{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ...
花火 のよう
ではなかった
燃え上がった炎

お互いのいのちを
内側から削り合って
混ぜ合わせた粉に
火矢を放つ

一瞬の火花の中
求め合い
探り合う 
薄い皮膚だけ保たれて
...
一。

「もう攻撃しないでください。」
 とプラカードを持ったマスクメロン怪人が、駅で攻撃されている。あんなプラカード持たなきゃいいのにと思うけれど、マスクメロン ...
夕方
ベッドで
横になっている

台所からは
母の立ち働く
音が聞こえる

サクサクいう
包丁の音

ガスレンジをつける
チッチッという音

何か炒める
ジャッという音
...
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ...
自分の身勝手から
すべてに放り出された男

孤独と挫折を繰り返した
男の左手首には
すべてを終わりにしたかった
一本の深い傷跡がある


何も聞かず
何も言わず


後ろから ...
春の雨花開かせるボタン押す

薫風に背中押されて季節リレー

葉桜に吹き付ける風緑色
ある友は 
繰り返し押し寄せる
夜の暗闇に闘い疲れ果て  
自らの命を絶った 

ある友は 
不条理な世の濁流に流され 
無情な職場から 
解雇通告を受けた 

ある友は 
老い ...
アスファルトの上に
放置された猫の遺体を 
夏の陽射しが腐らせる 

数百年昔 
同じ場所で戦があり 
斬られた鎌倉武士の遺体は 
掘られた土の穴に埋められた 

やがて季節は巡り  ...
ハス
ガマ
ヒシ
ホテイアオイ

ジュンサイ
カナダモ
キンギョモ
アマモ

目に見えない
役目
誰も知らない
生態

世の中には
説明できない
けど
大切な事があ ...
フレンチトースト作って
コーヒー入れて
タバコを吸って
くつろぐ

夜香木の芽が
吹いた
挿し木をして
初めての夏

ターザンが
ホオオオホ
アーアアー
飛びついてきた。
...
絵里子は石垣に崩れ落ちた。
街は皆殺しにされた。
絵里子は落ちた。

愛もまた、絵里子と同じだ。
攻め立てられ、落ちた。

愛も、絵里子も同じだ。
唐突に攻められ、驚きとともに、
...
透けるレースのカーテン揺れて
弦はさりげなく弾かれていく
庭から伸びる仲良しな枝の先
蓄えていく思いつきのメロディ

楽譜に記録する事をあきらめた少年
鉛筆を放り出してハミングする
息を ...
人間になりたい
そればっかりが頭をよぎり
そのたびに問いただす

明日さえ来なければ、
なんて思いもしない
しないけど

犬の湿った鼻が欲しい
猫の光る目が欲しい
鼠の小さな体が欲 ...
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓


異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ


終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ...
このままじゃきっとダメになる
このままじゃきっとダメになる
そういう感覚を利用して
何よりもスピードを大事にしてみなよ
畑を耕して
種を撒くことから始めてみるべきだ
乾いた ...
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

...
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ...
 
 
 
百匹のトナカイ
百匹のトナカイ
 
 
 
五匹が雪の国のひとに
食べられました
 
 
 
九十五匹のトナカイ
 
 
 
二十五匹がライフルを持ったひ ...
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
...
{引用=
物語を読むように
音楽を聴くように
写真を撮るように
素描を描くように

きっと、一番大切な時間を
いつも過ごしていたい}
A点がわからない
{引用=
シャッターを押すよ ...
回っている。
ロングスカートをはいた女が
スカートの傘の中央でバランスを取りながら。目を閉じて。
右手は垂直に天井に。左手を横にゆるやかに伸ばし、回転する。
長い間、ただ一心に回り続ける。
...
梅が咲いたことも
桃が咲いたことも
桜が咲いたことさえ皆が忘れ

春が
例え
泣こうとしようとも


春は
一枚の絵
まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ...
とりあえず
と言って別れたあと
事故にあった

病床で
痛みに耐えて
うなされながらも
とりあえず
と寝言を言ったらしい

意識が戻って
何か食べたいものある
と聞かれたと ...
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれをとても大切になさいます
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれに語りかけておら ...
燃えるものがない
燃やすものがない

燃えようとする心だけが
かろうじて生き残ろうとするとき
ぼくの指先はペンを握りしめる
ああ白紙には危険な文字が溢れている
白紙を汚そうとするとき
...
訳もなく
お砂糖の糸の溶けて漂う
コップの中の水の宙が
明るい、そこへ
悲しい左目から順に
預ければいい


ほら
眼球が融けて、眩しい
それから右の頬 ...
描くのはいつもこの時間
弾くのもいつもこの時間
だって気持ち良いんだって
ずっと触れているみたいで
好き勝手に積み重ねたいいところどり
とりどりの芸術のさきっぽに抱きついてくらくら
ふ ...
お昼みたい明るいガソリンスタンド
街灯、信号、ネオン、テールランプ
涙で縦になったり

通いなれてた道を
今夜は一人で運転する
ひどい事故起こしそう
予感
お昼みたい明るいガソリンスタ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
遠野拙歌西日 茜短歌7+*08/4/20 19:23
マグネシウムこゆり自由詩7*08/4/20 19:07
「 今日から強化人間弱化月間。 」PULL.散文(批評...2*08/4/20 18:56
台所の音風音自由詩4*08/4/20 18:41
素晴らしき世界携帯写真+...4*08/4/20 18:28
男と女舞狐自由詩2*08/4/20 18:24
春の雨夏川ゆう俳句108/4/20 17:41
服部 剛自由詩108/4/20 16:31
鎌倉の武士 自由詩008/4/20 16:03
水草ペポパンプ自由詩4*08/4/20 15:43
今日も雨自由詩4*08/4/20 15:43
華南ブライアン自由詩0*08/4/20 15:28
走れ青い鳥木屋 亞万自由詩0*08/4/20 15:17
暗がりブロッコリー...自由詩008/4/20 14:28
体育座りでまもる心臓春日短歌4*08/4/20 14:26
スポンジは雨のあとに出てくる芽のことを待ち侘びているエスカルラー...自由詩7*08/4/20 12:54
メンソールソングcaleha自由詩608/4/20 12:35
天聴(テンチョウ)beebee自由詩7*08/4/20 11:53
やさしい冬のはなし森さかな自由詩308/4/20 11:43
宝石吉岡ペペロ自由詩808/4/20 10:47
A-B Repeatたりぽん(大...自由詩408/4/20 9:56
さよならメリーゴーランド結城 森士自由詩408/4/20 9:37
落ちて、なお咲く風音携帯写真+...6*08/4/20 9:22
早い朝に自由詩4*08/4/20 5:35
とりあえず小川 葉自由詩208/4/20 4:40
プロパゲータ若原光彦自由詩008/4/20 3:14
燃えるものがない/燃やすものがない五十嵐敬生自由詩108/4/20 2:56
お砂糖不全A道化自由詩308/4/20 2:45
脱皮したい鎖骨自由詩008/4/20 1:41
多久蘭乱自由詩008/4/20 1:10

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加筆訂正:
屈折率/ブライアン[08/4/20 15:17]
いろいろと
6.16sec.