「伸ばしたときには
すぐ先の庭で
私のしたいが
転がることでしょう
時に、唇は
鼓膜を
突き動かすために
震えるのだといいます
背後に広がるうみ ...
{引用=
Meruki『海に似た形の』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=151980
}
何から話し始めるべきだろう。この作品の「彼女」、 ...
小学生の頃、父と釣りに行った
昼過ぎから夕方まで
魚は一匹も釣れなかった
はら減ったべ?
タバコを吸いながら父は
僕にそう聞いた
きゅうにおなかが空いてきて
おもわず
...
コンパの語源は
カンパニー
蛙の肌を思い浮かべる
ヌメヌメかザラザラか
隣の奴が話してる
笑いながら話してる
今日は大学へ行った
熊には会わなかった
猿と雉だと桃太郎
...
出来なくなって死ぬのは仕方ないが
したつもりになったり出来ないつもりになって死ぬのは馬鹿だ
傷や染みのひとつない手は綺麗だがそれだけであるように
日付変更と同時に更新しなくてはだめだ ...
長い間待ち望んでいた瞬間が訪れる
受付の看護士さんに案内され
病院らしい匂いのする待合室の長椅子に
わたしはひとりで腰掛けていた
手術自体はあっと言う間ですから
こころにメスを入れる ...
視線の先に
ころがっている
ビン
捨てられた現実を
超えて
光っている
劫初からの光を享け
光っている
ビンが在る。
追い風が吹いて
帰り道
ポケットに手を入れて
どこに帰ろうか
遠くで
口笛が聞こえる
部屋では
猫が待っている
たぶん
窓際に座って
通りを見下ろして
新緑が
...
線路にそって
坂道を歩いていると
葉のみどりに雨粒が
そしてどうしてってかんがえる
どうして
葉はみどりなの?
どうして
雨は水なの?
どうして
花はきれいなの?
どうして
...
そよ風
ゆらゆら
揺れて
ハート
ゆらゆら
揺れて
あの子はきっと
今頃
泣いている
こころ
ゆらゆら
揺れて
砂漠の真ん中に
ペンギンの死体があった
穏やかな光の祝福を受けて
左右非対称に腐れていた
耳をすませば
崩れる音も聞こえた
老いた男はか細い腕で
窓を閉めた
風で砂が入るのを嫌っ ...
使えないのは仕様です。開き直りたくもなる。
できない理由を問われても聞かれたこっちが聞き返したい。
不器用さが格好いいのはテレビの中の話です。
現実は目の前にしか現われない。
夢見がちな年頃だ ...
コンピュータの前に一人の男が座っている
白い髭を豊かに蓄え
禿げ上がった頭を気にしながら
彼はサイボーグの父親だ
その心の原子までズームインしてゆきたいが
サイボーグの父 ...
小指をなくしてしまったのと
あなたは淋しそうに言う
けれどあなたの手には
たしかに五本の指が
すらりとあって
僕からみると
ほかの指より少し短いその指は
いちばん右といちばん ...
桜葉のような少女の手を
抱いて
うら若きわたしが泣きます
波濤の白にいくつもの
瞳は
飲み込まれて
月がいつまでも
母恋しと
ひかります ...
古い畳の上の
小さな端切れを見ていると
きものをきるのと同じくらい
楽しくなる
五月の空の下を
どこからか 不意に
クチナシの香り
五月の風を感じながら
香りの行方を
探したくなる
...
地球がもう少し傾いてたら
この斜め振りな雨に濡れることはなかったかもしれない。
寝ぐせとも天パとも云えぬような頭からは
まっすぐな言葉は生まれない、かもしれないから
今 ...
殺んのかコラッと言ったものが殺られた
バーテンダーが殺られるべくして殺られた
抗争が殺られるまで始まった
沖縄の青い魚がモリで射抜かれた
太陽が昼を殺った
事務所が爆 ...
・
小さい頃
コーヒーとは
空色ののみものだと思っていた
すくなくとも
母親が眠れない夜にいつも作ってくれた
ミルクコーヒーは
曇りの日にふと覗く
青空の色をしていた
それなのに ...
澄んだ湖に ぽいっ と
石が投げ入れられた
綺麗な水面が崩れるのを
少し切ない気持ちで
見ている
乱れた湖水をしずめるのに
この手のひらは
水になれぬ野蛮
かき回すことなら
...
真昼の砂丘では
犬の足跡と鳥の足跡が交差する
風紋が途絶えても
波が伴奏を続けているね
うねっているね
時折、後ろの足跡が
前足の足跡を追い越していく
鳥の足跡が見えなくなる
あの ...
あの日から遠いこころが始まった
そっちがいい
どっちがいい
気が向いたときだけ優しくできる
こらえきれず
きみを待ってる
ギター教室から
きこえる音楽
...
