ほんとうの絶望に出遭うまで
あと何時間何分何秒
この曇天は
とりどりのあかりで
硫黄のけむりのいろをしているから
おさない夢のおわりにみた、あのあかい
みたことのない動脈血よりもっとあかい ...
昨夜は母ちゃんが
皿洗いを終えた後
ストレスから来る腹痛で
じっと座り込んでいた
今夜は親父が
夜勤警備で老体に鞭打ち
今頃懐中電灯を手に
役所の廊下を照らしてる
...
体温が交じり合って
境界線がなくなって
二人が一つになって
古い輪郭線がほどけてゆく
まっすぐに
まっすぐ に
雨の降る夜は
無口になって
過ぎるときと
訪れるときを
見つめるばかり
触れるのは
雨の音と
薫る灯り
窓辺においた影を
揺らした
あなたの夜も独り
何を見つめているの
た ...
080426
妻を殺して逃げるんだ
二十五時の暗闇で
つま先立ちで忍び足
窓の外はほの暗く
モダンな街灯連なって
にたりにたりと
ほくそ笑み
綺 ...
{引用=近道して
とおりぬけた石段に
昨日の雪が つもっている
桜に降る
ちいさな雪が
毛布のように 町をくるむ
あなたは
商店街のゆるやかな坂を下り
あおく ひかる
...
「ピンクの紙で包んで
ピンクのリボンをかけて」
照れくさそうに言った
かすみ草だけの花束なんてめずらしい
ちょっと驚いた
心の声を聞いてみた
好きだから
似合うと思う ...
雨の日なば
いっぱい
匂いっこするっけおの
雨の日なば
匂いっこ嗅ぎつけて
いっぱい
犬っこ集まるっけおの
雨の日なば
いっつも
なんかの大会
やってらっけおの
ば ...
向き合うということは
壁と向き合い
壁を見据え
壁を貫いてゆく
透徹した強い眼は
またそれほどにやさしいのだ
向き合うということは
眼に嵐がおこり
眼に海が満ちて
悔恨の情を絶ち ...
皆さんこんにちは
お元気ですか?
前置きの重要性に気付く
以前は本題から入った。
小論文で起承転結ができている
と言われ調子に乗って
いつもそのパターン
三段論法なんて知らない。
...
緩慢に
闇を燃やす
ロウソク
の滴
夜は等寸に
切り分けられる
薄紙に定着したしみのような方寸の記憶
が無造作に重なる
**風景**
それから 物語…
(あったか ...
せんせい、あのね。
かえりみちかたつむりをみつけたよ。いっぱいはくせんにいたよ。かたつむりはなんで、はくせんにいるんですか? でもうれしそうだったよ。でもみさちゃんにいっぱいなげられました。
...
青 い 光
{引用=
沸点が異常に高いキスをしたら
囀りさえも昨日のもののようになって
ぼくは、いつ救われるんだろうと
指先で境界線に触れるくらい難しいこと ...
人差し指と親指で輪っかをつくって
なにに見える?
かね?
おっけー?
そうだね
そんなもんにも見える
そいつを俺は
親指の角度をすこしずつ手のひらへ
ずらしていって
満月から
半月 ...
するどいエンピツ
つきささない
とがったじょうぎ
なげつけない
ノートにすうじをならべてみて
ほらここから
せんそうのはじまり
てきはあいつだ
けしごむとばせ
ひ ...
家?
賃貸、もちろん。
車?
たまにレンタカー借りるかな。
金?
ちゃんと返すよたぶん。
映画?
シネコン行くくらいなら家でDVD。
昔はよく行ってたけどな ...
朝の街は風が強い
友は今日だけのことと笑ったが
夜明けを知らないその朝
やはり風は強いのではないか
夜の街も風が強い
髪が乱れされて舞い上がる
灯りが明るく
またぼんやりと平然と雑 ...
初恋の人に似てたらそりゃぁもう
チラシ持ってお一人様は断頭台
布団から足が出ているよ啓蟄
さくらさくら青い青い青いさくら
カレーより大きいスプーン隠し持つ
...
誰か、知りませんか。
私のこと。
いつも顔を見せてくれなくて。
いつか鏡を見た時、あまりにリアルで。
その中の私は、薄笑いを浮かべて、
動き出しそうで。
怖かった。 ...
瞳
あなたの瞳は
今まで
何を見て
誰を見て
何を感じ
誰を愛してきたのだろう
今僕を見ている
その瞳は
僕に出会う前は
誰に
どれぐらい
優しさの瞳を
向けていたの ...
