割れた皿にしか
臥せった盆にしか
感化されなくなったのと
益々悲しくなっていくふりを君がするなら
僕はm7の上を行く陰鬱を見つけなくちゃならないんだろう
サンバのリズムで彼女は案内する、
タタタ、タンタ、タタタ、タンタ
広がるフレアスカートは真っ赤、
熱気のみなぎる裏通りは、
これでも充分には裏でないらしい。
粘っこいグリースの臭い、
不意 ...
ハチクロの廉価版が最終巻になり、コンビニに並んでいた。右手の腱を切ったはぐがリハビリをはじめた後、森田がはぐに告白するところまでを読んで、また泣いた。一昨年も同じところで泣いた。今は泣く必要のないはず ... {画像=080315002645.jpg}
きょうもまた
独り、
みなの寝静まった寮に
幼児の瞳を輝かし、
いじけた手足を伸ばす時、
心は嵐の後の
蜘蛛の巣のように、
暗く重たいものを ...
喫茶店の席を立ち 
ふと足元を見下ろす 

椅子と椅子の隙間の床に 
鈍くひかる百円玉が 
恨めしそうにぼくを見ていた 

世界はいつも 
ぼくになにかを 
云っている 


...
知らないものを知ろうと
ただ夢中に前にすすんだ
わたしの本棚、あなたにだけは見せられないわねと
彼女はそうふわりと笑ったんだ

わたしは今手足の自由を奪われている
視界を黒いつやつやした布が遮っている
わたしを不自由にしたのは彼女だ
布 ...
気がつくと足元にりんごが転がっていた
ゆっくりと地面に沈みこむ自分を見ていた
自由にならない体で
涙だけが自分の肉体を離れていった

遠くからやってくる
7人の働き者の同居人たち

胸 ...
君が忘れても
僕は忘れない
光の速さで君とすれ違う
ものすごく
速いスピードで

麗かな春の景色にも逆らって

不思議だね
同じ日にまったくの
逆方向に向かうなんて
今の距離より
はるか遠く

嘘を本当に ...
死んだ奴らばかりが
生きてる奴らに
「早くこっちに来いよ」
っていうのは不公平だから

僕は
高校の制服を着ることなく死んでしまったあいつに
毎日毎日、狂ったように
「早くこっちに来い ...
      湖


哀しみという名の湖に

小石を投げて

湖の深さを測ってみた

小石が落ちた水面から

波紋がゆらゆらとひろがり

いつかどこかで聞いたような

メロ ...
スタッフ皆は「こだわり」を持っていた
ぼくは、

浮遊する事にこだわりすぎて
怒られ続けたね、 ねーんねーこーころーりーよー こーろこーろーりー って
年上の女性が慰めてくれたんだ 居酒屋で ...
懐中時計のボタン電池が切れた
そして「気」「血」「水」も
おらのパネルとメモリーから消えた


ドリーミーな青い春は勿論
  ...
言いたいことが
あるんでしょ

いまのうちに
言って

月が射している間に

そのあと

そのあと
わたしは
闇を彷徨うから

月の光が
私の影を落として

さよなら ...
右手のスティックで地球儀を叩き壊す
白い硝子の地球儀
粉々に砕けて、僕の指を傷つけた

左手でラジオのスイッチをいれてみる
{雑音=ノイズ}と衝突する人々の声
嗚呼、あれは
最後のファン ...
昨日の春に殺された小鳥が
庭先に落ちていた。

ばかだねぇおまえ
気まぐれなのが
春なのに

冬の冷気をまとって
凍りついた小鳥の目が
ぴくりと動く
それでも春がすきなのだと
そ ...
「なぁ、新鮮な刺身を作ってくれないか?、「なぁ、いいだろ?ハニー ・・・

「新鮮な刺身・・・」

僕は回転寿司で、新鮮ではない寿司を食いながら、頭を回転させていた
ぎゅるるるん

...
 激烈に痙攣する音の舌に舐められて
 君の敏感な乳首が動くなんて
 信じられない僕は老いさらばえた首で
 口を半開きに転がって青い空が
 はたまた青くない空が崩れて降っている今、という
 神 ...
都会のエレキな夜に
吸い込まれるように
まっすぐ飛ぶ
黒い、の