夜風が背中に
よわさを教えている
恋の予感なんて
つかめばそこに濡れている
パソコンの画面ふたりで
見つめて女の香りがして
夜風が背中に
よわさを教え ...
マーガレットジャムがテーブルを流れていく
ブラックコーヒー、そしてパンと銀色のサジが
流されていく
マーガレットジャムが
テーブルを染めていく
街並みは夕陽の匂いで溢れていた
日の出と ...
るいるいと
つみかさなり
荒涼をうめつくす石
これは誰かの
さいぼうであるか
それらの石が記憶の
かけらであるとしたら
この場所に吹く風も
意味を孕むであろうが
ただ過去を予 ...
北の大地にも春が届きました。
桜色の風が丘を翔けて
始業のベルに学生は駆けて
もったいない
足をとめて
桜と串団子
北の大地にも春が届きました。
新緑鮮やか皐月の丘は
どこを見ても"桜"です。
貴方のかく絵に想う所があって、
ぼくは、泣きもしないが、どうとも動けなかった
夏の名残る、セミの抜け殻を秋の木の葉にかくして埋めるように、
すりつぶして、どれがどれだか分からなくしてしま ...
ランラ ランラ ラン
ランラ ラララ ラン
ランララン ランララン
ランラ ラララ ラン
手をつなごう キスをしよう
ランラ ランラ ランララン
ランラ ラララ ラン
...
あまりに何でもかんでも辛いものから逃げるために嘘をつき続けていると連鎖的に現れるいくつかの事にも嘘をかぶせていかなければ気持ち悪いくらいにつじつまが合わなくなってゆくので仕方なく嘘を追加していくのだけ ...
嘘をつくのがじょうずじゃなくて
放り出したさよならは
たやすくきみに捕らえられた
浴槽にうかぶ泡が
細切れに入り込む光をさけるように
生まれては消えるのを何度も見た
それを ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ラプンツェル
山中 烏流
自由詩
3*
08/5/3 22:20
海に似た形の、しかし実体のない女を語るように
2TO
散文(批評...
4*
08/5/3 22:15
タバコの思い出
小川 葉
自由詩
8
08/5/3 22:09
内観
kei99
自由詩
1
08/5/3 22:03
酸素バーに浮遊
鎖骨
自由詩
2*
08/5/3 21:47
待合室のひと
恋月 ぴの
自由詩
36*
08/5/3 21:47
ビン
Etuji
自由詩
0
08/5/3 21:00
帰り道のブルー
風音
自由詩
9
08/5/3 20:06
どうして
ふぁんバーバ...
自由詩
5
08/5/3 19:37
ゆらゆら
風音
携帯写真+...
2
08/5/3 19:28
祝福
たもつ
自由詩
4
08/5/3 18:48
『実直に』
東雲 李葉
自由詩
2*
08/5/3 17:39
サイボーグの父親
草野春心
自由詩
2
08/5/3 14:24
「なくした小指」
ベンジャミン
自由詩
10*
08/5/3 14:09
五月
森さかな
自由詩
4*
08/5/3 12:09
移り香
フクスケ
自由詩
1
08/5/3 11:37
かもしれない事情
ku-mi
自由詩
11*
08/5/3 11:19
ヤクザ映画
ヨルノテガム
自由詩
4*
08/5/3 5:35
お台所の話
吉田ぐんじょ...
自由詩
16
08/5/3 4:15
優しい
餅月兎
自由詩
15
08/5/3 4:09
(交差する浜辺で途絶えても)
たりぽん(大...
自由詩
7*
08/5/3 3:26
遠いこころ
吉岡ペペロ
自由詩
8
08/5/3 0:42
恋の予感
〃
自由詩
3
08/5/3 0:41
ジャムの味
結城 森士
自由詩
1
08/5/3 0:14
累石
岡部淳太郎
自由詩
11
08/5/2 23:20
桜便り
相羽 柚希
携帯写真+...
1*
08/5/2 23:18
悪いけれど
musi
自由詩
0
08/5/2 23:05
五月のうた
西日 茜
自由詩
9*
08/5/2 21:28
辛くて辛過ぎてもう堪えられない
木屋 亞万
散文(批評...
2*
08/5/2 21:07
零℃
春日
自由詩
5*
08/5/2 20:46
4978
4979
4980
4981
4982
4983
4984
4985
4986
4987
4988
4989
4990
4991
4992
4993
4994
4995
4996
4997
4998
4999
5000
5001
5002
5003
5004
5005
5006
5007
5008
5009
5010
5011
5012
5013
5014
5015
5016
5017
5018
加筆訂正:
花葬 (かそう)
/
こしごえ
[08/5/3 4:30]
引用部分の「小鳥の葵へ」を「小鳥のあおいへ」にしました。失礼しました。
6.78sec.