洗面所に残された手記より
(19XX年4月7日、高級住宅街にて殺人事件、洗面所の浴槽で女性の変死体発見、
死亡推定時刻は3月28日午前3時40分、死因は頚動脈圧迫による窒息死。栗の花 ...
偽りと誇張でできた塗料で、真実を塗り潰していました。
塗料はすぐに揮発してしまうので、定期的に塗り直す必要がありました。
しかし、塗料はわたしの性格を反映するように不安定なので、すべ ...
君に云った愛してるは
笑い声と一緒に
夢になった
しっこくのやみに
にじがかかって
たしかにそこにいたのはきっと
いつかのきみ
だからきみとであった。
夕暮れの無くなった街で
僕はリコーダーを拾う
オレンジ色の零れた
艶がかったそれは
いったい誰が落としていったものなのか
(聞こえますか、アンジュール
(僕はまだ、この街に ...
私は流れてゆく
水のようになめらかに
時には{ルビ滔々=とうとう}と
時には穏やかなせせらぎになり
私に映るのは雲の流れ
陽のきらめきがいくつも反射する
あるいは透過して泳ぐ魚の群 ...
タイピストとスタイリスト
僕は詩みたいなもんはなんか個人的だなあと思う。じゃあ、僕の思っているような詩の宿命として、個人的だということがあるけれど、それはどういうことなんだろうか。僕がこうい ...
酒がマワッテ恥をさらす
煙草を吸ってケムリが回る
バカバカしい全てのことを報復してたら
戦争なんて終わるわけなーい
したことはいつかされること
つまらないことにお金はかけない ...
僕が生きる時間は決められている
その間にどれだけの幸福を
この手で捕まえる事が出来るだろうか
恋はいつしか愛になり
それも不変ではないと知り
散ってゆく心の破片を
誰かが受け止めてくれ ...
ほら
また
雪が降り始めた
春に
なりかねた
冬が
名残の雪を
散らす
それは
音を消し
街はまた
姿を変える
ほら
また
雪が降り始めた
さよならの雪が
、の入口に従えたのは、その言葉が正しいと思えたからだ。
だから不安と向かい合って椅子に座った。
クッションに針が仕込まれているなどとは思いませんし、仕込まれていても構わない。
この言葉が真 ...
それだけで
なんて
透明で
美しい朝
その苦しげな顔を
せつなくて
せつなくて
もっと美しいもの
吐き出せるはずなのに
どうしてなんだろう
暗い洞窟のようなところで
ふるえて涙ぐんでいるのは
...
オートバイは嫌い
あなたを
どこかに
連れて行っちゃうから
最速のスピードで
あなたを連れ出す
お願い
事故らないでね
2人乗りも
楽しいけど
オートバイは嫌い
あなたの関心を
引きつける ...
花粉症がひどくて
朝9時の耳鼻咽喉科にいる
待合室にひとり
マンガ雑誌や絵本、女性週刊誌が
白い本棚に並んでいる
寝不足で息が浅くなっている
からだがポワーンとして ...
抱いて
どんなふうに?
どんなふうにでも
Mか?
Sがいいの?
勃っている
濡れている
会話のいちぶさ
身体のいちぶさ
濡れている
勃っ ...
「今度またやったら、燃やすわよ。」と、
彼女は言った。
彼はその言いいつけを守らなかった。
燃えることはなかったが、ただ
想像以上に、
彼女の胸は温かいと彼は思った。
三月の素晴らしきやさしさが
僕をどこかへ追いやってしまいそう。
何もないように触れた
虚しい熱が掌に帯びる。
名前のない関係で
繋がり続けてはいけないんだ。
温い毒にまどろん ...
1秒刻む間に
人は死に、生まれ
モノは朽ち、構築される
1から0.5、そして0.1
刹那の時の刻みすら人は忘れ
「時間」という概念の中ですべて廻って行く
あの子の1秒はどこへ行くのだろ ...
{画像=080305010357.jpg}
くるしくともなんともない
あたまがからっぽなひは
いったいなにをやればよいのか
わらってよいのか
ないてよいのか
ただなにがなにやらわからない
...
大人になろうとしている
きみの胸は
将来への夢と期待と
あと、少しの
成長ホルモンを詰め込んで
どきどきする僕を惹きつける
眩しいくらいの光で
誘惑している
...
それから僕は、冷たい生き物に触れるために
僅かな夜を過ごす
山間の人々は自分達の歌を愛している
その歌を聞きながら一枚の毛布に包まって
パンを小さく千切って食べる
滲む群青に少しずつ泣きなが ...