五月の陽気の中に
風に薫る葉末の声を聴く
陽光に照らされた風が
頬を優しく撫ぜる
永遠に解けない謎
私の中のダブルスタンダード
太陽に照らされて
融かされていく
ここに生あ ...
出口は
何処ですか。
踏み込んだ時は自分の意思だったのに
どうしたらいいのかわからなくなって
欝 うつとした思いは
右と左の間
お腹と喉の間
たぶん
心のあるあたりに積み重なって
なにをするに ...
窓辺に香る黒いグラジオラス
いつか見た記憶のようだった
車のライトがフラッシュバックのように
無言の部屋を通り過ぎてゆく
雨夜の帰り道
突然君にくちづけた
あのあたたかい
湿った ...
チューリップが咲いている
この間の春の嵐には
少し苦しそうに
揺さぶられても
泣かずに咲いていた
チューリップが咲いている
何もかもを飛ばして
破り取っていった
この間の春の嵐に
...
きみとともに、暗く
彼女が
受け入れている
こと
むこうへ渡すこと、越えていく
ものが、あると
ない
ということが、
きみとともに、暗く
彼女を
受け入れていた
...
水銀の光の一粒が
横へ横へと動いている
ゆうるりと回転し
他の光をかき分けている
てのひらを巡る
遠いみちのり
つもるうつろ
熱の轍
まるめられた透明が ...
ずっと遠くのほうで
唯一の隣家が肉じゃがを煮込んでいる
においと音
ガスくさいラインカーを引きながら
反対側へ反対側へ
たぶん、海があるはずだから
と
いつかあなたはいうだろう
さみし ...
どろどろの浅い眠りのなか
わたしは
魚になって
汚水を泳ぐ
人間になって
包丁を研いでいる
鳥になって
雨に打たれて
犬になって
うなだれる
夢と現実が
錯綜する
明かりなんて
どこにもな ...
出会いは…実際おぼえていない(笑)
いつの間にか出会って
いつの間にか仲良くなった
出会ってから7年?8年?
という年月が過ぎたと思う。
いろいろあったね。
散々我儘言って聞い ...
いつものように
バスを待っていたら
象がきた
大きな耳のようなドアから乗る
いつもの道を
いつもどおり走っている
だが停留所が
いつもとちがう
パンパス三丁目 オアシス北 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
曇天、硫黄
因子
自由詩
1*
08/4/25 23:54
丘の上へ
服部 剛
自由詩
4*
08/4/25 23:45
手をつなぐ
明楽
自由詩
3
08/4/25 23:26
a shooting star
LEO
自由詩
8*
08/4/25 23:08
雨の日にいっぱいの、におい大会
あおば
自由詩
6*
08/4/25 23:01
家路
はな
自由詩
10
08/4/25 22:48
@かすみ草の花束
貴水 水海
自由詩
2
08/4/25 22:30
雨の日にいっぱいの、におい大会
小川 葉
自由詩
6*
08/4/25 22:19
向き合うということ
Etuji
自由詩
1
08/4/25 22:06
皆さんこんにちは
ペポパンプ
散文(批評...
3*
08/4/25 21:35
窯変する・闇
フクスケ
自由詩
0
08/4/25 20:27
せんせい、あのね。
杠いうれ
自由詩
6*
08/4/25 20:09
ハニー、
春日
自由詩
3*
08/4/25 19:49
俺とおまえの間には、月しかなかった
水町綜助
自由詩
7*
08/4/25 19:04
さんすうせんそう
そらの とこ
自由詩
10*
08/4/25 17:52
借物の世界
六九郎
自由詩
2*
08/4/25 17:47
風の日
よしおかさく...
自由詩
2*
08/4/25 16:49
無題
しみまん
川柳
2*
08/4/25 16:45
創書日和「神隠し。」
狠志
自由詩
1
08/4/25 15:31
瞳
夢乃 綴喜
自由詩
0
08/4/25 15:26
薫風
渡辺亘
自由詩
2
08/4/25 15:22
どうしようもない
瑠音
携帯写真+...
2
08/4/25 13:59
くちづけ
石瀬琳々
自由詩
7*
08/4/25 13:46
チューリップ
小原あき
自由詩
10*
08/4/25 13:09
trans-sending
こもん
自由詩
4
08/4/25 12:35
ひとつ ひらく
木立 悟
自由詩
6
08/4/25 10:07
その料理の材料
Hitots...
自由詩
1
08/4/25 8:43
それでも朝は来る
風音
携帯写真+...
4*
08/4/25 7:19
ラブレター
桐野晴
自由詩
0
08/4/25 6:36
マンモス
yo-yo
自由詩
9*
08/4/25 6:21
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
7.6sec.