公園ベンチの下
ぼやけた地面に
腑抜けのゴミ共が
寄せ集められる

「それは違うだろ」
「いいや、違わない」
...
   油絵が描けなくなるくらい圧倒的な夕焼けを見た(、シンナーで溶ける?)キャンパスにカッターナイフを突き立てて、密室は寂しいから窓を作った。噎せるような金柑の香り。

Fw:

 鍵盤が重い ...
ぼくは
腐った野苺を食べてしまったから

おかあさん

さよならです

片耳のちぎれた野良犬が
悲しい目でぼくを見つめているよ

灰色に濁った
その目の奥から覗き見る世界は
ど ...
あの襟を 整えてみる 心にて 生まれしヒロイン 凛乎たる風


{ルビ温=ぬく}き陽に メトロノームも 居眠りす {ルビ幽=かす}かに聞こゆ {ルビ古=いにしえ}の歌


旋盤が 削り出す ...
大車輪してもいいかな恋してる 「カレー嫌いなの?インド人のくせに」 雨降りの日には

家路をたどる小学生

目につくのです

そして

なぜかは分からぬけれど

私の家路を思うのです


雨降りの日には

母の歌を口ずさみ

家路をた ...
薄汚れた茶色の天井と
古い紙の匂いと
真新しい本の匂い
部屋の中心のストーブの上
やかんがシュンシュンと音を立てる
そのお湯で淹れられたコーヒーの匂いは
そのまま壁に染み付いて
また新し ...
女子高生のスカートが短すぎるけど
パンツを見せびらかしたい
わけじゃないっぽい
たぶん
僕らの青春なんて
誰かのひざ小僧とパンツの間で
いつも迷子になっていて



キオス ...
雨がぽつぽつ音たてて

こころにちいさなドット

貼ってゆく今なのです

私の汚れたおこないが

なんとは知れない法則で

清浄められてゆくのは


春、曇りの空に、そんな日 ...
あおぞらが
ぼくをころしてく
あまつぶが
ぼくをとかしてく

きえて
きえて
きえないで


また
あさがきて
また
よるがくる
ひるは
そのあいだ
しろくて
よ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
徒然 八鎖骨自由詩1*08/3/15 1:47
ネジ台通り佐々宝砂自由詩308/3/15 0:34
ハチクロを読んで泣いた理由イダヅカマコ...散文(批評...208/3/15 0:28
春の夜にbeebee自由詩6*08/3/15 0:26
百円玉 服部 剛自由詩6*08/3/14 23:54
一文xたろおx自由詩208/3/14 23:48
本棚と彼女暗闇れもん自由詩008/3/14 23:27
森の奥で自由詩208/3/14 23:13
一文xたろおx自由詩208/3/14 22:47
君が二度目に出逢う瞬間こゆり自由詩6*08/3/14 22:42
死者と青木龍一郎自由詩4*08/3/14 22:31
哀しみという名のSong I...自由詩108/3/14 22:04
しっかりしたみんな狩心自由詩2*08/3/14 22:00
精の分身のために信天翁自由詩108/3/14 21:50
月の光が射してる間に風音自由詩3*08/3/14 21:45
彼女の左腕由志キョウス...自由詩408/3/14 21:39
3月のジェノサイド亜樹自由詩208/3/14 21:36
シンプルな青い空に泳ぐ刺身狩心自由詩1*08/3/14 21:22
春の雷を聞きながら右肩良久自由詩1+*08/3/14 20:00
黒い、のプテラノドン自由詩2*08/3/14 19:15
ナンセンス士狼(銀)自由詩2*08/3/14 18:57
腐った野苺大覚アキラ自由詩808/3/14 18:48
成長期餅月兎短歌6*08/3/14 18:32
無題しみまん川柳2*08/3/14 18:20
川柳0*08/3/14 18:19
家路吉岡ペペロ自由詩308/3/14 17:14
かわく蕾亜樹自由詩208/3/14 16:21
くらげはやさしいゆめをみるねことら自由詩1008/3/14 16:06
曇りの空に吉岡ペペロ自由詩108/3/14 15:43
天気雨ゆうと自由詩0*08/3/14 14:40

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加筆訂正:
菜の花畑の老夫 /服部 剛[08/3/14 23:38]
最後の連、意味が伝わるよう言葉を足しました。 
君が二度目に出逢う瞬間/こゆり[08/3/14 22:49]
タイトルを
6.28sec.