柔らかい風が春初め
青い芽が春初め
温かい空が春染め
もんしろちょうが春染め
春初めが春染め
神様が居るなら
どうして君は悲しい目をするんだ
願いが届くことなんてなかった
全部綺麗事さ。
神様が居るなら
どうして人に命のリミットを設ける
結局、信仰宗教は助けてくれない。
...
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛
前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春
球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ...
罪深い
赤を飲み干す
キール・ロワイアル
これくらいじゃ
酔わないはずなのに
微かに
血の香りがして
どこを見てるの。
こんなに綺麗な空があるのに。
この身に深く刻み込まれた位相――
どこまでも融け合いながら
どこまでも引き裂かれつづける二体
輻輳しながら
拡散しつづける幾条もの光線
交錯する遊離と帰還 上昇と墜落
このうえ ...
いつかは壊れてしまう、自然や僕ら。
美しくなるのは、過去だけじゃなく。
今も、未来も美しくだろう。
壊れて消えてゆく時も。
生まれた意味 探したけど
見つからない 君の負担
増やすだけなら なんて悲しい
その笑顔は 本心を悟られたくないから
体朽ち果てるまで 全て消え果てるまで
苦しみ続けるしかないみたい
...
あまいあまい世界にいたいな
ケーキのような甘さではなくて、
花の蜜のような甘さ。
そう、チューリップの中の世界にいたいな
甘さにとけていたい
この世界に
とけこみた ...
せめて笑いきってから 笑おうじゃないか
宴の晩餐 紙を借りて
うちへ来て遊ぼうよ
いとしい人 おけらの夜
くわだてた夢とは見当違いの
生殺しの 嘘
こことこことあそこをつなげ ...
春めいてうとうとしててお正月
俺パソヲタだから眼鏡買わなくちゃ
耳のある方へ曲がっていく轍
日に一度指の本数確かめる
可哀そうな美人倒れていないかな
...
{画像=071210020823.jpg}
萩原朔太郎の詩に 『 漂泊者の歌 』 があります。
少し長くなりますが、引用します。自分が詩を愛する理由の一つであると同時に、今、自分が詩を書いてい ...
花びら
ひら
ひら
舞い落ちて
切なく
遙か昔に思いやった
君の笑顔は
遠く
近く
揺れて
陽炎
待ってと叫んで
追いかけたかったのは
何なのか
今 ...
季節の坂をのぼる
胸には美しく包装した
空き箱を抱き
歩幅のぶんだけ
地平はさがり
わずかに高まる
あなたの心音を想い
わたしは勾配の不安に
つまさきで触れる
春色はとうに
...
驚きは
予想もできないほどの不安定な鼓動を
寄せた
運命のイタズラと呼ばれる不可思議な時間が
崩れた階段を修復していく
小さなボタンを押す指
明らかに弾んでいて
意地の張り合いを ...
父は毎日仕事で帰りが遅く
平日は構ってもらえなかった
父は日曜日になるとキャッチボールをしたがり
僕はよく公園に連れて行かれた
普段からあまり活発な方ではなかったので
あまり楽しくはな ...
この坂道をくだるといつも、だっくだっくと体がバラバラになりそうになるのを骨だけが繋ぎとめているような気がして、吉梨三郎は不快なリズムを味わうのだった。
それならバスを使えばいいのだが、三郎はそう ...
団地の屋上が、高架橋の上から見えた。冬ばれの日、快い風が背後から吹く。
高架橋は、かつての国道と今の国道をつなぐために、小高い丘を下る。
周囲に広がる田畑は、春にそなえて眠ったままだ。
くわ ...
ヘリコプターは遠ざかりやがて聞こえなくなり
空は薄めた絵の具の様だろう
カーテンに窓の模様が浮かび
天気を知る
近づき遠ざかる何度も
手を振る
また会おう
昨日の雨が嘘のようだ
土 ...
窓の外を眺めております
もうずっと前から
私には四角い空しか知りません
その青に雲が流れ小鳥が踊ります
外はどれほど魅力的でしょう
溜息を舌の上で転がしながら
よく考えます
外は怖い ...
気の向くまま
足の向くままの
ひとり旅
ゆらゆら揺られ
向かう旅先に
とうに気付いてたはずの
色の変化
知らされる
悲しみと平和の街
これから ...