カフェに立ち込める煙は饒舌
ぼくは相槌だけで喉が渇くのを知る
シンクの隅に陣取るふやけた
米粒の白が
ぜんぶを、もやもやとかくしてしまって
いつもそうやって
あれとこれとを触った気になって ...
揺らいだ幻の夢
紡いだ言葉の数だけ
体温を奪われて
堕ちた四肢伸ばし
触れた淡い幻想
涙さえ枯れ果てて
全て砕けてしまった
脆く砕けてしまった
薄暗い底は柩
覆い隠す墓標 ...
だから好きなんですよ。
忘れられない理由なんて
無いのですから。
僕には。
だから好きなんですよ。
好きってなに
って考えるから。
僕が。
だから好きなんですよ ...
最近夜になるといつも
何処からか聞こえてくる
密かなピアノの旋律に
耳をすます
モーツァルトの指は今夜も
鍵盤の上を滑らかに踊る
自分という役を演じることが
ことの ...
ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない
雪が解けるように消えていった
それだけの時間と それだけの思い出なのに
どれだけの気持を綴 ...
遠すぎる! 感情前線が梅雨前線に遠すぎる
リアルタイムで変化していくラインは
ニュース速報で伝達する事が出来ない!!
あからさまに
万歩計でカウントされていく素数 聖なる素数
そこに忍び寄る ...
触れ合えた喜びも抱き合った暖かさもきっと
気休め程度のカタチでしかなかった僕ら
交わる事も契り合う事もほらね、ないよ
御遊び御遊戯でしかなかった僕らなんだ
今更何を求めたって対価なんてモノはな ...
終電近い電車を降りて
人もまばらなさびしい道を
今日一日の労働の
汚れた作業着つめこんだ
きんちゃく袋をぶら下げて
今夜もおいらは{ルビ闊歩=かっぽ}する!
思い出すのは ...
らいおんは
つかれ切ったのか満たされたのか
あまいかおをして寝ている
ぐるるる
かみをかきあげながら
はにかむ
{引用=Honey come?}
じょう舌になるほど
な ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
浴室
雪間 翔
散文(批評...
1
08/3/5 14:40
嘘と足枷
〃
散文(批評...
0
08/3/5 14:27
うんめいせんじょうきっときみがいて
三上あず
自由詩
0*
08/3/5 14:20
アンジュール
仲本いすら
自由詩
4
08/3/5 14:17
水の恋歌
石瀬琳々
自由詩
9*
08/3/5 13:55
タイピストとスタイリスト
m.qyi
散文(批評...
7
08/3/5 13:37
ナイフよりフォークで
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/3/5 12:20
依存症
AKiHiC...
自由詩
3
08/3/5 12:18
三月の雪
風音
携帯写真+...
3*
08/3/5 11:51
脱皮
佐々木妖精
自由詩
6*
08/3/5 10:39
あなたがいるだけで
風音
川柳
6*
08/3/5 8:55
おまえだ
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/3/5 7:41
オートバイは嫌い
風音
携帯写真+...
4*
08/3/5 7:41
寝不足の朝
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/3/5 7:36
どんなふうにでも
〃
自由詩
0
08/3/5 7:34
約束
プテラノドン
自由詩
2
08/3/5 7:14
次の点で回る世界
雨を乞う
自由詩
1*
08/3/5 6:42
1秒
電子ノ猫人
自由詩
0
08/3/5 3:11
あたまがからっぽなひ
beebee
自由詩
5*
08/3/5 1:02
女子高生
くま
自由詩
0
08/3/5 0:30
小詩集 朝と夜
嘉村奈緒
自由詩
7
08/3/4 23:41
キッチンの喉元
船田 仰
自由詩
6
08/3/4 23:08
貴 方 を く だ さ い
御影
自由詩
1
08/3/4 22:20
だから好きなんですよ。
xたろおx
自由詩
5
08/3/4 22:02
明日の台本
服部 剛
自由詩
5
08/3/4 22:01
わすれない
ひより
自由詩
6*
08/3/4 22:01
壮行車
狩心
自由詩
1*
08/3/4 21:58
ママゴト的イロコイ
69
自由詩
0
08/3/4 21:48
新・365歩のマーチ
服部 剛
自由詩
1*
08/3/4 21:36
らいおんの春
唐草フウ
自由詩
9*
08/3/4 21:35
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
5019
5020
5021
5022
5023
5024
5025
5026
5027
5028
5029
5030
5031
5032
5033
5034
5035
5036
5037
5038
5039
5040
5041
5042
5043
6.7sec.