共有はしないけれど
否定はしない
と、いうスタンスを
貫くが
そこに感情がないわけではない
眠るひとの
額に口をつけるとき
その日一日
足りなかった言葉を添える
それ ...
枯れた若人が溜め息と
その病院船の仕組み。
{ルビ黒=くら}き路地より足音する{ルビ湿=した}たり、
あっち霧空、街の火で燃えてろう。
"おはよう
生まれてきた
小さないのち"
これから始まる
輪廻の巡りに
母親は
一つだけ
欠片を落とす
それは
キラキラして
鋭くて
暖かな光を持つ
で ...
らせんの黒いコード
何かと何かに繋がっているだろうから
青いといわれているこの島の空に
ひゅうひゅうと風を巻き
掛かっているのだろ
治りかけた風邪
鼻水をすすり
まだ少し寒いから
...
そでとくびのながい
ふくがすき
なるべくじっとして
はるがきたかどうか
うたがっている
もうサクラは
ちったというのに
ぼくは
すきだったのかな
こんがりと焼けた茜に
今宵あなたとニコーラへ
とろりと滴るバターの琥珀
バジルで装うゴルゴンゾーラ
ギンガムクロスに灯るオイルランプが
ゆらゆら ゆらゆら ゆらめいて
窓から見える ...
なまえ、ください。
道路の上に横たわる、かぞく
駆け寄った。悲しくて、悲しくて。
もう、しんでいるのでしょう?
あぁ、どうかこれ以上
ひかないで、踏まないで
魂は、 ...
20代男性が
エロいトークをするのは
セクハラにならないんだろう?
むしろ
爽やかに
うつるんだろう?
30代を過ぎると
セクハラになるらしい
...
その優しさ、砂糖菓子の甘さ
日常が不完全すぎて隙が出来てしまうんだよ
自分の逃げ場を作ってしまうようで嫌なんだ
甘えてしまえば依存する
そんなのは嫌 嫌 嫌
その存在が意識に無意 ...
失った恋が
目の前で 僕抜きで
始まる としたら
それははがゆくて 怒りに満ちて
でもそれはまた
自分が何も得なかったかも知れないという
暗がりとの戦いでもあるのだ ...
猛禽がやたら低く飛んでるな
なのはなにしずかなあめ
なのはなにしずかなかぜ
桜の花びらに埋もれた
側溝のたんぽぽ
散って舞う風流よりも
舞って発つ、汚れても ...
如実に
コトをあらわして
どこまでも
僕を
切り裂く
光
「ここになにかがありまする」
そう言って彼女は化石発掘用のトンカチで
私の胸をとんとんと叩く
いつもの陽だまりの午後
「なにもありませぬ」
「いやいや、なにかあるであろう」
...
遠 破 く
青 夏く 片踏 普
年 のを数与をみ は き
はた立 日求多え優し い た
だち尽 にめ ...
何かが転げ落ちて紛失
俺の
向こう側の感覚、鮮やかに喪失
失われた概念的な胎内そのがらんどうに
途方もなく哀しい灰色の風が吹く
灰色の風がどこか
忌々しい地域から巻き上 ...
今夜は少し暖かい。
だから、君を迎えに行くよ。
夜の闇に包まれれば、僕らの手も見えないさ。
だから手を繋ごう。
一緒に帰ろう。
{画像=080416213414.jpg}
老いたる
傴僂の子は
よく話すことができない。
ぎらぎらと目を剥いて、
ふいに瘤をみせて、
去って行く。
言葉を彼は瘤に溜めている。
...
彼女の潔白な素肌、
ずっと透明なまま
水面で服の中身となり
日々潤いを保ちつつ
日々最高の状態に更新、
白く淡く蒼く細く
叩くと高く響くだろう
手足は長くしなやかに
大きくわずかに ...
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
失って気づく
こんなにも愛していたことに
涙が流れる
もういないあなたの席を見つめて
話しかけると不機嫌な顔
「邪魔すんなよ」って顔に書いて
それでもいつも
向き合って返事を ...
溢れ出す
涙
きっと
出ていくタイミングを失っただけの
液体
意味もなく
感情も
理由も
何もなく
...
080416
あかさたなの春が来た
あしたの人は元気がよくて
ぱぴぷぺぽと歩いてく
あさっての人もやってきて
こんにちはと挨拶をする ...