言葉にしなければ
気づかれることもなく
流した涙の数を
数える人もいない
どこかに置き忘れた
喜びの意味を
めぐり合い 出会うことが
教えてくれた
...
生きるってなんやろう
ふと考える
明日には忘れる
でもなんとなく忘れたくない
いろんな人と出会っていろんな経験をして
死ぬときに「あーまだ死にたくねー」って
今まで ...
湿度が照らされないまま
気体は説き伏せられている
そんな午後の高度をさぐって
午前が苦しそうにつぶやく
おはよう、と
あれはポストですか
いいえ電信柱です
真っ赤な電信柱
...
信じられるかい?
この恋する瞳には
君が輝いて見えている
どこにいたってすぐわかる
他の誰よりも大きく大きく
大きく大きく見えるから
そのまま逃げるな
聞いてほしい
ボクの気持 ...
夢を見ていた
帰り道を失って
父さんと母さんを探していた
目を覚ますと僕は泣いていた
夢はかなっていた
父さんと母さんの知らない街で
僕は暮らしていた
踏みしめる雪の音が胸を締め付ける
俯いた視線の後ろに足跡は続く 歩き続ける限り
逆光の中で作った笑顔にフラッシュが刺さる
思い出になるから笑うのだ
きっと私は忘れてしまうから ...
ときに
死にたいとすら思えないくらいつらいことのあとには
生きててよかったとすら考えない充実感があるもので
ただそれを味わうためには少しばかりの勇気が必要だ
でもそうなれたら
...
悪魔のような形相で
怒鳴りちらされるのは
我慢できる
けど
天使の微笑みで
悪魔のようなささやき
しないでね
きみの作ってくれたお弁当
食べるの ...
この間
おかあさんは
50歳になりました。
50歳と言うと
おばあさんです。
電車で席とか譲られます。
私も20歳になりました。
20歳と言うと
大人です。
一人でバスにも乗 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春ソメ
みっちょ
自由詩
1
08/3/15 18:57
God is enemy
相羽 柚希
自由詩
2*
08/3/15 18:27
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」
ふるる
短歌
11*
08/3/15 18:16
赤を飲み干す
風音
携帯写真+...
5*
08/3/15 17:31
もうちょっと、うえ。
狠志
携帯写真+...
2
08/3/15 17:22
syzygy
塔野夏子
自由詩
4*
08/3/15 17:16
想撮空間「うつくしいもの。」
狠志
携帯写真+...
3
08/3/15 17:10
ショウガナイ
蒼穹
自由詩
3*
08/3/15 16:35
てつ
RURU
自由詩
2
08/3/15 15:42
ノスゴブリンの唄
hoochi...
自由詩
1
08/3/15 15:03
無題
しみまん
川柳
4*
08/3/15 13:13
漂泊者に想うこと
beebee
散文(批評...
4
08/3/15 12:48
記憶
翔
自由詩
3
08/3/15 12:29
そら似(ver.2)
阿川守基
自由詩
3+
08/3/15 12:21
夢酔
見崎 光
自由詩
2*
08/3/15 11:05
卒業式
たもつ
自由詩
26*
08/3/15 10:52
春の近い夏に通う①
吉岡ペペロ
散文(批評...
4
08/3/15 10:43
二月の終わり
ブライアン
自由詩
2*
08/3/15 10:33
−
水魚
自由詩
6*
08/3/15 10:25
部屋
AKiHiC...
自由詩
3
08/3/15 9:56
日の出の輝く場所
こゆり
自由詩
6*
08/3/15 9:16
星がくれたもの
choco3...
自由詩
0
08/3/15 8:35
朝はまだ寒い
しーぷ
自由詩
1
08/3/15 7:50
午後
葉leaf
自由詩
4
08/3/15 7:47
ハトに向かったスズメの告白
早帆
自由詩
1*
08/3/15 6:14
夢
小川 葉
自由詩
3
08/3/15 4:20
記念写真
楠木理沙
自由詩
1
08/3/15 3:00
卒業旅行にて
短角牛
自由詩
4
08/3/15 2:24
明日、ぼくと同じ苗字になるきみへ
Honest...
自由詩
4*
08/3/15 2:10
おかあさん
亜樹
自由詩
3+*
08/3/15 2:00
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
7.43sec.