせの世界
格子縞の
純白と漆黒が
灰を織り成して
真実に近付いた
走り出した景
追い掛けたまま
少しずつ擦れていく
...
君が住む家近くても逢えなくて遠距離に泣く恋人みたい
手を繋げるほどの距離でもなく
見つめあえるほどの、位置でもない
でも、思いあえるほどの湿度や時間が
僕たちの間に満ちている
言葉が、雨みたいに降り注いで
それは数列の大地を黒く湿らす
...
人形に産まれたかった。
もちろん、かわいらしい少女の球体間接人形に産まれたかった。
なんと言っても、人形作家さんの怨念と愛がこもってるから、最初からかわいいんだよ??
いいんじゃないかい。
だ ...
コンコースの柱に尻を押し当てて膝を掴んでじっとしている
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた
なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた
りょうてから
ふわり ...
曇り空
あの雲を
踏むことができたなら
頭の上には
見慣れない景色があるんだろうな
太陽の光が
雲に反射して
綺麗なんだろうな
一面に広がる白と青
その世 ...
風よ吹け 新たな日々よ 旗仰げ
誰もいぬ 春風青く 日は昇り
鳥は鳴き 又春も泣き 湖に
無情に泣くならアカネ色
光の獣、敬愛の人、
連れ去っていってくれませんか
黄金の人、あの角まで知ってる君で
無情に泣くなら隅っこの
過去になる、それをひきずる愚か者、
光の ...
人魚に本を読んで聞かせる
潜水する
ゴリラの頭にまたがった子ども
バランスをとって歩く細い船のヘリ
少女に帽子をかぶせる
少女のような女の人は空を泳ぐ魚をスプーンでペロリ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
餞
汐
自由詩
3
08/4/28 0:49
天気予報は雨
kauzak
自由詩
8*
08/4/28 0:36
ジョニー
虹村 凌
自由詩
0*
08/4/28 0:19
真実の歌を 風は
春日野佐秀
自由詩
2*
08/4/27 23:36
人は皆、かがやく星だ
〃
自由詩
3
08/4/27 23:34
そして決壊する水辺。
ばら
自由詩
0
08/4/27 23:14
火
砂木
自由詩
7*
08/4/27 23:10
久し振りに。
すぬかんなが...
自由詩
3
08/4/27 23:09
扉
mayaco
自由詩
1
08/4/27 23:08
想撮空間 「鏡の世界」
緋月 衣瑠香
携帯写真+...
6*
08/4/27 23:06
「 自叙伝 」
服部 剛
自由詩
3
08/4/27 22:43
本に入る
〃
自由詩
2
08/4/27 22:33
間引き
明楽
自由詩
2*
08/4/27 22:17
花瓶の薔薇、玄関の靴、居間の窓、風埃水、明日の自分
吉原 麻
短歌
3
08/4/27 22:14
ごめんね
舞狐
自由詩
7*
08/4/27 20:43
ワイングラス
aidani...
自由詩
1
08/4/27 20:41
天使
明香璃
自由詩
2
08/4/27 20:39
水死体と黒点と観覧車
しもつき七
自由詩
25+*
08/4/27 19:45
五月のルール
ふぁんバーバ...
自由詩
6
08/4/27 18:53
春の夕暮れの襲来
naho
自由詩
1
08/4/27 18:31
the world of pieces
くろね
自由詩
0
08/4/27 17:40
君が住む
夏川ゆう
短歌
0
08/4/27 17:35
_
rabbit...
自由詩
7*
08/4/27 17:15
ドールドールドール
うおくきん
自由詩
0+*
08/4/27 16:44
老女行倒れ
A-29
短歌
0*
08/4/27 15:42
空はわたしを抱く
こゆり
自由詩
20*
08/4/27 11:35
別世界
舞狐
自由詩
3*
08/4/27 7:30
読んであげてね♪
奥津 強
俳句
1
08/4/27 7:04
光の獣のいる所
榊 慧
自由詩
4*
08/4/27 5:37
少女紀行
ヨルノテガム
自由詩
3
08/4/27 4:58
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
加筆訂正:
間引き
/
明楽
[08/4/27 23:09]
コピペ失敗のため。
幻覚リクエストありがとうございます!!
/
うおくきん
[08/4/27 16:49]
そこそこ内容が変わりました、2008/4/27
霧の向こうに
/
餅月兎
[08/4/27 16:43]
加筆しました。
8.26sec.