赤い目を瞬いて
日差しが遮る白いアスファルト
の上
暖まってきた大気の塊が
くっきりとした輪郭をもつ
午後に、
中華料理を食べる。
そうやって情熱をコントロールしている
でもね、ぼ ...
嫌い、醜い、
考えてる、汚い、
こんな感情知りたくなかった
なんで
あたしじゃないの
なんで
あのひとなの
わるいとこなおすから
...
裸のまま
まぶしそうな仕草で
月明かりに浮かぶ
広場の青銅像の影が
焦点を化石の姿に結ぶとき
恐竜の骨、それが
今日のあなたの言葉
騙し絵は嘘もつかずにごまかしてきた
勘違 ...
さっき、クリニカと間違ってロゼット洗顔パスタで歯を磨いてしまった。けっこう長々と。
学生の頃、寝る前にジョージアの空き缶にした小便を翌朝起きぬけに飲んでしまって以来のまぬけだ。あれ、バニラ味 ...
僕が少女のおさない乳房に吸い付くと
その白いあたたかみは、小さなうす紫の頂、口付けたところからメリメリと裂けました
滑らかな裂け目から待っていたようにこぼれあふれたのは
やわらかなビー玉のように ...
しあわせな言葉ったらし共が
今日も社会と隔離された理想郷で
中身の無い幸福を謳っているとき
俺はと言うと九州の西端で
印刷するたびに一行ずつずれていく
請求書のデザインを直していた
...
御自慢の新車のサイドシートをば独り占めする春の日だまり
誰知らぬ間に思い出を持ち去りて消えたし
春の風のごとくに
春立つ日
去り行く冬に置いていくもの並べたら
カラになる我
丸 ...
風切羽を無くしたジョナサンは
くちばしに咥えたチェリーを誰にも届けられないまま
モノクロームになって千切れていく
きりもみしながら
その隙に僕らは天国のドアを叩こう
ハト時計みたいに出た ...
そこは、海だったかもしれない
砂漠だったかもしれない
眩む赤に息をしたとき
空っぽに鳴いた
ざわめきを愛ととらえて
神様から定数を与えられる
わたしは、魚だったかも ...
私の心は 不純である
なりたくてなった訳ではなく
他人に汚された訳でもない
ただ 毎日
そう 毎日の中で
自分が
自分自身にさえ
気持ちを偽り続け
いつの間にか
それが当たり前と ...
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように 想いを、想いを、想いを
つるべを握って しのばせて
雨よ、雨 降るのは花 ...
君のまますべてに到く君であれそう言わずにはいられない揺れ
望むとも望まないとも知らぬまに変わりつづける歩むものの背
午後になり来そうで来ない雨があり斜め ...
あなたの
エアコンを修理する電器屋さんは
あなたの恋人になるでしょう
ほんとうは
電器屋さんでもないのにその人は
あなたのエアコンを修理するでしょう
あなたのエアコンを
修理でき ...
詩誌「あんど」8号に掲載された井川博年氏の「期待しない ――若い詩人への手紙のようなもの」と題する文章は、これほどまでにひどい文章を読んだのはいつ以来であるか思い出せないというくらいにひどい、長年に ...
どうろのまんなか
ぼくひとり
あかしんごうを
わたってる
こわくないよ
こわくないよ
こわくないよ
だれも
だれもいないから
ネオン
ネオンはぼくをよわす
ネオン
...
ウォッカ、テキーラ、スピリッツ、宙をひ
と呑み五臓六腑にスペースシップ。酔いが回
れば漕ぎ出して、あてもないのに宇宙探索。
隣の星雲きれいだけれど、今夜のお宿に ...
俺のクラスには 姫がいる
―{ルビ小鳥姫=コトリヒメ}―
小鳥姫は 俺の恋人であり みんなのアイドルだ
白鳥と インコと 燕
それらの良い所だけを 寄せ集めた彼 ...
窓から降りそそぐ光に
神の手をまねて
祈りを添える
風が始まりのように吹いてくる
命の悲鳴を聞くまえに
私たちは
ドアを開けて
地平線へと向かうのだ。
サヨナラバード
冬の月をのりこえて
きみは、きみの場所へ帰る
たくさんたくさん手を振った
またねと云うのが本当はさみしかった
たぶんぼくは忘れるだろう
毎日の雑多におわれて
そして空 ...
暖かくなる少し前のこと
この地方では年に一度あるかないかの雪が
めずらしく降り積もった ここ2、3年で
街の概観が真っ白な大体の景色になることはなかった
家々の夜は、魔法使いの逆鱗に触 ...