「健康状態は?」「良好です」
「朝ご飯は何時に食べましたか?」「今朝の七時に」
「海外旅行には」「行ったことありません」
「刺青やピアスはしてますか?」「いいえ」
「不特定の同性の方と性的な関 ...
あしおとは何処からもついて来ず
あしあとは干乾びて いくつか
{ルビ香蒲=がま}の揺れるが聞こえる気がするし
それが自らを抉り肉のはじけるが聞こえる
気がする
夏のそそり立つ轟音は ...
淋しくなると月を見る
たったひとつしかない月を
知らない誰かと
この一瞬を共にできているかもしれないと
期待しながら
月を見る
ひとりじゃないよと
自分に言いながら
...
「カンタンニイカナイカライキテイケル」
叫ぶ少女の影 愛おしく
アコギのネック下げこちらを睨む目に
黒田武士の心意気を見る
あぐらかき声張る顔の険しさは生みの苦痛か生きた苦痛か
{引用=いつまでも生きていこうよ}
桜を見に
車椅子を押す
その背中
“来年も見に来よう”
孫から貰った桜の花
手の中に大事にして
見つめながら
“それまで生 ...
苦肉の策だったんだ
どうも近くには長靴しかなかったもんだから
遠くの海を見ている目が
今日はぼくのことをみてる
その後のサラダは
レタスがそだちすぎていて苦い
彼女は失恋をしたそうです
毎日泣いては泣いて
時間だけが過ぎてゆくのを
いつか彼が来てくれるのを
待つだけでした
昔から彼女は人に臆病で
誰かを好きになるという事が
嘘のように思 ...
私は自由だ
自己責任の及ぶ限りにおいて
父・母が名づけた
藤井邦彦という名において
己に負荷をかけ
背水の陣を形成しつつ
将来を予想し
あの未来と言う 小高い丘から
現 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
常夜灯
藤原有絵
自由詩
2
08/4/17 0:58
気分
ゼロスケ
自由詩
2
08/4/17 0:55
光る欠片、輪廻の種子(たね)
ゆきのかけら...
自由詩
1*
08/4/17 0:48
ある島のつづく僕
水町綜助
自由詩
3
08/4/17 0:25
おいてけぼり
日朗歩野
自由詩
4
08/4/17 0:25
ピッツァ・ニコーラ
西日 茜
自由詩
9*
08/4/17 0:23
孤猫
三奈
自由詩
7*
08/4/17 0:16
日本中の女性と、エロ中年へ〜走れエロスⅣ〜
トオル
自由詩
0
08/4/17 0:04
6.背徳のプレリュード
朽木 裕
散文(批評...
1
08/4/17 0:03
勝ちたいもの
短角牛
自由詩
2
08/4/16 23:48
かえりみちで空をみたんだ
たりぽん(大...
自由詩
7
08/4/16 23:37
ひとえ
李伍 翔
携帯写真+...
0*
08/4/16 23:35
さくら
shu
自由詩
9
08/4/16 23:34
青春 IV
井岡護
自由詩
0*
08/4/16 22:39
ブラッドなんて感覚を決め台詞にするのはよしなよ
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
08/4/16 21:47
帰り道。
狠志
自由詩
2
08/4/16 21:46
傴僂(せむし)
beebee
自由詩
6*
08/4/16 21:35
彼女、清潔につき有毒
木屋 亞万
自由詩
2*
08/4/16 21:22
フラガール
西日 茜
短歌
5*
08/4/16 20:57
「ずっとずっと好きでした。」
Lily o...
自由詩
3*
08/4/16 20:44
溢れ出す
真琴
自由詩
0*
08/4/16 20:14
春眠
あおば
自由詩
8*
08/4/16 19:31
恋する血液
三州生桑
自由詩
1
08/4/16 18:51
ガーゼ
杠いうれ
自由詩
2
08/4/16 18:31
月
舞狐
自由詩
6*
08/4/16 18:24
あるミュージシャンへのオマージュ
紅林
短歌
1
08/4/16 18:02
生き甲斐(お花見)
小原あき
自由詩
10*
08/4/16 17:42
いいわけとか、
かなりや
自由詩
1
08/4/16 17:27
失恋
AKiHiC...
自由詩
3
08/4/16 16:04
君は君の『名』において自由だ!
アハウ
自由詩
5*
08/4/16 16:03
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
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5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
加筆訂正:
春眠
/
あおば
[08/4/16 23:58]
水を健やかに流し、を、健やかに水を流し、に。
5.42sec.