さけられない出会いと別れもある だから台本通りにいけばいい春
きみという切ない迷路にまよいこみゴールがないの?この思いには
もも色と緑のわりあい 何対何で春を形成できるんだろう
...
骸骨の運転する車を隣町へ走らせて
無人の街へ降り立ち、ひとり遊びに疲れると
電車に乗って帰って来、立ち食いソバなんかで済ます
その隣町もそのまた隣町も区別がつかない程
同じ様子で無 ...
名前も知らない君に宛てて
手紙を書いてみた
むしりとられた花の発狂
野イチゴの赤の絶叫
青い空の下で散歩しよう
手をつないだら
君の手は汗ばんでいて
遠く聞こえる汽笛の音に
錆 ...
月が好きなふたりだった
いくつもの月がふたりを照らした
あのころの轍に
いさぎよくSAYONARAしよう
春なのに月は
霞みが微塵もなかった
真昼のしろさだった ...
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から
一通の手紙が粉雪のように
宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒
糊づけもされていないので ...
今、ねっころがって空を見てます。
地球はホントに丸いのかなぁ、とか考えてます。
あ、あなたのことも考えてますよ?
あっちの空、綺麗なんですが、あなたは今どこにいますか?
空が綺麗です。
空は ...
キレイな唄が流れると、
小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
この前、「羽があったら、君の元へ飛んで行きたい」と誰かが行っていた。
この前、ちょこちょこと走る鳥を見た。
人は翼が欲しいと云 ...
いくつもの読点で、あなたを区切って
体内へと運ぶ
元のカタチを、思いだすこともできないくらいに
細切れに、咀嚼していく
小指の爪から、過日の砂が落ちて
潮の匂いがした
...
{ルビ鉄=くろがね}の手が赤くさび
冷酷をはなす湾岸道路
半円をなす耳が赤く、そまる
天涯をみちる
行方不明の響きは 無音をくだす
奇跡の軌道
おさけをくださいな
のどを焼く流れ ...
自分を1つの固体だと考えた時
自分の存在がわからなくなった
自分の中でもう一人の自分を作った時
自分とは一体何なのだろうと思う
もう一人の自分が自分として行動をし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
これから
iloha
自由詩
4*
08/3/23 0:19
無題
ほのか
自由詩
0
08/3/23 0:18
夜の散歩道
たりぽん(大...
自由詩
6*
08/3/23 0:13
パスタの味(ロゼットの女について)
A-29
散文(批評...
1*
08/3/23 0:11
乳房
因子
自由詩
2*
08/3/22 23:55
俺はと言うと
松本 卓也
自由詩
4
08/3/22 23:42
春断章
紅林
短歌
0
08/3/22 23:34
創書日和「鳥」
虹村 凌
自由詩
1*
08/3/22 23:31
零
倉持 雛
自由詩
8
08/3/22 22:33
不純
J.M
自由詩
0
08/3/22 22:18
しのばせて
ふるる
自由詩
18*
08/3/22 21:55
そこにあらず
木立 悟
短歌
2
08/3/22 21:52
エアコン
小川 葉
自由詩
1
08/3/22 21:48
記名の呪縛
岡部淳太郎
散文(批評...
9+
08/3/22 21:38
ネオン
ゆうと
自由詩
1*
08/3/22 21:23
「 五臓六腑にスペースシップ。 」
PULL.
自由詩
2*
08/3/22 21:21
小鳥姫
愛心
自由詩
1*
08/3/22 21:04
果てしない旅
Etuji
自由詩
2
08/3/22 20:36
サヨナラバード
唐草フウ
自由詩
11*
08/3/22 19:42
白雪
ヨルノテガム
自由詩
1
08/3/22 18:36
この存在の理由をおしえて
春日
短歌
2*
08/3/22 18:22
適当な世界
ヨルノテガム
自由詩
3
08/3/22 18:16
手紙 〜春〜
日野 タマ
自由詩
1
08/3/22 17:54
SAYONARA
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/3/22 17:51
オリオン
乱太郎
自由詩
20*
08/3/22 17:11
いつまでも綺麗な空。
狠志
携帯写真+...
2
08/3/22 16:56
創書日和「何の予定もないお昼過ぎ。」
〃
自由詩
1
08/3/22 16:43
カニバリズム
望月 ゆき
自由詩
43*
08/3/22 14:34
兆し
こしごえ
自由詩
1*
08/3/22 14:21
相互関係同時存在異常症
唏羅
自由詩
1
08/3/22 13:38
4977
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
加筆訂正:
兆し
/
こしごえ
[08/3/22 16:50]
2文字修正しました。失礼致しました。と注釈追加しました。
5.84sec.